インフィニットストラトス‐四神の力を受け継ぐ者‐   作:フジパンホンジコミ

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最後に中国代表候補生のあの人登場


転校生

 

 

 

 

 

 

クラス代表決定戦から次の日、SHRの時に山田先生が――

 

 

「一組の代表は織斑 千秋くんに決まりました。」

 

 

と言った。

 

そこに織斑が――

 

 

「ちょっと待ってください!僕は、亀山に負けたんだからあいつがやるじゃないんですか!」

 

「えっと、それはですね。」

 

「俺は辞退した。」

 

「なんでだっ!?理由を言えっ!?」

 

「それは俺が生徒会に入ったからだ。」

 

「それが何だと言うんだ!!!」

 

 

おいおいこのぐらい普通分かることだろう。それでも天才かよ。

 

 

「わからんのか?生徒会の仕事とクラス代表を兼任するのは難しいからだ。」

 

「くっ!?」

 

「それに、理由はもう一つある。昨日の試合を見ていたほかの先生方が代表候補生以上の実力では対抗戦で他のクラスにチャンスが無くなると言い出した為、辞退するはめになったという事だ。わかったか織斑。」

 

 

生徒達は俺の実力を目にしている、代表候補生を凌ぐ実力者を無傷で倒せる者に乗りはじめたばかりのしかも訓練機を使用する者が大半のクラス代表では勝ち目が薄い。

 

 

「それだったら、僕も辞退して代表候補生であるオルコットさんに譲ります!!!」

 

「そんなことができるわけないだろう。」

 

「な、なんでっ!?」

 

「亀山にはきちんとした理由があり、織斑には何の理由もないからだ。それゆえに変えることなどもうできん、だからあきらめろ。」

 

 

ほう織斑 千冬もちゃんと先生してるじゃないか。

 

 

「あの少々よろしいでしょうか。」

 

 

ん?オルコットのやつどうしたんだ急に手なんかあげたりして?

 

 

「なんだオルコット。」

 

「この前の暴言に対する謝罪をしたいのです。」

 

「なるほど、いいぞオルコット」

 

「ありがとうございます、織斑先生。」

 

 

オルコットが席を立ちあがり、みんなに向かって頭を下げ謝罪をし始めた。

 

 

「えっとクラスのみなさんにはこの間はとても失礼なことを言って申し訳ありませんでした。そう簡単に許されるとは思いませんが、この場をお借りして謝罪します。本当に申し訳ありませんでした。」

 

 

自分の発言に気づいたか、これだったら大丈夫だろう。

 

 

「これからは気をつけろよオルコット、さてクラス委員は織斑で異論はないな?ないものは拍手。」

 

 

織斑と篠ノ之以外の生徒が拍手をする。

 

 

「決まりだな。クラス委員も決まったことだしこれでSHRを終了する。」

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

 

「今日は実技を行う。十分後に第二アリーナに集合しろ。ISスーツを着用する事を忘れずに。それが無ければ学校指定の水着で来い。それすら無ければ、まあ下着で構わんだろう。」

 

 

(何言ってんのこの人は、それが教師の言うことか!?)

 

 

俺は心の中でそう叫んだ。

 

 

「まず、ISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。織斑、オルコット、亀山、まずはISを展開してみろ。」

 

 

俺、織斑、オルコットの三人は専用機を展開した。

 

まだほかの形態を見せるわけにはいかないから俺は龍虎王をまとっている。

 

 

「展開スピードは問題無い様だな。では、飛べ。」

 

 

一斉に飛び立つ。

 

 

「流石、亀山さんは早いですわね。」

 

「俺のは高機動型じゃなけどそれでも早く飛ぶことは可能だからな。あと名前で読んでくれて構わない。」

 

「では私のこともセシリアとお呼びください。」

 

 

俺とオルコットの後ろに遅れるように織斑が飛んでいる。

 

 

「何をしている織斑、亀山のIS―龍虎王はともかくスペックだけならブルーティアーズより白式の方が上だぞ。」

 

