もしもゼオンが魔界でガッシュと会っていたら 作:ちゃんどらー
アシュロンと出会ってから数刻。
火山でずっと居るわけにもいかず、移動した場所は海岸線が見える山の頂上。大きな崖に隣り合って座れば心地良い風が頬を撫でていく。
―――なぜ、オレはあの質問に答えられなかった。
アシュロンから問いかけられた一つの質問が、今も頭と胸に落ち込んで離れない。
『魔界が好きか』
たったそれだけのこと。
子供でも答えられる質問だ。
しかしゼオンは、肯定も否定もすることなく、ただ反射的に答えようとして思考が留まってしまった。
―――オレは……あの時どう答えようとしたんだろうか。
―――オレは……どういった返答をするのが正解だったのだろうか。
知識として知っている程度の魔界の民の生活。争いがあり、貧富の差もあり、孤児も居て、必ずしも幸福ばかりではない世界だと理解している。
自分が必ず魔界を良くすると覚悟を決めてはいて、デュフォーのおかげでどうやって改善していくかを既に考え始めてもいる。
過去に在ったという魔界に訪れた危機の数々。王族のみに伝聞されているそれらが再び訪れても、乗り越える為に命を賭けるのも惜しまないとさえ考えている。
そして……最愛の弟が生きる魔界で、共に幸せを創り上げていこうと……訓練のボロボロの毎日を過ごしながら毎夜の如く期待と夢に見ていた。
しかし、しかしだ。
ゼオンは理解出来ないのだ。
魔界という世界に対して『好き』という感情を持つことが出来ない。
ゼオンは魔界で物心ついた時から訓練と教育しか受けていない―――だから彼は子供同士で鬼ごっこをすることもかくれんぼをすることも、虫取りや魚取りをして遊ぶということをしたことが無い。
ゼオンは魔界で大人たちに囲まれていても敬われることか訓練で叩きのめされることしかしてきていない―――だから彼は大人に頭を撫でて貰うことも純粋に凄いと褒めて貰うことも、手を繋いで散歩をすることも遊園地に連れていって貰うことも全くなかった。
ゼオンは魔界で知らない誰かと笑顔を交わしあったことはない―――だから彼は其処で暮らす誰かと挨拶をし合ったり手伝いをしてお礼を言われたり、街で人々がどんな話をしてどんな生き方をしてどんなことを望んで生きているのかが全く分からない。
ゼオンが魔界のことを思い出そうとしても……他の魔物では到底耐えられないような辛く苦しい訓練と厳しい教育の日々が積み重なっている。
たった一つ。弟との大切な出会いを除いて。
否……彼はもう、訓練のことは思い出というよりも経験としての記憶にしか感じていない。
彼にとっての魔界の思い出とは……たった一つの温もりだけなのだろう。
思考を回す内に、いや、回してすぐに、彼は自分が苦しみを受けていたなどという過去を切って捨てた。
苦しくなんてなかった。辛くなんてなかった。どうでもいい。そう……ゼオンにとって、
ずぅっと、彼は考えている。
魔界が好きか、とその言葉が頭で渦を巻く。
知識と写真でしか知らない魔界の人々のことを思い出すと、ふっと、彼の頭にはボロボロの姿で学校に通う弟を思い出されてしまう。
じわり、と彼の魔力がその度に揺らいでいた。不安定な今、弟との出会いを思い出す度に彼の魔力は安定を失う。
―――大切な弟を……ガッシュを
王族の責務として、叩き込まれた帝王の教育として、人間界での勉強を経て、ゼオンは民を第一に守るべきだと答えを出している。
しかしゼオン・ベルというただ一人の兄としては……最愛の弟を虐げる種など許せるはずもない。牢獄に叩き込むだけでも生易しい。命を絶つのすら救いだろう。封印している“バルギルド”の使用さえ吝かではない程にどす黒い感情が湧き上がる。
ゆらゆらと感じ取れる曖昧な魔力反応が伝えるのは迷い。
質問への返答に戸惑った瞬間に、アシュロンはその迷いを見抜いた。
そんな状態のゼオン相手だからこそ、アシュロンは戦うという選択を取らずに海と空が見える此処へと連れて来た。
