仮面ライダーゴーストAnother storys:仮面ライダーナイトメア~ディメンションウォーズ~   作:世界一孤独なチンパン

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 どうも。作者です。今回は冒頭にとあるYouTuberさんの名前を使わせていただいております。苦手な人は先に謝っておきます。ごめんなさい。

 今週末テストだというのに課題の一つも終わらせていない作者。やっべっぞ☆(このネタ知ってる人いる?)

 それはさておき、とりあえず本編どうぞ。


第一話『ゲゲゲの鬼太郎』

 

 

 

 

 

 突然だが、滅茶苦茶メタい話をしよう。君に質問がある。そう、この小説を読んでくれている君たちにだ。お~いページを閉じようとするな~?

 

 話を戻そう。君は彼らの名前を聞いたことがあるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その名は『コムドット』

 

 2年前、突如YouTube界に彗星の如く現れた期待の新生。チャンネル登録者年内200万人突破を目標にいたかと思えば、わずか数ヶ月で目標達成。その勢いはとどまることも知らず、尚も新世代YouTuberの代表として最前線を駆け抜ける5人組YouTuber。

 

 しかし、チャンネル登録者200万人越えの彼らにもこの世に存在するすべての有名人たちが一度は通ってきたものがある。

 

 それは下積み時代。有名人というのはこの下積み時代に苦労を重ねに重ねてスターへの階段を上るだ。

 

 今まで話してきたのは有名人としての話である。ここから先はYouTuberに対象を絞っての話をしよう。

 

 YouTuberがスターへの階段を上るためには何が最も大切か。答えは一つではないが、作者本人の自分の意見はズバリ『発想力』と思われる。

 

 YouTuberは人を楽しませてお金を稼ぐ職業。楽しませるためには、人々の注目を浴びるような企画を考え出す発想力が必要なのである。そしてその発想力に運が味方をして初めて、その動画は注目を浴びるようになる『バズり』と言われる状態になるのだ。 

 

 YouTuberと言っても、既にこの世の中にはいろんなジャンルのYouTuberが存在している。ゲーム実況系や体育会系など、例を挙げれば数えきれないくらいだ。

 

 

 

 

 

 

 

今回は蓮人の世界に居る、とある迷惑系YouTuberが引き起こした怪奇事件のお話…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆東京都・渋谷区スクランブル交差点付近◆◆◆

 

 スクランブル交差点の横断歩道。青信号で多くの人々がすれ違う中、その中に紛れた青年が一人。自撮り棒を片手に持ち、スマートフォンを自身の銀色の髪よりもさらに高い位置に上げる。スマホに映し出されるのは、己の姿と右上の『REC●』と書かれた赤い字のみ。青年はカメラが回ったのを確認すると、元気よく挨拶をした。

 

「ハロハロ~チャラトミチャンネル、チャラトミでーす♪」

 

 彼の名前は『チャラトミ』。一応職業を言っておくとYouTuberである。チャラトミは青信号が点滅する前にと前置きをすっぽかすというYouTuberらしからぬ行動を見せ、今回行う企画を発表するために口を開く。

 

「今回は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で信号無視したらどうなるか、やってみるで~♪」

 

 言葉の最後を関西弁で絞め、一度横断歩道を渡りきる。青信号が歩く人々を急かすようにと消灯と発行を繰り返したのち、その青い輝きは赤色の輝きへと引き継がれた。チャラトミはそのタイミングを見計らい

 

「チャンネル登録お願いしま~す♪」

 

 その身を交差点の真中へと躍らせた。車両用の信号が、このことを見過ごすかのようにその輝きをゆっくりと保ち続けている。車両が発信しようとエンジンを噴き出したかと思えば、目の前に現れる銀髪の青年がその行動を妨害する。

 

「馬鹿野郎!こっちは急いでんだ!!」

 

「何やってんだ!!」

 

 四方八方から飛び交う罵詈雑言。だが青年はそんなことなど気にも留めない挙句の果てに

 

「お前等脇役…俺主役~!フッフゥ~♪」

 

 と調子に乗り出す始末だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「がァッ!!」

 

 突如としてチャラトミが自撮り棒を落とし、胸を押さえて苦しみだした。周りの通行人は心不全が起こったのかと思ったが、何が起きたかはこの後のチャラトミが身をもって教えてくれた。

