真剣で衛宮士郎を愛しなさい!   作:Marthe

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皆さんこんばんにちわ。とにかく寝不足に悩んでいる作者でございます。

活動報告でも書いたのですが寝不足が続いておりまたもや寝込んでおります…本当に申し訳ない。

そしてバトル三昧と言いながら全然三昧じゃないのもごめんなさい。構成考えてたらこうなりました。

今回はバトルよりも日常と言うか義経達の親御さんとの会話です。

それでは!


源氏の親

――――interlude――――

 

「おっと。危ない危ない」

 

「大人しくしろ。ただでは済まさんがさらに苦しむことになるぞ」

 

豪!と炎が走る。それを最上幽斎はひょいひょいと避けていた。

 

「お前も大人しくしなー。親父さんはともかくお前さんは関係ないんだから」

 

「お父様を狙われて私が大人しくするわけないでしょう?」

 

振りかざされる棒の連打を刀を使って捌く旭。

 

人気(ひとけ)の無くなった夜。最上父子は梁山泊の襲撃に遭っていた。

 

というのも、この最上幽斎がいつぞやの衛宮士郎を巡る戦いを引き起こし、尚且つ梁山泊と曹一族を手玉に取り、第三勢力をけしかけたりと様々な工作をした張本人、Ⅿということが割れたからだ。

 

「父子揃って厄介だな。だが、お前たちは私達梁山泊を愚弄した。報いは受けてもらう」

 

「そうそ。わっちなんか死にかけたからなぁ・・・ただじゃおかないっと!!!」

 

またも二人の攻撃が始まる。幽斎は避け、旭は刀を手に応戦する。

 

(まずいわ。このままじゃお父様を守れない・・・!)

 

目の前にいる小柄な棒術使いはとんでもなく強敵だ。炎を操る女性まで手に負えない。

 

「旭!私の事は大丈夫だよ。もうそろそろだからね」

 

「この状況でその余裕。これ以上私達を愚弄するというのか、最上幽斎!」

 

「いや?確かに僕は君達に試練を与えたけど、愚弄する気は欠片もないよ。少し緩んでいた所を締めるべきだと私は思っただけさ」

 

「試練?なにを不愉快な・・・誰がお前に試練なぞ頼んだか!」

 

炎の鞭が何度も舞い踊る。あれに打ち据えられればただでは済まない。だというのに最上幽斎は笑っていた。

 

「お父様!」

 

「おっと。隙ありだねッ!」

 

一際早い一撃が最上旭に迫る。

 

「しまっ――――」

 

躱しきれない。そう思った最上旭は何とか軌道をずらそうと刀を走らせるが間に合わない。

 

ならばと、被弾を覚悟で突きこんだ刀は――――

 

ガキィ!

 

と甲高い音を立てて互いに軌道がそれた。

 

「お前は――――!」

 

「――――」

 

間に入った赤い外套の青年が双剣を手に二人の攻撃の軌道をずらしたからだ。

 

「やばいぜ武松!こいつはわっちたちの手に余る!」

 

すぐさま後退した見覚えのある少女と見たことは無いが装束のデザインからして同じ梁山泊の一員であろう赤毛の女性。

 

二人を見渡して間に入った青年、衛宮士郎は静かに二人を見つめる。

 

「お前が史進の言っていた剣の男、衛宮士郎か。そこをどけ。お前とてそこの男の被害者だろう」

 

武松と呼ばれた赤毛の女性にそう言われて士郎は肩を竦める。

 

「ああ。全くもってその通りだ。正直、この男には躾が必要だと私も思うのだがね。今回は性急過ぎたようだぞ」

 

「なに・・・?」

 

士郎の言葉に油断なく構える武松。

 

史進は撤退の方向なのかいつでも武松が下がってこれるように後方で構えている。そんな時。

 

「史進!武松!」

 

「「林冲!?」」

 

後を追いかけてきた林冲と――――

 

「史文恭!」

 

「なんでお前が・・・」

 

「私も場違いだと思うのだがな。曹一族の本気度を性急に伝えるなら私が必要だと言われてしまったのでな」

 

林冲も史文恭も武装していない。それは戦う気が無いということ――――

 

「わっちは油断しないぜ?お前は武器を作れる。今手元になくても関係ない」

 

ギロリと睨む史進だが彼からしてみれば小柄な少女が一生懸命威嚇しているようにしか見えない。

 

だが、

 

「違うんだ史進、武松!急いで通信を開いてくれ!」

 

「通信?」

 

そう言えば、と首元に仕込まれた携帯端末を押す。

 

『やーーっと繋がったー。二人とも大丈夫ー?』

 

「青面獣?」

 

『そうだよー。林冲そこにいる?いたら早くパンツ送ってって言って』

 

「だってよリン!」

 

「なんで私の・・・が必要なんだ!?」

 

それまでの殺気に満ちた空気が無散した。

 

