インフィニットストラトス‐四神の力を受け継ぐ者‐   作:フジパンホンジコミ

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ナハト・リコリスさんとのコラボ作品


コラボ編
平行世界の住人との会合


 

 

 

 

鈴との模擬戦から2日が経過。

 

俺たちは、いつも通りにアリーナで特訓を行おうと向かっていた。

 

 

「さて今日の特訓はどうしようか。」

 

 

俺たちの前方で突然目の前の空間に歪み、穴が空いた。

 

 

「ねえ、一夏くんこれって紫さんの・・・」

 

「いや、これはスキマじゃない。」

 

「じゃこれは一体・・・」

 

 

穴はだんだんと広がり始め、周囲のものを吸い込み始めた。

 

 

「まずい!?吸い込まれる!?」

 

「えっ!?ちょっとどうするのよ!?」

 

「とりあえずこの場から逃げるしか手はない!!!」

 

 

俺たちは急いでこの場から離れようとしたが、既に遅かった。

 

穴の吸引が勢いを増し、俺たちは穴へと吸い込まれる。

 

 

 

 

穴に吸い込まれた俺たちは、不思議な空間内をふわふわと漂っていた。

 

 

「ここ、どこだ?」

 

「わからない・・・ISで調べても現在地不明って出てる。」

 

 

簪の簡易モニターであるメガネに、不明の文字が出ていた。

 

 

「これからどうするの一夏くん?」

 

「動こうにも動けないしな。この流れに身を任せるしかない。」

 

「「わかったわ(わかった)。」」

 

 

それから数分ほど、この空間内を漂っていると、前方に小さな光が見えた。

 

俺たちは、そこに向かって進むと小さな穴から光が漏れている穴を発見。

 

俺たちは、その穴に近づく。

 

すると穴が大きくなり、またもや吸い込まれた。

 

そして目を開けた時に見た光景に俺たちは驚いた。

 

 

 

 

ISを展開し武器を持った男1人と女3人が目の前にいるではないか。

 

だが、女3人の姿を見て俺たちは驚いた。

 

刀奈さんと簪だと!?

 

でも二人は俺の隣にいる。

 

俺は隣にいる刀奈さんと簪を見る。

 

二人も自分と同じ顔をした人を見てびっくりしていた。

 

それにISを纏っているもう一人は俺にそっくりなんだが・・・

 

一体全体何だって言うんだよ!?

 

 

「ちょっといいか?」

 

 

ISを解除した男が俺たちに話しかけてきた。

 

 

「あ、ああ・・・」

 

 

俺は今の状況に戸惑いながらも返事を返した。

 

 

「詳しい話を聞きたい。俺たちについてきてくれないか。」

 

 

願ったり叶ったりだった。

 

俺たちも、此処がどこなのか聞きたかったため、男達の後に付いて行った。

 

研究室らしき場所に連れてきてもらった俺たちは椅子に座り、自己紹介を始めた。

 

 

「更識 楯無よ。よろしく。」

 

「更識 簪です。」

 

「亀山 一夏だ。」

 

 

俺が自己紹介した途端、「「「「えっ!?」」」」っと向こう側の人たちに驚かれた。

 

なぜ?

 

すると俺以外の男――不動 統夜がなにかに気づいたみたいだ。

 

 

「パラレルワールドからの来客者ってところか?」

 

「?どう言う事だよ。」

 

「そのままだよ、亀山『一夏でいい』。じゃ一夏。ここはお前達がいた世界じゃなくて、『もしも』つまり、『IF』の世界の一つなんだ。ちなみにだが、お前にそっくりな女の子だが、今は『風見 雪子』って名前だけど、旧姓は『織斑 一夏』だ。」

 

 

「「「っ!?」」」

 

 

俺たちは口を開けて驚くことしか出来なかった。

 

この世界の俺が、女・・・だと!?

 

冗談はよしてくれよ!?

 

おまけにあの姿、以前姉さんの仕事を手伝ったときに女装させられた俺の姿そのものじゃねえか!

 

俺にとっては悪夢であり、トラウマにもなった姿!

