皇国陸軍に数機のヘリを追加
陸上自衛隊のヘリと小銃などの武器を追加
私立受験受かったー!むちゃくちゃ嬉しい!
中央歴1639年3月18日 クワ・トイネ公国 ギム基地司令部
ロデニウス沖大海戦を天照率いる派遣艦隊がおっぱじめてる時、ロウリアとクワ・トイネの国境の町ギムでも戦いが起きようとしていた。
「ロウリアからの通信はないのか?」
「今のところありません。絶対に届いている筈なので無視されているのは確実ですね。」
そう魔力通信兵が話していると、モイジが良く話す兵士がやってきた
「そういえばモイジ団長。娘さんと奥様は疎開したんですか?」
「あぁ疎開させたよ。政府の命令で半ば強制ではあるが全住民を疎開させろと言っていたからな、あいつも娘も例外ではないよ。」
「そうですか…団長はなぜいかなかったんですか?」
「俺も一緒に行きたいさ、でもここが簡単に突破されれば、今も逃げているあいつや娘達が被害にあってしまう。だったらあいつらのため時間を稼ごうと決めたんだよ。作戦を練っても勝つことは無理な数が敵なんだ、せいぜい暴れまわって見せるさ」
「そうですね、絶対に国民を守り抜きましょう!」
話していると通信兵が叫ぶ
「団長!政府からの通信です!」
「なんだ!?」
「撤退命令です。直ちにギムから撤退し、城塞都市エジェイに移動しろだそうです。」
「さっき話していたのにこうなるとはな…」
(ありがとう…)
モイジは、愛する娘と妻にまた会えることを神に感謝した。
「よし!撤退準備だ!移動中は疎開中の人達と合流するだろうから護衛しながら、エジェイに撤退するぞ!」
「了解!」
その後、モイジ達は撤退を開始した。数百メートル離れたあとギムヘロウリア軍が攻撃を開始したので紙一重のタイミングだった。
そして、ギムの住民と兵士は犠牲0でエジェイに到着した。
3月18日夕方 ギム
東方征伐軍の先遣隊副将アデムは怒っていた
「なぜいないのです!」
「奴らは、我々が攻撃する前に撤退をしたようです…」
「ちくしょう…せっかく女を嬲れるかと思ったのに!」
「まあいい…このあとエジェイにも侵攻するからな覚悟しておけ…ヒヒヒヒ」
4月1日 エジェイから東に25キロの平原
なにもない綺麗な緑の平原。そこには200人ほどの行列が歩いていた。外界との交流が少ないエルフの村の村人だった。疎開命令の伝達がかなり遅れたため、気づいたらロウリアの勢力圏に入ってしまったため急ぎエジェイに向かっていた。
(遅い……これじゃあロウリア軍に追い付かれちゃう…)
一人の少年パルンは妹アーシャの手を繋ぎながらそう感じた。その時
「ロウリアの騎馬隊だ!!」
フラグかのようにロウリア軍が現れた。
「獲物発見……さてと、野郎共!あの亜人共を皆殺しにするぞ!突撃!」
「「「ひゃっはぁぁーーッッ」」」
ロウリア騎馬隊の隊長ジョーブを先頭に何十騎もの馬が全速力で向かってくる。
「みんな街道から外れて野原に逃げろ!」
村長がそう叫びみんなは野原に逃げ出した
「大丈夫、お兄ちゃんが守ってやるからな!」
「うん…」
気丈を振る舞うパルンだが、相手が相手である。相手は亜人に慈悲も情けもないロウリア兵だ、捕まれば確実に嬲られ殺させることは明白である。
(なんとかしないと!せめて…せめてアーシャだけでも!)
死を覚悟したパルンは、母が夜話に聞かせてくれたことを思い出した。
――遠い昔、北の大陸に魔王が出現して侵略を開始すると、多くの集落が飲み込まれ、沢山の人々が殺された。
人間、エルフ、獣人、ドワーフなどの種族は【種族間連合】を組織し、協力して戦ったものの、強力な魔王軍の前に敗退を続け、やがては海を渡ってロデニウス大陸に後退し、それでも追いかけて来た魔王軍は魔力の高く厄介な存在であるエルフを殲滅するために、エルフの聖地、エルフの神が住む神森まで追い詰められた。
エルフの神(緑の神)は我が子同然の種族を守るため、――遠い昔、北の大陸に魔王が出現して侵略を開始すると、多くの集落が飲み込まれ、沢山の人々が殺された。
太陽神は、自分と同一の存在である他の太陽神と共にエルフの神の名前と引き換えに自分たちの眷属である太陽神の使者を遣わした。
太陽神の使者は、鋼鉄の地竜や空を飛ぶ神の船に乗って現れ、大地を焼く強大な魔導によって、魔族を焼き払った。
その後はロデニウス大陸より撤退した魔王軍へ反撃を行いフィルアデス大陸を支配していた魔王軍も殲滅した。役目を終えた太陽神の使者達は、お礼の金銀財宝をもらわず神の船に乗って去っていったーーー
(神様!緑の神様!太陽の神様!本当にいるなら助けてください!僕たちを殺そうとしているロウリア軍の魔の手から、僕たちを救って下さい!)
「カミサマァァァーーーー!助けてぇぇぇぇ!!」
その瞬間、1本の光が飛んできた
ズドォォォォン!