黙って考え込んでいるゼオンに対してアシュロンは何も言わず、ただ空と海を眺めるだけ。悪に染まったモノなら迷うことなど無いと理解していた。ゼオンが迷っているというのなら、クリアのような純粋悪でなく、野望に染まっているわけでもなく、魔界の将来について真剣に考えようとしている王候補だと分かったのだ。
人の姿に戻るつもりはないらしい。緋色の竜はただ坐して時を待つのみ。
日輪がゆっくりと傾きを示し始めようかという頃に、漸くゼオンが声を出す。
「……お前から見て魔界はどうなんだ」
質問に質問で返すのは礼儀に反する。
しかし答えが見つからなかったと言外に伝えてでも、ゼオンはアシュロンに尋ねることを選んだ。
俯いたままのゼオンの表情は分からない。
アシュロンは横目でその姿を見てから、小さく鼻を鳴らして自分のことを語り始める。
「……生まれてから担ぎ上げられて育てられた。この身に纏う自慢の鱗は、竜族にとっては憧憬と羨望の的だったからな。この先に来る王を決める戦いを勝ち抜く星の元に生まれたんだと竜族みんなから祝福されたらしい。
ガキの頃からいろんなことを叩き込まれた。長老直属の精鋭からの教育と訓練。過去の栄光と戦いの情報。竜族の先代の王の力。竜族の誇りと悲願。雷のベルに王座を奪われてからの屈辱の日々とかいろいろとな。
だけど……オレもガキだったから、力がついて敵うヤツがいなくなってからはそんな窮屈な期待塗れの時間にウンザリして里を飛び出した。大人たちの言いなりになるなんてくだらねぇ、そもそもオレより弱い大人の言う事をなんで聞かなきゃなんねぇんだってな」
遠い眼をして懐かしむ彼は、自嘲気味に笑う。
「あの時は……楽しかったなぁ。好きな時に寝て、好きな時に喰って、気に喰わねぇヤツはぶっ飛ばして、いい奴らとは肩を組んで、困ってるヤツは助けて、つまんねぇことしてるヤツはとっちめてよ」
細かくは語らない。
ただ魔界のそこかしこを飛び回って遊んでいた自分のことを語る。
「一番はアレだな。小人族っていうそんな強くない一族が居るんだが、そいつらが困ってた所を助けたら自慢のビールを奢ってくれたんだ。そいつぁもう美味くてなぁ……」
嬉しそうな表情と声。ゼオンには無い経験だ。受けた感情が何かを、ゼオンにはまだ理解出来ない。
「樽を一杯飲んでから……こいつらはよわっちぃのにこんなすげぇもんを作れるのかってショックを受けた。魔界で一番のビールで、魔界貴族から王族まで愛飲してるらしい自慢のビールなんだって胸を張る小人族たちを見ちまったら……自分の好き勝手で里を飛び出したオレっていう存在がすげぇ小さく感じた」
一呼吸。空をまた見上げてアシュロンは続ける。
「そっから一年くらいかなぁ。小人族がどうやってそんな美味いもんを作ってるのか知りたくなってな。無理を言って手伝いをさせて貰ったんだ。
そりゃもう大変だった。朝早くから起きて麦の世話して、害虫とか天気とか雑草と戦って、毎日毎日せっせと汗水流してよ……すげぇんだ。身体がでけぇオレのままじゃ出来ないから人型にどうにかなって手伝ったけど、慣れてないオレなんかじゃ不格好にしか手伝えなかった」
キラキラと光る目に映るのは、きっと尊敬という感情。
「それなのにあいつらと来たら、ちょっと手伝っただけで、下手すりゃ邪魔しただろうっていうのに助かったって言いやがるんだ。まあ、野犬とか動物とかからは畑を護ったけどよ……あいつらに比べりゃ大したことなかったんだ」
ゼオンはじっと聞き入る。
「一年たって、自分が手伝って育てた麦とかで初めてビールを飲んだ。もうな……気付かないうちに涙が出るくらい……美味かったんだ。そいつらと酌み交わした酒の味は、きっと生涯忘れらんないだろう」
「……」
「助けてくれたから一番美味しいビールが出来た、だってよ。そん時にオレは思ったのさ。ああ……こうすりゃいいのか……って」
ゼオンへと視線を移して、アシュロンは紫電を覗き込む。