「くっ、わかっていたけど、なかなかうまくいかない。」

 

「千秋さん、大事なのはイメージですわ。」

 

「成程。」

 

「よ、よろしければ今日の放課後、私が教えてあげましょうか。」

 

「いいのかい?・・・じゃあよろしく頼むよ。」

 

 

オルコットのあの変わり様を見て俺は

 

間違いなくセシリアは織斑に惚れているなとわかった。

 

おそらく代表候補決定戦の時に何かあったようだな。

 

俺がそんなことを考えていたら

 

 

『千秋!いつまでそんなところにいる!はやくおりてこい!』

 

 

突然、篠ノ之の声が響き渡った。俺は地上をみてみると山田先生のインカムを奪った篠ノ之の姿が見えた。

 

 

(教師に何やっているんだ・・・やっぱあいつアホだろ。)

 

 

俺は心の中で毒舌を吐いた。

 

ちなみに言うと篠ノ之は織斑 千冬の持っていた主席簿で盛大に叩かれていた。

 

 

『三人とも急降下と完全停止をやってみろ。目標は地表から十センチだ。』

 

「了解です。では、お先に失礼しますわ。」

 

 

セシリアは急降下してそのまま地表から十センチ丁度の所で静止する。

 

さすが代表候補生、この程度の操作離れているわけか。

 

 

「次は僕が。」

 

 

そう言って織斑も向っていった。

 

なんとか成功したもののどうやらノルマを達成できなかったらしい。

 

しかも箒とセシリアが言い争いを始めたらしい。まあ内容はなんとなくわかるが。

 

 

「さて俺も行くとしよう。」

 

 

俺も急降下を始めた。

 

背中の翼を折り畳み速度を上げる。

 

急降下つったらこのぐらいのスピードでないとな。

 

さてそろそろ急停止の準備をしないとな。

 

俺は逆さまの状態から体を起こし、翼を広げ完全停止した。

 

うんジャスト十センチだ。

 

 

「ノルマは達成できているがあまり速度を出しすぎるな、見ている方がハラハラする。」

 

「はい。」

 

 

その後、武装の展開なんかをやった。

 

俺は特に問題はなく、セシリアは展開速度に問題はなかったが展開するときのポーズの改善を指摘されていた。

 

織斑ももう少し早く展開できるようになった方がいいと織斑先生に指摘されていた。

 

 

 

 

その日の夜

 

 

 

「織斑君、クラス代表就任おめでとう!!」

 

 

食堂では織斑 千秋クラス代表就任記念パーティ兼一組の親睦会が開かれていた。

 

 

「人気者だな、千秋」

 

「まぁせっかくのパーティなんだしそんなにカリカリしてるよりせっかくのパーティなんだから箒も楽しめばいいじゃないか。」

 

 

篠ノ之が不機嫌そう言うが織斑は気にせず箒にもパーティを楽しむように進めていた。

 

俺はそんな二人のやり取りを壁に背中を預けながら見ていた。

 

そこに――

 

 

「一夏、ここにいたんだ。」

 

「やっほーイッチー。」

 

 

俺の側に簪と本音が近づいていた。

 

 

「イッチー、楽しんでる?」

 

「ああ、楽しませてもらっているよ。」

 

 

手に持っているコップを本音に見せながら言った。

 

 

「何か食いたくなってきたな、二人とも料理取ってこないか。」

 

「うん」

 

「私は後でいいよ~。」

 

 

俺と簪は料理を取りに真ん中のテーブルに向かった。

 

俺は取り皿に少しずつ料理を載せていく。(その近くには千秋と箒のいた。)

 

そしたら一人の女子生徒が俺らのもとにやってきた。

 

しかもリボンの色は黄色だったため二年生だと判断できた。

 

 

「私の名前は黛 薫子、新聞部の副部長よ。それじゃぁ早速話題の新入生織斑 千秋君と亀山 一夏君にインタビューさせてもらうわね。」

 

「はあ~インタビューですか?」

 

「別にいいですよ。」

 

「本当!?じゃあ織斑君、クラス代表になった感想をどうぞ」

 

「そうですね、みなさんの期待に応えられるように頑張りたいと思います。」

 

「う~んもうちょっとインパクトのある言葉が欲しかったな、次は亀山君ね。」

 

「そうだな、日々これ精進、更なる高みを目指していこうと思っています。」

 

 

 

キャアアアアアアアアッ!!!

