触手使いの白髪紫眼ロリTS転生魔法少女の眼からハイライトが消える話   作:選ばれざるオタクⅡ

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この記録は、いずれ行き着く最終点である。
何が彼女をこうしてしまったのか……
彼女の目的は何なのか……
今の段階では何もわからない。


プロローグ 〜オカルト研究会活動記録その75「カウンセラーの魔女についてのインタビュー」より〜

 

 あの日、オレは部室に荷物を忘れたんで夕暮れに紅く染まる廊下を走っていたんだ。

 え?まぁ…そりゃあ部活終わりだから疲れていたさ

 だが、その日はオレの推しのVTuberの緊急配信の時間が迫っていた。

 さっさと家に帰ってモニターの前で全裸待機したいと思うのは自然だろう?

 

 だから、オレは廊下の曲がり角に撒き散らされていた水に気が付かず、盛大にすっ転んだ。

 多分廊下掃除の奴らがテキトーに終わらしてたんだろうなぁ…

 そのせいで、オレは空き教室のドアに頭から突っ込む事になったんだ。

 ホラ、オレ一応バスケ部の中では一番速いし、それにこのタッパだろ?

 このオレの質量と速度に木造のボロ校舎の扉は粉々に砕け散ったというワケさ

 

 うん?あぁ、いや、別にコレがオチってわけじゃないんだ。

 むしろ、ここからが本番でな?

 

 オレが体中の痛みに耐えながら周りを見渡すと、そこは空き教室じゃなかったんだ。

 

 まぁオレもあそこの空き教室に入ったことが無いからどうなってるのかは知らなかったんだが、

 ()()()()()()()()って事はハッキリわかったんだ。

 だって、床がチリ一つ無いフローリングだぜ?

 校長室だってボロっちいこの学校にそんな場所があるわけねぇだろ?

 

 だけんども、次の瞬間

 オレぁ別の場所にワープさせられただとか、怪奇現象だとか、

 そんな恐怖なんてどっかに飛んでっちまったんだよ。

 だって、すぐ目の前に……

 

 いたんだよ。あの『カウンセラーの魔女様』がさ

 

 いやぁ……もうすんげぇ可愛くってな?

 背格好は小学生ぐらいにちんまいのに

 胸はオレが見てきたどのAV女優よりもデッッッッッカくて

 ロリ巨乳ってやつ?

 いや、ありゃ巨乳ってレベルじゃない。もはや爆乳だ爆乳

 でも下品な感じは全くしなくてさ

 なんつぅか……カリスマって言うの?

 こう…一つひとつの動作がサマになっててさ。

 調和が取れてるんだ。

 

 それに、あの暗い紫色の眼に見つめられると

 まるでオレの内側が全部見られてるような…

 あ、でも別に嫌な感じはしなくてな

 こう…見られるのがキモチ良いみたいな…

 そんなヘンな気分になってくるんだ。

 ありゃあ魔眼ってやつだぜ間違いない。

 根拠は無いが、そういうモンだと思う。

 髪は魔女様が立ってても床につくぐらい長くてふわっふわの白髪でな

 あんなに長いと絡まったり踏んづけて転んじまったりしそうなモンなんだが、

 さすがは魔女様って感じでな

 全くそんな様子はなかった。

 多分魔法かなんかで制御してるんじゃないかって思うぞ。

 白髪って言っても、かつらみたいな不自然な白じゃなくてな?

 どっちかっていうとおばあちゃんみたいなくすんだ感じの白なんだけども

 それが却って魔女様の雰囲気に絶妙に合っててさ

 こう…人ならざる色気というかなんというか…

 まぁそんな感じだったんだ。

 服は()()()()()()()()()()

 その上から濃い紫色のローブを被ってた。

 あぁ、そうだ。

 ()()()()()()()

 

 まぁ、そんな魔女様がオレの目と鼻の先にいたんだ

 オレもうカッチカチに固まっちまってさ

 そんなオレを見て魔女様なんて言ったと思う?

 

 「いらっしゃい。今日のお客さんはアナタなのね」

 

 ってさ。

 もうすんげぇキレイな声だったんだよ。

 結構小さな声だったハズなのにくっきり聞こえてさ。

 それも、女優とかの声とは全然違う声で

 なんていうか人間離れした声というかなんというか……

 似てる声っていっても誰とも似てないんだ。

 

 そんで、魔女様がパチンって指パッチンするとさ

 周りにあったハズのドアの残骸が消えて元のドアの形に戻って壁にくっついたんだよ。

 あれが、魔法…なんだろうなぁ

 なにが起こったか全くわからなかったもん

 

 その後はなんかソファに案内されてさ

 すんげぇ美味いお茶とお菓子出されてさ

 

 「ここに来たって事は…何か悩みがあるのかしら?」

 

 って聞かれたんだ。

 考えてみても悩みらしい悩みが出てこなかったから

 特に無いですって言ったら

 

 「そう……自覚できないパターンね…」

 

 って言われて、急激に眠くなってきたんだ。

 魔女様と話せるってのに居眠りなんてしてる場合じゃねぇ!!

 って頑張ったんだが……無理だった。

 7徹記録を持ってるオレがあんなにスムーズに眠っちまったんだから

 多分アレも魔女様の魔法だと思うぜ

 なんにも確証はないけどな

 

 で、だ。

 次に目を覚ましたらどうなってたと思う?

 なんと!!

 魔女様に膝枕されてたんだよ!!

