日本連邦召喚   作:nogi-蒼太

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第16話 本土決戦 ─2─

艦隊に接近する2000を超えるワイバーンを迎え撃つため、日本艦隊から艦載機が発艦し、迎撃に向かう。

 

≪来たぞ…≫

 

≪大勢でおいでだぜ≫

 

≪玄関でお出迎えだ≫

 

AWACS≪全機散開、交戦せよ≫

 

アルファ1≪アルファ隊エンゲージ!≫

 

アルバトロス1≪アルバトロス隊エンゲージ!≫

 

スカル1≪スカル隊エンゲージ!≫

 

AWACS≪空軍機が来るまで持ちこたえろ≫

 

セイバー1≪無茶言うね~≫

 

≪こちら烈風1番、精鋭と名高い帝国海軍航空隊の力を見せてやる≫*1

 

零戦や烈風、F-35やF-3、震電IIが交戦するという、世代ガン無視のシュールな光景が広がるシカリア沖航空戦が始まった。

 

《シカリア沖航空戦》

投入戦力

日本側

艦載機 F-3 【36機】

艦載機 F-35 【32機】

艦載機 烈風 【50機】

艦載機 零戦 【40機】

艦載機 震電II 【40機】

艦載機 閃電 【54機】

無人機 速日 【36機】

総勢288機

 

パーパルディア皇国側

ワイバーン 【1600騎】

ワイバーンロード 【700騎】

ワイバーンオーバーロード 【100騎】

総勢2400騎

 

 

航空母艦千歳戦闘指揮所(CIC)

 

艦長宇垣進「航空戦の戦況はどうなっている?」

 

「艦載機達が奮戦していますが、いかんせん戦力不足が目立っているためこのままだと突破されますね。」

 

宇垣「空軍機はどうなっている?」

 

「まだ半数しか上がっていないようで、先行隊で"猟犬"が来るようです。」

 

宇垣「"猟犬"というと、噂だと米英との合同演習で数十機を2機で殲滅するエースだったな…早く着くと良いが…」

 

 

 

 


「くそ!!速すぎる!!」

「なんで当たらないんだ!!」

「畜生!後ろをとられた!」

 

艦載機達とワイバーンによる航空戦は、帝国海軍機の最新鋭無線による連携や自衛隊機のF-3の統合火器管制技術を用いたF35とのロングレンジ攻撃、皇国海軍機の震電IIと閃電は特殊兵装のマルチロックオンミサイルを発射し、高い機動性でワイバーンからの導力火炎弾をかわしていく。

 

 

 

だが…

 

 

 

ベータ2≪にしても…こいつらキリがない!!≫

 

ベータ1≪数だけは多い…もうすぐ残弾が無くなるぞ≫

 

零戦12≪くそ!!突破されたぞ!!≫

 

烈風46≪無理だ!!誰も止められない!!≫

 

ワイバーンを相手に戦闘を繰り広げる艦載機達を数の暴力で突破し、艦隊に接近を許してしまう。

 

 

 

 

戦艦信濃艦橋

 

「敵騎接近!!対空戦闘ーー!!!」

 

柳木弘「5式対空噴進弾*2も使え!!生まれ変わった帝国艦艇の力を見せてやれ!!」

 

「対空噴進弾仰角調整よし!!全弾発射!!」

 

 

戦艦天照CIC

 

「ワイバーン接近。数126」

 

天神晴樹「雷を鳴らせ!!!」

 

「了解!SAM-22 (いかづち)発射用意」

 

「発射筒10番~40番を発射用意!」

 

天神「1番主砲。対空戦闘!弾種4式弾!」

 

「了解。1番主砲旋回。4式弾装填!」

 

「エネルギー再充填完了。1万メガワット再到達」

 

天神「主砲てぇー!!!!」

 

 

 

艦載機達を突破しても、艦隊からミサイルや対空砲弾が撃ち上げられ、複翼機程の速さしかないワイバーンは次々に落とされていく。

 

「全騎撃墜!」

 

天神「次が来るぞ!次弾装填!!」

 

 


連邦艦隊先攻駆逐隊 帝国海軍所属白露型駆逐艦時雨

時雨・村雨・夕立・江風の白露型4隻で構成された先攻駆逐隊は、艦隊から離脱し、敵艦隊へ新兵器の性能テストを兼ねて攻撃をしようとしていた。

 

