仮面ライダーゴーストAnother storys:仮面ライダーナイトメア~ディメンションウォーズ~   作:世界一孤独なチンパン

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 こんにちは。作者です。

 今日高校入って初めての遠足で兵庫の三ノ宮に言ってきたんですよ。それで着いてから少しした後にBe神戸のモニュメント(わからない人はググってね)でクラス写真撮ろうってことになってたんですね。僕中3まで田舎暮らしだったんで都会とか初めてだったわけですよ。それでまあ沸きに沸いてたわけでございます。

 そんな話はさておきですよ。集合時間に遅刻しそうになってしかもその時居た場所からそのモニュメントまで結構距離あったので全力疾走して向かってたんですよ。そしたら作者。熱中症により道中でダウンしまして。そうこうしている間にクラス写真には写れずという悲惨な結果になりました。(┬┬﹏┬┬)水分もしっかりとってたのになんでだろうな…。因みにその時の余韻がまだ少し残ってます。

 とまあ体験談はこれくらいにして今回は本編第2話の『戦慄!見上げ入道』のお話でございます。因みに流れを少し(人によっては大幅かもしれない)改変しました。

 それでは前置き長くなりましたがどうぞ。




第四話『幼馴染の後悔』

 

 これはいつかの夢だろうか…。

 

 少年は一人開けた場所に立っていた。採掘場なのかなにかを建設中なのか、はたまたそれ以外なのか。辺りには銅色の鉄骨やらドラム缶やらクレーン車その他。ともかく工事及び作業現場を思わせるものがあった。

 

 奥から殴り合う音が聞こえた。近くから音が聞こえたら、自然とその方向には言ってみたくなるもの。少年は道を防ごうには低すぎる背丈の草をかぎ分けて歩く。音を頼りに数歩進んだところで、地面の終わりが見えた。どうやらこの先は崖らしい。崖の淵まで移動し、彼は歩みを止めた。そしてその視界の先には…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その姿とはっきりと捉える前に、少年『影山蓮人』の意識はそこで再度闇の中へと落ちて行った。しかし、その中でも蓮人は決定的な事実が一つだけあった。それは拳を打ち合うものが、仮面で顔を隠した戦士だったということだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

「ぅん…んん?」

 

 腹部にかかる謎の重みに疑問を抱き、蓮人はゆっくりと目を開けた。ぼやけた視界にまず映ったのは、この空間を照らす光を放ち続けるもの。部屋のライトである。少しのだるさによる重みが残る体に鞭打ち、上半身を起こした。起こしたといっても肘をつい多分上体が浮いただけなのだが。

 

「ここは…っと。ん?」

 

 さらに上半身を起こそうと地面に手を突くと、手が深く沈んだ感覚があった。手元を見ると、緑色の敷布団カバーが。蓮人が今まで寝ていたのはベッドである。蓮人はベッドよりも地面に布団を敷いて寝るという彼なりの就寝スタイルがあるので、その手の力を緩めたり入れたりして未知の感触を数回楽しんだ後、再度周りを見渡した。と思いきや今度は自分の腹部にある重みの正体を知るべくその方向に目を向ける。

 

「まな…?」

 

 そこには自分自身の腕を枕にしている幼馴染の少女の姿があった。蓮人は微笑み、手で目にかかった前髪をのけてやる。このまま寝かせたままの方がいいかと一瞬思ったが、そろそろ腹筋が圧迫され続けてやばいので、本人には悪いが起こすことにした。ここで無意識に出てしまうのが、男の子としてのイタズラ心である。なにかを思いつくように意地悪な笑みを浮かべ、片手で幼馴染の頬を弄り始めたではないか。

 

「おーいまな~」

 

 グニグニという効果音が適切な行動を続ける事早数回。

 

「ふぅ…んん…」

 

 と可愛らしさ全開の呟きと共にゆっくりとその瞼が持ち上がる。綺麗なコバルトブルーな瞳が左右に動く。その瞳が蓮人を捕らえ、カッと見開かれたと思うと

 

「うぅ…蓮人おォォォォ!!」

 

「あべし!?」

 

「蓮人ぉ…蓮人ぉ…」

 

 涙を流しながら無事を喜ぶまな。だが、タイミングというのは時に酷なものである。

 

「まな~?どうしたの?急に騒がしくし…て…」

 

 ほんの数秒のドッタンバッタンの物音だが、彼女の興味を誘い出すのには十分だったらしい。ドアを開けたまなの母。扉を開けた先での光景を見たまなの母は数秒の沈黙の後

 

「「あ…」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・」

 

 

 

 

 何も言わずにドアを閉じた。だがそうなって当然のことである。なぜなら先ほど目の前に展開されていたのは、幼馴染の胸に顔を埋め、手をしっかりと男の腰に回していた娘の姿だったのだから。

 

 その光景を傍から見たら、その場に居合わせた人はこう思うに違いない。『自分の娘が恋人と儀式を始めようとしている』のだと。

 

「ち、違うよお母さん!?/////別にやましい意図があったわけじゃなくて!//////」

 

 ドアの向こうから抗議の声が聞こえる。だが、あの光景を見てしまってはもう時すでに遅しという言葉が一番合う状況だろう。

 

「まな…。俺を襲っておいてそんなこと…グスン」

 

「蓮人も何言っちゃってんの!?//////」

 

「まな。貴方、大人になったのね…」

 

「これだから巨乳の美少女は欲が深くて恐ろしい…」

 

「だから違うんだってばァァァ!!!////////」 

 

