【急募】ヤンデレな彼女と別れる方法【助けて】 作:しろとらだんちょー
今回は非常に軽快なコメディー調かつ健全な青少年の発育にも最適な内容となっております。お楽しみください。
俺の先輩は断らない。それに気が付いたのはいつだったか詳しくは覚えてないけど、確か遊びの時とかだった気がする。そこから俺は先輩の限界が知りたくて、色々な難題を先輩に投げかけてきた。
課題をまるまる任せてみたり、俺でも運ぶのが苦しい荷物を持たせてみたり、ちょっと高価な物をねだってみたり。でも結局どれも受け入れられて、悩む素振りさえ見せずに全部承諾してくれた。
だから俺は尚更気になって、それで気持ち悪さのエキスパートに助力を要請した。とりあえず用意した言葉は四つ、『何カップ?』と『揉ませろよ』と『キスしていい?てかするけど』と『足舐めれば考えてやるよ』だ。
はっきり言ってどれも鳥肌が立つほど気持ちが悪い。先輩に対しては下ネタ系のお願いをした事が無かったから、より気持ち悪さを感じる。でもこの言葉達を使えば、流石の先輩でも断るだろう。俺の顔もイケメンじゃないしな。
「
「ふふっ、なぁに? 何でも言って?何でもするから」
ここまではテンプレだ。先輩はいつもこんな感じの優しさ全開反応で対応してくれている。…けど、これからその聖母のような笑みは消える事だろう!俺の気持ち悪さ全開のセリフを喰らえば、一気に軽蔑の眼差しに変わる筈だ!
「何カップ?……ですか?」
「H! 前よりも大きくなってきてるんだよ~」
「…そっ、そうすか…」
ま、まぁこんなのジャブ程度っていうか?全然動揺してないし?ていうかこの反応も想定内だし?…でもそんな即答しなくてもいいんじゃなかろうか。もうちょっと恥ずかしさを見せるというか…まぁいいや。次だ次!次で決める!
「揉ま」
「揉んでみる? 大きさだけ教えられても…満足しないでしょ?」
「え」
駄目みたいですね(諦観)
まさか先手を打たれるとは思いもしなかった。返された言葉も常人なら耐えられないであろう誘惑だったが、俺も一端の紳士だ。そんな気安く乙女の体に触るわけないし、そもそも俺は先輩をそういう目で見てな
「柔らかい…」
「うふふっ、でしょ~? ブラジャー…外そっか?」
「うん……じゃなくて!!」
「ん?どうしたの?付けたままの方が良い?」
「じゃなくて!!」
俺は急いで先輩から距離を取る。危なかった…もう少しで戻って来られなくなる所だったぜ。先輩が心配そうな目でこっちを見ているが、実験は続行だ。これはやりきらないといけない。これが俺の忍道だからな。
「キッ…いやちょっと待ってください」
「…? うん、いくらでも待つからね」
俺はセリフを言う前に思い留まる。だって、『キスしていい?てかするけど』なんて言葉、こんな流れで言うもんじゃなくないか?おっぱい揉んで葛藤して言う言葉では少なくともないと思うんだ。
いやでも逆にどんな流れで言えばいいんだ?ああクソっ!こんな事なら恋愛ドラマでも見て予習してから実行すれば良かったぜ…でも、今うだうだ言った所で中止の選択肢は取れない。やはりやりきる。それが俺のry
「キッ…キスしていい? てかするけど」
「…!!」
そのセリフに先輩は赤面して、すぐさま顔を手で覆った。これは効果ありと見ていいのだろうか!?仮に効果ありだとすれば、長年悩んできた疑問も遂に解決…
「…んっ…」
「えっ」
いや待ってくれなんかキス待ちみたいなポーズして止まったんだがこれはどうすればいいこんなの僕のデータにないぞ待て待て落ち着け計算の内だろこれは一旦深呼吸してキスするしかないだろ先輩本気にしちゃったんだから責任取らなきゃだろ早くキ
「んんっ…♡」
「……!!?」
【急募】先輩が舌入れて来たんですが俺はどうすればいい?【助けて】
俺は初体験の快楽に溺れたその瞬間、何故かスレタイを頭に思い浮かべていた。口内を舌が蹂躙している間は、ずっとそのスレタイが脳内を飛び回る。おかしな話だが、それのおかげでどうにか正気が保てていた。
「っ、ぷはっ!!」
「ああう…もう、終わり? もっと、しようよぉ♡」
先輩は口の端から唾液を零し、恍惚とした表情で俺を見つめてくる。気のせいかもしれないが、瞳の中もハート型に見える。俺は自分の顔を強めに引っぱたき、揺らいでいた精神を元に戻す。
最後のセリフの結果を見るまで実験は終われんだろう…!!やりきるのが俺の(ry
とはいえこのセリフは先輩側からお願いしないと会話が成立しない。俺から交渉を持ち掛けるのもアリだが、それだとセリフの気持ち悪さが薄れる気がする。
どうにか先輩からお願いをして頂きたい所だが…
「今日は…はぁ♡、やけに…はぁ♡、積極的…だね? こんなの…はぁ♡、されたら…はぁ♡、恋人に…しちゃうよ?」
キターーー!!ここでかますぜ!!
「足、舐めれば考えてやるよ」
「…!!!!!」
これには先輩も絶句するしかないようだ。いつもは敬語オンリーな後輩が、いきなり野獣の如く豹変したのだからな。しかも内容は不躾極まりない"足舐め要求"。これには先輩の興奮も丸ごと消え失せる事だろう。
「えっ、えっ、ちょ、何してるんすか」
「靴、脱いで?」
「いやあの」
「脱いで?」
「ハイ」
先輩は何故かその場に跪き…ていうかもはや土下座みたいな姿勢で俺の足に近付く。形容しがたい圧力に押され靴を脱ぐと、確実に臭う靴下を鼻に押し当てて深呼吸している。足を引っ込めようとしてもすぐに掴まれ、徐々に徐々に靴下が脱がされていく。
「じょっ! 冗談だったんですよ実は! はっ、はははっ! 騙されましたね! だから早く手を離して――」
「――冗談なんかじゃないよ?」
「…え?」
「私は和馬くんが言った事、本気だって思ったから。だから、冗談なんかじゃないよ?」
非が百パー俺にある+闇の波動に圧倒されて何も言い返せず、俺はそこからただ眺めている事しか出来なくなった。乱雑に外される靴下と、遂に晒された俺の足。先輩はそれを嬉しそうに眺め、やがてゆっくりと舌を伸ばして足の指の付け根を――
舐めた。
「~~ッ!!」
身悶える俺を尻目に、先輩は満面の笑みで言い放つ。
「これで…恋人、だね♡」
実験結果:やっぱり断らなかった
ハッピーエンドですねクォレは…
【怜那ちゃん(先輩ちゃん)】
和馬くん(後輩くん)の事が好きで好きでたまらない女の子。ちょっと発育が良い故に様々な男に言い寄られるが基本的に(ていうか全部)相手にしない。唯一和馬くんにだけ心を開いており、和馬くんのお願いなら何でも聞いちゃうし叶えちゃう。重い女って思われたくないのか勝手な事はしない(ただし和馬くんが嬉しがる事はやる)が、それでも十分重いしヤバい。
【和馬くん(後輩くん)】
幼い頃から絶対に断らない怜那ちゃんに好奇心を抱き、今の今まで様々な願いをぶつけてきた男。判定がよく分からない誠実さ故かエッチなお願いはミリともした事がなく、怜那はそれに若干の不満を抱いていたとか…?今回の実験でそれが爆発し、幸せなカップル人生を送りましたとさ。