ようやく本編が書けましたぁぁ。
いやぁ、トレーナー業って、厳しいんですね……ようやくSが作れました。え?新シナリオ?さて、知ってますなぁ……。
走り続ける。他を置いて、先頭をがむしゃらに走る。ゴールはもう少し。
『ライネルナラティブ1着!!』
実況の声が大きく響く。ふと、いつもそばに居るはずのを探して、周囲を見渡す。
いた。
『………』
遠い。2と書いてある棒の近くで、佇んでいた。
ねぇ、どうしてこんなにも離れてるの?
いつも、隣にいたじゃん。ねぇ、なんで?
早く、こっちに来てよ。
「なぁ、トレーナー。デビュー戦についてだが」
もうすぐ5月が見え始めた頃。流石に私もデビューをしないといけないと思う頃だ。
「んー……正直、厳しいかな……とは思うよ」
「でも、京都で。姉のデビュー戦と同じレース場で、デビューして、姉を超えたいんだ」
「んー……厳しいかもしれないよ?まだナラティブは本格化してないし」
言われた通り、私はまだ本格化していない。それゆえの不安だろう。
「だが、そんなことは関係ないはずだ」
「でも、トレーニング量に対して効果が薄いような……」
「なるべく早く出たい」
「まぁ……うん、わかった。できるだけ早く出よう。でも、これだけは言っておくよ」
トレーナーが真剣な顔をして言った。
「勝たないと、意味がない。挑戦しないと意味がない。この両立は不可能。それだけは覚えていて」
「わかった」
「いや、それはトレーナーの言う通りや」
カフェコーナーで、偶然顔を合わせたモロスに少し相談をしてみた。
「てか、アンタ、その身体でまだ本格化きてへんというんか?」
「あぁ」
「マジかいな……なら、本格化きたウチの体はどうなっとんねん……」
本格化。いつになったら来るのだろうな。
「とりあえず、ナラティブもなんか目標があるんやろ?がんばりぃや」
「あぁ。わかった」
(いや、まだ本格化きてないとかあるか!?だって、オグリでもあんなにつよーなるには本格化がきてからやったのに、今のナラティブ、ホープフルに出るウマ娘となんら変わらへんで……こりゃ、一波乱あってもおかしないな。かわいそうやで、トレーナーが)
「どうしたんだ、タマ。そんなにも考え込んで」
「ん……?あぁ、オグリか。いや、さっきナラティブに相談されてな」
「そうか。彼女もようやく走るのか。楽しみだ」
「せやけど……本格化がまだらしいねんな」
「本格化がまだ……?なんだ?本格化って」
「いや、そこからかいな……」
「はい、今日はここまで」
「あぁ。しかしだな……」
トレーニングの終わりを告げるトレーナー。
「スタミナがまだ残ってるって言いたいんだろうけど、本格化がまだだからダメ」
「む。そうか……」
まだ、走りたい。早く、追いつきたい。
「………いや、トレーニングしよっか」
「!?いいのか、トレーナー」
「いいよ。気の済むまで、走って来て」
「……!!助かる。ありがとう、トレーナー」
風が、静かに吹いていく。顔の横を通り、耳の上を渡る。
走っている時間は、風を切る音しか聞こえない。
そう、その音しか聞こえないはずなのだ。
『声が聞こえた。だから走った』
そう語っていた。走ってる最中に、非難する声が聞こえ、減速。応援する声が聞こえて、加速。
何やってるんだと言いたくなるが、起こったことだから事実としか言えない。
なぁ、一体、どうやったらこの走ってる最中、風を切る音しか聞こえない状況で、その声が聞こえるんだ?
私には、聞こえない。
聞こえないんだ。
追いつきたい。追い越したい。勝ちたい。
『ラティなら、わかるさ』
わからない。わからないんだ。
だから、ひたすら走る。
「ちょっとストップ〜!!」
なぁ、これが、私の限界なのか?
教えてくれ、誰か。
『「知りたいか、その答え」』
突如、耳を叩く声に驚いて、足を止める。
「あ……!!」
「ただいま。ラティ」
「ライネル!!帰ってたの!?」
「あぁ。先程だがな」
背中に張り付いたナラティブを引き剥がそうとしながら、トレーナーと会話をする。
「それで。ナラティブのトレーナーになってるみたいに見えたのだが」
「みたいじゃなくて、そうなのよ」
「りょーかーい」
なんとなく敬礼をするが、ナラティブのせいで緩み切った感じの敬礼になった。
許せん、離せ。
「どこに行ってたんだ?ゴールドシップの匂いがする」
「ゴルシはゴルシで向かった先になぜか居た」
「そうだったな。ゴルシはそういう奴だな」
器用に喋ってるねぇ。いい加減離れろや、この人型万力……!!
「とっくの昔に本格化はいってんだから、いい加減離れろ……!!」
「やだ。この匂いがなぜか癖になって離れられん。あと10年はこうさせてくれ」
「え!?ナラティブって本格化してたの!?」
この晩年甘えん坊野郎がー!!?
あと、トレーナー!!ややこしくなるから今はその事は後にして!!
ーorz中ー
「やっと解けた……」
「めっちゃ引き摺られた……」
「……………」
泥と砂まみれのme。泥と砂まみれのナラティブ。泥と砂まみれのスーツを着たトレーナー。
うーん、地獄かな?
「んで、トレーナー。本格化がなんだって?」
私はトレーナーが泥だらけな事は知りませんよー。えぇ。知らないったら知らない。だって、ねぇ?
「いや、ナラティブがまだ本格化してないって思って、軽めのトレーニングばかりにしてたんだけど……」
「あー、ガッテン承知の助。勘違いマイっチングひゃっはーしてたわけね」
『……ねぇ、ナラティブ。アレ、言葉古くなってない?マルゼンスキーかテレビでしか聞いたことないのだけど……』
『私に聞かれても……』
いや、丸聞こえ。てかさー。元としては、1978年生まれのバブル全盛期に活躍したんだ。マルゼンスキーと似てるのは当たり前だろ。ルドルフのオヤジギャグも、その名残だろうし。
「それで、どこに行ってたの?」
「んー、それは……ひ・み・つ」
絶対に言っても分からない。てか、三女神に怒られるどころか神罰食らうレベルでヤバイ。
「実家じゃなかったのか?」
「故郷、と言ったでしょ?」
実家≠故郷ですよー、ナラティブー?
てか、本家に顔出ししてきた方がよかったかな……?
しばらく会ってないからなー、婆様と爺様に。
「はぁ……まぁ、いいけど。おかえり、ライネル」
「うん……ただいま。トレーナーさん」
「ところで、レース、この一年でれないとか言ってたけど、予定どうする?」
「ん?あー……後で追々話そうか」
ライネルタキオンの帰還!!
どこから帰還したのかは、番外編に書こうと思うので乞うご期待!!的なノリです(まだ書いていない)
コラボ編も続きは書いてますよー。
感想等、お待ちしてます。
アグネスじゃないタキオンの裏話(設定とかそうゆう系の考え等)を別の場所で
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読みたい(リンクは貼ります)
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読みたくない
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ハーメルンの活動報告でしてほしい