「旭、大丈夫か?」

 

「ええ――――」

 

ほぅ、っと士郎を見上げる最上旭が気になる林冲だがまずは目の前の問題ごとを片付けねばと考えた。

 

「冗談は後にして、青面獣。早く本題に入れ」

 

『つれないなー。まあいいや。Ⅿ、最上幽斎の粛清は中止ー』

 

「なんだって?」

 

思わず聞き返す武松。

 

『最上幽斎の秘書とかいう人が来て、梁山泊と曹一族に大型の依頼を入れてきたのー』

 

「それで史文恭がいるのか・・・でも、史文恭、曹一族を正式に抜けたんじゃなかった?」

 

「私もそう言ったさ。だが、まだ新しい武術指南となる奴の育成が終わっていないらしくてな。急遽私が呼ばれたというわけだ」

 

「最上幽斎・・・貴様、これを狙って・・・」

 

武松の言葉に最上幽斎は、

 

「いや?僕が期待していたのは連絡がもう着くはずだ、ということだけだよ。そこの正義の味方が飛び入りしてくれたのは嬉しい誤算だけど」

 

「・・・。」

 

その言葉に士郎は思わず舌打ちしたくなった。

 

「よくもまあぬけぬけと。もし私が通信に気が付かなかったら貴様を消し炭にしていたところだぞ」

 

「それならそれで、君という人物への試練になれたのだから本望だよ」

 

「試練試練ってぇ、一体どこの誰が試練を与えてくれなんて頼んだのかねぇ」

 

いい加減うんざりだという顔をする史進。

 

「そこの男の事は置いておくとして戦闘を続ける気なのか?私はこれ以降戦闘は無しと聞いているのだが」

 

「・・・衛宮士郎の言う通りこれ以上は戦闘はしない。史進、引き上げよう」

 

「おう!久しぶりにリンの顔も見れたしな!たまには帰って来いよ!」

 

そう言って二人は煙幕を焚いて消えた。

 

「助かったわ士郎。でもなぜ家に?」

 

「林冲と史文恭が穏やかならざる話をしていたからに過ぎん」

 

そう言って士郎は奥で荒い息を吐いている最上幽斎を振り返る。

 

「最上幽斎。貴様は私にとっても敵だ。これ以上下手な真似をすればその首。すぐに落ちると知れ」

 

「あっはっは、冗談――――ッ!」

 

笑っていた彼の声が止まった。

 

「士郎、今・・・」

 

「私が言いたいのはそれだけだ。目的も果たしたことだし私は帰らせてもらう」

 

そう言って士郎はその場から消えた。同じく、林冲と史文恭も姿を消していた。

 

「参ったね。確かに彼は鋭い剣の匂いをさせていた。こんなにあっさり首を落とされるなんてね」

 

「やっぱり・・・」

 

彼が最後に残していったのはイメージの切りつけ合いだ。標的は最上幽斎だけで最上旭は入っていない。

 

だが、最上旭は父に迫るイメージの刃を弾きに行った。それでも彼の首は落ちた。

 

彼女では止められないとある意味知らしめられたのだ。

 

「士郎・・・」

 

きゅっと胸元を掴んで旭は空を見つめた。きっと父は何か酷いことを試練だと言って彼にしたのだろう。

 

しかし彼女は衛宮士郎との友好を望んでいる。正直に言えば苦しい状況だった。

 

「旭?どうしたんだい?」

 

「お父様。彼が・・・最近私が気にかけてる男の子なの」

 

「そうか!いや、彼は相当な試練を乗り越えてきたからね!僕は良いと思う。応援するよ!」

 

「・・・。」

 

やはり。父はなにかしたのだ。そもそも自分を九鬼に黙って生み出し、世に放っていたのだからそれくらいやって当然なのかもしれない。

 

(ちょっと・・・辛いわね)

 

彼は父を敵だと言った。それはつまり自分の敵にもなるということ。

 

それは酷く、寂しかった。

 

――――interlude out――――

 

 

 

梁山泊の二人組を撃退した士郎と林冲、史文恭。正確には撃退ではないが、なんとかすれ違いは免れたようだ。

 

そして、

 

「はぁー!いいなぁ・・・露天風呂。リンはいつもこんな贅沢してるのか?」

 

「それは最近士郎が作ったんだ。私もまだそんなに沢山入れてない」

 

と、何故か撤退したはずの史進という小柄な少女と、

 

「うん・・・美味しい」

 

「それは何よりだ」

 

武松と呼ばれた赤髪の女性をもてなしていた。

 

なぜこんなことになったのかというと、単純に二人が、帰ってこない林冲の顔を見てから帰りたいと願ったからだ。

 

「しかし驚いた。まさか炎を直接操る異能があるとは。世の中には中々色んな人物がいるものだ」

 

「ん。そういう貴方も剣を操る人。それほど違いは無いように思う」

 

そうは言っても士郎のは魔術であり、彼女のは純粋な人体発火現象(火傷をしない辺り気が関係しているのか)なのだから一緒には考えられない。

 

(まぁ、魔術を操る人間が俺一人なのだから違いはない・・・か?)

