スライム狂いの錬金術師姉ちゃんに人体改造される事になった 作:丸米
拝啓
冬を超え、雪解け水が小川と共に流れ出す頃。まだまだ肌寒い日が続きますが、グリューゼ殿においては益々のご清栄慶び申し上げます。
本日をもって十七の誕生日を迎えたとの事を今更ながら思い出しまして、こうして手紙を差し出した次第でございます。誕生日おめでとうございます。何一つ変わらぬ貴女様の肉体と精神性を目の当たりしてきた私としては、ああそうか……もう十七なのか……信じられねぇ……嘘だろ……という感じです。現実はいつでも我々の目の前を過ぎ去っていくものですが、貴女様の存在は本当に現実なのか。もしやここは現実と虚構の狭間であるのか。もしくは貴女様がこの世界の特異点であるのか。こればかりは結論がでません。いつか解明できたならばいいのですが。私だけならばいざ知らず、流石に見合い相手の顎を砕き腕を折る騎士一族の令嬢は控えめに言って論外でしょう。その成長を知らぬ体のどこにその怪腕が潜んでいるのか。中々に不思議でございます。
さて。まあ貴女様の誕生日という事で。私なりに何かしらの贈り物を贈呈しなければならないのだろうなぁ、という義務感らしきものは存在しています。とはいえ義務感で贈り物をするというのも中々につまらないものでございまして、私なりに貴女様への誠意だったり、“何を与えれば貴女の役に立つか。もしくは喜ぶか”という視点と観点で考えさせていただきました。
私は錬金術師でございますので。やはり錬金術を用いた代物を贈呈するのが筋というものでしょう。さて、では何を与えれば貴女様に喜んでいただけるのか。必死に考えました。服飾関係でしょうか? いえいえそんなことはございませんね。貴女様に年頃の女性のように着飾って喜ぶ感性が小雪程でもあれば、貴女様の父君が頭が捩じり切れそうなほど悩みはしないでしょうから。では特殊合金製の武具などはどうかと思いましたが、貴女はその手の武具には一切妥協せず揃えているでしょうから意味がありませんね。うんうんと悩み。そもそも貴女様からの贈り物など頂いたことも無いのに何故こんなにも悩んでいるのか、一抹の虚無感すらも感じ取りながら考えた果て。ふと、貴女様が昔言っていた言葉を思い出しました。
──見てなさい。私も十年後にはお母様のように美しくなるのだから、と。
その言葉を忘れず、私はこの胸にしまい込み。そして内心笑みを浮かべつつ貴女様の姿を見ていました。騎士の血を継ぐ貴族令嬢の「見てなさい」はあまりにも重い言葉です。私は言われた通りずっと貴女の肉体の変遷を見つめ続けてきました。はい。
その願い叶わず今という時を迎えてしまった貴女様の悲嘆に暮れるお気持ち、内心お察しいたします。その貧相極まる肉体が貴女様の過去から現在に至る帰結であるという残酷な事実を前に、どれだけの悲しみがそのない胸から零れだしたのか。想像するだけで胸が苦しく、また潰れ、更に張り裂けそうな気分でございます。胸焦がし、弾ませ、膨らませる、この一瞬を──どうかお受け取り下さい。
敬具
ライゼ・ボアラスキ
グリューゼ・マルキセム様
手紙と共に送られてきたものは──胸パッドであった。
ジェル状の皮膚色のそれは、恐らくはスライムで出来ているであろうか。お椀型の膨らみと共に形成され、底の部分は強い粘着物質が付着している。粘着物を落とす為の薬剤もご丁寧に同封されていた。
それら胸パッドは──まな板と共に寸胴鍋に入れられ、送られてきた。
脳内の何かがキレる音を、グリューゼ・マルキセムは感じ取った。
※
アッセム皇国、東部。
第十六城塞都市サイリム領最東部、ムゼル区。
森林区画が七割を占めるこの区画には──その森を切り開き出来た村が一つある。
小さな山岳を背後に作られた村の、その外れ。
森の中。
小さな小屋がある。
外観も内観も、見事に寂れた小屋だ。
