次の日貴虎は奏からメールが来ていたので場所なども添付されているので彼は変装用のメガネなどをつけてその場所へと私服で向かう。一応彼自身も有名人でもあるので変装をしないと街を歩くことができない。
貴虎は時計を見ながらその場所に到着をしたが奏の姿が見えない。彼は辺りを見ているとメールが来た。
『あたし天羽 奏、後少しで着くぜ』
「なぜメリーさん?」
貴虎は首をかしげるとまたメールが来たので見ると
『あたし天羽 奏、今あなたの後ろにいるの!!』
「!!」
彼は振り返ると変装をしてにししと笑っている奏がいたが・・・・・・彼はそのまま脳天にチョップを繰り出す。
「あた!」
「なぜ普通に来ない。てかなぜメリーさん!?」
「いいじゃねーかよ。そういうユーモアが必要だろ?」
「だろ?じゃない・・・・・・そういういたずらをするところは変わらないな。」
「にししししほら行こうぜ?」
「だな。」
二人は歩きながら貴虎はなぜ奏は今日誘ったのだろうか?と首をかしげている。自分が休みの日を聞いてきたときは驚いたが今になって話すことがあったのだろうか?と・・・・・・奏の方は何かを決意をしているのか拳を握りしめている。
やがて人があまりいないようなところへと来てから彼女はつけているメガネなどを外した。
「・・・・・・なぁ貴ちゃん、あたしがなんでギアを纏っているのか教えようと思ってな。」
「・・・・・・・・・」
「長野の遺跡であたしはノイズを父さん、母さん・・・・・・そして妹を殺された。あたしは家族に守られて一人だけ生き残っちまった。そこからだ・・・・・・あたしは力を求めるために二課へと行き今のガングニールを手に入れるためにLiNKERを体に注入をしてこうしてノイズに復讐をしようと戦ってきた。」
そういえば長野遺跡事件を貴虎は新聞で見たことがあったがそこで奏は家族を失ったのだなと無言で話を聞いていた。
「そしてあたしは翼と共にツヴァイウイングを結成をして今もこうして歌を歌っている。けどな・・・・・・」
すると奏は貴虎に抱き付いてきた。突然のことだったので貴虎は混乱をしてしまう。
「なんで・・・なんで貴ちゃんが戦う必要があるんだよ・・・・・・貴ちゃんがなんで?」
「奏・・・・・・」
「貴ちゃんには守らないと行けないものが多い、なのにどうして斬月になって戦っているの?あたしはそれを見ているのが辛いんだよ。貴ちゃんがいつ亡くなってしまうのかが怖いんだよ・・・・・・あたしは家族を失った。けれどまだ貴ちゃんや翼達がいるからだ。でもそれで貴ちゃんがいなくなったら・・・・・・あたしは・・・・・・あたしは・・・・・・」
奏は今の自分の思いを貴虎に伝えた。彼には戦ってほしくないのが彼女の本心だ。だが・・・・・・
「奏、私はそれでも戦う。それは命令をされているから戦うんじゃない。自分の意思でこの戦いに参戦をしたからだ。」
「でも!「約束しよう」え?」
「私は・・・・・・俺は死なない。絶対にだ。」
「・・・・・・あーもう!貴ちゃんは一度言ったら曲げない頑固者だからな。ったくあたしの意味ないじゃねーか・・・・・・だけど必ず死なないこといいな?」
「わかっているさ。」
そういってお互いに指きりをした。
「指切りげんまん、嘘をついたらガングニールの槍で突き刺すぞ指切った」
「・・・・・・約束破ったら私は死ぬのだな。」
とんでもない約束をしてしまったなと貴虎は思ったが奏は笑顔なのを見て可愛い奴だなと思いお互いに手を振った後に別れて彼は家の方へと帰ることにした。
家へと帰った貴虎は椅子に座り極ロックシードをちらっと見ている。これを使ったら自分が人間ではなくなってしまうじゃないかという恐怖を感じている。
だがいつか極アームズの力が必要になる時が来る。その時までは斬月などで頑張ると・・・・・・すると通信機が鳴ったので彼は出る。
「呉島です。」
『すまない俺だ。ノイズが現れて現在翼が現場に向かっている。奏の方はまだLiNKERのこともあるからな。』
「承知した。」
通信を切り彼は立ちあがりじいに理由を言ってから外へと出てサクラハリケーンを出して乗りこんで現場の方へと急行をする。
一方で翼はアメノハバキリを纏いアームドギアを使いノイズを倒しているがやはり一人のため数が多いのでノイズは次々に翼に攻撃をしてくる。
「く!」
するとバイクが現れて彼は降りるとサクラハリケーンが元のロックシードへと戻り彼の手に戻る。
「貴虎兄上!!」
「大丈夫か翼、ここからは私も参戦をするぞ。」
彼は戦極ドライバーを装着をしてメロンロックシードじゃないロックシードを出した。
「メロンじゃありませんね?」
「あぁ・・・・・・」
【ウォーターメロン!ロックオン!】
「変身」
【ソイヤ!ウォーターメロンアームズ!!乱れ玉、ババババン!】
いつもと違う姿になったので翼は驚いているが貴虎は事斬月は気にせずに左手のウォーターメロンガトリングを構えて発砲をしてノイズ達を次々に貫通させて撃破していく。
「翼、私が援護をする。お前はその隙をついて切りかかれ!」
「はい!」
斬月はウォーターメロンガトリングを発砲をして撃破すると翼が油断をしているノイズに対して大剣状態にしたアームドギアから放たれた蒼ノ一閃が命中をしてノイズ達を次々に撃破していく。
「これで決める!」
【ソイヤ!ウォーターメロンスカッシュ!】
斬月は飛びあがり必殺の無刃キックが放たれてノイズ達を次々に貫通をして撃破した。
「お見事です兄上。」
「お前もな?さて帰るがお前はどうやって帰る?」
「・・・・・・・・・・・・」
翼が気まずい様子だったのを見て斬月はじーっと向いている方角を見るとおそらく現場についたがそのままノイズに突撃させて爆発させた翼のバイクの残骸を見たのを見て彼はため息をつく。
「いくらバイクに乗れるとはいえ高いのだぞ?」
「す、すみません・・・・・・」
「仕方がない私のバイクを一つやろう。」
「よろしいのですか!?」
「あぁほらローズアタッカーだ。これをお前にやる。お前がギアを纏って降りてもロックシードに戻ってお前の手元に戻るようになっているから安心をしてくれ。」
「も、申し訳ありません兄上。」
「お前は変わらずその呼び方だな(笑)」
「いつもこの呼び方をしてしまっていますから。」
「そうだったな。」
斬月はロックシードを閉じてから変身を解除をして懐へとしまう。そしてお互いにサクラハリケーンとローズアタッカーを出して家へと帰るのであった。
次回 それから二年が経ち呉島コーポレーションはさらに大きくなっていった。ゲーム以外にもアイドルなどのプロダクションに手を出しておりプロジェクトドールズというアイドルユニットを作成をしたり新たなゲームを作ったりするなど大きくなっていくのであった。
その中にはミサキとミユの姿も・・・・・・
次回「二年が経ち大きくなりました。」