第0話 3つの日本
2023年6月29日 日本国首相官邸
「岩田総理、お帰りにならないのですか?」
「あぁ、少し用事が残っててな、これが終わったら帰るよ」
「わかりました、それではお先に失礼いたします」
岩田樹
年齢 35歳
役職 日本国内閣総理大臣
日本国の内閣総理大臣に最年少で就任し、対中国のため、様々な経済政策を実施し成功し、憲法9条を改正、歴代総理大臣最高の支持力を持ち、国民からの人気も高い。最近は自衛隊のイベントに5歳の息子を連れて出席することが趣味になっている。
「さてと」
プルルルルル
「はいもしもし、おー早見か!」
『よお樹!いや岩田総理。』
「そんなかたくなるな、海自空母ふそう艦長」
『やめてくれよ、俺だって堅苦しいのは嫌いなんだよ』
「また息子を特等席に乗せてくれよ。」
『あぁ、俺を含めふそう乗員みんな待ってるから観艦式で来いよ!』
「はいよ!それで、それだけで電話した訳じゃないだろ?」
『わかってたか、それじゃ本題だ』
早見譲(ゆずる)
年齢 35歳(独身)
役職 海上自衛隊航空母艦ふそう艦長
譲は、最年少で海上自衛隊艦長に就任し、樹とは幼稚園から親友で、小中高と全て同じという奇跡。ふそう乗員からは、とても人気があり、嫌いな人はいない。最近は、観艦式でふそうに乗艦する樹と話ながら、樹の息子の喜ぶ顔を見ることが楽しみだそうな。
1943年6月29日 大日本帝国車中
「(海軍軍縮を蹴って数年経ったな…朝鮮も持たないでよく生きていけてるな帝国は…)」
「近衛総理なぜ軍令部に?」
「井上総長(井上成美海軍大将)の所で少し話があってな」
数時間後
軍令部長官室
「どうも総理、今日は少し暑いですな」
「あぁ、そうだな。それでは話とはなんだ?」
「お茶でもどうです?飲みながら話しましょうよ」
「それもいいな、じゃあ頼む」
「実は、山本(山本五十六聯合艦隊司令長官)から異様な話を聞きまして」
「それはなんだ?」
2044年6月29日 大日本皇国統合軍総司令本部
「暑~い!!!」
「そんなこと言わないでください。私だって熱いんですから!」
「だってよ~エアコンが壊れてる中5時間も仕事なんて普通無理なんだよ~」
プルルルルル プルルルルル
「すまん、少し失礼してもらえないか」
「了解しました。終わったら残ったのやってくださいよ!」
「わかってるよ」
「それでは」
ガチャ
「もしもし、俺だ」
『お~守~久しぶりだな』
「お前なんの遠慮もないんだな、一応総理なんだぞ」
『そんなこと言わなくてもいいじゃないか、俺だってこんな忙しい役職すぐやめて軽井沢の別荘でゆっくりしたいよ!』
「また別荘行かせてくれよ。A5ランクの肉持っていくからさ」
『まじかよ、お前よくそんなの買えたな…』
「それで、なんなんだ?」
『おーそうだったな、それじゃ……』
中谷守(まもる)
年齢 28歳(未婚)
役職 大日本皇国統合軍最高司令長官
歴代最年少で最高司令長官に就任し、17歳の時に台湾クーデターに巻き込まれ、無差別攻撃をする反乱軍の銃撃を卓越した動体視力で避けるという異常なことをし逃げ延びるという歴史を持っている。(それを書いた本は1億部売れたらしい)
自宅はあるがものすごく忙しいため長官室がほぼ自宅になっている。
会話文にいちいち人物名書く書かないか
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「名前無し」
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○○○○「名前有り」