 

 

《メキメキ…》

 

 チャラトミの体から不意にこんな音が響いた。チャラトミが苦しみに悶えつつ左腕をみると、チャラトミの腕が人ではない形に変形していた。こげ茶色でしわだらけ、そうまるで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ————————樹木のような。

 

「グオォォォ!!!」

 

 チャラトミの声色が段々低くなっていくと同時に、チャラトミはその体を人から1本の木へと変化した。それをみた周囲の人々は

 

《パシャ!》

 

《カシャ!》

 

 まるで取りつかれたかのように写真を撮り続けていた。…と、暫くして

 

《メキメキ…》

 

 この音が聞こえたのを皮切りに、これまで写真を撮っていた人は次々と悲鳴と共に樹木へと姿を変えていった。

 

 

 その夜スクランブル交差点に残ったのは、樹木にされた人とその人が落とした携帯。そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 空に浮かぶ、巨大な目の紋章だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇翌日◇◇◇

 

「違うよ!これは妖怪のせいだって!」

 

 とある雑木林にひかれた一本道。その一帯に少年の声が響き渡った。少年の名は『裕太』(苗字は知らん)。

 

「嘘に決まってんだろ。21世紀に妖怪なんているわけねえんだよ!」

 

 彼の考えを即座に否定した同年齢の少年は、『大翔(ひろと)』。兄である『蒼馬』と共に裕太をからかっている。

 

「嘘じゃないもん…」

 

 裕太が半泣きの顔で反論していると、

 

「ゴルァテメェ等ぁァァ!!ッドラァ!」

 

「なんで俺なんだよぉォ!」

 

 蒼馬は背後から強い衝撃を受け、近くの草むらに頭から突っ込む。

 

「へッ…アスファルトじゃねえとこに吹き飛ばしてやっただけありがてぇと思えタコ」

 

「それでもいくら何でもドロップキックはねぇだろうが!!」

 

「知るか。裕太をいじめるお前らが悪い」

 

 蒼馬をドロップキックした少年。右の前髪が長く、多少荒々しく整えられた黒髪にエメラルドグリーンの瞳。彼こそが我らが主人公『影崎蓮人』である。

 

「ちょっと蓮人!またやったの!?」

 

 先ほどの冷酷非道な態度から一転、少女の声が聞こえた瞬間蓮人は体をぎくりと震わせ蒼馬を立たせるとその背後に隠れる。

 

「チガウヨ?…ボク、ソウマダヨ?」

 

「あ、分かりやすく誤魔化した…」

 

 この少女は『犬山まな』。蓮人とまなの関係を一言で言うと、小1からの幼馴染とだけ言えば十分であろう。まなはため息をつくと身代わりにされた蒼馬を見る。

 

「で?お二人さん、まーた裕太くん虐めてるの?」

 

「お前には関係ないだろ!…デカマナ!」

 

「呼び捨てにするな!!」

 

 コキンと音が響き、

 

「だから蓮人とまなは何で揃いも揃って俺に当たるんだよ…」

 

 何故か大翔ではなく蒼馬が脳天にチョップを食らった。

 

「後、私はそんなにデカくない…はず」

 

「いやデカいだろ」

 

 蓮人の呟きにまながジト目で蓮人を見る。

 

「どこがよ」

 

「いや、どこって…」

 

 蓮人はにやけながら人差し指を指す。その先にあるのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「胸」

 

「なぁっ…!!~ッ///」

 

 まなは自分の胸と蓮人を交互に見つめ、最後に蓮人の方を見ると顔を真っ赤にして

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんのぉ…変態!!」

 

「ゴハァッ!!」

 

 蓮人は美少女からのラリアットという、ドМなら誰しもが喜ぶであろう最悪のプレゼントをもらった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イテテテ…もうちょい力加減というものを考えて頂きたいものだ…」

 

「あんなこと言う蓮人が悪い…」

 

 数分後、蓮人の頭上で回転していたひよこさんたちが消え去り、後頭部をさすりながら立ち上がる。蓮人とまな、そしてetc.が向かっているのは、商店街の裏路地。

 

「それで?妖怪ポストってのはどこにあるんだよ」

 

