入学志望生と失望の共同生活
「ここが希望ヶ峰学園かあ」
都心に堂々とそびえたつ校舎を見上げ、僕、琴間 恵那樹(ことま えなき)はそう独り言ちた。ずっと憧れていた場所が、今目の前にある。あらゆる分野の超高校級の才能の持ち主を集めた学校、希望ヶ峰学園。
僕は今は中学二年生で、もうすぐ中学三年生。もう進路を固めていかなきゃならない時期。『超高校級の才能』にスカウトされるような生徒はもっと若くから実績を残すような人ばかりだから、特にこれと言った才能もなく、実績もない僕にお声がかかることはまずないだろう。万が一どころか、全国の中学三年生から百万分の一……、いや高校から再入学するケースもあったはずだから、だいたい三、四百万分の一ぐらいの確率で、たったの一枠しかない『超高校級の幸運』に選ばれるようなことにならない限り。
それでも希望ヶ峰学園は、いまだ才能に目覚めていない生徒にも門戸を開いており、既存の才能ある生徒を発掘するだけではなく、新たな才能を開花させることにも励んでいる。僕が来年受験する予定なのは、一般入試で生徒を受け入れている予備学科のほうだ。僕は今日、受験生として見学会にきたのだ。日本全国から志望者が集まる高校なので、見学会も抽選なのだが、運よく当選して参加することができた。
この見学会を通じてきっちり意識を高めて、受験生としての自覚をもって中学最後の一年を迎えたい。そう強く意気込んで敷地内に足を踏み入れると――
「キミガ コトマ エナキ クンダネ」
「うひゃあっ!」
抑揚のない機械音声を発する、左半身が真っ白で右半身が真っ黒なクマのロボットが校門の死角から現れて僕の名を呼び、驚いた僕は素っ頓狂な声を上げてしまった。このデザインのクマって、どこかで見覚えがあるな。確か『超高校級のギャル』のエノジュンこと江ノ島盾子がプロデュースしてるやつだっけ。
「ゴメンネ オドロカセテ」
音声は機械的でも、このクマ型ロボットは現状を認識できているようで、驚かせたことの謝罪をしてくる。近頃はこの手の案内ロボットもちらほら普及してきているが、さすがにびっくりする。
「いえ、こちらも変な声上げてすみません。でもどうして僕が琴間恵那樹だってわかったんですか?」
「オウボショルイノ ショウメイシャシンデ オボエタ」
一枚しか送っていない証明写真と本人を結びつけて記憶するなんて、さすがは天下の希望ヶ峰学園だ。こんなゆるキャラみたいなのにかなり高度な技術を使っているようだ。
「デハ カイジョウニ アンナイスルカラ ツイテキテネ」
その白黒のクマ型ロボットに先達されて、僕は後ろから着いていく。道すがら、このロボットの名前はモノクマだというとか、最近の若い子は進路に対する意識が高くて見学会希望者も抽選しなきゃいけないほど集まって偉いとか、特に君は応募書類の『尊敬している人』のところに78期生の『超高校級の相談窓口 日向創』をあげているなんて、希望ヶ峰学園の歴史をよく勉強しているねえ、とか言われた。
「トウチャク シタヨ」
連れていかれたのは、校舎でも体育館でもなく、敷地内の外れにある寮のような建物だった。
「ミンナ マッテルカラ イソイデ」
いきなり寮というのはちょっと違和感があったが、モノクマにそうせっつかれたのであえて疑問を口に出すことはせず、上履きを準備する。
「ショウメンノ タイイクホール デ オリエンテーションヲ スルヨ テニモツハ ソコニ オイテキテネ」
その間にモノクマはすでに館内に上がってしまっており、市民ホールの音楽室とかにつけられてそうなやたら分厚そうな扉を開けて中に入っていった。
自分もそれを追ってその扉を開けると、小部屋になっていてもう一つ同じような分厚い扉があった。こういう扉って結構重くて、指挟んだりしたら痛そうで苦手なんだよなぁ……なんて、その時点ではのんきなことを考えていた。
「コレデ ミンナ ソロッタカナ」
体育ホールに入ると、それぞれ別の学生服を身に着けた14人の生徒たちがすでに集まっており、円形に並べられた椅子に腰かけていた。僕も早く来たつもりだったが、一番遅かったのか。みんな自分と同じようにワクワクして早く来すぎちゃったんだろうな。その真ん中にモノクマが佇んでいた。
「ミナサン オメデトウ」
一つ残った開いている席に僕が腰かけると、モノクマはそう告げた。……ん? 『おめでとう?』、確かに全国から希望者がいる中で見学会に当選したことはめでたいと言えばめでたいけどどうも違和感がある。
「ジュンバンニ ジコショウカイ シテイコウ ダレカラカナ」