「オレの夢はその時に決まった。みんなが仲良く出来る魔界を作ろう。オレ達ドラゴン、ヒト型、動物型、植物型、その他も全て……みんな仲良しの魔界だ。
力持ちが弱いヤツを助けて、賢いヤツがその知恵を他のみんなに教えて助けてやる。いろんな種族が助け合う、差別のない魔界だ」
歴史と種族同士の確執を深く知るゼオンは、アシュロンの答えを頭に取り込む。
ニンゲン同士でさえ争いが絶えないのに、種族が多すぎる魔界でその夢はひどく困難な道。
無理だ、と口に出してしまうのは簡単なこと。
けれども、アシュロンの真っ直ぐな瞳に射抜かれていると、ゼオンは不思議と無理だと思うことはなく。
ただ一つ、ゼオンにとって、彼の夢を聞いて心に引っかかったモノを問いかけたくなった。
「……憎しみはどうする」
ぽつりと零れた声に、すっとアシュロンの目が細まる。
「虐げられたモノは? 捨てられたモノは? 傷つけられたモノは? 苦しめられたモノは?
貧困や飢餓に喘ぐモノ、理不尽にさらされ自由なきモノ、大切なモノを傷つけられたモノ、憎悪と復讐心を心に秘める魔物達に……その原因となった相手と仲良くしろと、そういうのか?」
ゼオンの紫電の奥底。
彼の根幹とも呼べる激情の炎をアシュロンは見抜く。
強大な魔力を持つ雷帝には、その小さく幼い身の内、まだ育ち切っていない心の奥底に封じ込められているどす黒い感情があるのだ。
彼にとって譲れない想い。この戦いの始まりの時。魔界から人間界に来るその時に決めたこと。
魔界の誰よりも深く昏い憎悪が渦を巻く。
「もし、お前が友となった小人族の村を理不尽に壊されたらどうする?
もし、お前の大切な友人が理不尽に虐げられ尊厳を破壊されたらどうする?」
ギシリ、とゼオンが歯を噛み鳴らす。
「答えろアシュロン。お前にとってどうしても大切なナニカが……誰かによって失われたらどうするんだっ」
それはまるで、自分自身にも問いかけているような声だった。
デュフォー以外に対して押し殺していた感情が初めて溢れ出た。
―――それは、有り得ないんだ
アシュロンの夢を聞いて、ゼオンはどうしても許せなかったのだ。
―――捨てて、苦しめて、虐げて、傷つけて、孤独にして。そんなガッシュのことを素知らぬ顔で腕に抱く王など……許せるはずがあるものかっ
許せない。許せるはずがない。
倒すと決めた。償わせると決めた。殺すと……決めたのだ。
例え心優しいガッシュが許してしまったとしても、ゼオンは絶対に己の父を許せない。
根深く心の奥底まで染み込んでしまっているゼオンの憎悪の感情は、ガッシュという大切を救う為に全てを賭けているから誰にも見えないだけで、本来なら彼の善性全てを捻じ曲げてしまう程に昏いモノなのだ。
涙さえ溢れそうになるのを堪えて、ゼオンは目の前で理想を語る竜を睨む。
アシュロンはじっとその小さな子供を見詰めた。
アシュロンにとって、感情を露わにしたゼオンは年相応の子供に見える。
必死で大切な宝物を護ろうとしている幼子。失いたくないと泣き叫ぶのを我慢している少年。
多様な経験を積んできたからこそ、少年の必死な質問は自問の裏返しであると気付いてゼオンの本質を見抜けてしまった。
夢を否定せず、しかし許せない線引きがあるのだと睨みつけてくる少年の奥底。
紫電の奥深くにある憎悪の感情の中には……怒りと、悲哀と、絶望と……けれども優しい灯が見える。
『大切なナニカが失われたらどうする』
そうやって夢と理想に対して怒りを向けることが出来るのならば……目の前の少年には絶対に護りたいナニカがあるということ。
誰かの為に怒れて、何かの為に戦えて、己よりも他のモノの平穏を勝ちとらんとする……優しき王としての、アシュロンの目指す王と同義の根幹があるということ。
フッと、彼は笑みをこぼす。
「……さぁな。まだオレには分かんねぇ。もしかしたらその時にならなきゃ分からねぇかもしれねぇ」
瞳を逸らすことはなく。
「きっと大切なナニカの為に怒るし泣くし苦しむだろう。殺したいほど憎むかもしれねぇ、理性を失って暴れたくなるかもしれねぇ。
