インフィニットストラトス‐四神の力を受け継ぐ者‐ 作:フジパンホンジコミ
《それでは試合開始ーーーーーー!!!》
千秋が試合開始と同時に瞬時加速を使用して簪とシャルルに迫る。
「おおおおおっ!」
雪片弐型を振り下ろしてくる千秋に対し簪は体を横向きにして回避する。
「なっ!」
「あなたの動きは単調だから簡単によけられる。」
そう言って簪はプラズマ・ステークで千秋を殴る。
殴られて体勢が崩れたところをM950マシンガンを呼び出して攻撃。
多少ダメージを与えることができたが、千秋は白式の機動力を駆使して銃弾の雨から逃れ簪へと斬りかかる。
しかし簪は山嵐を起動し、ミサイルを四発放つ。
「こんなミサイル!」
そう言って接近してきたミサイルを自慢の機動力で避けようとしたが、突然爆発し始める。
「ぐぅ!?(遠隔操作による起爆か!?)」」
爆発によって体勢を崩し、動きが制限される。
その隙をつき簪はスラスターを吹かして動けなくなった千秋の後方へと移動し、体当たりを行う。
そしてそのまま押し出す。
「な、何をする気だ!」
千秋は簪を引き剥がそうとするが、簪はスラスターをさらに吹かしスピードを上げる。
すると目の前に迫るアリーナの壁を見て千秋は慌て始める。
「や、やめろっ!?」
千秋がギャーギャー騒いでいるが簪は速度を緩めることなく、千秋をアリーナの壁に叩きつける。
「ぐべっ!」
千秋から潰れたカエルのような声が上がる。
千秋が苦痛の表情を浮かべているうち簪は即座に離れる。
フラつきながらも千秋は簪の方へと振り返り、若干苦しそうにしながら言葉を発した。
「こ、この・・・もう容赦しないぞ!」
「それはこっちのセリフ。」
簪はC.A.Sを使用しタイプNからタイプGへと変更。
両拳を合わせて両腕の武装を起動させた。
「ダブル・プラズマ・バックラー、セット!」
瞬時加速を使用し一気に千秋との間合いを詰め思いっきり殴り飛ばした。
千秋は殴られたことで体勢を崩す。
その隙をついて二発、三発と何度も殴っていく。
八回ほど殴ったあと簪は全スラスターを吹かしながらニーキックを千秋の鳩尾に決め上空へと飛ばす。
そして追い討ちをかけるように四回ニーキックをお見舞いし、回し蹴りでさらに上空へと打ち上げ千秋を追いかける。
簪は止めと言わんばかりに拳を振り下ろす。
「『ジェット・ファントム』!!!」
殴られた勢いで千秋は高速の弾丸となり地面へと叩きつけられた。
《白式シールドエネルギーエンプティ》
とアナウンスが流れ、千秋の脱落が決まった。
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――――――
―――
「千秋!」
千秋が倒されたことに声を張り上げる箒。
この時、箒はシャルルのことを一瞬忘れてしまっていた。
「よそ見厳禁だよ。」
「っ!?」
よそ見をしていた箒に近接ブレード『ブラッド・スライサー』を振り下ろすシャルル。
間一髪のところでシャルルの攻撃を防ぐ箒、でもシャルルの攻撃はまだ終わっていない。
左手に呼び出していた連装ショットガン『レイン・オブ・サタディ』をゼロ距離で発砲し箒にダメージを与える。
「ぐわっ!このぉぉぉ!」
シャルルへと斬りかかるが、すかさず後方へ回避する。
しかも後退しながらショットガンをしまいアサルトカノン『ガルム』を呼び出して発砲する。
しかし箒は実体シールドを展開し、銃弾を弾きながらシャルルへと間合いを詰めて近接ブレードを振り下ろす。
けれどもシャルルは簡単に回避。
「くっちょこまかと!」
自身の攻撃が当たらないことにイラつき始め、太刀筋がだんだんと大振りになってきた。
「逃げるなぁぁぁーーーー!!!」
「逃げてないよ、避けてるだけさ。」
シャルルはブラッド・スライサーを両手に箒へと間合いを詰める。
箒は間合いを詰めてくるシャルルに鋭い突きを行う。
しかし体を横にそらし突きを回避。そして打鉄の両手首をブラッド・スライサーで切り落とす。
「何ぃ!?」
「これで君は何もできなくなったね!」
すぐさまショットガン二丁へと持ち替え連射。
ショットガンの連射を受け大幅にシールドエネルギーを減らす。
「まだまだいくよ!」
シャルルは手を休めることなくアサルトライフル『ヴェント』と重機関銃『デザートフォックス』に入れ替え旋回を行いながら銃弾を浴びせる。
箒はすかさず実体シールドで防御しようとするが間に合わず、徐々にシールドエネルギーを減らしていく。
シャルルは射撃を行いながら間合いを詰めアサルトライフルと重機関銃を捨てアサルトカノンを箒の体に密着させゼロ距離射撃を行う。
《打鉄シールドエネルギーエンプティ》
箒脱落のアナウンスが流れた。
「馬鹿な・・・・私が・・・負けただと・・・」
箒は自分が負けたことが信じられず膝をつく。
《試合終了ーーーー!!!勝者 簪・シャルルペアーーーー!!!》
シャルルは簪のもとに行きハイタッチを行う。
「やったね簪。」
「うん。」
「次は一夏とだね。」
「今度は絶対に勝ってみせる。」
意気込みを見せながら簪はシャルルとともにピッドへと戻っていった。
次回 学年別トーナメント 決勝 乞うご期待