目が覚めたら、医務室だった。
知らない天井だが、「知らない天井だ……」とは言わなかった。
思ったが、言わなかった。ここ重要。テストには出ないが試験には出す。私が出す。私の試験でな!!
「何黙ってドヤ顔してるの……はぁ……」
「いや、考えてたらねぇ……」
「なら、もう元気よね。ウイニングライブ、行けるわよね?」
「もちのろん。ロンよりツモ」
「全員から点数を取ろうとしない。あと、麻雀のルール知ってるのね」
「ゲームでたまに触れてただけさ……さてと……スポドリ、とってくれるかい?」
「えっと……これだね。はい」
「ありがとう」
にしても、倒れたのか……。
「原因は?」
「疲労だって」
「疲労か……」
あのホワイトアウトを無理して乗り越えたのがダメだったか……。
「それで、ウイニングライブは何時から?」
「えーっと……タイムスケジュールだと……優勝ウマ娘へのインタビューの直後にだから……大体1時間後かな。今はインタビューの準備時間って感じだから……」
「ふむ……よし、今から行くか……トレーナーさん、少し手伝ってくれないか?」
腕をトレーナーの方へ向けて出す。
流石にふらついているのが、自分でもわかる。
「よっ……こら、しょ……っと……やっぱり、人1人分は重いねぇ……」
「む……すまない……ダイエットして、痩せるから」
「いや、体重の方じゃないよ……こんな体で、いろんな人の思いを背負ってるって、重いなぁ……って」
思い、かぁ……。
「その思いを載せてくれたのは、トレーナーさんだ。少しは誇って欲しいね。私1人では、人の思いを背負えないから」
「うん。わかった」
トレーナーさんの肩を借りながら、インタビュー会場へと歩く道は、ずっと暗かった。
『今日がデビュー戦、素晴らしい逃げでした。コメントをお願いします』
インタビュー会場。どこかの新聞社の女性記者の質問だ。
んー……
「いや、特にはないさ。初めてだからね。まぁ、強いて言うなら……周りのウマ娘は強かった、かな」
『強かった、ですか?15バ身も離れていましたが……』
いや、強いだろ?だから、私は全力で逃げたんだろ?
「強いから、あんなにも逃げたんだ。私は、ほかのウマ娘を恐れて、逃げたんだよ」
『そ、そうですか……』
なんだか、不満そうな顔してるな……。そんな顔されてもな。
「なんだい?何か不満かい?」
『いえ、速く走るのが好きだから、とかかと思いまして……』
「まぁ、風を切って走るのは楽しいが……レースはレースだ。集中しないでどうする」
(ブーメラングサッ)
ブーメランが刺さったような気がするが、気にしなくない。
集中できてなかったです、はい。すみませんことない。
『なるほど……真剣に、取り組んでらっしゃったんですね』
「あぁ。そうだ」(大嘘)
『ありがとうございました』
「ふむ。次は誰かね?」
周りを見渡して、1つだけ手が挙がる。
週刊誌の男性記者か……。
『あ、はい!次のレースは何を目標にしてますか!?』
「ふむ。次か……」
次……なんだろ。全く知らないんだが。
『もしかして、ホープフルステークスですか!?』
ホープフルステークス……アグネスが出るレースじゃないか。
「んー……多分?あまり覚えてないんだよ……次がなんだとか……明日よりも今日のトレーニングに全力出すからなぁ……わからん」
『そ、そうですか……ありがとうございます』
苦笑いで座る記者。つか、全員苦笑いだなこれ。
仕方ないじゃないか!!つい最近トレーナーがついたんだぞ!?
『これにて、インタビューは終わりとさせていただきます。続いては、ウイニングライブです。出演者は速やかに待機場所に向かってください』
さ、ライブの時間だゴラァぁぁぁ!!
ほらほら、記者の皆さんは退出の時間よ〜。
〜待機場所での事前練習にて〜
ライネル『俺の愛バが!!……あ』
チラズ『君の、ですよ!!』
ライネル『すまない……もう一度……』
チラズ『いえいえ!!苦手は克服、ですよ!!』
ライネル『俺の愛バが!!』
チラズ『うーん……これはなかなか難しそうですね……君の、ですよ?』
ライネル『そ、そうですよね……はぁ……』
チラズ『諦めなければできますよ。ほら、やりましょう!!』
スキル発動!!前世の影響が出て、ライネルが悶えタヒぬ!!
感想等、お待ちしております
ライネルタキオンの同室は
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