仮面ライダーゴーストAnother storys:仮面ライダーナイトメア~ディメンションウォーズ~   作:世界一孤独なチンパン

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 まじで申し訳ないです。約1年半大変お待たせ致しました。ここ2年のプライベートが忙しすぎたため、まことに勝手ながら予告なく休載しておりました。
 その間にガヴも終わったどころかゼッツも新章突入…。戦隊に至ってはシリーズ一旦終了。作者に関しては先日20歳を迎え…。と色々ありました。

 まだ連載小説一つも完結してないのにこれでいいのかと思う今日この頃。そのくせ最近では新作を書こうかなとアイデアを出し続ける日々。せめて終わってからにしろよな…。
 とは言っても俺自身書きたいけど今ある作品完結させなきゃと狭間で揺れているのでアンケートつけます。

 というわけで今回は約1年半越しの本作についての解説回です。蓮人とまなのイチャイチャパートもあるので少しばかりのコーヒーと共にどうぞ




第十話『仮面ライダーの力、妖怪の力』

 

『目をあけろ…影崎蓮人』

 

「ん…」

 

 何者かの声に呼ばれ、蓮人はゆっくりと目を開ける。あたりを見回すと何もなく、金色の空間がそこに広がっていた。

 

『目覚めたか…』

 

 どこか中性要素を感じられる声が近くから聞こえてくる。視線を彷徨わせ上を見上げた時、声の主はそこにいた。

 

「あんた確かあの時…」

 

 声の主の正体は、たんたん坊眼魔の攻撃から間一髪で庇ってくれた金色の戦士。複眼が赤色で、胸部には赤い目のような紋章。特徴的な額から生えている角。

 

『私はグレートアイ。この世界を遥か遠くから見守る存在だ』

 

「グレートアイ…。ん?そういやあんたの姿どっかで…」

 

 グレートアイと名乗るものの姿に思い当たる節があったのか、蓮人は直近の記憶を探る。そしてあっと声を上げた。

 

「あんた!夢でなんかパーカー着たやつに倒されてなかった!?」

 

 いつぞや見た夢の中でのことを思い出し、尋ねる蓮人。

 

 一応メタ的な観点で説明しておくと、グレートアイが現在蓮人の前に現れている姿はかつては『グレートアイザー』という名であり、仮面ライダーゴーストTVシリーズ本編においてラスボスを務めた敵なのだ。しかもこのグレートアイは、グレートアイザーに変身するためにガンマイザーに取り込まれたため、本来表面上に出てくることは不可能である。ではなぜグレートアイがグレートアイザーの姿を借りて蓮人の前に現れたのかというと、

 

『私は無数の魂が融合した全知全能の存在。グレートアイザーが倒されたとき、私の中にヤツ自身の魂が新たに入り込んだ。私は魂の中の記憶をたどり、この姿を借りた』

 

 とのことらしい。

 

「でもって、なんで偉大な全知全能の存在が俺に?」

 

『君の力についてだ』

 

「力って、仮面ライダーとかいうやつのか?」

 

『あぁ。まず事前の確認だが、君はこの力に関連した概念や出来事をどのくらい知っている?』

 

「どのくらい…。仙人っておっちゃんからある程度は聞いてはいたんだけど…」

 

『なるほど。イーディスにか』

 

「イーディス?ひょっとしてあのおっちゃんの本名か?」

 

『まあそのようなものだ。さて。力自体の説明をする前に、まずはその力が元々あった世界について説明しないといけない』

 

 グレートアイはそう言って手をかざす。すると蓮人の目の前に一つの映像が映し出される。

 

「寺?」

 

『ああ。『大天空寺』…。仮面ライダーゴーストの変身者が住んでいた(・・・・・)場所だ』

 

「大天空寺…。ここにゴーストってやつの変身者が…」

 

 映像をじっとっ見つめる。ほどなくして正門から背伸びをしながら一人の男が出てきた。

 

「誰か出てきた!」

 

『彼が天空寺タケル。仮面ライダーゴーストの変身者だ』

 

 グレートアイはそこで言葉を止め、右手を左から右に動かす。それからグレートアイは映像を次々と切り替え、ところどころで口頭での説明も加えながら仮面ライダーゴーストの世界と歴史について語っていった。すべてを見終えたころには、蓮人は8割型理解をしていて、その飲み込みの速さにグレートアイが多少驚愕したのはまた別の話。