 

二度と見たくなかった姿を別の世界で見る羽目になるとは・・・

 

俺はうなだれたままブツブツと独り言をうわごとのようにつぶやき始めた。

 

 

「か、彼は大丈夫なのか?」

 

「「大丈夫よ(だよ)。少しすれば元に戻ると思うから。」」

 

「そ、そうか・・・」

 

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

 

―――――

 

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

 

 

数分して俺はいつもの状態に戻り、統夜との話を再開する。

 

俺たちは統夜からはこの世界のことについて話を聞いていた。

 

俺たちの世界も酷いが、統夜たちの世界も相当歪んでいた。

 

『産まれたのが男』という理由で殺されただと、ふざけるなよ人の命を――ましてや産まれてきた命を冒涜しやがるとは!

 

俺の横にいる刀奈さん、簪は悲しい表情を浮かべていた。

 

そして第二回モンド・グロッソで起きた『織斑一夏誘拐事件』での内容を聞いているとここまで違うのだなっと思いそれを口にした。

 

 

「そこは俺と違うんだな。」

 

「どういう意味だ?」

 

「ああそれを話すにはまず俺の世界のことも話さないとな。」

 

 

そう言って俺は自分たちの世界のことについて話すことにした。

 

俺の話が終わると同時に統夜が立上り、話しかけてきた。

 

 

「悪い一夏、ちょっと一緒に外に出てくれないか?」

 

「??何か理由があるのか?」

 

「ああ。長話になりそうだから食堂でお茶と食いもんをな。こういうのは男の方がいいだろ?それに時間的に言って夕飯の時間に近いし、ついでに大人数の飯を持ってくるのも男の方がいいだろ?」

 

「わかった。少し行ってくる。」

 

 

そう言って俺は統夜に連れられて部屋を出るが、食堂とは違う空き部屋に連れてこられた。

 

俺はここへ連れてきた統夜を睨みつける。

 

 

「悪い。あそこじゃ話が出来ないからな」

 

「どういう事だ?返答次第じゃただですまないぞ」

 

 

俺は睨むと同時に殺気を放つ。

 

それに応えるように龍王機たちも待機状態のまま力を解放しようとした。

 

だが統夜は俺の殺気を受けながらも話しかけてきた。

 

 

「お前本当に『ギャオス』と会ったのか?」

 

「ああ。だからなんだ。」

 

「・・・『バルゴン』・『バイラス』・『ギロン』・『ジャイガー』・『ジグラ』、後『レギオン』と『イリス』、『ジーダス』なんだが、俺の言ったのでどれか聞き覚えあるか?」

 

「何なんだそれ?お前が言った名前が一体どういう意味を持っているんだ?」

 

 

俺は聞き覚えのない名前に首を傾げる。

 

すると統夜の口から思いもよらない名前が出てきた。

 

 

「・・・ガメラ」

 

 

俺はその名を聞き、殺気を放つのも忘れ驚愕の表情を浮かべる。

 

なぜその名を――父さんのもう一つの名を統夜が知っているんだ!?

 

 

「俺の言った名前は全て、俺が『前世』で見ていた特撮映画『大怪獣ガメラ』って作品シリーズで登場したガメラの敵の名前だ。ギャオスもガメラと戦った敵の一つだしな。」

 

「なっ!?」

 

 

父さんが元々特撮映画のキャラクター!?

 

一体何がどういうことなんだ!?

 

俺が唖然としていると統夜は己の最大の秘密でもある『転生者』である事を俺に話してくれた。

 

最初は統夜の言葉に唖然としていたが、統夜が父さんの使用していた技名やギャオスの特性や習性を教えてもいないのに言った為、俺は納得した。

 

その後父さんのことでも驚いたのにさらに驚愕の事実を教えられた。

 

なんと俺たちの世界は元々漫画や小説の世界だということらしい。

 

つまり俺たち自身もそのキャラクターというわけか。

 

だが統夜は『今の俺にとってここで生きて行く世界だ』と言った。

 

つまり俺たちのことをキャラクターとしてではなく一人の人間として接してくれていることに嬉しく感じた。

 

だが次の話で俺は怒らざる得なかった。

 

統夜はこの世界に転生する特典として堕淫の書というものをもらったらしい。

 

だがこの堕淫の書の効力がいけなかった。

 

この効力を篠ノ之 束だけでなく刀奈さんにも使用したと聞いたとき、俺は怒りの表情を浮かべ統夜を怒鳴る。

 

 

「篠ノ之 束はどうでもいい、だが刀奈さんにそれを使用しただと・・・統夜おまえなぁ!?」

 

