ハジメが○○の能力で無双短編集   作:グラドラル

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うちはマダラ編

清水によって洗脳された黒竜、ティオ・クラルスは彼の計画の目撃者達の殺害を命じられた。

 

数万にも及ぶ魔物の大群。それが露見するのを防ぐための命令だ。

 

それに抗えず目撃者を追い詰めていき、その命を奪おうとした瞬間、その男が立ちはだかった。

 

竜の姿をした自分を見て尚、怯えるどころかつまらなそうな表情を浮かべている。

 

ティオはそれが気にかかるが、目撃者は殺さねばならない。

 

彼らを葬るために魔力を収束をしブレスを放とうとする。

 

それを見て男、南雲ハジメは呟く。

 

「久しぶりに戦いを楽しめると思ったが、相手が操り人形では興ざめだ」

 

それを聞いてティオは思わずハジメに意識を向ける。

 

そして見てしまう。その眼に浮かぶ万華鏡写輪眼を。

 

次の瞬間ティオのブレスは強制的に中断された。

 

一瞬思考が止まるが、己の状況を即座に理解する。

 

丸一日かけて施された清水の洗脳。それ以上の強制力が己を縛っている。

 

(唯の一瞥で、妾の支配権が目の前の男に奪われた!?)

 

「そのままでは話しずらいだろう」

 

ハジメがそう言った瞬間、ティオの姿は人間のものに変えられていた。

 

「何があったか洗いざらい喋ってもらおうか。もっとも、無理やりにでも吐かせるがな」

 

圧倒的強者に一切の抵抗を許されず支配下に落ちたティオ・クラルス。

 

ハジメの幻術の支配によって感じた恐怖。それに快感を見出してしまった彼女は、幻術が解かれた後も悦びながらハジメに従うようになっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エヒトとの決戦が始まり、空からおびただしい数の魔物が神山に降り注ぐ。

 

「お前たちは運が良い」

 

それと相対する兵士達にハジメはそう口にする。

 

「この完成体須佐能乎を敵に回さずに済んだのだからな」

 

そして現れる強大な須佐能乎。それが放つ一振りは魔物の大群を薙ぎ払い神山を切り裂く。

 

「相手が空から来るのも幸運だった」

 

次に現れた使徒すら例外なく蹂躙される。

 

「おかげで地図を書き直す範囲が狭くて済みそうだからな」

 

エヒトが更に戦力を投入するのを見て、ハジメは木遁分身を生み出してゆく。

 

「さて、こいつら全員須佐能乎を使うのと使わないの、どちらがいい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エヒトはハジメの力を見誤っていた。あれ程の力を持った万華鏡写輪眼。その上をゆく眼があることを想定していなかった。

 

輪廻眼を開眼したハジメにあらゆる魔法が吸収されていった。

 

仙術を使えないエヒトには、有効となる攻撃手段がなかった。

 

そして、その瞳術に抗う事も不可能だった。

 

一切の自由を奪われ、肉体を持たないエヒトは口寄せされた外道魔像へ封印される。

 

「ちょうど中身になる物が欲しかったところだ。お前の力を余さず有効活用してやる」

 

 

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