 膝枕だぞ?

 コレが意味する事、わかるか?

 頭の中でシミュレートしてみろ

 ………な?

 そうだよ。

 あの爆乳に顔が包まれるんだよ。

 

 いやぁ…もう

 やわらかくって、あったかくって……

 心の底から安心して、もう全てを魔女様に預けたような感じでふわふわ〜ってなったんだ。

 魔女様はなんかよくわからない言語で歌ってたけど

 多分子守唄みたいなヤツだと思う

 

 

 で、気がついたら、オレはあの廊下に戻ってたんだ。

 真っ赤な夕日が差し込んでることから、そう時間は経っていない。

 空き教室のドアを調べたら、鍵なんてかかってなくてすんなり入れたけども、

 中身はオレ達がよく知ってるボロ校舎だった。

 

 

 その後、部室で荷物を回収して家に帰ったけども、推しの配信を見る気にはなれなかった。

 え?何してたかって?

 そりゃあお前……ナニに決まってるだろうが。

 すんげぇ濃いの大量に出てな

 出しながら「オイオイ、これ死ぬんじゃねぇの?」って思うぐらい出たわw

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の日、オレの机の中からこんな手紙が見つかった

 

 

 

 

キミは無意識の内に頑張り過ぎちゃうみたい。勉強も、部活も、趣味も、全てにおいて全力

 

その姿勢は素晴らしいけれど、いつしか心に身体が追いつけなくなる時が来る

 

たまには、今回みたいに何もしない日を作るようにしなさいな

 

それが、今のキミに送れる私の言葉だよ

 

カウンセラーの魔女より

 

そして、裏にはこんなモノが……

 

 

p.s.

ごめんなさい。キミの性癖、壊れちゃったね。

昨日の自慰は気持ちよかったかな?

うんうん。わかるよ。新しい性癖を開拓したときの快感は凄まじいよね。

特に、それまで好きだった性癖に対して、何も感じなくなった時なんて、罪悪感と背徳感で頭の中ぐっちゃぐちゃになるよね。

でも、何も恐れることは無いんだよ。

繰り返してる内に、その混沌さえも楽しめるようになっていくから。

人間ってのは滅びに向かっていく生き物だからねぇ…

コレ、私のpixivアカウント

https://www.pixiv.net/member.php?id=_______

キミの助けになるかどうかはわからないけれど、素質はあるみたいだからねぇ

この世の闇の奥底が見たいなら覗いてごらん?

覗いたが最期、絶対に逃げられないケドね♪

《xsmall》キミがココまで堕ちてくるの、楽しみだなぁ…《xsmall》

 

 

 

 

 

 そうだな……『ヤバかった』とだけ伝えておこう

 もう、オレは普通の生活には戻れない

 

 

 

 

 ま、要するにだ。

 カウンセラーの魔女はウワサ通りの存在だったっつう事だな。

 

 え?魔女のアカウントにアクセス出来ない?

 お前…そりゃそうだろ。

 だって、あの魔女様だぞ?

 一般人が間違って入らないように対策ぐらいするに決まってるだろ




カウンセラーの魔女

それは全国各地の学校にランダムに現れる、『魔女』とも『ウワサ』とも、また『ドッペル症患者』とも違う存在。
水名女学院の制服を着ている事から、そこの生徒だったのだろうと思われるが、
彼女が魔法少女なのか、はたまた別の存在なのか
全ては謎に包まれている。
紫のローブは数十年前に存在した『マギウスの翼』という組織のモノと酷似しており、
なんらかの繋がりがあると予想されてはいるが……真実は不明
フードの下から覗く双眸は、全ての光を吸い込むような闇であり、一切のハイライトが存在しない。
また彼女の表情は一切変わらず、その声から感情のようなモノは確認出来ないが、手紙などの文面においてのみ、感情の残滓のようなモノが確認できる。

各地での目撃証言では、胸のサイズ以外の要素は全て一致しているため、彼女は相手に合わせて胸のサイズを変えているようだ。
……胸のサイズにコンプレックスでも抱いているのだろうか?

彼女が発見されるのは決まって逢魔が時
その時間帯に扉を開けたモノの中からランダムで標的が選ばれ、「カウンセラー室」と呼ばれている彼女固有の空間に飛ばされる……という説が最も有力
老若男女関係なく標的とするが、その全員が被害らしい被害は受けていない。
それどころか、悩みを聞き、必ず解決にまで持っていってくれる。
彼女の前ではどんな人間も素直になってしまい、胸の内を赤裸々に吐露する事を拒むことは出来ない。
標的になった人々は皆、彼女に感謝して一生忘れることが無い。

しかし、彼女曰く『素質がある』人間に対しては自らが描いた作品を見せるという奇怪な行動も確認されている。
その作品を見たモノ達は全員、マイナージャンルの性癖を追い求めるようになり
決して平穏な家庭を築くことは無いという…が、本人達は幸せなので問題は無いだろう。
今回手に入ったとある学校のオカルト研究会の記録にある
標的となった男子生徒に植え付けられた性癖はまだ優しい方だ。
そもそもロリ巨乳はマイナーでは無い。メジャーもメジャー。王道だ。
そういった所から考察するに、マイナージャンルというよりかは
そのモノの真の性癖を発掘する手助けをしているのでは無いかと考えることも出来るが
如何せんまだまだ情報が少ない。
引き続き、調査を続けていこうと思う。
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