 

今のところ魔術師は自分しか確認されていないのでそう納得することにする。

 

「それにしても衛宮士郎の奴、うまいことリンを誑し込んでるなぁ・・・」

 

「し、史進!それはどういうことだ!?」

 

「だってリン、なんか綺麗になってるじゃん。なに、もうやったの?」

 

「史進!!」

 

「おわっぷ!風呂で暴れるなんてリンらしくないぞー!」

 

バシャバシャと湯船で暴れる音が聞こえてくるが士郎はとにかく我関せずと目の前の人物と一緒に夕食を囲む皆に注視する。

 

「林冲さんのお友達?」

 

「ああ。そうなんだけど・・・君たちの事はどう扱ったらいいんだ?」

 

一応極秘組織っぽいのだけれどもどうしたものか。

 

「普通に言って問題ない。私は梁山泊、天傷星の武松だ」

 

「天傷星・・・武闘派な星を頂いていますね」

 

マルギッテが一瞬メラリと目に炎を灯したが、すぐに引っ込んだ。

 

この衛宮邸では士郎が主に三食準備する。なので下手に食卓を引っ掻き回そうものなら食事が取り上げられるので意外と馬鹿にできない。

 

もちろん自分で準備すればいいだけなのだが士郎の料理は格別なので余程のことが無い限り自前で準備したりはしない。

 

「はぁー!温まった温まった!さぁ、今度は食うぞー!」

 

「史進。少し静かにしろ。梁山泊ではどうか知らないが家ではやかましくすると食事が取り上げられるぞ」

 

「いや、流石にお客さんから取り上げたりしないけど。大体、そんなに俺は酷くないぞ?あの時は――――」

 

一度、本当に食事抜きにしたことがあるが、それは史文恭と清楚が売り言葉に買い言葉で食事直前にバトルを開幕しようとしたからだ。

 

それも、何度もやめろと言ったし、どうしてもやるなら他所でやれとも言ったが二人は聞く耳を持たなかったのだ。

 

それ故に二人の食事を抜きにしたのだが、どうにも非常に恐れられているようである。

 

「もう、士郎君、そんな前のこと言わなくてもいいじゃない」

 

ぶすーと唇を尖らせながら言う清楚に士郎ははぁ、とため息を吐く。

 

「二人とも人の話を聞かないからだろう?・・・大丈夫だから空いてるとこに座ってくれ。今ご飯とみそ汁持ってくるから」

 

今日のおかずは大皿から各自取り分ける形にした。時折そうするのだが、衛宮邸に住む人間が増えたこともあり、大皿で作って各自取り皿に取ってもらった方が士郎としては楽だった。

 

「えっと、今日は天ぷら各種にご飯に汁物、サラダだ。天ぷらにはキノコから夏野菜、肉に卵と魚もあるからしっかり食ってくれ」

 

「おおおー!豪華な天ぷら盛り合わせ!さあ食うぞー!」

 

シュタ!と林冲の隣に座ってどれから食べようかなと選ぶ史進。

 

「林冲。そこの出汁醤油を取ってくれ」

 

「はい。・・・皿は必要か?」

 

「いや、これはこうして・・・」

 

ご飯をある程度均して、その上に好みの天ぷらを乗せて出汁醤油で頂く。簡単に天丼だ。

 

「うむ。これはいい。サラダが柑橘か、シソのドレッシングだから重たくなりすぎなくていいな」

 

「こちらも卵が半熟なので卵かけご飯にできます。サラダとの相性もいい」

 

お互い自己流の上手い食べ方を考案してモリモリと食べる。これは急がねば食い尽くされると史進も大きな鶏肉の天ぷらを取り、かぶりついてご飯を食べる。

 

「んー!美味いなーいいなーわっちもここに住もうかな」

 

「「「・・・。」」」

 

その言葉に鋭い目つきになる不特定多数。

 

「史進。冗談も過ぎれば身を滅ぼすぞ」

 

「へいへい。ってあー!わっちが狙ってたキノコ!」

 

「早いもの勝ちだ」

 

大きなシイタケを取られ、ぐぬぬと唸る史進。

 

「喧嘩するなって。ほら、次のが揚がったぞ」

 

「おっほー!揚げたて!」

 

まだパチパチと音を立てるそれに食べ始めたばかりの史進と林冲は箸を伸ばす。

 

「ご馳走様でした。衛宮士郎。お風呂は何処だろうか?」

 

「ああ。ここを真っすぐ行って――――」

 

この日は一際賑やかに時間が過ぎていくのであった。

 

 

 

 

衛宮邸を満喫し、林冲に別れを告げて帰っていく二人を見送って一息ついたころ。電話がかかってきた。相手は義経。

 

