原作は見たことなく、他の方が書かれた作品とかでしか知らないので捏造過多かと思いますが、暇つぶし程度に流し見てください。アニメくらいは見たいけど時間がががが………
さすがに死因は予告とは違います。
本編はあとほんのちょっとお待ちください。
………嘘予告じゃなくなった前話はどうするか………
「──────────ハッ。ここは………?」
ふと気づくと、俺は見知らぬ部屋にいた。そして目の前には水色髪の女性が1人立っている。
「織斑百春さん、あなたは死んでしまいました」
「死んだ? 俺が?」
俺はさっきまでISに乗って戦って………そう、俺は確かにISに乗っていて、あいつらを逃がすために1人残って………
「………そうか。あそこで死んだのか」
「その通りよ、思い出せたみたいね」
「あの後、あれがどうなったか知ってるか?」
「………無事逃げられた弟さん達が倒したわ」
「お、倒せたか。なら安心だが………随分と泣かせただろうなぁ」
「えぇ、そりゃもう。お通夜なんて目じゃないレベルだったわよ。お通夜も凄かったけどね」
「お通夜も終わるくらい時間が経ったのか………で、そんな死んだ俺とこうして話しているあんたは誰なんだ?」
「そういえばまだ名乗ってなかったわね。私はアクア、女神アクアよ」
「女神アクア………聞いたことないな」
「そりゃそうよ。あなたが生きていた世界とは別の世界の神だからね」
「別の世界? 並行世界ってやつか?」
「話が早くて助かるわ。けど、あなたがいた世界と随分と違うから異世界の方が合ってると思うわね」
「その異世界の神様が何の用なんだ?」
「ランダムに若くして亡くなった人にお願いしてることがあってね? 選択肢を与えてるの」
「選択肢? 死んだら閻魔の裁判を受けるんじゃないのか?」
そう言うと、アクアは指を2本立てた。
「あなたの選択肢は2つ。まず1つはあなたも今言った裁判を受けること。これはあらかじめ判決を教えてもらってるから、この選択肢を選んだら即天国行きね」
「ふむ」
「2つ目は異世界に転生すること。あ、転生って言っても赤ちゃんからじゃないわよ? 今の織斑百春として、その世界で生き返る感じね」
「なるほど」
「ちなみに、その異世界は俗に言うあれね。剣と魔法のファンタジー的なやつよ」
「というと、魔王が世界を支配しようとしているとかか?」
「まさしくそうなのよ。魔王が悪さしていてね、悪魔や魔物がはびこってて………どうにかしなきゃいけないからこうして魔王討伐をお願いしてるの」
「俺みたいに戦い慣れてるやつならまだしも、普通の奴を転生させて戦えるもんなのか?」
「その点は問題ないわ。転生特典として、どんなものでも1つだけ与えているの。伝説の剣とか魔法の才能とか色々。だからね? 異世界に転生して欲しいのよ。あなたは昔人助けをよくしてたくらいだし、助けてくれるわよね?」
「………なるほど。可能なら天国行きじゃなく転生を選んで欲しいと」
「そういうこと!」
「だが断る」
「なんで!?」
「この織斑百春の最も好きな事の1つは、自分の言うことは絶対に聞いてくれる、と思っている女性に対してはっきりとNoと言ってやることだ。という訳で天国行きを──」
「私そろそろ評価がヤバいのよぉぉぉ! 転生特典に色付けてあげるから! 魔力で動くようにした貴方のISに加えて知り合いの装備も使えるようにしてあげるから! 私を助けると思ってぇぇぇええ! お願い百春しゃまぁぁぁぁああああっ!」
「おう、縋り付くな離せ! さっきまでの威厳はどこ行った!」
「そんなもの、評価の前では吹けば飛んでく紙きれ同然よ!」
「神としての矜持とかはねぇのか!?」
「ないわ!」
「即答するな!」
………何だろう。どことなく駄目さが楯無に似てる気がする。
「というか、転生させるのに評価ってどういうことだ?」
「え!? いや、それは、その………」
「言えないなら転生は無しだ」
「ゔっ。言えばいいんでしょ言えば! ………………ちょっと、その、サボって後輩に押しつけ過ぎちゃって」
「仕事をか」
「………………はい。だから転生してくれなかったらそろそろ罰がくだるかも〜、なんて」
神罰が神に落ちるとか笑い話か?