けど……」
ぎゅっと拳を握って胸に当てるアシュロンは、男くさく歯を見せる。
「そうならない為に……みんなで助け合えるように……してぇんだわ」
その言の葉に呆然と、ゼオンはアシュロンを見詰めた。
「オレは強くてもただの一体の竜だ。この両手から零れちまうもんはある。だから―――」
彼の言葉はまさに、ゼオンがこの人間界に来てから求めていたことと同じ。
最初からゼオンとデュフォーは二人だけでは無理だと思って動いていたから、彼の言葉の意味がよく分かってしまう。
「今までは無理でも、これからは出来るようにしたい。いや……オレは魔界の王になって、そういう魔界を作るんだ。オレは……たっくさんの魔物達が一緒に暮らす魔界のことが大好きだから」
ぐっと、ゼオンの眉が寄る。渦を巻く感情を抑えるように、顔を俯ける。
ギリと噛みしめた歯は、“今まで”のことを思って。
頭では分かる。
でも心では呑み込み切れない。
また言葉に詰まってしまったゼオンを見て、アシュロンは優しく笑った。
「オレの夢は語った。けどお前の夢は“まだ”聞かない。お前もよ、きっといろいろと厄介なことに巻き込まれてるって分かるぜ」
そっと背中に添える大きな掌。
次に続いた言葉で、ゼオンは全ての思考が停止した。
「“バオウ”だろ。お前の大切を奪おうとしてる
しん、と風が止む。
何故……と言葉さえも出て来なかった。
「オレが聞いてたこの戦いでの最大の壁は二つ。一つは、守り人の一族が準備してる……“術を奪う魔界の脅威”が再侵攻してきた時の為に術無しでそれらに対抗するための兵器・魔導巨兵ファウード。
そしてもう一つが……魔界の王が前回の戦いで生み出した……既存の術カテゴリから外れた術、他を喰らう性質によって人間界も魔界も食い散らかす可能性を孕む最強の術……バオウ・ザケルガ」
淡々と語られる二つの脅威に、ゼオンは俯いたままで声も出せなかった。
「プライドばっかりたけぇ竜族にとってはな、他の一族が使う竜を模した術が最強ってのは我慢ならないらしい。だから……その術については耳にタコが出来るくらい聞いてきたし、今それが
反射的に顔を上げたゼオンの目には、敵意が一つ。
バレバレだと呆れの吐息を零したアシュロンは首を振った。
「持ってるヤツが悪しき心を持ってるなら先に排除したいとこだが―――」
唐突にゼオンの気配が其処から消えた。
当然のようにアシュロンは気づいているが、動くつもりはないらしく。
首の付け根。竜族に対して最も触れてはならないモノ……“逆さ鱗”に掌を翳して、ゼオンはアシュロンの肩の上で紫電の瞳を輝かせた。
「オレの弟は……ガッシュは悪などではない。欠片でもそう思われるのは不愉快だ。認識を改めろ」
誤解されることすら許せないのだと、ゼオンは言う。
過去を思い出し、そして大きな夢と理想を知ってぐちゃぐちゃになった心でも、弟への想いだけはブレることがないらしい。
ただ、少し早計だったようだが。
「お前みたいなのが必死になるんだ。そりゃそうだろう。最後まで聞け」
「……」
そう言われて早とちりをしたと気付いたゼオンは、ばつの悪い顔で瞬間移動をしてまたアシュロンの隣へと戻った。
「……“バオウ”についてはきっとお前がどうにかするんだろ? オレにとっても魔界の脅威は困ることだから力を貸したいとこだが……ファウードと“バオウ”以外にもやばい脅威が見つかっちまったんだ」
「……なに?」
すっと思考が冷えていく。
今は先ほどまでの話は置いておいていいのだと、ゼオンはデュフォーと過ごしてきた思考訓練によって思考を切り替えた。
脅威とは、即ちガッシュに対しても脅威に他ならない。故に瞬時に冷静にもなれる。
そういえばと思い出したのは憎き相手からの言葉。そして過去の戦いの記録。
魔界を滅ぼしかねない突然変異個体が現れることがあるという事前情報。千年前はゴーレンだった……ならば現在は……?