 どうやら蓮人が気絶している間に話は進んでいたらしい。簡潔に説明するとこうだ。

 

 裕太のおばあちゃん曰く、人を木に変える妖怪が封印されていたらしくそいつが復活したとのこと。その話の流れで鬼太郎と言う人物の話になり、これまた話の流れで妖怪ポストの話題になった。そしてなんやかんやあって妖怪ポストがどこにあるのかまながネットの力を使い教えを乞うたところ、何故か場所を知っている人がその場所の位置情報をリンクで送ってくれたということで、その場所に向かっているという手前だ。

 

「しっかし…よく現れてくれたもんだな」

 

「ホントだよ。スルーされるって思ってたのに」

 

「その人がどうやって発見したのか見てみてぇわ…ん?」

 

「どうしたの?」

 

「いや…ちょっとポケットに違和感が…」

 

 蓮人が謎の違和感を覚えてズボンのポケットをまさぐる。そして十数秒の格闘の末、ポケットから出てきたのは

 

「なんだコレ?」

 

「目玉…みたいな何か…」

 

「「だよね(だよな)」」

 

 謎にメカメカしい眼球を模した白一色の何かだった。蓮人とまなはそのメカニックな眼球をまじまじと見つめる。

 

「おーい!まな姉ちゃ~ん。蓮人お兄ちゃ~ん。置いてっちゃうよ~?」

 

「はいよ~」

 

「今行く~」

 

 裕太に呼ばれたため思考は一旦ストップし、メカニックな眼球『眼魂』をスクールバックの中に放り込む。

 

 

 

 

 

 

 

 この行動が正解だったのか間違いだったのか。それは今は誰にも知りえないことだった。

 

 

 

 

 

 

 

「ここだね?」

 

「きっとあれだよ…」

 

 場所は移り裏路地の手前。蓮人たちは店の影からひょっこりと顔を出し、裏路地の奥を見つめていた。裕太が指さした先にあるのは、禍々しいオーラをまとった小屋のような形をしたポスト。

 

「あん中に手紙を入れりゃいいのか?」

 

「うん。そうすると…鬼太郎がカランコロンって来てくれるんだって…」

 

「カラン…コロン…?」

 

 裕太の最後の発言に首をひねる蓮人。考えを巡らせている最中にコキンという音が聞こえたので、考えをストップする。ふと視線を音が聞こえたほうに反らすと、頭を両手で抑えた蒼馬の姿が。

 

「何やってんの?」

 

「まなが…」

 

「なるほ(なるほどの略)」

 

 蒼馬の一言で全てを察す蓮人。蒼馬の頭にチョップを叩き込んだ張本人は、被害者の背中を使って手紙を書くという行動に出た。

 

「なんて書いたんだ?」

 

 蓮人は手紙の内容が気になり、横から覗き込む。紙に書かれた内容は次の通りだ。

 

「何々?『鬼太郎さんへ。町の人が木にされて困っています。助けてください。~犬山まな~』…お前文才無いの?」

 

「しょうがないじゃん!手紙書いたこと滅多にないんだから!」

 

 シンプルな内容に対しポロっと零れた呟きをまなは手紙を2つ折りにしながら否定した。

 

「じゃあ出してくるね…」

 

 まなはそう言うと裏路地へと足を踏み入れた。薄暗い中を一歩一歩と足を踏み出し前に進んでいく。そして

 

「入れたよ~」

 

 まなの声を聴き、蓮人を含む4人はホッと胸をなでおろす。とここで蒼馬が

 

「お前、呪われるぞ~」

 

「なんだとォ…?」

 

 道の奥から明らかに怒りの籠った声が聞こえた。まなが袖をたくし上げ、蒼馬にチョップを繰り出そうと歩み寄る。その時蓮人は、まなの足元にある光る横長のものを見つけた。

 

「まな!アブね…」

 

「え?うわぁ!?」

 

 見事にまなはその光る物体を踏んでしまった。重心が後ろへ傾く。その姿をみてまなの元へ走り出した藻が一人。誰であろう、蓮人だ。

 

「ッ!!」

 

「うわぁぁぁ!?」

 

 まなの後頭部が地面にぶつかるコンマ数秒前

 