そう促されたが、生徒が集められているだけで引率の教職員が見当たらず、モノクマが指示を出す状況を、全員やや訝しんでいる様子でわれさきにと名乗り出る人はなかなか現れなかった。
「それじゃあ私からでいいですか」
そんな停滞した空気を読んだのか、僕の左隣に座っていた女子生徒が名乗りを上げた。背が低くて髪の長い、幼い、かわいらしい雰囲気の女の子。確かこの見学会の応募資格は現中学二年生に限定されたものではなく、それ以下の年齢でも可能だったから僕より年下の子かもしれない。
「私は、羽月 聖来(はづき せいら)です。絵本作家として希望ヶ峰学園に入学することになりました。これから同級生としてよろしくお願いします」
一見するとこの中で一番幼い容姿の彼女が先陣を切ったことによってか、やや不穏な雰囲気は薄れ、和やかなムードが流れ始めた。
だが僕は内心戸惑いを感じていた。絵本作家として希望ヶ峰学園に入学することになった……だって? ここは僕と同じように見学会に来た生徒の集まりじゃなかったのか? もしかしてこれは『超高校級の才能』の先輩方の入学前の顔合わせ会かなにかで、何かの手違いがおきて僕がそちらに案内されてしまったのだろうか? 声に出してないとはいえ、年上であろう羽月先輩に『幼い』『かわいらしい』『僕より年下だろう』なんて失礼な感想を抱いてしまったこともあり、この場にいることに罪悪感を覚えてしまった。
「じゃあ時計回りで僕かな。美容師の瀬戸 政直(せと まさなお)です。皆様のメディア露出の際には、ぜひご用命いただけたら幸いです」
長身で、かなりの短髪なのに真ん中だけボリューミーに立ててあるソフトモヒカン、あごにはひげを蓄えていて、体格も良い先輩でかなり大人びて見える瀬戸先輩。そしてメディア露出なんて単語。これで確信した。自分がここに案内されたのは間違いなく手違いだ。
「それでは次は私ですね」
瀬戸先輩の隣に座っていたのは、すらっとした金髪の白人女性だ。立ち上がると男性でも長身の部類に入る瀬戸先輩と大差ない背の高さだ。それだけでなく、全身から気品のようなものが醸し出ている。……なんて見とれている場合ではなかったな、流れを折って悪いが、ここはきちんと言い出して退出しよう。
「お控えなすって!」
そんな彼女が急に腰を落とし、握った左手を前に突き出し、一喝した。それに出鼻をくじかれ、言い出すタイミングを失してしまった。
「手前、ソコツモノより、間違えましたる説はご容赦願います。ノヴォセリック王国に生を受け、テニス一筋十五年、このたび日本が誇る希望ヶ峰学園にテニスプレーヤーとして入学することと相成りました、名はカディナ、姓はレオンハートと申します。まだまだ未熟の身なれど、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします」
そのあまりにも流暢な口上……仁義を切るって奴だろうか……に皆一様に圧倒された様子で、場は静まり返った。
「あの……私のおひかえなすって、何かおかしかったでしょうか? 日本の方々はこのように自己紹介するとうかがったのですが」
今度は急におどおどとした様子で、周囲に尋ねるカディナ先輩。すると、彼女の隣に座っていた女子から、パチパチパチ、と拍手が響いた。何となくつられて僕も拍手すると、全員それに倣って彼女の自己紹介に称賛を送る。
「うわー! カディナ・レオンハートの生おひかえなすって見せてもらっちゃった! めっちゃ感動!」
「え、感動してくれたんですか? ありがとうございます!」
「うんうん、ワールドジュニアテニスランナーアップ、サウスポーサービススナイパー、カディナさんと同級生になるってことで、もしかしたら在学中に一度くらいは見せてもらえるかな、って思ってたけどまさかいきなり見せてもらえるなんて最高!」
最初に拍手を始めた女子は、おかっぱで眼鏡をかけた、素朴な印象のある外見をしていたが、憧れの人を目の前にして目をキラキラと輝かせていて、ミーハーなところもあるようだった。
「あ、カディナさんの自己紹介の後だけど順番だからこのまま私の自己紹介に入っちゃうね。私、記者の岸和田 安美(きしわだ やすみ)! 前から取材で顔見知りの人も、今日初めてあった人も今日からよろしくね!」
先ほどからの流れを汲んで、みんな拍手で歓迎する。にぎやかな先輩が続いたせいで、自分が口を挟むすきがない。
「次は俺か。追跡者、堀津 圭司(ほりつ けいじ)だ。よろしく。逃げたペットから鬼ごっこの鬼役までこなせる。次」