所々蔦が絡まった木製の壁の中。最低限の家具だけが置かれた空間がポツリ存在する。
「いいかね諸君。所詮空間などハリボテだ」
そんな中。
女が一人──唐突にそう言葉を発していた。
真っ赤なマントを羽織り、片眼鏡を嵌め込んだ、車椅子に座る女であった。
「どれだけ広大な城の中であろうが、その全てを一人の人間が掌握できるわけではない。むしろ私のようなものぐさにとって、広い空間に閉じ込められることは悪夢のようなもの。この位の狭さが丁度いいのだよ解るかね諸君。どうせこの小屋の様態を見て村八分にされた哀れな貧乏人が住んでいるとでも思っているのだろうが、違う。断じて違う」
女は青い長い髪をぶんぶんと振り回し、ニコニコ笑みを浮かべながら──狭い小屋の低い天井を見つめながらそう呟いていた。
「なあライゼ」
その傍ら。
少年が一人。
「何に話しかけているんだ?」
傍らの少年の声が耳に入ると──
女はそれでも天井を見続ける。
「その声は。我が最愛の弟ではないか。なんだなんだ、もう帰っていたのかシュタッシ。──そうとなればもう貴様らは用済みだ。去ね。消えろ」
そう言うと、女は何もいない天井に向けしっし、と追い払うように手を振る。
その様子を、冷めた様子で少年は見ていた。
「だから誰に話しかけているんだよ」
「今私は、私の意思により幻覚を見ている」
「幻覚?」
「そう。私は私の肉体の中でカシュアリクスマッシュ及びマルクシア等に含まれる成分を”錬成”し、幻覚を生み出していた。この眼前には、我が物顔で我等の光景を見ている目がある。この小屋を見物し内心馬鹿にしている者共が。そういう幻覚を見続けていた」
「なあその二つ麻薬だよな? 何やってんだよ馬鹿じゃないの」
カシュアリクスマッシュ、マルクシア。
皇国だけに留まらず、大陸全土において使用が厳禁となっている麻薬の名前であった。大体邪教の儀式の中で信者に幻覚を見せる為に用いられるお薬であーる。──何をやってんだこの馬鹿は。
「心配するな。法で禁止されているのは麻薬の使用・作成・譲渡・所有であって、錬金術を以て己の体内に成分を作り出す事はこれらに当たらない。安心するがいいさ」
「心配というのは法の範疇内でのみ行われるものじゃないんだよなぁ」
「されど、中々暇つぶしにはいいなこれは。幻覚によって肉体の高揚と刺激が感じられる。これはいい。ただ成分が抜けた後に反動で鬱々してくるのは難点だな」
「なあそれただの麻薬の副作用.....。――まあいいや。取り敢えず言われた通り、森を一通り歩いてはみたよ」
シュタッシが話題を変えんと、報告という体でライゼに言葉を放つ。
その報告に、ほう、とライゼは呟く。
「どうだった?」
「噂通りだな。ここいらじゃ見かけない魔獣がウロウロしている。一応、まだ刺激しない方がいいだろうと思って手は出していないけど」
「噂通りか。そいつは重畳。──ならば、グリューゼに伝えたら早速調査を始めるかね」
ふう、と一つ息を吐くと。
ライゼ、と呼びかけられた女は、車椅子を少年──シュタッシの側に向けた。
非常にゴツゴツとした車椅子であった。
座椅子の傍ら。車輪を覆い隠す金属製の分厚い鉄板が存在し、ひじ掛けには横に伸びたレバーが設置されている。何より異様なのがその背後。螺旋状に背後へと伸びたその異様は、まるで金属の貝殻の様。その中央に座する女は、にこやかな笑みを浮かべながら、シュタッシへと視線をやる。
シュタッシはグリューゼ、というワードを耳にした瞬間。何かを思い出したかのように手を打った。
「ああ。そう言えば今日はグリューゼの誕生日か。すっかり忘れていた。菓子でも作って持って行こうかな....」
「贈り物をしようというのに、行動が遅いぞシュタッシ。私はもう既に送ってある」
「へぇ。ライゼにしては律儀じゃないか。まあ時間は幾らでもある。くるみのクッキーでも作っておくよ....」
