私はこたつでおせちとみかんを食べながら、冬休みを満喫しています。みんなもこたつで寝っ転がろうぜ~
今回は、日本側ではなくパーパルディア側視点で書きますよ~
中央歴1639年8月19日 パーパルディア皇国
前回の12話から少し戻り、アルタラス統治機構が日本連邦軍により倒されたことが、パーパルディア皇国情報局の国外諜報員により、本国上層部に伝わった。*1
首都エスシラント 皇城パラディス城
皇帝ルディアスが住まう皇城では、各政府機関や軍などの最高位の人々が、会議室で御前会議、日本でいう安全保障会議を行っていた。
皇帝ルディアス「アルデよ、我は貴様の世迷言を聞くために会議を開いたのではないのだぞ。もう一度言ってみろ」
皇国軍最高司令アルデ「はい、数週間前に発生した日本とのフェン王国での戦いに続き、2日前にアルタラス島の統治機構でも、戦闘が行われた模様です…この2つの戦いで皇国軍は海軍の四分の一の1100隻を失いました。陸軍戦力もベルトラン率いる陸戦部隊やアルタラス王国討伐部隊のほとんどを失い、これは陸軍における五分の一に相当します。ワイバーンも損失も酷く…」
ルディアス「もう良い黙れ!」
ルディアス「はぁ~」
ルディアスはため息をつく
第一外務局長エルト「それと陛下、日本の内情を調べろとのご命令でしたが…」
ルディアス「何があった?」
エルト「今日まで諜報員を数百人を日本へ放ちましたが、"全て"連絡を絶っているのです。つまり内情を全く掴めません。開戦前の情報をまとめましたので、拝見しては頂けないでしょうか?」
ルディアス「良かろう、見せてくれ。」
エルトが渡した資料にはこう記載されていた。
日本《正式名称:日本連邦》
転移国家を名乗り、元々は3つの平行世界の日本が結成した連邦国家
国家元首 天皇
体制 議会制民主主義
人口 推定3億超え
経済 推定ではあるが、我が皇国の数百数千倍レベル
軍事規模 不明
技術レベル 魔法を知らない程低レベル
これを見たルディアスは、
ルディアス「我が皇国の人口はいくつだ」
エルト「大体9000万人程です。」
ルディアス「我や他の者も魔法を知らない低レベルな蛮族と認識していたが、それは間違っていたのか…」
第三外務局カイオス「陛下、私に発言をよろしいでしょうか?」
ルディアス「よかろう」
カイオス「先程の開戦前の資料もありますが、日本は我々から見ればかなりのアンバランスな文化に見えます。しかし、こう考えれば辻褄が合うのでは無いのでしょうか。《魔法技術では無い"違う何か"を保有している》と考えれば良いのではないでしょうか。」
先進兵器開発研究所長ライナ「魔法技術以外というと、ムーの使用する兵器は科学技術というもので構成されています。」
ルディアス「うむ…」
カイオス「失礼を承知で進言致しますが、日本の担当をしたレミール様に聞いてみてはいかがでしょうか?」
ルディアス「カイオス、貴様は何を考えておるのだ?」
カイオス「いえ、私はただ不可解な点はできる限りの無くしておくのが良いと思いまして。」
ルディアス「そうか…わかった。レミールを呼べ。」
会議室に
レミール「陛下、なんの御用件でありますか?」
ルディアス「レミール、お前が開戦前の日本の担当をしたそうだな」
レミール「えぇ、そうですが…」
ルディアス「それについて詳しく聞きたい。話してくれるか?」
レミール「はい…」
レミールは全て話した。あの日本人という戦闘民族を覚醒させた民間人大虐殺事件や民族浄化の殲滅宣言など全て…
ルディアス「そうか…わかった。下がってくれ」
レミール「はい。」
レミールが会議室を後にすると
ルディアス「貴様に聞くのは尺だがアルデ、次に日本が攻撃する場所は予測できるか?」
アルデ「…陛下、連戦連勝の皇軍がここまでやれると考えておらず、アルタラス島が落ちた今、狙う場所はこの大陸本土以外ありません…」
ルディアス「馬鹿か!!そんなことはわかっている!!敵が大陸本土のどこから攻撃するのか的確に予測し、考えられる脳は無いのか!!」
アルデ「も!申し訳ありません!!」
ルディアス「もうよい!!貴様を解任する!!特例ではあるが、日本軍と戦い、戻ってきた海軍中将のトラスを昇進させ後任につける!」
その後、ルディアスの言葉が本当になり、海軍大将へと昇進したトラスは、皇国軍最高司令に就任した。
皇都防衛軍基地
皇国軍最高司令トラス「皇帝陛下の命令で昇進したが、やることは山積みだ。」
作戦参謀マータル「えぇ、まず本土防衛作戦の研究や配置の転換、新兵器の投入、中途半端で進んでなかった日本の研究を進めなければいけません。」