「わかってる。だからちゃんと責任は取る。だから安心してくれ。」

 

「ホントだろうな。」

 

「ホントだ。」

 

「ならいい。」

 

「ふう。」

 

 

「でも羨ましいよ。こっちの世界の篠ノ之 束が。」

 

「かすみが?」

 

「ああ、こっちではきちんと世界のことを考えてくれてるっていうのに俺らの世界の篠ノ之 束と来たら世界を乱したまま雲隠れだ。だからもし更正できたらこっちお世界の篠ノ之 束みたいになってほしいものだ。」

 

「そうか。まあそれは頑張れとしか言い様がないな。」

 

 

統夜が苦笑しながらいう。

 

その後俺達は話を簡単に終わらせてこの空き部屋から出て行き、食堂に向かい歩いて行った。

 

そして食堂で飲み物と食べ物を貰ったその帰り道、俺は統夜に話しかけられた。

 

 

「そういや一夏のISってどんなのだ?名前を教えてくれよ。」

 

「俺のISは父さん達から貰ったので、名前は龍王機、虎王機、雀王機、武王機の四つだ。この勾玉のペンダントが待機状態だ。」

 

「・・・マジか。」

 

「?」

 

 

突然統夜が歩みを止めたことに俺は首を傾げる。

 

 

「四神の超機人がお前の専用機なのかよ。」

 

「??超機人?何なんだそれ?」

 

「お前の持っている龍王機、虎王機、雀王機、武王機の別名だ。別の世界じゃ確か『バラル』って言う所の守護神でもあるんだ。とは言っても、雀王と武王はその時のバラルの思想に操られてて、龍王と虎王だけが人の味方をしたんだ。おまけにその世界の大昔じゃアヘン使って雀王と武王の二機をアヘン中毒にして操ろう何て考えた奴がいたほどだ。ちなみにだが、ISみたいなサイズじゃなくて全員20m位のロボットで、龍虎王とかになると50m級のスーパーロボットになるがな。」

 

 

雀王機と武王機をアヘンで操ろうとしただと、許せねえ。

 

俺は腹を立てるが、お構いなしに統夜は話を続けた。

 

 

「だが、お前の世界に四神の超機人がいるとなると、他の四霊と四凶の方面の超機人や、妖機人がいる可能性も有るから気をつけたほうがいいぞ、一夏。」

 

「そんなにあるのか?俺もびっくりだけど、何で気をつけないといけないんだ?」

 

「俺が言ったのは全部お前の、いや、世界の『敵』になる可能性があるからだ。特に俺の知っている話の四凶は『最悪の超機人」って言われて操縦者を殺す品物らしいし、四霊の方面は操縦者次第で危険だ。妖機人は『悪の超機人』って言われてて、こっちは無人らしいいが『山海経』『北山経』の中に記載されてる妖怪に似ているらしいから、ギャオス並に気をつけたほうがいいぞ。特に四霊の方面だと俺の知っているのは応龍の操縦者だけなんだが、こいつは龍虎王達でも負ける可能性があるくらい性能が高いうえに、操縦者は人の命なんて軽く見てるから、気をつけたほうがいいぞ。」

 

「わ、わかった気をつけるよ。」

 

 

俺は頬を引くつかせながら答えた。

 

俺は自分のISのことを話したから今度は俺が統夜のISがどのようなものなのか聞くことにした。

 

 

「統夜のISってどんなのだ?」

 

「うん?俺のはファイバードとグランバードの2機で、二次移行すればグレート化も視野に入れている。」

 

「ファ、ファイバードにグランバードだと・・・・・」

 

「知っているのか?」

 

「知ってるもなにも、昔TVでやってたの見てたんだよ。あー懐かしいな。」

 

「一夏もそういうの好きなのか?」

 

「好きだ。」

 

「簪と一緒の趣味だな。」

 

「ああ、だから簪が全話のDVD持ってるのを知ったとき、嬉しかった。思い出すな夏休みを利用して全話を夜通しで見たっけな。」

 

「へぇ久しぶりに見てみたいなー。」

 

「なんなら俺から簪に話しておこうか?」

 

「いいのか!?」

 

「おう、任せとけって。」

 

「頼むぞ一夏。」

 

 

俺達は約束を交わし、他の勇者シリーズの話をしながら料理を運んでいった。

 

 

 

 

 

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