『士郎君?今大丈夫だろうか?』

 

「問題ないぞ。どうしたんだ?」

 

意外な相手からかかってきたなと内心驚く士郎。

 

『今、島にいる両親が来てるんだ。良ければ友達として紹介させてもらえないかな・・・』

 

「俺を?」

 

自分なぞ入り込んだら久しぶりの団らんもぶち壊しだろうに。

 

「いいのか?大したことできないけど」

 

『いいんだ!友だちとして義経が紹介した――――あ、べん』

 

『ちょいと代わったよ。良ければ大将のご飯をご馳走してくれないかい?場所は九鬼の場所を借りるからさ』

 

と、入れ替わりに弁慶がそう言ってきた。

 

「いいけど食材はどうするんだ?」

 

『そこは大和が動いてくれてるよ。海の幸はいつでも食べられるから山の幸をね』

 

「ていうことは大和も一緒か。いいぞ。・・・あ、清楚先輩は大丈夫なのか?」

 

彼女は九鬼を飛び出してしまったが、彼女にとっても両親のはずだ。

 

『その日は我慢して来てくれるって。だから先輩も連れて来てね』

 

「了解。じゃあ夕方頃に行くよ」

 

『よろしく~はい、主』

 

『ああ・・・ほとんど弁慶に言われてしまった・・・』

 

「何を落ち込んでるんだ?折角ご両親と会えるんだから喜ばないともったいないぞ」

 

士郎にはもうない体験なのだから。尚更そう思う。

 

『うん。そうだな!義経も士郎君が来るのを楽しみにしている!』

 

「はは。大丈夫とは思うけど、与一を逃がすなよ」

 

『当然だ!与一は何だかんだ優しいから大丈夫!』

 

「そうか。じゃ、俺は大和にコンタクト取ってみるからまた夕方にな」

 

『うん!バイバイ!』

 

ピ、と一度携帯を切り、士郎は衛宮邸に入っていく。

 

「林冲、すまないが手伝ってくれないか?」

 

「どうしたんだ?士郎」

 

後ろを付いてきた林冲に士郎は義経達との会談について話す。

 

「ってことで夕食俺いないから今日の夕飯をもう準備しときたいんだ」

 

「・・・。」

 

いつもならすぐ返答が返ってくる林冲なのだがその時は一瞬間が開いた。

 

「林冲?」

 

「いや、なんでもない。なにから手伝えばいい?」

 

若干むくれたような言い方で林冲は言った。

 

(怒ってる・・・?何かしたか、俺)

 

(何かしたか、って思ってるんだろうな・・・)

 

口には出さずとも以心伝心の二人であった。

 

 

 

 

 

せかせかあっちへこっちへと、忙しなく動き回る士郎に大和は思わず、

 

「手伝おうか?」

 

と進言する。とにかく忙しく動き回る士郎。

 

「頼みたいところなんだが・・・山の幸は色々処理が面倒でな。ちょっと大和には荷が重いが・・・それでもやるか?」

 

「そう言われたらむしろやるって。何からすればいい?」

 

「いい気合だな。まずは――――」

 

士郎と大和は大和の伝手で獲得した大量の山の幸を料理に変えていく。

 

中にはいつぞや林冲と一緒に捌いた鹿などもあったのでしっかり処理をしないと臭みが強くて食べられなくなってしまう。

 

「士郎っていつもこんなに手間暇かけてご飯作ってるんだな」

 

「今回はものがものって言うのもあるけどな。これを普通に食おうとすると、トラウマになって食べられなくなるぞ」

 

実を言うと昔やってしまったことがある。十分な処理のされていない肉を調理した結果、恐ろしく癖のある食べ物になってしまい、セイバーが無言になってしまったことが。

 

もちろん自分もそんなもの食べたいわけもなく、だが無駄には出来んと色々押し込めて飲み込んだものだ。

 

「士郎ってホント博識だよな。伝説、伝承系は士郎の秘密の都合上わかるけど、こういう料理なんかは何処で覚えたんだ?」

 

「それも秘密の内に入るんだが・・・まぁ経験だよ。人間、不自由を感じると何とか楽にしたくなるものなんだ」

 

彼は既に士郎の秘密を知っているのであまり驚かないが、それは少々感覚が麻痺しているからだろう。

 

どこに野鹿を捌くスキルを持った18歳がいるというのか。

 

探せばいるのかもしれないが、それではほとんど野生児である。

 

「あ。そうか。大和、秘密一個追加だ。俺今年で29歳だから」

 

「は?」

 

どうりで話が通じないわけだと一人納得する士郎と、もう訳わからんと固まる大和。

 

「士郎は秘密が多すぎる」

 

「そうは言ってもな。そもそも秘密の塊みたいなもんだから仕方ない。これでも譲歩してるんだぞ?」

 

士郎の言う通り、士郎にまつわる事というのは基本秘匿されなければいけないことなのだ。

 