「まなッ!」

 

 蓮人がまなの手を掴み、一思いに自分の方へ引っぱる。こうなると今度は前に重心が移動するのだが、たとえそうなろうと前に倒れることはない。蓮人がいるからである。

 

「ダラァ!!」

 

 蓮人は前に倒れてきたまなを自分の体で受け止めた。

 

「バカヤロー。ちゃんと足元見ろ…」

 

「う、うん…ありがとう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お~い。いつまでイチャついてるんだ?そこのバカップルさんよ~」

 

「「…!?ッ///」」

 

 不意に後ろから聞こえた声に赤面するまなと蓮人。2人の今の体制はというと、まなは蓮人の胸に拳を並べて当てており、そんな蓮人はまなの腰に両手を回している。

 

 傍から見れば馴れ初めのカップルのそれである。

 

「兄ちゃん。ホントは2人って付き合ってるんじゃないの?」

 

「「んなわけあるか!!…あっ」」

 

 動揺からか、否定の言葉までハモッてしまう始末。大翔と蒼馬は顔を見合わせてシシシと笑うと

 

「じゃあな~バカップルさんよ~♪」

 

「二人で仲良く帰りな~♪」

 

 それだけを言い残して一目散に帰っていった。結局、この日は本当に2人きりで帰っていたのは余談である。

 

 

 

◇◇◇翌日の夕方◇◇◇

 

「オイ!あんたの弟!また裕太君!いじめたでしょ!」

 

「俺に関係ないよ…」

 

「あるわ!兄貴だろ!?」

 

「れ、蓮人。まなをどうにかしてくれ…」

 

「昨日煽りに煽ったツケが来たな。ざまぁ」

 

「そんな~…」

 

 蓮人はまなの膝蹴りを食らいながら帰る蒼馬を哀れな目で見ながら、帰り道を歩いていた。すると

 

《ガァ!ガァ!ガァ!ガァ!》

 

 と近くの木に停まっていたカラスが、一斉に鳴きながら飛び立った。蓮人とまなと蒼馬は不思議そうに上空を見つめる。次にライトがちかちかと点滅し一時的な消灯を見せた後、蓮人たちの真上にある街頭を先頭に、後ろに向かって付いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《カラン…コロン…》

 

 そんな音が、背後で響いた。

 

 

 

 

 

 

 

《カラン…コロン…》

 

 音を聞く中で3人は、

 

 

 

 

 

《カラン…コロン…》

 

 裕太の言葉を思い出す。

 

『鬼太郎が…カランコロンって来てくれるんだって…』

 

 

 

 

《カラン…コロン…》

 

 その音は段々と彼ら迫り、

 

 

《カラン…コロン…》

 

 3人が後ろを振り返ると

 

 

 

 

《・・・》

 

 そこには、誰もいなかった。

 

「「「フゥ~…」」」

 

 安心して胸をなでおろす。そして帰ろうと前を向くと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこには、目を片方髪の毛で隠した男の子が立っていた。

 

「バァァッ!?」

 

「ふわぁッ!?」

 

 上から順に蓮人、まなの反応である。対して蒼馬は

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 悲鳴を上げながらまなを煽った際の逃げるスピードを余裕で上回る速さで逃げていった。

 

「えぇ!?」

 

「あっ!ちょ、待っ…」

 

 目の前には表情一つ変えずに立つ少年。まなが恐る恐る口を開く

 

「あ、あんた…誰よ!?」

 

 その少年はカランコロンと独特な足音を鳴らし、ライトの下まで移動する。そして口を開き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゲゲゲの鬼太郎だ…まみって君か?」

 

 

 

 

 

 

 

 これが蓮人の人生を大きく変えることになる、大事件。その始まりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 今回は少しゴースト要素を入れました。みんなどこにあるか分かったかな?(歌のお兄さん風)

 ということで文中でお気づきの方もいるでしょうが、今作のヒロインは原作のヒロインでもある犬山まなちゃんです。蓮人とまなちゃんは小1からの幼馴染という設定にしました。

 次回は出来れば原作1話を終わらせます。無理なら前半くらいまで…。

 モチベーションが上がるので、感想を書いて頂けると幸いです。評価もぜひお願いします。

 それではまた次回。
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