 

『ここまでが私が元居た世界の歴史だ』

 

 なるほどと蓮人は相槌をうつ。その傍らでしかしと言いながら映像を消しながらつぶやくグレートアイに再び目線を向ける。

 

『この世界の時間でいうところの数週間前、我ら眼魔世界でとある出来事が起きた』

 

「出来事?っていうかこの世界の時間って」

 

『そうか…まずはそこからの説明をしないといけないな…。君は『パラレルワールド(並行世界)』という言葉を聞いたことはあるか?』

 

パラレルワールド(並行世界)…」

 

多元宇宙論(マルチバース)とも言われている。この世界には無数の別世界が存在し、その世界の一つに君のいる世界がある。近年になってパラレルワールドの解釈はマルチバースの考え方に近くなっているがな。ともかくそれぞれの世界では、そこで生きている人間も時間の流れ方も異なるというわけだ。先ほどこの世界の時間といい方したのはそのためだ』

 

「なるほどなぁ…。ちなみにこの世界でいうところの数週間前って、あんたのいた世界でいうところのどれくらいなんだ?」

 

『この世界での1週間が我らの世界の1年…つまり数年前だ』

 

「ブッッ!?」

 

 自身が想像していたよりもはるか斜め上の回答に思わず吹き出す蓮人をあきれた目で見ながらも、グレートアイは言葉をつづけた。

 

『話をつづけるぞ。まず先ほど天空寺タケルの記憶を見せた際、ゴースト以外にも仮面ライダーは存在するということは知ってもらったな』

 

「ああ。特に親密だったのが、警察官の『泊進ノ介』が変身する『仮面ライダードライブ』と、研修医である『宝条永夢』が変身する『仮面ライダーエグゼイド』って話だったよな」

 

『そうだ。3年ほど前、『最上魁星』と名乗る平行世界の研究員がその世界にいた同じく科学者で同じく研究員の『葛城巧』とともに一つの装置を開発した。名は『エニグマ』という』

 

 その言葉とと最上魁星、葛城巧の顔写真が出現し、その下に赤と青の手を模した大型の機械の写真が映し出された。

 

『平行世界を移動するために開発されたのだが、最上魁星が移動先でもう一人の自分自身と接触。いつしか二人の最上魁星はエニグマを使用しすべての並行世界を支配する帝王『バイカイザー』となる計画を企てた。だが、その計画はゴーストと深い親交のあったエグゼイド、そして最上魁星が住んでいた世界にいた『仮面ライダービルド』をはじめとする6人の仮面ライダーによって防がれた。この事件にはゴーストも関わっていた』

 

 さり気なくまた新たな仮面ライダーの存在を知らされうーんとうなる蓮人だが、肝心なのはここからだというグレートアイの一言を受けうなるのをやめた。

 

『エニグマ事件のあと、エグゼイドとゴーストの世界にはその余波が広がっていた。彼の地球に住む悪しき心を残した者たちが並行世界を移動できるというエニグマの力に目をつけ、その残骸を回収し始めたのだ。それから時が進み、彼らは眼魔世界で新たな戦力を開発した。眼魔世界に残された装置ガンマイザーに、エニグマのシステムを組み込んだ。その結果として、眼魔世界の中で唯一並行世界にアクセスできる存在『ガンマイザー・パラレル』が誕生した』

 

「ガンマイザー・パラレル…」

 

『だが、パラレルにこれまでのガンマイザーの記憶と感情を与えてしまったのが彼らの失態だった。完成直後、パラレルは開発施設から自身の並行世界のアクセス機能を利用し脱走した。そして、パラレルが逃げた先にあったのが、蓮人。君のいるこの世界だ』

 

「なっ…!?じゃああのスペリオルとかいうやつは、パラレルってやつを追ってきてたってことなのか?」

 

『あぁ。本来の目的は…だが。彼らはこの世界でパラレルを捜索する際、偶然見てしまったんだろう。この世界に存在する、未知の力を持った生命体を…』

 

「…そういうことか」

 

 彼らがこの世界に出現したもう一つの目的…。それは妖怪の力。その蓮人の推測を見透かし、彼は言葉を続けつる。

 