 

 

 

「ん~なにげにロマンチストなんだね~。」

 

「父さんの受け売りなんですが。」

 

「うん、これなら捏造しなくていいかも。」

 

 

おい~~~っ何しようとしてるんだよ。

 

 

「じゃあ写真撮るからの専用機持ちの人たちは並んで。」

 

 

薫子先輩の指示に従い俺を含めた一組の専用機持ちがならんだ。

 

セシリアを真ん中に右に織斑、左に俺が。

 

 

「それじゃあ撮るよー。35×51÷24は~?」

 

 

普通1+1はじゃねえの?

 

まあそれでも答えるがな。

 

 

「「74.375。」」

 

 

俺と織斑が答えたと同時にパシャっとデジカメのシャッターが切られた。

 

よく周りを見ると1組の全メンバーが俺らの周りに集結していた。

 

その中には簪も一緒に紛れていて俺の横に来ていた。

 

シャッターを押す瞬間に全員移動したようだ。

 

おそるべし女子高生。

 

写真を撮り終わったあと俺と簪は部屋に戻った。

 

 

 

学園に入学してから数週間が経過した朝、俺はいつものようにSHRが始まるまで本を読んでいた。

 

そこへ一人の女子生徒が織斑に話しかけていた。

 

 

「ねえ聞いた織斑くん、二組に転校生が来るんだって。」

 

「そういやそんな話してたね。」

 

 

今の時期に転校とはな、あまりにもおかしすぎる。

 

こりゃ何かあるな。

 

 

「聞いた話じゃあ中国の代表候補生なんだって。」

 

「へぇーそうなんだ。どんなやつなんだろうね。」

 

「む・・・気になるのか?」

 

 

いつの間に織斑の横に来たんだ篠ノ之の奴。

 

 

「そりゃそうだろ。なんたって代表候補生なんだから。」

 

「ふん・・・」

 

 

ほんと篠ノ之の奴はわかりやすい性格しているな。

 

 

「それはそうと他のクラスのことを気に掛けている余裕があるのか千秋、来月からクラス対抗戦だぞ。」

 

「そうだよ、織斑くんには頑張ってもらわないと。」

 

「心配はいらないよ誰が相手だろうと倒してみせるから。」

 

 

俺には勝てなかったがな。

 

 

「おおー頼もしいね!」

 

「頑張ってね~!」

 

「フリーパスのために!」

 

 

そういやクラス対抗戦で優勝すれば食堂のスイーツの半年フリーパスがもらえるんだったけ。

 

女子達が騒ぐのも無理はないか。

 

 

「それに専用機持ちは1組と4組だけらしいしね。」

 

 

そういや簪の専用機、製作を後回しにされたんだっけ織斑のISを用意するために。

 

それで今は学園の整備室で組み立てているんだったな。

 

どれくらい作業が進んでいるか聞いてみるか。

 

俺は携帯を取り出しメールを打ち込もうとしたら。

 

 

「―――その情報古いよ。」

 

 

入口付近から声がしてきた。

 

その為俺はメールを打つのをやめて声のした方に目を向ける。

 

 

「2組も専用機を持った私がクラス代表になったの。だからクラス対抗戦は2組がいただくわ。」

 

 

腕を組んで教室のドアに片膝を立ててもたれかかっている女子生徒がいた。

 

あいつは確か―――

 

 

「鈴じゃないか。」

 

「そうよ。中国代表候補生、鳳(ファン)・鈴音(リンイン)。宣戦布告をしに来たわ。」

 

 

やっぱりあいつだったか。

 

こりゃひと騒動ありそうな雰囲気だ。

 

 

 

 




感想ありがとうございます。
これからも頑張っていきます。
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