アグネスじゃないタキオン   作:天津神

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ぱかチュー○的な何かの話。


NN.4

 

 

「ピスピース!!中央トレセン学園宣伝担当のゴルシ様だぜ!!」

 

 ここはトレセン学園放送部部室放送室。

 そこで、私は監視をしている。

 

「今日のラジオの話題はこれだっ!!………スタッフ、字幕字幕」

 

 いや、ラジオでは意味ねーだろ。

 

「おい、スタッフ」

 

 いや、なぜそこで私を指差す……私がスタッフか!?

 

「これ、持っとけ」

 

 突然こちらに来て、どこからか取り出したルービックキューブを、ヒトミミの本物のスタッフに渡すゴルシ。

 お前、何がしたい?

 

「よし。んじゃあー、トレセンラジオ始めるぞー」

 

 

 

 ここ最近、トレセン学園入学希望者の数が伸びず、トレセン学園生主導の広報活動を始めているが、何故かゴールドシップが放送部門を担当している。ラジオと動画投稿サイトはゴールドシップの独壇場となっている。

 

「よし!!ゲスト、カモーンヌ!!」

「はーい!!みんなのウマドル、スマートファルコンだよー!!」

「ということで、スマートファルコンに来てもらったぜー!!拍手ー」

「わー」パチパチ

 

 はしゃぐファルコンと変顔しながら司会をするシップ。

 はっきりいう。私には手が追えん。

 

「それじゃあ、お便りコ〜ナ〜!!リスナーからの質問に答えていくぜ!!スタッフがな!!」

 

 

 

 

「以上!!今回は、ゴルシちゃんとゲストの〜」

「ファル子でお送りしました〜」

「それじゃあまた来世までなっ!!」

「来月だよ!!みんな、またね〜」

 

 放送中の看板の光が消え、部屋から2人が出てくる。

 

「いや〜、疲れたぜ……お、おつとめごくろー!!」

「ラジオなんだから、手を振ったりは必要ないと思うが」

「動画の方の癖が抜けねーんだよ。仕方ねーだろ」

「うぅ……ゴルシちゃんがしてたから、ファル子も真似してみたけど……やっぱり恥ずかしい……」

 

 俯いたまま出てきたスマートフォン子を担当トレーナーに預け、今日の残りの予定を確認する。

 

「ちょっと、ナラティブさん!!今、ファル子の名前を間違えたでしょ!!」

「あー、すまない。ヒトの名前を覚えるのは苦手なんだ」

 

 覚えるのは嫌いなんだ。

 

「……てか、待て。なぜわかった」

「声に出てるよ?」「口から漏れてたぞ」

 

 ………マジか。

 

「んじゃ、アタシは動画の方に行くぜー。ついて来い!!サンダーテイル!!」

 

 ゴルシが私の腕を掴んで引っ張る。

 おい、サンダーテイルは私のことか!?

 

 

 

 

 

〜ライネルナラティブのヒミツ①〜

 実は、思ったことが口に出やすい。

 

 

 

 

「ピスピース!!中央トレセン学園宣伝担当のゴルシ様だぞ〜」

 

 グリーンバックの前で、謎の動きをするゴルシ。

 今度は、あの有名な動画投稿サイトでの宣伝用動画(と言ってもほのぼのゲームしたり、雑談するだけの動画だが)の撮影。

 毎週投稿される動画では、中央トレセン学園に所属しているウマ娘がゲストとして参加する。人選はゴルシ。私は関わってない。だから、私も誰が来るのかは知らない。

 ちなみにだが、先週はジャラジャラが呼ばれて、困惑してた。あれは面白かったな。

 

「よーし。それじゃあ、今回のゲストを呼ぶぞー。おーい、こっちこっちー」

 

 ゴルシが、ゲストルーム(仮)に手を振って、ゲストを呼ぶ。

 ほんと、手が込んでる。

 

「ピスピース!!中央トレセン学園宣伝用動画にやって来た、ライネルタキオンでーす!!」

 

 ……………ん?

 えっと……見間違いじゃ、ないよな?

 

「今回は、生徒会書記長であり、女王と呼ばれているシニア級ウマ娘、ライネルタキオンに来てもらったぞ」

「まぁ、ゲームとかは得意だから、いつかは呼ばれるだろうとは思っていたさ。あと、書記長ってなんだ?」

「まぁまぁ、こまけーことは気にすんな!よし、今日の企画をやってこー」

「嫌なほど真面目だな……中身あの人とか言わないよな……」

 

 頭痛くなる。私の姉が、アレだと……!?

 いや、姉は空気が読める。つまり、ここはそういう空気だから、なのか!?

 

「よーし、今日やるのはこれだ!!絵しりとりだ!」

「え……」

 

 

 

 

 

「以上、またなー」

「お、おう????!?」

 

 はっ……撮影が、終わっただと……!?いつのまに……。

 

「……キングクリ○ゾン」

「ゴールデン○クイエム」

 

 ゴルシと姉が私の肩に手を置いて何か言ってるが、意味がわからない。

 

「よっしゃー、やること終わったー」

「………まぁ、とりあえず、これで問題児筆頭の相手はしなくて済むな」

「あ、次回はアンタな」

「は?」

 

 

 

「やぁ、お疲れ様だな、ナラティブ」

「あぁ……」

「……その様子だと、今回の宣伝も悪くはなさそうだな」

「問題……あるかどうかは知らんぞ」

 

 無視をするな、シンボリ。

 

「そういえば……聞いたよ、ナラティブ。デビュー戦、決まったんだな」

「あぁ。3ヶ月後になった」

「おめでとう。君の活躍に期待してるよ」

「ふん。勝手にしとけ」

 

 

 

 

 

 

「やっとウチの出番……!!話題全部、掻っ攫ったるで!!」





感想等お待ちしてます。

アグネスじゃないタキオンの裏話(設定とかそうゆう系の考え等)を別の場所で

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