『この世界の主格となっているのは鬼太郎と呼ばれている少年の存在。その主格となる存在の力を手にしてしまえば、事実上この世界のすべての力を得ることが容易く可能となる。それを阻止するために、私は君に力を与えた。人間と妖怪、二つの存在を守る『仮面ライダー』の力を』

 

 目線を下げた視界に映ったのは、自身の掌。あの時、助けたいと願い授かった力。その力のおかげで、自身も一命をとりとめ、また愛する人を守ることもできた。

 

『彼らがこの世界で何を企んでいるかは私にもわからない。だが、奴らをそのままにしておけば必ず世界の均衡を乱しかねない何かが起こる…。本来世界の均衡を保つのは私の役目。だが、私一人では限界がある…。頼む。君の力を貸してほしい』

 

 守る力を与えてくれた者の願いに対し、アンサーは一つのみ。

 

「あぁ。どこまでやれるかわかんねえけど、とりあえずやってみる」

 

 答えに満足したのか、グレートアイは仮面の中で笑ったような素振りを見せた。その後、彼の持つ仮面ライダーの力について一通り説明した後、別れ際に一言放った。

 

『今もパラレルはこの世界のどこかに潜んでいる。まずはパラレルを探し出すんだ。そして、彼らにも…』

 

「彼ら…?彼らって…?」

 

『天空寺タケル…』

 

「天空寺タケル…?ってあの人この世界に来てんのか!?」

 

 彼の問いには何も答えず、右手を蓮人にかざし光を放つ。意識が次第に遠のき、自身の名を呼ぶ声が聞こえた。

 

◇◇◇◇◇◇

 

「…と。…人!…蓮人!」

 

「んっ…」

 

 ぼんやりと映る白い天井。視界の端には、うっすらと見えるシルエット。

 

「蓮人…!気が付いたんだね!?よかったぁぁぁ!!!」

 

「まな…痛ッ!?ちょ!急に抱き着くなって!」

 

「あっ、ごめん…」

 

 ゆっくりと瞼を開ける彼の目の前には、目に涙を浮かべながら安堵するまなの姿。また心配をかけてしまったなと思いながら、体を起こそうとするもまなからの唐突な強い抱擁を受け、同時に彼に襲い掛かる急な痛みに思わず顔をしかめる。不意に右手に違和感を覚え視線を移す。そこには眼魂が握られていた。どうやらあれから5日間も眠っていたらしい。

 

「これって…眼魂?それになんか拾った時と形が…」

 

「それ眠ってる間もずっと握ってて、大事そうにしてたからそのままにしてた。形が変わったのは、多分あのスペリオルとかいうやつを倒すときに使ったからだと思う…」

 

 手中にある眼魂を観察しながらそうかと相槌を返す蓮人。それは拾った当初真っ白だったものから、全体的に銀色のメタリックなような色合いに代わり、眼球部分のさらに角膜に値する部分には大きく『N』と一文字だけ書かれていた。

 

 不意に隣から嗚咽のような声が聞こえ、視線をそちらへと向ける。

 

「っ!うぅ…うぅぅ…ひっぐ…」

 

「えっ…ちょっ!ど、どうしたんだよ?まな…」

 

 唐突に涙を流し始めたことにテンパる蓮人をよそに、まなは口を開いた。

 

「また…また私のせいで蓮人を…危険な目に合わせて…」

 

 これはいつかのデジャブだろうか、謝罪と後悔の意を並べていく彼女をみて、不謹慎ながらもそう思いつつ苦笑を浮かべる。そしてあの日のように、彼女をそっと抱き寄せた。

 

「はい、ストップ。俺は全然気にしてないし、それにまなを助ける前の夜の時、俺も俺で子供だったとこあるし。お互い悪かったってことで」

 

「でも…二度目だよ?二度も蓮人を…」

 

「一度も二度もそんな変わらん。どっかの誰かが言ってただろ?『死ぬこと以外はかすり傷』って。それに……あれは俺がやりたくてやったことだ」  

 

 本当は言いたかった。まなのことが好きだからだと。しかし言わなかった。こんな空気感の中でいえるわけねえだろという思考に至り、理性と感情がせめぎ合い彼の中の理性が勝ったで結果であった。

 

「だからもう泣くな」

 

「…うん」

 

 蓮人の温もりに包まれながら小さく返事をしたまな。二人きりの空間。そこ存在するのはひと時の静寂と平穏。そして、

 