トラス「時間は無いかもしれないが、日本対策の軍事研究機関を創設しよう。マータル作戦参謀、君にはそこの所長も兼任してくれ」
マータル「承りました。」
新皇国軍最高司令トラス就任と共に、単なる戦争体制の軍部の改革が開始、パーパルディアス軍は日本に対しての失った軍事力を異常な早さで補い高めていった。
神聖ミリシアル帝国 兵器省
兵器省→ミリシアル軍の扱う兵器の管理を行う機関。
兵器省長官ガイナス「パーパルディアがか…」
管理課長レイル「はい、どうやら腐っていた軍部が改革されているようで、現在戦争中の日本との戦いのため、我々では殆ど退役した第一世代イクシオン対空魔光砲の一時貸与か購入を望んでいるようです。」
ガイナス「購入と言うが、いくら出すと言っているんだ?」
レイル「実は…いくらでも出すそうです。少なくても40基は欲しいそうです。」
ガイナス「技術流入の可能性も捨てきれないな…」
レイル「はい…」
ガイナス「今倉庫に存在する第一世代はいくつだ?」
レイル「え~と1000基超えない程です。殆どスクラップか再利用されてったので。」
ガイナス「陛下には後で報告する。200基程貸与してやれ、ムーと同じ科学技術国家の力を見る丁度良い機会じゃないか」
レイル「しかし所詮、科学技術なんて魔法技術よりも効率が悪い劣等技術です。そこまでしなくても…」
ガイナス「ものは試しだ。貸与案を進めておいてくれ」
レイル「わかりました。」
その後ガイナスは皇帝陛下に謁見し、貸与の件の許可を無事に貰い、200基の第一世代イクシオン対空魔光砲がパーパルディアに貸与された。
パーパルディア皇国 第三外務局長カイオス私邸地下
首都エスシラントの海に近い郊外にカイオスの私邸はあった。
現在カイオスは、自分以外誰も知らない地下室で、複数人と会談していた。
???『この度、会談を設けてくださりありがとうございますカイオス殿。』
カイオス「いや、私から連絡先を押し付けたんだ。気にしないでくれ。中谷殿」
カイオスの地下室にいた武装親衛隊員は、用意タブレット端末からリアルタイムで中谷のいるKSS特務戦略総指揮管制センターと繋いで会話をしていた。
中谷『外務関係者でもなく、私に御用件があると聞きましたが、何でありますか?』
カイオス「実は、日本軍によりアルタラス島が堕ちてから、軍部内で混乱を招く程ではありませんが、改革が始まりました。」
中谷『ほう…それは、仰っても大丈夫なのですか?スパイ容疑にでもなれば…』
カイオス「いえ私はあくまでも、"日本との講和"という芽を完全に潰さないよう、あの虐殺がありながら言うのも失礼ですが、対等な立場を保つためです。」
中谷『分かりました。他には何かありますか?』
カイオス「ありがとう、あなたと話したいことはこれだけだ。」
中谷「わかりました。それでは」
その後は外務省の者とカイオスの戦後についての話し合いが行われた。
日本連邦 皇国KSS特務戦略総指揮管制センター
カイオスとの通話終了後
中谷「あの人どっち側の人なのか、全くわからんな…」
神楽「本音で語っていたんじゃないの?」
中谷「さぁな。考えるだけ無駄に感じてきたわ」
神楽「そう。」
数ヵ月後、中谷の想像を超える程に変わったパーパルディア皇国軍に驚きをみせるのである…
パーパルディア皇国軍改革後
・新型戦列艦パーパルディア級*2を6 0隻
・新型双胴竜母シュペルタス級*3を10隻
○ミリシアルからの貸与品の対空魔光砲の行き先。全部で200基
・80基は戦列艦に搭載
・工業都市デュロに20基
・皇都エスシラントに80基
・皇都近郊都市に20基
(大雑把ではあるが許してくれ)
・大陸沿岸部に上陸防衛陣地の形成。
(皇都など都市が近い沿岸部は特に防備を固めている。)
・有能な指揮官を採用。
(無能はどうなるって?クビになるだけさ…)
・兵の増強。
他にも様々…
改革前の姿は何処にもなく、改革後を知った文明国や列強国はとても驚いていた。
トラス「最低限の準備はできた…来るなら来い…日本!」
次回 第14話 パーパルディア皇国本土上陸作戦
感想よろしくお願いします!
お節料理は美味しいね。モグモグ…
会話文にいちいち人物名書く書かないか
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「名前無し」
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○○○○「名前有り」