第3章予告編
「おーっす! 久しぶりじゃねぇか、元気してた?」
「ははは、変わってないね、キミは……って」
「なんで一番元気そうな声を上げてる綾部が一番元気そうじゃない見た目してるの……」
――かつての友との再会。
「さぁ、みんなまた集まったんだし、リニューアルオープンセールの始まりだァァァ!」
「落ち着いて、店長。まだオープンは半月先だって」
「……ったく。懐かしいなこの感覚。店長といると本っ当に疲れる、だけどそれがいい」
――古巣への帰還。
「確認してきたわ。でも、わからないことだらけ。なにしろ彼の曽祖母、並びに祖父。その1人ずつは、共に出生届に母親の記載がなかった」
「そんなことが、ありうるというのか?」
「片や戦時中、片や戦後の混乱期――ありえない話じゃないわ」
――明かされゆく真実。
『振り返ってみましょう、先頭はアオキジェット、2チェーン離れてスカーレットセイロン、つづけてナリタエクスプレスとノーザンフィールド、その1チェーン後ろにアマチュア枠からデンエントシリンカン、競り合うようにデンエントシスズカケが続いている、ここまで先頭集団』
「まだ仕掛けない。『【
――煌めきの駆け出し。
「さぁさぁ、まもなく開場です、皆様準備はよろしいでしょうか?」
「はい」「おう!」「Affirm」
「それでは……今年も始まります、JRN一般公開、小川祭、只今開場いたします!」
――年に一度の催し物。
「時は満ちた。プロジェクト・ココマは最終段階へと駒を進める」
「確認。準備はできています」
「リロンチなどには頼らずとも、クィムガンを元に戻せる。それを、証明してみせようじゃないか」
――動き出した計画。
「へぇ、JRNは動き出したみたいだね」
「妾共も動きましょうか」
「うーん、まだ時期尚早じゃないかな。彼らが動き出したとはいえ、それが終わるまでには時間がかかる。ならば最高のタイミングで突入したくない?」
――そして、蠢く陰謀。
「俺は……奴を知っている。確かにだ」
「えぇっ! どういうことだい、ブライト」
「間違いない、彼女は……かつて車だった頃に、俺と同じ線路を走ったノリモンだ」
――すれ違う者達。
そして。
「強すぎる! これが、はじまりのクィムガン、ルースの落し子……!」
「冗談じゃねえ。トシマ号はこいつを本当に単独で制したっていうのか?」
迫る、脅威。
ノリモントレイナー:輸送の生命
第3章:日常篇