体格のいい、厳格そうな雰囲気の男子生徒はそれだけ言うと隣に促す。騒がしい自己紹介が続いただけに少しそっけない。が、こんな強面から『逃げたペット』『鬼ごっこ』なんてかわいらしい単語が出るのは少し可笑しかった。
「福添 志穂(ふくぞえ しほ)と申します。ありがたいことにこれまでの実績を評価していただき、希望ヶ峰学園に福祉委員として入学させていただくことになりました。希望ヶ峰学園での生活を通じてより社会に貢献できるよう努力していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします」
外見からも優等生っぽさをかもしだしている彼女は、外見に違わず礼儀正しそうなおっとりとした口調で述べた。
「僕の番ですね。芸人の霧生 雄大(きりゅう ゆうだい)って言います。今まで単なる高校級の芸人として活動させてもらってたんですけど、順調に評価してもらって、このたび『超』が付くことになりました。よろしくお願いしますね」
大げさな身振り手振りと表情で話すスキンヘッドの霧生先輩。内容自体は普通の自己紹介だが、どこか滑稽さがありなぜかそれだけでくすりと笑えてしまう。矢継ぎ早に続けられる自己紹介に、もはや全員のを聞いてから去ろうとなかば開き直りに近い気分になってきた。
「次はウチやな、まあウチのことは知っとる人も多いと思うけど、図書委員の芳賀 愛(よしが・らぶ)や。愛って書いてラブって読むんやで。これ本名やで。希望ヶ峰学園のお墨付きもろて、これからもガッポガッポ稼いでいきたいんでよろしゅうな」
芳賀先輩は恐らく、この中で一番顔と名前の知られている生徒だろう。眼鏡をかけていかにも文学少女的な見てくれに反して、『図書委員系投稿者』とキャッチコピーを冠して図書の紹介動画やブログを公開しているだけでなく、こてこての関西弁と歯に衣着せぬ物言いが受けてバラエティ番組にも出演している。その芳賀節はここでも健在だった。
「それでは僕ですか。料理人の勝 富士山(かつ ふじさん)っていいます。食べることも作ることも大好きで、和食洋食中華、エスニックにスイーツ、何でも作れます。よろしくおねがいします」
名前の通り富士山のような縦にも横にも大きい、大柄な先輩だ。高校生なのにすでに料理屋の大将、といった呼び名が似合いそうな貫禄がある。
「……トレーダー、一目 蔵人(いちもく くらうど)」
先ほどから一人だけ拍手もしてなかった、目が隠れるほどに前髪の長い男子生徒は、立ち上がりもせず、手に持ったスマートフォンをいじりながらそれだけを告げた。今までやや騒々しくも人当たりのよさそうな先輩ばかりだったが、超高校級ともなると一癖ありそうな人もいるみたいだ。まあ単なる紛れ込んだだけで同級生としてこれからもかかわるわけじゃない自分にとっては大した問題じゃないか。
「ロードレーサーの黒須 鈴(くろす りん)です。ロードって公道を使うから今まで練習にも限界があったけど、希望ヶ峰学園がバックアップしてくださることになったので、とことん活用して大会上位を獲得して恩返ししていきたいと思います」
オールバックにサングラスをかけていて、一見すると怖いような印象だったが、自己紹介に際して見せた素顔は、さわやかな印象の女性だった。またサングラスをかけなおしたけど、僅かながらも彼女の人となりを知ってから容姿を眺めるとスポーティーな雰囲気だ。
「釣り師の手岡 漁子(ちょうか りょうこ)です。海も川も大好きで色んな場所で釣りに出かけてます。それでこんな焼けちゃいました」
短髪に日焼け肌で、ともすれば……失礼ながら、スポーツ少年にも見える手岡先輩。今はセーラー服を着てるから女子だと分かるが、ジャージのような男女兼用の服を着ていたら初対面の人はどちらの性別か判断に迷ってしまうだろう。でもこういう外見の女子って割とうちの中学の運動部にもそこそこいるんだよね。
「ビューティーアドバイザーの竹枡 紅(たけます べに)でーす。かわいくなるためにお化粧の勉強をして実践してたら希望ヶ峰からお声がかかりました。ここでちゃんと箔をつけて将来は自分のお店を開きたいと思いまーす」
髪には赤いメッシュのワンポイント、顔はチークや口紅でばっちり決め、爪にもネイルアートを施した派手な、ビジュアルアーティストみたいな女子生徒だ。
「『幸運』に選ばれた瑞倉 冠(ずいくら かむる)です。今、この場にいることは本当に最高の幸運です! 単なる抽選で選ばれただけでみんなのような才能は僕にはないけど、楽しく面白い高校生活を送っていきたいと思います」
ところどころ白髪が混ざって老けた印象の瑞倉先輩は、そう熱っぽく話した。幸運枠に選ばれて宝くじにでもあたったような気分なのだろう。