「うむ。そうするのだなシュタッシ。──どうせ彼女はじきにここに来る。素早く作った方がいい」
「ん? ここに呼んだのか?」
「呼んだというよりかは──餌を蒔いておいた、という方が適切かな」
「餌.....?」
訝し気にシュタッシがそう言葉を反芻すると──。
小屋の扉が、開かれる。
その音が聞こえたのは──ほんの一瞬であった。
「ライゼェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ‼‼‼‼」
なにせその直後から、叫び声と共に別な音が連続して高らかに響き渡ったからである。
とてつもない音であった。
小屋が爆撃された――そう判断してもおかしくない。それ程の爆音であった。されど音そのものはソリッドな金属音。金属をこすり合わせるような、不愉快な音声が爆音となって小屋の中に響き渡る。
そのげに恐ろしき爆音は、金属物が床に転げ落ちる音が終着となり、その後静寂が訪れた。
静寂が訪れた小屋の玄関口――背丈も、起伏も、あまりにも小さく、そしてなだらか。間違いなく外見だけで判断するならば子ども、と表現するにふさわしい少女がそこにいた。
コロコロと。
シュタッシの足下に、転がり来る金属物。
それは──鉄製の寸胴鍋であった。分厚く、重いそれは──大きな凹みを作って、地面にくるくると悲し気に回っていた。
「これはこれは──。グリューゼか。相変わらずだな。哀しい程に相変わらずだ。本当に....」
そして。
鍋を投げられたライゼは──呑気にやれやれと両手を掲げていた。
ライゼが居座る、車椅子。
その背後にある、螺旋状の金属の塊。
そこから──物々しいマジックアームが展開されていた。
アームは四本。背後の金属塊からギミックとして生え出たそれは、投擲された鍋を見事弾き返したのであった。
弾いたそれを見て──ライゼは白々しくも悲しげな声を上げる。
「これは──私が贈った寸胴鍋ではないか。なんだなんだ。何が気に入らなかったんだ」
「全てよ。あらゆる全てが癇に障ったわ。むしろ気分を害さなかった部分が見当たらない位。害虫が口に入ったみたいに不愉快な体験だったわね。──あ、胸パッドとまな板はもう燃やしたから」
少女──グリューゼは、寸胴鍋の投擲を終えると、その手に木剣を握りしめる。
それはまるで巨木のような。少女の身の丈以上の大きさと、分厚さを持つ代物であった。
「なんてひどい......! まな板はともかく、胸パッドに関しては私のスライム錬金術の技術を用いた傑作だったというのに.....! グリューゼの願いを叶える為に開発したというのに!」
「私の体型を揶揄する為だけにご苦労様。殺すわ」
「何を言っている。私が君の体型を腐すなんてもう何度も行われ使い古された罵倒をする為だけにこんな手の込んだことをするわけないじゃないか。──家事一切出来ないまま成長してしまった君に対する皮肉だってちゃんと含まれているに決まっているだろう!?馬鹿にするな!」
「ありがとう。更に殺す理由が追加されたわ──死ねぇ‼‼‼」
木剣を手に襲い掛かるグリューゼと、車椅子を器用に動かしマジックアームで応戦するライゼ。
放たれる斬撃。縦横無尽に駆け巡る金属のアーム。打ち合うごと衝撃と化し、ただでさえ質素極まりない小屋の中が荒れ果てていく。
「.....」
シュタッシはその様を無感動に見つめ──そのまま箒を手にし、無言のまま後片付けを開始していた。
※
二人の戦場は、小屋の壁ごとライゼが吹き飛ぶという工程を経て森の中へと移っていった。
その後。
今度は地面が抉れ、岩が破砕され、木々が薙ぎ倒される音声を間断なく響き渡らす中、互いが互いに罵詈雑言がその音声以上のボリュームを以て行き交うという素晴らしきカオスを壊れた壁から轟かせていた。