それ故にどうしたって士郎は秘密の多い人物になる。

 

「元の世界でもそうだったのか?」

 

「元の世界ではもっとだな。そもそも魔術自体が秘匿されるもので、中でも俺の場合は特殊個体とでもいえばいいか?だから情報が洩れたらすぐに追っ手が向けられるな」

 

「・・・。」

 

士郎の言葉に絶句する大和。

 

「・・・士郎がなんで頑なに秘密にしてたのか分かった気がする」

 

「やっと理解してくれたか。でも、ちょっと遅いな」

 

この理解がもっと早く得られていればもう少し楽が出来たかもしれない。

 

 

 

 

調理したものを九鬼のメイドさんの力も借りて九鬼ビルの外に出る。

 

「まさかバーベキューにするなんてな」

 

「連絡が急だったからな。こうするのが一番手っ取り早い」

 

士郎は大量の肉を、大和は大量の山菜を手にバーベキューが準備されている場所に行く。

 

「おーい!士郎君ー!」

 

「こっちだよ大和」

 

もう火が入れられているのかバーベキューコンロは熱くなっていた。

 

「お待たせ。結構時間かかちまったな」

 

「ううん!士郎君は義経達の為に準備してくれたんだもの!全然平気だぞ」

 

「弁慶も悪いな。川神水、抑えてくれたんだろ?」

 

「当然だよ。もちろんちょびっとは飲んだけど宴の前に酔ったらもったいない」

 

そういう弁慶も本当に最低限に収めてくれたのだろう。いつものひょうたんは手にかけられていない。

 

「それじゃ、挨拶するか。大和、大丈夫か?」

 

「あ、ああ。大丈夫だ」

 

少し緊張気味の大和。離れた所で清楚先輩と与一が手を上げていた。

 

「友人の親に会って食事をする。俺だったら拒絶するぞ。何を話していいか分からないし、緊張する・・・わかりやすくいうと――――」

 

「こら与一。また面倒なこと言ってんな」

 

「あででで!違う!今のは礼を言おうと・・・!」

 

「相変わらずなのねぇ・・・初めまして、義経の母、源昌子だよぉ。よろしくね」

 

「衛宮士郎です。よろしくお願いします。こっちが、」

 

「直江大和です。よろしくお願いします」

 

まずは出会った義経達の母に挨拶する。

 

「あれ?お父さんは?」

 

「あそこ。九鬼の偉い人と話してるわよ」

 

「ん?」

 

そこにいたのは随分とカジュアルな姿をした額に×印の入った男性と、普通の男性が話していた。

 

「お!主役が来たぜ大器さん!」

 

「初めまして。衛宮士郎です。こちらが、俺とも仲のいい直江大和君です」

 

士郎に促されるように大和も挨拶する。

 

「おう!お前にはうちの揚羽が随分と無茶したらしいな。俺は九鬼帝。揚羽たちの親父だ」

 

「私は源大器。義経達の父です。君達が与一の友達か・・・」

 

二人にじっくり見られて若干引き気味の大和と堂々としている士郎。

 

「歓談中にすみません。挨拶が遅れるのも失礼かと思いまして」

 

「いやいや、構わないよ。・・・噂に違わぬ好青年で安心した」

 

「そっちの直江・・・あ、もしかしてお前の親父さん、景清?」

 

「父さんを知ってるんですか?」

 

「そりゃお前、俺は九鬼のトップだぜ?商売敵知らないでどうするよ」

 

どうやら大和の父と知り合いらしい。しかし九鬼の商売敵とは随分とやる人間の様だ。

 

「っと。すまねぇ俺はもう行かなきゃなんねぇ。義経達とメシ食うんだろ?俺も一緒したかったけどもう予定がコミコミでよ。じゃな!」

 

颯爽と九鬼帝なる人物は駆けて行った。

 

「君達は幸運だな。彼は世界中を飛び回っているから会うことすら珍しいんだよ」

 

「・・・大和、なんだっけ。ポケ「それ以上はヤバイ敵を作る」お、おう・・・」

 

大和の絶妙なフォローで危機を回避する士郎。

 

「お父さーん!もう焼くよー!」

 

「ああ!今行く!二人も行こう。このバーベキューも二人が準備してくれたんだろう?お礼を言わせてくれ」

 

「いえ、確かに準備したのは自分達ですが、一番は義経達がご両親をもてなしたいという気持ちが強かったからですよ」

 

「確かに。その気持ちが強く感じられました」

 

「いやはや、恥ずかしいな・・・私は何でもないおじさんだというのに」

 

照れながらも嬉しそうだった。

 

(よかった。親子共に仲がいいんだな)

 

与一のあれがちょっと心配だったのだが、どうやら中二病(最近教えてもらった)なだけで反抗期とかではないようだ。

 

「もう焼いてるよー」

 

「うん!お野菜も!でもこのお肉、何のお肉だろう・・・?」

 

