日本連邦召喚   作:nogi-爽汰

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連続投稿だー!


第2話 ムーと日本

6月17日ホテル前

起きた中谷達外交団は、奥田は国交樹立の話をするため別れ、守と譲は引き続きマイラスについていくことになった。

 

「今日は我が国ムーの歴史と海軍基地に案内します。」

 

歴史博物館に着くとマイラスは言った

「突然ですが、私達ムー人は元々この星の住人ではありません。」

 

「「え?!?!?」」

2人の動揺もあったがマイラスは話を続ける

 

「時は1万2千年前、大陸大転移と呼ばれる現象が起こりました。これにより、ムー大陸のほとんどはこの世界へ転移してしまいました。これは、当時王政だったムーの正式な記録によって残されています。これが前世界の惑星になります」

 

指のさす先にあったのは、学校の授業で良く見る地球儀だった。

 

「嘘だろ…」

 

「これは…」

 

(ふっ、さすがに惑星が丸いことには驚いているようだな)

 

「この星も前世界の2倍ほど水平線が大きいですが、ちゃんと球体の形をしていますよ」

 

「地球だ!!」

 

「ん?」

 

「これは、地軸の位置が違うけど地球だな」

 

「ですね。ん?そうなるとこの大陸は南極大陸か…」

 

「あぁ、そこはアトランティスといいまして、全世界では、ムーと共に、世界を2分するほどの力を持った国家でした。ムーがいなくなった今、おそらく世界を支配しているでしょうね」

 

「ア、アアトランティス?!?!」

 

「それと、」

 

マイラスはユーラシア大陸の横にある4つの大きな島が集まっている場所に指をさす。

 

「ここはヤムートといって、我が国一の友好国だったそうです。しかし、転移で引き裂かれたため、おそらく今はアトランティスに飲み込まれているでしょうけど・・・」

 

「マイラスさん、少しよろしいでしょうか」

 

「はい、なんでしょう?」

 

「ムー国の歴史を話している中失礼ですが、我々日本連邦もあなた方と同じ転移国家です。細かく言えば3つの転移国家が集まって形成した連邦国家です。そしてこの3つの国家は平行世界の日本であり、歴史はほとんどが同じです。」

 

「なんと!それはすごいですね。」

 

「そしてあなた方の大陸大転移の1万2千年前の時の日本の名前は【ヤマト】といいます」

 

「まさか…」

 

「そうです!あなた方の言う【ヤムート】は、私達の祖先が暮らしていた国、今の日本です!」

 

「これは…ムーの歴史が変わりますね…帰ったらすぐに報告しなければいけませんね…」

 

その後も歴史の解説を聞き、何個か共通点のある話しに驚きながらも、歴史博物館をでて、海軍基地に向かった

 


ムーのとある軍港

この軍港にはムー海軍の様々な艦が揃っていた。

そしてマイラスは、ムー国の象徴である艦を紹介した

「ご覧ください!これが我が国の最新鋭戦艦ラ・カサミ級戦艦です!全長は131mで全幅23mとムー最大の戦艦です!」

 

「これは、三笠大先輩だな」

「ですね。」

 

「ん?日本にもラ・カサミのような戦艦があるんですか?」

 

「えぇ、120年程前に国家存亡の危機を救った日本艦隊の旗艦の三笠という戦艦があります。」

 

(120年前…そうなると戦艦も今となればかなり進化しているはずだ…せめて数でも聞き出せないか?)

 

「あの、失礼を承知でお尋ねするんですけど、日本連邦の戦艦の数はどれほどあるのですか?」

 

「えぇと、何隻だっけ?」

「帝国も合わせれば70隻位ですね」

 

「な、なな70隻?!?!」

(なんて数だ?!ムーの戦艦はラ・カサミ含め2隻だけだ!70隻も保有する国なんてミリシアルですらないぞ?!)

 

「そういえば、あれは空母ですか?」

 

「あぁ…あれはラ・ヴァニア級航空母艦です…最近配備され始めた航空母艦です…」

 

「ちなみに日本の空母の数は…?」

 

「80隻程ですね。私は事実上空母の艦長なので写真とかで見せてあげたいのですが、あいにく持ってなくて…」

 

「はぁ…」

 

(いっそのこと、報告するとき中谷さんの帰る船と一緒に行かせてもらおうかな…)

(そういえば、日本の方々が乗ってきた船ってどんなのだろう…聞いてみるか)

 

「あの~あなた方が乗ってきた船ってここに呼べますか?私、一度見てみたいので」

 

「長官、どうします?」

 

「早見君、無線を」

 

「え?」

 

「無線を早く貸してくれ、伊勢を見てもらえれば、それ相応の国力の判断もマイラスさんはしやすいだろう」

 

「そういうことですか。それではどうぞ」

 

「マイラスさん少しお待ちください。全速力で来ますので…」

 

「中村艦長ー!聞こえますかー」

 

『聞こえますよー。やっぱりですか?』

 

「はい、お願いします!」

 

『了解しました。すぐに向かいます。機関!最大船速!』

 

「今から来るそうです。」

 


数分後…

港からとてつもない波をあげながら巨艦の伊勢が港に入港した。

 

「これが我々の戦艦、伊勢です」

 

「あ…あ……あ…」

(昨日から驚かされてばかりだけど、これは…大きすぎるだろ…あの砲身の形はなんだ?四角い砲身なんて見たこともない…いや、ミリシアルの戦艦の砲身も四角かったような…それよりも艦尾にあるあの甲板は、飛行甲板?!となると我が国では理論上にしかなっていない航空戦艦?!この目で見るのは初めてだ!)

 

「機密かもしれないですけど、あの四角い砲身の主砲はなんなんですか?」

 

「あぁ、あれは電磁加速砲といいます。あれは電気を使って発射する砲です。砲弾の速さはマッハ7.2、時速8640キロの速さで発射されます」(本当はマッハ10を越える)

 

「すごいですね…そんな速さで発射する電力があるんですか?」

 

「はい機関は大出力の核融合炉なので余った電力を使って発射しています。射程は200キロ程です。」

 

「もう、驚けませんね…これ以上、驚くことがあると思えません…ハハ…」

 

「大丈夫ですか?マイラスさん?」

 

その後、他のところにも案内がされ、外交関係についての国交樹立が成立したので翌日には中谷達は帰国することになった。




次回 第3話 マイラス、日本へ行く

会話文にいちいち人物名書く書かないか

  • 「名前無し」
  • ○○○○「名前有り」

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