「え…?」
突撃していた騎馬隊が大きな爆発と共に消えてなくなった。
「隊長!あれ!」
ジョージの目の良い部下が指を指した方向には、言葉には現せない物が飛んでいた。
日本連邦公国派遣陸飛行部隊
ギム奪還のために派遣された飛行部隊は、着陸先であるエジェイへ向かう途中、エルフの集団がロウリアの騎馬隊に襲われているのを発見した。
『CP!こちらATTACKER1!三時の方向で公国民がロウリア騎兵に攻撃されている!攻撃許可を求む!』
『了解、ATTACKER1攻撃を許可する!』
『CARRIER1、CARRIER2こちらCP、公国民の輸送を要請する』
『CARRIER1了解』
『CARRIER2了解』
『SENTINEL1、2はATTACKER1に続き敵を攻撃せよ。3、4は公国民の上空援護に当たれ』
『SENTINEL1SENTINEL2了解』
『HUNTER 2は先遣部隊司令部に全REMOTE CARRIERの目的地への操作を移管してくれ。我々飛行部隊は敵部隊を相手するぞ』
第一次派遣飛行部隊の編成を紹介する。★が隊長機
日本国AH-1Sコブラ:1機(TACネームATTACKER)
日本国AH-64Dアパッチ:3機(TACネームAPACHE)
日本国UH-1Jヒューイ:5機(TACネームHUNTER)
日本国CH-47チヌーク:2機(TACネームCARRIER)
皇国対戦車へリ鳳凰:4機(TACネームSENTINEL)
★皇国戦闘ヘリ朱雀:1機(TACネームBERSERKER)
皇国42式小型無人輸送機:30機
(TACネームREMOTE CARRIER)
◎なお、帝国には垂直離着陸機が存在しないため、チヌークに人員を載せている。
『こちらATTACKER1、敵騎兵を40確認、攻撃を開始する!撃て!』
『SENTINEL1、2こちらも確認、攻撃開始!撃て!』
突如現れた、"それ"にジョーブ率いる騎馬隊は大混乱だった。そして、騎馬隊を攻撃する"それ"にエルフ達は終始唖然だった。
「な…なんだありゃ!」
空を飛ぶ"それ"は光を放ち、信じられない速さで接近してきた。
「光の…槍?」
ズドォォォォン!
放たれた光は騎馬隊の先頭で爆発した。残されたのは、焦げた地面と先頭にいたであろう隊員達とその馬に肉片しかなかった。
「ヒ…ヒイィィィ!」
「助けてくれ~!死にたくない!」
そして、空に浮かぶ"それ"についている棒がジョーブの方に向いた。
「いやだ!いやだ!死にたくな、が!」
ジョーブは、SENTINEL(鳳凰)から放たれた20mm弾により、生命反応を停止した。
「……お…お頭が…」
隊長のジョーブの死を見た部下達の頭には、"逃げる"という文字が浮かぶ
「て…撤退だ!逃げろー!」
誰かが叫んだであろう声と共に騎馬隊は逃げ出した。
こうして2分ほどの戦闘は幕を閉じた。
ジョーブの騎馬隊の被害は7割だった。
パルンとアーシャ含めたエルフの村人達は、敵騎馬隊を攻撃し、救ってくれたそれに立ち尽くすだけだった。
「おい…たくさん来たぞ…」
平原の向こうから飛んでくる"それ"改めCH-47Jチヌークが着陸した。
パルンとアーシャは気づいた
「お兄ちゃん!見て!あれにも!これにも!」
「「太陽の印!」」
後ろの扉が開き、中から数十人の人が出てくる。
そしてこちらに向かってきた三人その中の一人が叫んだ。
「怪我人などはいませんかー!」
しかし、多くの騎兵を1回の爆発で倒す人達に、村人全員は怯えていた。
パルン以外は、
「助けてくれてありがとう。おじさん達は太陽神の使いですか?」
エジェイまで運ぶための話し合いをしていた、陸上自衛隊員と帝国陸軍兵士と皇国陸軍兵士は困惑した
陸自(太陽神の使い?ああそういうことか!日の丸が太陽の意匠だからか!しかし時間がないからそういうことの運びにしておこう)
帝国(太陽神の使い?陛下が太陽神天照大神の子孫だからかもしれないな。元々我々が陛下の元に動いていたから使いと言われてもおかしくないな。)
皇国(太陽神の使い?天皇陛下のご先祖様が太陽神だからか?それだったら辻褄があうな)
「うん、そうだよ。我々は君達を守るために使わされたんだよ」
「そうだな。我々は太陽神の使いだ。助けに来たぞ!」
「もう心配いらないよ。我々が守るからね。」
その言葉にエルフ達は全員騒然としていた。
「た、太陽神の使いだと?!」
「空飛ぶ神の船、大地を焼く魔導!」
「緑の神と太陽神の言い伝えは本当だったんだ!」
そう言うとエルフ達は崇め始めた。
「どうしよう、こうなるとは予想していなかった…」
「しょうがないこのままで行こう。さあ、皆さんあちらの乗り物でエジェイに送ります。乗ってください!」
「いえいえ!太陽神様の船に乗るなんて、恐れ多くてできません!」
「いえ、乗ってください」
「いえいえ」
その後も数分は、「乗ってください!」「いえいえ」の繰り返しだった。
次回 第4話反撃開始
感想と評価よろしくね!
会話文にいちいち人物名書く書かないか
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「名前無し」
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○○○○「名前有り」