 

「艦影確認、敵前衛戦列艦です。」

 

「艦影照合確認。旧式のヌフス級戦列艦40隻」

 

時雨艦長「やはり数はこちらの10倍か…」

 

副長「魚雷は効果ありすぎたり、そもそも命中しても反応するか分からないので、砲撃戦といきましょう。」

 

時雨艦長「わかった。5号火器管制レーダー改*3の性能を確かめるとしよう。駆逐隊全艦に通信!」

 

 

前衛駆逐隊指揮艦である時雨は、村雨・夕立・江風に砲撃戦を指示。白露型4隻は50口径12.7cm連装砲C型を全門、敵戦列艦に向ける。

 

 

 

時雨艦長「主砲!撃てーー!」

 

 

観測員「…!?!敵艦増速!速力18ノット!?!?」

 

副長「嘘だろ?!戦列艦の速力は精々12ノットもいかないはずだぞ!」

 

 

時雨艦長「先ほど撃ったのはどうなった?」

 

「発射弾16発に対して5発しか命中していません。現在半自動装填装置で次弾装填中。」

 

「現在誤差修正中…偏差計算完了。仰角調整完了。発射準備完了!!」

 

時雨艦長「今度こそ当てるぞ!!主砲!撃てー!!」

 

 

 

 


パーパルディア皇国第2戦列艦隊前衛 旗艦ストール

一方…時雨率いる先攻駆逐隊からの砲撃に晒されているパ皇前衛部隊は悲鳴の嵐だった。

 

「畜生!!これ以上速度は上がらないのか!!」

 

「無理です!!風神の涙を既に全力で使っているんです!これ以上は無理です!」

 

「敵艦発砲!!」

 

 

 

 

バコォン!!

 

ストールの隣を航行していた戦列艦ルアーの甲板に敵砲弾が着弾。甲板を貫通し、内部で大爆発を発生させ、破片と共に轟沈していった。

 

 

「くそ!!ルアーがやられた!」

 

 

「残存艦は何隻いる?」

 

「22隻です…」

 

「もう半分だと…」

 

新兵器搭載型の白露型4隻は、正確に戦列艦を撃ち抜いていき、既に交戦中の前衛部隊は壊滅状態であった。

しかし、原作での海自艦のような帆だけを狙って撃ち抜き、航行能力を失わせる程の精度は持っていないため、海自艦や皇国艦と比べると、白露型の砲撃精度は見劣りする。

 

 

「嘘だろ…敵艦発砲!!」

 

半自動装填装置を搭載しているため、数撃ちや当たるが如く前衛部隊に砲弾が雨霰で降ってくる。

 

「もうだめだ…」

「助けてくれーー!!」

「俺はもう降りるぞ!!」

「こんなところいられるか!!」

 

戦意喪失して自艦から海に飛び降りる兵も出始め、修復の人手も足りなく、段々と沈んでゆく艦も出始めていた。

 

 

 

しかし…

 

 

 

 

 

 

 

 

 


白露型駆逐艦時雨艦橋

 

観測員「か…艦長…敵の増援を確認…」

 

艦長「何隻だ」

 

観測員「大きさ的に、フィシャヌス級約40隻・ヌフス級戦列艦約110隻。」

 

砲術長「艦長、敵前衛部隊に砲弾を使いすぎてしまい…残弾的に、増援を完全に殲滅するのは難しいです。」

 

艦長「他の先攻隊はどうなっている?」

 

通信員「だめです、どこも交戦中で…」

 

艦長「残弾撃ち尽くして、魚雷射出して、撤退といくか?」

 

副長「それが1番最善だと思います…」

 

 

 

 

通信長「艦長!上空の空中管制機からです!」

 

艦長「なんと言っている?」

 

通信長「≪増援として特殊試験大隊の2個中隊が到着する。そのまま戦闘を継続せよ。≫だそうです。」

 

艦長「電探に反応はあるか?」

 

「いえ…今のところ…!!接近中の物体を確認!!速度は…は?」

 

「どうした?速度は?」

 

「速度推定時速1700km!!」

 

 

「「「嘘だろ?!?!?!?!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


試作戦術機動大隊第3中隊 コールサイン:アスタロット

 

第3中隊長『全機傾注。相手は木造の泥船だ。幸い対空装備は存在しない、接近格闘戦も許可する!』

 