その音を何処までも他人事として処理しながら、シュタッシはただただ無言のまま厨房に立って生地を練っていた。
「気は済んだか?」
破砕された壁から、ライゼ・グリューゼ共に現れる。双方とも森の中を激しく動き回ったせいか全身はかなり汚れているが、目立った怪我はないようだ。
「ふむん。いい退屈しのぎになった」
「.....次は必ず一発入れてやる。というか殺してやる.....」
ライゼは満足気な笑みを浮かべ、グリューゼは忌々し気に表情を歪める。
「しかし。グリューゼという存在からスライム溶液を用いた胸パッドの開発に至ったのは素晴らしき成果だ。城塞都市に降ろしたら売れるかもしれない。心からのお礼を言うよグリューゼ」
「一度その脳味噌ぶっ壊した方がいいんじゃない腐れ錬金術師......!」
「はいはい。また喧嘩しないの」
シュタッシは砕いたクルミを生地に練り込むと、容器の中に入れて小屋の外に持って行く。
「よかった。窯は壊れてなかった」
窯に火を入れると、クッキー生地が入った容器を入れる。
「──ちなみに私の分も当然作っているんだろうな? シュタッシ」
「今日はグリューゼの分しか作ってない」
「は? え?」
「これ以上作るには小麦も砂糖も足りなかったからね。我慢してくれ」
信じられないといった面持ちで表情を歪めるライゼは、焼きあがったクッキーの入った容器を即座にマジックアームで奪おうとするが、容器を取り出さんとするシュタッシの手刀にて弾かれる。
シュタッシは──灼熱の窯の中に当然のように両手を突っ込み、そのままの温度を宿した容器を掴み上げていた。
よっこらせ、と一つ声を上げて。シュタッシは容器を地面に置き、布袋を小屋の中から一つ取り出し、焼きあがったクッキーを入れる。
「はいグリューゼ。誕生日おめでとう」
「.....どうも」
そっぽを向きながら布袋を受け取ると、そのままさくさくと齧り始めた。
グリューゼは騎士としての教育を受けている真っ最中で、基本的に菓子を食べる事を禁止されている。そういう訳で、時折こういう風にシュタッシは甘いものを与えるようにしている。
「それで」
「うん?」
色々と落ち着いた後。
シュタッシはライゼに声をかける。
「──なんでわざわざこんな怒らせてまでグリューゼを呼び出したんだ。ライゼ」
「ああ」
別に仔細を聞いたわけではないが──恐らくライゼが何かしらグリューゼの逆鱗に触れるものを敢えて送って、彼女をここにおびき寄せたのだろう。素直に呼び出すという方法を選ぶことが出来ない辺りが、本当にライゼという女の駄目な所であると思う。
「──グリューゼも知ってはいるだろうが。ここ最近、新種の魔獣が森によく出るようになっている」
「ええ。聞いているわ。──本当に忌々しいわね」
「シュタッシがここ三日間、森を見回っていたが──やはり新種の魔獣が多く出回っているらしい」
「そうなの?」
グリューゼからの問いに、シュタッシは頷く。
「ああ。──だがな。その新種の魔物は、俺を見ても襲い掛からない。視界に入るや否や即座に逃げ出す」
「む?」
「基本的には狼型の魔獣、もしくは二足歩行型。──両方とも、人の手で調教しやすいタイプの魔獣だ。人を見ると即座に逃げ出す判断を行える新種の魔獣が、ここ最近多く現れるようになった」
新種の魔獣が唐突に現れ。
更にそれらは人をむやみに襲わないだけの理性を持っている。そこから得られる結論は──。
「──誰かが魔獣を持ち込んでいる、ってこと?」
魔獣を調教し、森に放った人物がいる──。
そう考えるのが自然であろう。
「その可能性が高いな。何かしらの目的をもって、調教した魔獣をこの森に放っている奴がいる」
「目的、って何かしらね」
「魔獣が優れている点は二つ。人を襲う能力。そして何かを探す能力」
魔獣と通常の獣との違いは、人間に対する凶暴性と知能と言われている。