〈カシャッ〉

 

「「!?///」」

 

「ね、ねえ、蓮人。私、すごい嫌~な予感するんだけど」

 

「奇遇だな…俺もだ…」

 

 冷や汗を垂らしながら音のした方向。基、蓮人の部屋の大きな窓の方を見る。そこには一反木綿と彼に乗った鬼太郎、目玉おやじ。そしてしてやったりと言わんばかりに口を猫の形にし、目を輝かせながらスマートフォンのシャッターを向ける猫の娘。

 

「ご馳走様♪」

 

「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!///」」

 

 これはいつかのデジャブだなと先ほどとは違い確信した蓮人は、幼馴染と共に顔を真っ赤にして悶絶した声を夕暮れ迫った空に木霊させた。

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

「それにしても眼の魔物と書いて『眼魔』…。父さん、そんな妖怪聞いたことありますか?」

 

「いや、『百目』や『百目鬼(とどめき)』、『目目連(もくもくれん)』といった目に関する妖怪はわしの知り合いに多くいるが、それ以外の妖怪は聞いたこともないのぉ…」

 

「そういや親父さんも目に関する妖怪だったな」

 

 あれからなんやかんやで半分興奮気味の猫娘を沈め、蓮人からの事情聴取を始めた鬼太郎たち(一反木綿は合コンがあるとかなんとか言って帰ったらしい)。あの日の夜、彼がかまいたち、二口女と戦っていた裏で何が起きていたのか。体験した蓮人本人に加え、柱の中から動けずともある程度目撃していたまなの二人からことのあらましを聞いた鬼太郎は、眼魔について思考を巡らせていた。

 

「それはそうと蓮人、あんたが変身してたあの銀色のヤツ。あれはいったい何なの?」

 

「そうじゃった。実を言うと今回そのことを聞きに来くためにお邪魔させてもらったんじゃよ」

 

「なるほどな。一応俺が理解している範囲にはなるんだが、それでもいいか?」

 

「かまわないよ。情報は多い方がいい」

 

 蓮人は夢でグレートアイの存在自体は隠し通したうえで彼との対話の中で知りえた最低限の情報を鬼太郎たちに語りだした。パラレルワールドについての説明から始まり、その力はどこから来たのか。眼魂とは何か。眼魔とは何か。仮面ライダーの力について。おおよそ一時間ほど過ぎたころ。説明を終えた蓮人は大きく息を吐いた。

 

「な、なんか頭が痛くなってくる話だったわね…」

 

「私にも、途中から何が何だか…」

 

「なるほど。大体わかった」

 

「「うそ!?」」

 

 某マゼンタ色の自称世界の破壊者じみたセリフを吐いた鬼太郎とは裏腹にキャパオーバーな女性陣二名が驚愕の声を出す。その傍らで、小さい体ながらも熱心にメモを取っていた目玉おやじがふうと汗をぬぐってから今までの情報をまとめ始めた。

 

「つまり、蓮人君が変身したのはわしらの住むゲゲゲの森とも君やまなちゃん達が住む人間界とも別のまったく異なる世界『並行世界』に存在する戦士で、先日わしらの前に現れたスペリオルとやらはそこにいた敵対勢力『眼魔』の一人だったと」

 

「そんな眼魔に対抗するためにその世界にいた戦士の名前が『仮面ライダー』…。君はその力を持った一人だということか。そしてその力の証明でもあり源でもあるのが」

 

「ああ。この『眼魂』ってわけだ」

 

 仮面ライダーについての話が一区切りついたところで、鬼太郎は質問を投げかけた。

 

「一つ聞いていいかな。君の力のことで」

 

「なんだ?」

 

「君が覚えているかはわからないんだが、たんたん坊を取り込んだ眼魔を倒した時、たんたん坊までは倒せなかったって言うようなことを言ってた。それはどういうことだ?」

 

「それは作者の都合だよ」

 

「何言ってんの?あんた」

 

 蓮人の唐突なメタ発言ボケにいち早く脳内処理が完結した猫娘がジト目でツッコミを入れる。

 

「まあ、真面目な回答をすると『この世界に対応していないから』だな」

 

「この世界に対応していないから?」

 

「ああ」

 

 そこまで言うと蓮人は近くのカバンからノートを一冊取り出し、空いているページを開くと説明を加えながら見開きいっぱいに図を描き始める。

 