『『『了解!!』』』

 

音速で接近してきたアスタロット中隊は、最初は上空からの30mmと20mmによる機銃掃射をしながら距離をとり、二足歩行形態に変形すると、まだ生き残っている戦列艦を15mのスーパーカーボン製近接戦闘長刀でぶった斬るという、地獄絵図が生まれていた。

 

『ヒーハー!!!』

『最高だぜー!!!!』

 

一方的に攻撃を与えているためか、かなりテンションがあがっているが

 

アスタロット6『よし!!4隻目撃破!次は…うぉ?!?!』

 

 

warning warning warning

 

偶然にも戦列艦がヤケクソで撃った砲弾が、ユダ6に当たってしまった。

 

『アスタロット6より中隊長へ、攻撃を受けた!中枢システムにエラーが出ているため戦闘続行不能!!』

 

第3中隊長『アスタロット6。移動はできるか?』

 

アスタロット6『駄目です、これ以上は墜落して…くそ!!』

 

試作兵器ではあるが、センサーや電子機器を大量に積んでいるため、ここで失うのもまずい。しかし、中枢システムがエラーのオンパレードで、後退もできない。徐々に海面へと近づいていくアスタロット6。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『こちら帝国海軍所属駆逐艦時雨!!夕立と共に墜落した機体とパイロット保護のため、敵艦隊に突入する!!』

 

 

 

 

駆逐艦時雨

残弾が少ない中、白露型4隻の先攻駆逐隊は時雨と夕立が突入し、村雨と江風が時雨達の援護をし始めた。

 

通信員「特殊試験大隊はそのまま戦闘を継続せよ!!」

 

第3中隊長『すまない…すぐに終わらせる。アスタロット中隊!攻撃続行!』

 

 

艦長「前進全速!!あの墜落機は重要機密も保持している試験機だ!搭乗員と共に絶対に確保するんだ!!」

 

機関長「了解!前進全速!最大速力!!」

 

32ノットの最大戦速で、時雨を先頭に戦列艦の射程に入ろうがお構い無しである。

 

砲術長「機銃も使え!近くの敵艦にとにかく攻撃を与え続けろ!!」

 

「10時の方向!!敵フィシャヌス級接近!!」

 

砲術長「1番主砲!砲塔旋回急げ!!目標10時の敵艦!」

 

「1番砲塔装填完了!!いつでもどうぞ!!」

 

砲術長「うてぇー!!」

 

砲弾は見事に2発命中し、派手に破片を撒き散らしながら撃沈した。

 

 

 

 

 

 

「現場到着!!墜落機と搭乗員を確認!!」

 

「機関停止!」

 

艦長「救助急げ!機体の回収もだ!回収次第、本隊に撤退するぞ!!」

 

 

 

 

観測員「!!敵艦接近!突っ込んできます!衝突経路です!!」

 

艦長「まずい?!?!」

 

ヤケになった戦列艦が、時雨に風神の涙を全快で使用して衝突覚悟で突っ込んで来る。例え鋼鉄製の時雨でも、18ノットで突っ込んで来る戦列艦が衝突したら、ひとたまりもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズドォォォン!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時雨に突っ込んできた戦列艦は、衝突寸前で大きな衝撃と共に爆散する。

 

艦長「観測員!何処からの砲撃だ!村雨か?江風からか?!」

 

副長「いや…爆発からして白露型が搭載する12.7cm連装砲からの砲撃とは思えない…少し大きい30cm程か?」

 

 

観測員「江風後方!!艦影確認!!」

 

 

 

 

通信員「敵味方識別に反応あり!!クワ・トイネ公国海軍所属戦艦クワ・トイネです!!」

 

 

 

 

 

*1
帝国軍機には味方機との連携をしやすくするため、皇国と日本が新規設計した高性能無線機や小型IFFを搭載しているため、会話ができているのである。

*2
正式名称:試製5式50連装対空噴進弾。日本国と皇国の帝国時代に存在した十二糎二八連装噴進砲を参考に、技術供与を活用して試作された噴進砲。

*3
フェン沖で活躍した5号火器管制レーダーを帝国が独自に手を加えた代物。




次回 第17話 本土決戦─3─

会話文にいちいち人物名書く書かないか

  • 「名前無し」
  • ○○○○「名前有り」
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