彼等は人間を見るや否や即座に襲い掛かるタイプの猛獣ではなく。
人間を静かに観察し、油断した瞬間に襲い掛かる。
人間の足跡を辿り背後から襲撃するだけの知能を持ち、それ故に一度捕まえれば調教もしやすい。
彼等は大抵人間以上に発達した五感があり、──それ故に、もの探しや人探しに係る能力が非常に高い。
「もしかしたら──この森に誰か逃げ込んで、それを追っている誰かがいるんじゃないかな」
「....」
グリューゼは、一つ溜息を吐く。
「.....全く。ここを誰の領地だと思っているのやら」
「どうする?」
「今のところ村に被害は出ていないから、あんまり大々的に兵隊を出す訳にはいかないでしょうね。──出来るなら、大事になる前に解決しておきたいわね」
「そりゃあそうだろう。大事というのは──君の父君が城塞都市から部隊を引き連れて森の中駆けずり回って不届き者を一人残らず血祭りにあげる事だろうからね。あっはっは」
「笑い事じゃないのよライゼ。全く──」
一つグリューゼは溜息を吐く。
「そこでだ、グリューゼ。──この件。君の父君に伝えるのは一旦待ってもらえるかな?」
「それは別にいいけど.....。どうするつもりなの?」
「無論。──我等姉弟で、この魔獣問題の黒幕共を炙り出してやる」
クク、と笑みを浮かべ。ライゼはそう言った。
「.....別にいいけど。勝算はあるの?」
「無論。──この森は君の一族の領土であると共に、我等姉弟の庭でもある」
ケケケ、と笑みを浮かべ。
「まあまあ任せてくれ。──ここには、天才錬金術師と。そしてその天才が作り上げた最高の
. . .
「あーあ」
森の中。
ざあざあと音が流れ来る、滝の程近く。
少女が一人──洞窟の中で身を潜めていた。
「これは割と”詰み”かもね。まーさか、魔獣使いのハンネスさんまで追手に出てきたかー」
褐色肌に、白色の髪を肩辺りで切り揃えた少女。
着込んだ灰色の防刃コートは脇腹辺りで斬られており、そこから血が滲んでいる。
脇腹だけではなく──左足もくるぶし辺りが大きく腫れあがっている。
「......辺境とはいえ、皇国の領土。時間が経てばここの領主が魔物を始末しに兵を派遣するはず。そのタイミングと合わせて逃げられればいいんだけどね。それまでに左足が治るかどうか」
少女は。
一つ、笑みを浮かべた。
「まあいいや。──ここで死ぬのならば、それが運命だ」
少女はコートと鎖帷子を脱ぐ。
肌着姿となったその少女は──左腕が存在しなかった。
「でも──不思議とこういう時に限って死なないのが不思議だ。あっはっは」
別段の絶望もなく。されど希望に縋るでもなく。ただひたすらに──穏やかな表情で、そう隻腕の少女は呟いていた。
新キャラちょい紹介
グリューゼ・マルキセム 成長期に差し掛かった時点で肉体面での成長が途切れた代わりに腕力と握力だけはロケットのように飛躍していった哀しき生物。マルキセム家は騎士として実績を積み上げて貴族となったバリバリの武闘派&叩き上げであるが、彼女は腕っぷしだけはマルキセム家歴代最高と名高い。普通の剣を握らせれば柄をへし折ってしまうので大剣を持たせるしかなくなったが、大剣で普通に剣術の再現が出来る化物。常人ならばワンパン喰らえば首が千切れ飛んでいく。この世界で最強の腕力を持つオーク族でもこれほどの怪力を持っている者は中々いないというレベル。種別としてはロリゴリラ。見合いの時に子供だと勘違いし実年齢を聞き笑い出した見合い相手×2の顎を砕き腕をへし折っている。現在村で修業中。好きなものはお菓子と剣。
ライゼ・ボアラスキ イカレポンチスライム錬金術師お姉ちゃん。核包を用いて体内で麻薬成分の錬成に成功した。着々と中毒者の道を歩んでいっている。
シュタッシ・ボアラスキ 素直系改造人間。着々と人の道を外れていっている姉をとても心配しているいい子。お菓子作りがとても得意。