ゼオンはずっと、自分かガッシュが“バオウ”に呑み込まれて
だが、事態は予測よりも悪い。なにせ……“バオウ”だけではなくなったのだから。
「そいつの名前はクリア、クリア・ノート。王の特権で魔界の魔物全てを消すことを目的にしてる……最悪のクソ野郎だ」
アシュロンの目は、ゼオンに真実だけを伝えている。
彼の胸の傷こそがその証明。
―――魔界の魔物全てを……消す、だと?
バオウと同等に対処すべき存在だと悟り、ゼオンの頭脳が高速で演算をし始める。
同時に、アシュロンの質問がもう一度響いた気がした。
“魔界のことが好きか”
―――今は……答えられない。しかしレインも、ロップスも、ブラゴも、バルトロも、ガッシュとの未来には必要だ。ガッシュが笑顔で居る為に一人たりとも滅ぼさせるわけにはいかん。
いつも、いつでもゼオンの芯はたった一つ。
最愛の弟の為ならばと、彼は全てを切り替えて雷帝に足る自分へと完全に切り替えた。
「詳しく教えてくれ……いや、お前の記憶を見せてくれないか?」
「……閲覧の術か。いいだろう、お前が持つ“バオウ”の情報と交換だ。バオウやファウードがクリアに利用されたら最悪だからな」
コクリと互いに頷けば、両者ともに脅威に相対する覚悟を持つモノとして通じ合う。
争っている場合ではない。一人では乗り越えられないモノがあると知っている二人だからこそ、示し合わせたように情報交換を成せるのだ。
―――こいつの心にでっけぇ憎しみはある。でもその憎しみは……ホントは愛情から来る優しいもんだ。一人じゃ大切なもんを守れないことも知ってる。誰かを幸せにしたいって思ってる。そんでもって魔界を一緒に救ってくれと頼めるくらい信頼できるパートナーが居る。だからこいつは……雷帝ゼオンは信頼していい。
小さな少年はその背中に世界を背負っている。
生まれた世界が好きかも分からない少年は、大切なモノに笑っていてほしいからとその世界を救おうとする。
そんな少年を、竜の子は信じることにした。
ゼオンは気付いていない。
アシュロンの信頼を勝ち取れたのは、己の心を話せたからだということに。
己の心を話せたのは……人間界で出会いを繰り返してきたからだということに。
魔界に帰ってからの将来の絵図に、ガッシュだけでなくその子達も含まれていることも。
出会った魔物達をガッシュとの将来に含めていることも……いや、居て当然と含め始めていることも。
それが“魔界が好き”という感情の芽生えに必要なことなのだと、彼が理解するのはまだ先らしい。
読んで頂きありがとうございます。
憎しみはどうする問題。
孤児多いし憎しみの連鎖とか結構ありそうなのでアシュロンの夢ってめちゃくちゃ難しいのではないかと思うんです。
ファウードについてはガッシュ2を読んでて思ったことを少し開示しました。アレって術奪われた場合の対抗策として在ったもんなんじゃない?ってことで。
お兄ちゃんはこれから自分の夢と理想について考えていくことになります。
これからも楽しんで読んで頂けたら幸いです。
下記の内で好きな魔物は誰ですか?
-
リーヤ
-
リオウ
-
ザルチム
-
ファンゴ
-
カルディオ
-
チェリッシュ
-
ギャロン
-
ジェデュン
-
ロデュウ
-
ブザライ
-
キース
-
テッド
-
モモン
-
アース