「それは鹿の肉だよ。ジビエって言えばわかるか?」

 

「鹿!?こっちは?」

 

「そっちはラム肉、ジンギスカンだよ。どっちもかなりいい具合に処理がしてあるから美味しいぞ」

 

「わぁ・・・」

 

「ジンギスカンに鹿か・・・これは川神水が進みそうだ!」

 

「子羊を生贄に捧げて糧を得るか。なかなか興味深い」

 

与一が謎の言語を話しているがとにかく喜ばれたらしい。

 

「この子たちが世話になってるねぇ」

 

昌子さんが三人娘をよしよしと撫でた。義経は恥ずかしがり、弁慶と清楚先輩は嬉し気だ。

 

「与一と会話するの難しくないかい?」

 

「俺は正直難しいですが・・・大和がそういうの得意みたいで」

 

「得意っていうな!ほら!もう肉が焼けたぞ!」

 

「はは、すまんすまん。昌子さん・・・でしたよね。良ければどうぞ。精一杯準備させていただきましたので」

 

「そうね!折角の心づくしを味合わないとね!」

 

そうしてバーベキューを楽しむ。

 

「与一、源氏肉がほどよく焼けたぞ」

 

「その串はしいたけが多すぎる。そっちでいい」

 

「野菜も食べないとだめだよ?」

 

「そうだぞ与一。さっきから肉ばかりじゃないか」

 

「俺はこの子羊を糧にして更なる力を「そぉい!」のわあ!?」

 

ドサ!っと与一のつけダレの中に大量の野菜を投入する弁慶。

 

「姉御!なにするんだ!?」

 

「めんどくさいこと言ってないで野菜も食え!」

 

「弁慶もお肉ばっかりじゃないかぁ・・・」

 

「私はちょこちょこ食べてるよ。肉少なめ、野菜少なめ、川神水多め」

 

「それもどうなんだ・・・」

 

あっはっは!と笑いが響く。なんとも暖かな空間だった。

 

そんな中、士郎は義経のご両親と話をしていた。

 

「私は日本史の学者をしていてね。約20年前に九鬼からクローンの計画を持ちかけられたんだ」

 

(なるほど。日本史の学者だったのか)

 

英雄のクローンの育ての親がなぜ一般人なのかと思えば、この人物はそもそも学者だったのだ。

 

「英雄達を発表の時が来るまで育ててくれないかとね。目立たず、けれど一般常識は身に付けさせる。そういう意味で私が住む離島は格好の場所だった」

 

「こう言ってはなんですが、よく引き受けられましたね・・・子供四人を一度に育てるとなると相当に大変だったでしょうに」

 

「うふふ。そうね。義経は良く泣いて、与一はよくそれで怒って、弁慶はそんな二人をのらりくらりと収めて。清楚には寂しい思いをさせたけれど、よいお姉さんになってくれたわ」

 

「それ以上に私達は嬉しかったけれどね。話を聞かされた時は運命すら感じたよ。源氏姓の私達に義経一派を育てる話がくるとは、とね。子供もいなかったからね。喜んで引き受けた」

 

懐かしそうに義経の父は続ける。

 

「はじめは、学術的な好奇心が強かったんだ。あの英雄たちは、幼少期はどういう才気を見せてくれるんだろうとか」

 

「・・・。」

 

それでも子を育てる方が大変だっただろうに、この両親は本当に嬉しそうに語ってくれた。

 

「ただ、渡してもらった赤ん坊を見てね、そんなの関係なく情がわいたのさ」

 

「源氏の自覚を持ってもらいつつ、のびのびと育てさせる。そんな教育方針になったんだよねぇ」

 

「ああ。弁慶と与一はのびのびしすぎたかもしれないがね」

 

そう言って笑うご両親に士郎はふと思った。

 

切嗣(じいさん)が生きていたら――――どう言ってくれたんだろうか)

 

切嗣はとにかく家を開けがちで。でもそれは置き去りにしてしまったイリヤを必死に探していたのだと後から知った。

 

呪いに侵され、徐々に命を削られていく切嗣は一体どんな気持ちで自分の事を見つめていたんだろうか。

 

娘を見つけることが出来ず、養子である自分とほとんど時間を合わせられない。きっと優しい切嗣はそれにも苦悩していたはずだ。

 

「島の住民にはどう名乗っていたんですか?」

 

「堂々と名乗っていたよ義経って。皆もまさか本物とは思わなかったろうけど」

 

その言い方にチリッと感じるものがあった。だが、今は言わないでおく。今それを言うのは無粋もいいところだろう。

 

「四人はどんな子供だったんですか?」

 

そう聞くと一枚の写真を見せてくれた。幼い四人が海ではしゃいでいる姿だ。

 

「ははは!四人とも可愛らしい」

 

義経達はもちろん、今ではずっと不愛想な与一も輝かしい笑顔を見せている。

 