 

「あの眼魔の元居た世界が『A(ラージA)』、俺や鬼太郎が住むこの世界を『B(ラージB)』とする。そして仮面ライダーの力を『a(スモールA)』、鬼太郎達妖怪が持っている力を『b(スモールB)』とする。簡単に言うと『A』の世界の存在は『a』の力でしか倒せない。そして『B』の世界の存在も『b』の力でしか倒せない。逆に言えば、『A』の世界の敵を『b』の力で…つまり鬼太郎たちの力では眼魔は倒せないってことなんだ」

 

「なるほど…つまりその世界に元々あった力でないとその世界の敵は倒せないということじゃな」

 

「今回のケースでいえば『仮面ライダーの力』でしか『眼魔』は倒せないし、『妖怪の力』でしか『妖怪』は倒せないってことだ」

 

「初めからそういえばいいのに…。まどろっこしいわね…」

 

「蓮人って昔から背伸びしたがるとこあるから…」

 

「おいそこの巨乳うるさいぞ」

 

「んなぁっ…///せ、セクハラ///!!」

 

「うおっ!!あっぶね…お前急に枕投げんな!!」

 

「うるさい!///蓮人のせいだもんね~!バカ!バ~カ!!」

 

 蓮人の一言がマナの地雷を踏みぬいたことにより、二人喧嘩及び乳繰り合いが始まったが、まながフルスイングで投げた枕が猫娘にクリーンヒット。見事逆鱗に触れたことにより双方正座からの軽い説教コースへと発展した。傍らで見ていた鬼太郎はやれやれといった感じのため息を吐き、目玉おやじは「せいしゅんじゃなー」とニコニコしながらその場を微笑ましく見つめていた。

 

「でも、信じがたい話よね。この世界には無数に並んだ別の世界が存在するって」

 

 

 数分が経ち猫娘の説教から解放されたまなが天井を見上げ呟く。一方で猫娘はとあることを思い出し、そういえばと話を切り出した。

 

「ニュースでやってたのよ!鬼太郎がまなと出会う少し前に、インド洋沖に巨大な穴が突然現れたって」

 

 猫娘は当時見ていたニュースを鬼太郎たちに見せる。映像には猫娘の証言にあった穴が数秒間の間上空に出現した様子が残されていた。

 

「昨夜現れたスペリオルは、この穴から来たのでしょうか…」

 

「わかんねえ…。ん?…あっ!ちょっとストップ!!」

 

 とここであることに気づいた蓮人が思わず大きな声を上げる。周囲は驚いた反応を見せるが、蓮人はそんなことはお構いなしに映像を少し巻き戻し再び再生。そして数秒過ぎたあたりで動画を止め、ある個所を指さした。

 

「ここ!なんかいないか?」

 

 蓮人が指さした部分を見つめる一同。彼が示したのは例の穴から数センチ右下の青空。

 

「蓮人の言ってることが本当だとして、ただその世界から巻き込まれた瓦礫とかじゃないの?」

 

「猫姉。ちょっと拡大していい?」

 

「いいけど…」

 

 猫娘から許可をもらい自身が示した箇所を限界まで引き延ばす。そして現れたのは

 

 

「これは…!」

 

「嘘…」

 

「まさか…」

 

「あぁ。間違いない。あいつの言う通りだ」

 

「…人間!?」

 

 

 

 そこに映っていたのは、三つの人影。グレートアイがあの夢で最後に残した言葉、天空寺タケルがこの世界にやってきていることの何よりの証拠となる瞬間の記録であった。

 

 

 

 

 

 





 というわけで今回の話はここまでになります。まあ今回の物語を読んでくださる上で知っておいてほしいのは『眼魔には仮面ライダーの力、妖怪には鬼太郎(妖怪)の力でとどめ刺さないと倒せないよー』ってことです。
 
 もうここは私自身の技量がなさ過ぎたので読者の皆様の理解力を信じます。(←他力本願)

 次回は今回の続きから始まり原作アニメの鏡じじい編の中盤あたりを書いていけたらなと思っています。

 モチベーションが上がるので、感想を書いて頂けると幸いです。その他評価もお待ちしております。アンケートも行っていきますので興味があれば是非ご回答ください。
ではまたヾ(•ω•`)o
  

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