「……今まで黙っててすみません、先輩方」
ようやく自分の番が回ってきて、意を決する。
「そこの職員ロボット……モノクマって言うんでしたっけ、に案内されてきたんですけど、今日の見学会に来た中学生なんです。何か手違いがあったみたいですね。気づいてすぐ言い出せばよかったですよね。失礼しました」
気まずい気分で深々と頭を下げて謝罪する僕。
「ウププ、コレデミンナ、ジコショウカイガ スンダミタイダネ」
「え、いえ、僕元々手違いでここに来ちゃっただけみたいなんですけど……」
「サンキセイ ノ ミナサン」
そんな僕などどこ吹く風の様子で、機械音声を続けていたモノクマ。え、3期生? ならつまりこの人たちは80期生の超高校級の生徒じゃなくて。
そんな思索は……
「今から……殺し合いをしてもらいまーすっ!」
急に生身の人間のような流暢な宣言に吹き飛ばされた。それと同時に、ガシャーン、ガシャーン、とシャッターを乱暴に下げ閉めたようなけたたましい音とが立て続けに鳴り響き、ズズズズズン、とわずかな揺れが身体に届く。
「モノクマちゃん!? どうしたの?」豹変したモノクマを心配する羽月先輩。
「何が起こってるんすか!?」頭を掻きむしる瀬戸先輩。
「コロシアイ!? ってなんの試合ですかそれ!?」言葉の意味が分からなくとも 物々しさを感じた様子のカディナ先輩。
「この音……まさか!」音が鳴るごとに向きを変える岸和田先輩。
「殺し合い、だと?」顔をしかめる堀津先輩。
ただ口を両手で覆った福添先輩。
「笑えないよこんな冗談!」モノクマを指さして怒鳴る霧生先輩。
「え!? どっきり!? カメラ回ってる!?」座っていた椅子を見る芳賀先輩。
「!?」轟音に驚いて転倒する勝先輩。
「うわ急に圏外になった……」とスマホからようやく目を離して顔を上げる一目先輩。
サングラスをぐっと押し込むように抑える黒須先輩。
「え、なになに!? なんなの!?」どうしていいかわからない様子の手岡先輩。
轟音に耳をふさぐ竹枡先輩。
「わあ、これは、とても恐ろしい!」と声を上げる瑞倉先輩。
驚く点はそれぞれ異なっていたが、皆一様にこの状況に戸惑っていることははっきりと理解できた。もちろん自分もそうだ。
「うぷぷ、わめいたりあわてふためくだけなんて……最近の若い子って将来に対する意識は高いけど、眼前に迫った危機への対応力って本当に欠けてるよね」
そんな僕たちを煽るように、モノクマは楽しそうな口調を続ける。
「だからさ……目を覚まさせてあげるよ。ドカンとね」
そう告げた後、再び機械音声のような声に戻り、じゅーう、きゅーう、はぁーち、なーな、とゆったりとしたペースでカウントダウンを始めた。まさか……爆発でもするのか!
「椅子の下にもぐれ!」
ほぼ正面……この声は堀津先輩か……から指示が飛んできたので言われたとおりにする。大きい椅子だったのですっぽり身体が下に収まった。なんだか防災訓練を思い出す。
「座面をモノクマに向けて倒せ! その姿勢のままモノクマから離れろ!」
その指示に従って椅子を倒す。なるほど、座面が盾になるイメージか。
「にーい、いーち、ぜろ!」
そう言い終わると、けたたましい爆音とともに、金属が椅子の枠に当たるキンキンキン、という音が立て続けに鳴り響いた。なりやんで、座面を確認するとモノクマだったと思しき白と黒の破片が無数に突き刺さっていた。指示に遅れたらこれが自分に刺さっていたのか、と思うとぞっとする。先輩方も同様の姿勢で、椅子や周囲を伺っている。転倒した上に体積の大きい勝先輩も、耳をふさいでいた竹枡先輩もみんなの真似をしたようで何とか対応できたようだ。
「終わった……?」
「終わったわけないじゃん! むしろこれは始まりだよ!」
声のした檀上のほうを見ると、先ほど爆発したはずのモノクマが、なにやら段ボールの大荷物を抱えて現れた。
「みんな配るものがあるから取りに来てね! 従わないともう一回ドカンだよ! 今度はそんな椅子なんて貫通するくらいの火力にしてあるからね!」
衝撃を身を持って体験した僕たちは誰一人逆らおうという気概を見せず、お行儀よく列を作ってモノクマからの配布物を順番に受け取る。渡されたのは、希望ヶ峰学園の学生服と、スマホのような電子機器だ。横にあるボタンを押すと、画面に『希望ヶ峰学園 電子生徒手帳』という文字が浮かび上がった。
「校則に目を通しておいてね! それじゃあ解散! 今から僕は今自爆したほうの僕の残骸を片付けなきゃいけないから早く出てってね!」
モノクマにせかされ……僕たちはホールを後にしたのだった。