「義経は真面目だったけど、まぁ泣き虫だったわね」

 

「与一もこの頃はまだ無邪気だったんだが・・・」

 

それには苦笑を浮かべるしかなかった。なぜこのまま育ってくれなかったのかと思いはすれど、まぁ彼は彼だろう。

 

「あわわわわ!お母さん、それはあまり・・・」

 

話しを聞きつけた義経が飛び込んでくる。

 

「電気を消して寝られないしね」

 

「わー!わー!!」

 

「まぁ今も真っ暗は無理なんだけどね」

 

「そうなのか?」

 

それは初耳だ。随分と可愛らしい部分があるようだ。

 

「べ、弁慶まで!士郎君、でも少しずつ克服してるんだぞぞぞぞ・・・」

 

「別にいいじゃないか。真っ暗が怖いのなんて誰でも一緒だよ」

 

「ほーう?じゃあ大将もそんな時があったのかい?」

 

弁慶のツッコミに困ったように。

 

「いや、俺はそういうの無かったけど・・・でもま、今でも暗がりは怖いさ」

 

どうしたって思い出してしまうことがある。一面に充満した死の匂いと助けを求める黒いナニカ。

 

それが何より辛かった。

 

「ほ、ほら!士郎君だって怖いじゃないか!」

 

「怖くても我慢は出来るようになったぞ?」

 

必死な義経に笑いを堪えつつそう言った。

 

「ほら、あの部屋が完全に暗くなる前に小さい明りがつくじゃないか!あの段階なら寝られるんだから!」

 

「あれって逆に怖くないか?暗い部屋で小さい光が一つだけ・・・」

 

「うわぁー!義経の努力がー!!」

 

聞きたくないと耳を塞いでブンブンと頭を振る義経。

 

「ふふ、主ってば焦ってるぅ」

 

「弁慶は、一番甘えん坊でずっと私にべったりしてたさ」

 

「ほう。意外なところだなぁ大和?」

 

いつの間にかこちらへ来ていた大和に振る。

 

「そうか?弁慶は割と「わ、私の件はスルーしていいから」そうか?」

 

クックックと大和と二人笑う。

 

「マイペースなのに一人にすると寂しがる。難しい子さ」

 

「・・・これは罰ゲームみたいだな」

 

確かに、幼少期の事を友達にバラされるのは恥ずかしいかもしれない。

 

「清楚は、運動神経良かったけど、本を気に入ってからは読書三昧だったね。大人びてたけど、おねしょは一番最後まで・・・」

 

「そ、それを言う必要全くないと思うよお母さん!」

 

意外だ。だが、ここでツッコミ入れて覇王が降臨しても困るので黙っておく。

 

「与一は集落の男の子たちと一緒にわんぱくだったよ。よく義経を泣かしていてね、それでいて、他の男の子が義経いじろうとすると怒るのさ」

 

「おいねつ造はやめろ!」

 

「ねつ造?全部記録してあるよぉ」

 

「くっ・・・アカシックレコードか・・・」

 

いや、間違いじゃないがそれだけがアカシックレコードでは困るのだが。

 

「俺の原罪(オリジナルシン)だ。聞かないでもらおうか」

 

「と言っても話は続いてるぞ」

 

大和の言う通り話は続いている。

 

「そんな腕白も、いつしか反抗期になったんだ」

 

「与一はどうして腕白をやめたんだ?」

 

「島には戦争の跡がくっきり残っていた。防空砲台とかな。そこで色々と歴史を調べている内にな。人の業に気が付いてしまったのさ」

 

「家出して大騒ぎになった時とかあったよ、与一は」

 

「あれは自分探しだ。家出じゃねぇ」

 

「そういえば今は清楚が衛宮君の家に家出しているんだったな」

 

「お、お父さん!」

 

「あら。やっぱり血は争えないわね」

 

クスクスと笑う昌子さん。

 

「いなくなった与一は、義経が一番はじめに見つけたんだ」

 

「お前も一緒になってはしゃぐな。俺のブラックヒストリーだぞ・・・」

 

「他にも色んな写真があるぞ」

 

「なんで持ってるの?」

 

「娘たちの写真を親が持つ。当たり前だろう」

 

「宝だな」

 

そういって昌子さんはアルバムを取り出して見せてくれる。

 

「うぁー・・・いっぱい見られている・・・」

 

「くっ・・・胸が疼く」

 

「こっぱずかしいなぁ・・・是が非でも大和達の両親も紹介してもらうよ」

 

「俺はいいけどしろ――――」

 

大和の言葉は途中で止まった。

 

(空気を読め)

 

(・・・そうだった。悪い)

 

ここで既に両親はこの世にいないなど言えるわけもなく、士郎は話を黙って聞いていた。

 

「そうだな。同じ目に遭ってもらうぞ」

 

「お、今の与一腕白っぽいな」

 

「な、なに言ってやがる!」

 