しかし、この仕事に対するポンコツ具合、こいつ本当に楯無に似てるな。いや、あいつはやる時はやるから比べるのはあいつに失礼か。………………泣かせただろうな、きっと。
「………はぁ、ったく。さっき特典に色つけてくれるって言ったな?」
「! 転生してくれるの!?」
「おう。こうもしょぼくれてる奴を放っておいたら後味悪いからな」
「ありがとう! で? で? 特典どうする? エクスカリバーとか行っとく? あ、剣はダメなんだっけ。ならミョルニルとかどう?」
「IS持っていけるからそこまで望むわけじゃないんだが………そうだな、嘘を吐けるようにならないか? もし向こうで転生とかの事を突かれたら誤魔化せないんだよ」
「あぁ〜………そういえばあなた嘘がすっごい下手なのよね。まぁ、それくらい余裕だし、サービスにしとくから別のいいわよ?」
「いいのか? なら、ん〜………………ISが自動修復不可能レベルに壊れても直せるような技能が欲しいな」
「なら、名前そのままの『修復』ってスキルをあげるわ。無機物限定だけど、どんなものでも直せるはずよ」
「助かる。ありがとな」
これであいつらとの繋がりが壊れずに済む。
「礼を言うのはこっちよ。じゃ、特典も決まったことだし、これから異世界に送るわ」
俺の足元から光が溢れてくる。いかにも魔法って感じだな。
「あなたが行くのはアクセルという街よ。まずはそこのギルドに行って冒険者登録をしなさい」
「分かった」
「最後に、織斑百春さん。あなたが魔王討伐を成し遂げることを期待しています」
そうして俺は光に飲まれた。
「先輩。本当の死因を伝えなくて良かったんですか?」
「本人が納得してるからいいのよ。それにね、いくら私でも伝えたらマズい内容くらい分かるわ。さすがに言えないわよ。────────なんて」
「………っと、ここが異世界か。アクセルの街って言ったか?」
俺を包んでいた光が消えたと思ったら、俺はどこかの街中にいた。中世のヨーロッパのような趣きと何となく感じる空気の違いに、俺がいた世界じゃないんだな、とどこか納得してしまう。
俺の今の服装は黒無地のTシャツにGパンというシンプルな私服。そしてISの待機形態のアクセサリー。ISスーツじゃなくてよかった。こんな街中じゃ変態扱いされかねない。ほんと良かった。
「っと、今のうちに確認しとくか。よっ」
右腕に爪鉄を展開し、すぐに収納する。展開した感覚も変わらないままだ。とりあえず、この世界でも使えるとみていいだろうな。
さて、まずは街のギルドで冒険者として登録しろ、って言ってたなあの女神。日はまだ昇ったばかりみたいだし、のんびりと街並みを観ながら探してみるか。
すれ違う人に場所を聞いたり、曲がる角を間違えてあまり儲かってなさそうな魔道具店とやらに辿り着いたり、それは通り過ぎたぞと街の門番に言われたりしてようやく辿り着いた。
「いかにもギルドって感じの建物だな」
扉を開けて中に入ると中もイメージそのままだった。冒険者らしきパーティーが食事を楽しんでたり、クエストボードらしき掲示板の前に固まってたり………こちらをちらりと見たあの子は何故こんな場所でトランプタワーを作ってるんだ? 謎だ。
とりあえずカウンターにいる受付嬢らしき人に聞いてみるか。
「受付のお姉さん、ちょっと聞きたいんだが、冒険者登録っていうのはどこで出来るんだ?」
「こちらでできますよ。冒険者志望の方ですか?」
「おう」
「登録料が1000エリスかかりますがよろしいですか?」
「登録料があるのか? 参ったな、持ち合わせが無いんだよな………日雇いの仕事とかあったりするか?」
「そうですねぇ………」
「あ、ああああの!」
振り向くと、さっきのトランプタワーを作っていた黒髪赤目の女の子がいた。
「よ、よよ、よろしければ私がお出ししましょうか!?」
「出す、ってこの登録料か?」
「は、はい!」
やけにテンパり気味に女の子が話しかけてくるが………なんだろうこの子は。知らない厳つい男(自覚はある)に話しかけるとか危機管理はどうなってんだ? それとも、人に親切をするのが普通とか、そういう世界なのか? ………剣と魔法のファンタジー的な世界とかアクアが言ってたから、あながち間違ってないかもしれん。ゲームだとみんな親切だしな。
しかし、こんな女の子に出させるのも忍びないが好意を無下にするのもどうかと思うんだよなぁ。というか転生させる時にそれくらいサービスで持たせろよアクア。
「ん〜………………すまんが頼めるか? 年下の女の子に出させるのは気が引けるんだが」
「大丈夫です! よく友達に『私達友達だよね?』って言われて奢ってるのでこのくらいは!」
おっと、闇が見えたぞ?
「っと、挨拶が遅れたな。モモハルだ。助けてくれてありがとな」
「い、いえ! そ、それでは私も改めまして………」
ゴホン、と咳をしてからその子は気合を入れ………何で名乗るだけで気合がいるんだ?
「わ、我が名はゆんゆん! アークウィザードにして上級魔法を操る者!」
………………………ほんと、なんなんだこの子は。
続きは気が向くか何かが何かを達成したら上がるかもしれないです。
予定は未定。