どうやら慌てると素が出るのが与一のようだ。

 

それからワイワイしながら夜は更けていき、その三日後。

 

義経達の両親が島に帰る日がやってきた。

 

俺と大和も見送りに行く。

 

「じゃあまたな」

 

「おはぎ作っておいたから後で食べな」

 

「うん・・・」

 

「ありがと」

 

「う・・・」

 

ポロリと義経の頬から涙が流れた。

 

「お父さん、お母さん、義経、頑張ってるから・・・」

 

「あらあら。ほらおいで」

 

「お母さんっ!」

 

「また正月に会えますよ」

 

「うん・・・うん・・・」

 

義経はよしよしと頭を撫でられていた。

 

「別れの為に真っ直ぐ涙を流せる。義経は良い子に育った」

 

御父君の言う通りだった。別れの時こうも素直に自分の気持ちを話せる人物は少ないだろう。

 

「あの。差し出がましいようですが俺と大和から贈り物です。」

 

それは小さな絵馬のようなストラップだった。紐が通しており、携帯などに付けられるような小型のものだ。

 

「これは・・・私達に?」

 

「はい。兄弟と両親がいつまでも一緒に居られますようにと」

 

絵馬には源氏と書かれ、小さな宝石も埋め込まれている。

 

このストラップもただのストラップではない。体力回復や病魔を退ける魔術効果が付与されている。

 

もちろん効果は小さなものだが、ないよりは断然いいものだ。

 

「こんなに手の込んだものを・・・ありがとう」

 

「いえ、またお会いできる時を楽しみにしています」

 

「こちらこそだよぉ。また話させて頂戴ね」

 

「はい。是非」

 

握手を交わして士郎と大和は下がる

 

「女々しいだろ・・・まぁ、女だけど」

 

「しかしな与一。泣いてくれなくなるのも寂しいものだぞ」

 

「フッ・・・まぁ元気で、な」

 

「衛宮君、直江君。よければ今度遊びに来なさい。島民500人くらいの小さな島だが・・・」

 

「ええ。是非伺わせてもらいます」

 

「俺も。どうか、お元気で」

 

とても素敵なご両親だった。

 

帰り道。義経達が九鬼ビルに入る前に、

 

「義経、弁慶、与一。お前達にも」

 

そう言って士郎が取り出したのは先ほどご両親に渡した源氏絵馬のストラップだった。

 

「え!?これお父さん達だけじゃなかったの!?」

 

「当たり前だろ。きちんと四人の分も作っておいたさ」

 

「共有した方がいいだろって士郎と話したんだ。それと・・・」

 

源氏と書かれた絵馬の後ろには、

 

「!源氏君だ!!」

 

「こんなに小さく・・よくやるね大将」

 

「これでもそれなりに創り手やってるからな。そのマスコットは前に大和がノートを見せてもらった時に書いてあった奴らしいけど・・・合ってるか?」

 

「うん!そっくりだよ!」

 

「ていうかそのまんま。よく覚えてたね」

 

「義経が大事にしてたからな。写して士郎に彫ってもらったんだ」

 

「もちろんご両親のにも彫ってある。これで彼の役目も果たせそうだな、義経」

 

「うん・・・」

 

ぎゅっとストラップを胸に抱きしめて、

 

「士郎君!!」

 

「おっと・・・どうした?」

 

「ありがとう・・・!」

 

胸元に熱いものが染みる。

 

「やれやれ・・・お父さんはああ言っていたが、あんまり泣き虫はいけないぞ、義経」

 

そう言いながら士郎は昌子さんがしていたように頭を撫でてやる。

 

「弁慶は泣かないのか?」

 

「なに?泣いてほしいの大和?」

 

「そうじゃないけど・・・」

 

「まったくどいつもこいつも涙腺が脆い。だが・・・ありがたく受け取るぜ。相棒・・・!」

 

「いやまて。なんで俺が与一の相棒なんだ」

 

「そうだぞ!相棒は・・・義経だ!」

 

泣きはらした目をぐしぐしと拭って義経が堂々と言った。

 

(んー普通ならそれでオッケーなんだけど)

 

「こらこら。義経の相棒は弁慶だろう?」

 

「ええっと、そうじゃなくて、その・・・」

 

(それでも一歩足りないんだよねぇ)

 

と弁慶は一人ため息を付くのであった

 




バトルが無いと言ったな。あれは嘘だ(キリッ)

というわけで小さなバトルを挟んで源氏のお父さんお母さんの話でした。バーベキューはオリジナルのつもりが原作見たら同じくバーベキューで被ったぁああっと絶叫してしまった作者です。

もっと色々な展開を考えてはいたんですが(士郎とお父さんの深い会話とか)結局この形がいいかなと落ち着きました。

次回は…どうしようかなぁ…プール行く?それとも宝具解放してから影薄くなった渋メンとの一日書く…?ちょっと悩んでます。

では!
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