 早朝の犬山家に、大黒柱の娘の絶叫が響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まな、悪かったって…」

 

「フン!」

 

 赤らめた顔とは裏腹にすっかり機嫌を損ねさせてしまった少年が幼馴染と共に向かうのは、近くにある神社。

 

「それで?何で俺ら神社に向かってるの?」

 

「鬼太郎が話があるんだって」

 

「話?」

 

「うん…。一昨日の事について…」

 

「一昨日?なんかあったか?」

 

 まなはバツの悪そうな顔をすると重々しく口を開く。

 

「その…鬼太郎を庇って…」

 

「あ~…」

 

 蓮人も少なからず記憶にはあったようで、気まずそうな顔をする。数分後、まなの言葉が静寂をかき消した。

 

「そういや、俺瀕死の重症だったはずじゃ…」

 

 あの時、蓮人にも微かながら記憶に残っていることがあった。矢が腹部を貫通した瞬間の、体全体が引き裂かれたような感覚。

 

「確かにそうだったんだけど…覚えてる?妖怪ポストに手紙出した日にポケットに入ってた目みたいなやつ」

 

「ああ。それがどうかしたのか?」

 

「蓮人が倒れて少しした時にそれが光って、光が収まった頃には傷が治ってたの...」

 

 蓮人はここで初めて、あの時アイコンを持ったままのびあがりを倒しに言ったのだと理解した。よくよく思い出してみれば、あの時自身のズボンのポケットが少しもっこりしていたような…

 

(そのことについては、今度仙人に聞いてみるか…)

 

眼魂に関して知識不足の状態では、いつまで経っても答えに辿り着くことは不可能だと判断し、先日あったファンキーな爺さんに聞くとしよう。し切れていない思考を張り巡らせる中、まなの重々しい一言がその行動を中断させた。

 

「ごめんね?蓮人」

 

「まな?」

 

「私、鬼太郎がのびあがりに勝って…それで嬉しくなって…。でも…でもそのせいで蓮人が…」

 

「あ、あれは俺が鬼太郎を助けたかっただけだから!だからまなは「だけどッ!!」っ!?」

 

「だけど…。いや…そもそもあの時、蓮人の言う通り鬼太郎に付いていかなければよかったんだ…。そうだよね。私の我儘のせいで蓮人はあんな目に遭って…それで反論しようだなんて、虫が悪すぎるよね…。うぅ…ぅぐ…ひっぐ…ごめんね…蓮人…ぐすっ…」

 

「・・・」

 

 まなの目に映ったのはいつもの決意に満ちた目ではなく、後悔と罪悪感。彼女は自分自身の不注意とはいえ、大切な人を傷つけたことに激しく後悔の念を抱いていた。現に今も自己嫌悪に陥りかけているし、目元からはとめどなく涙が溢れている。

 

 

 

 いつか見たラブコメの主人公は、こんな時ヒロインに向かってなんて声を掛けるのだろうか。そんなことないよと作り笑いで誤魔化すのだろうか。それとも、心に響く言葉を何気なく吐くのだろうか。そんなことは、彼には到底できないことであった。彼女の我儘で蓮人が死にかけたのは事実だし、かといって幼馴染である彼女を責める気にはお世辞でもできない。だから彼は

 

「っ…れん…と?」

 

「・・・」

 

 苦しみに打ちひしがれる少女の細体をそっと抱き寄せた。ただ無言で。そしてゆっくりと、生まれたての子犬のその小さな体に触れているかのように、頭を撫で続ける。女子特有のシャンプーのいい香りとか、その小さな体から感じられる確かな温もりとかは、今はどうでも良かった。彼女の心を満たせるのなら、ただそれだけの思いで十分だった。

 

 

 

 

 

 

 そして頭を撫でる事数分。

 

「どう?落ち着いた?」

 

 体の震えが止まったのを肌で感じた蓮人は、そっと少女の体を引きはがす。当の本人は、当然のことながら涙の跡が付いていたが、反応を見る限りまんざらでもない様子だった。

 

「うん。ありがとね?蓮人」

 

「!?///ま、まあ、どういたしまして…///」

 

 

 優しい笑みを浮かべる幼馴染を相手にそれまで平然として抱きしめていた彼は、不覚にもドキッとしてしまうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ゴホンッ///」

 

 

 一つの咳払いが、その場にあったシリアスムードを破壊した。少年少女が声のした方を向くと、紫の髪の毛と黄色の瞳、そしてエルフ耳。さらに赤色と白のワンピースに加え首元にチョーカーを付けた女の子が頬を赤く染めてこちらをみていた。

 

「あ、あの~アンタ…いつから居たの?」

 

「確か『ごめんね?蓮人』から…」

 

「いや割と最初の方!!」

 

「何その粗〇風のツッコミ」

 

「じゃ、じゃあ今までの会話って…てか蓮人が私を抱きしめてくれた時も…」

 

「ずっと見てたわよ?ご馳走様♪」

 

 ばちこーんという効果音と星のエフェクトが似合いそうな華麗なウインクを決めた少女の返答に、それまでシリアス全開で話し合っていた2人は顔を見合わせ…

 

「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!//////」」

 

 見事にハモッた男女の叫びが、暖かくなった春の空に響いて消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「で。またまなの家に戻りましたよと」

 

「誰に話してるの?」

 

「触れんな…」

 

 神社に向かっていた時間は何だったのだろう。公共の面前で抱き合った二人は今、そのシーンの第一目撃者と共にまなの家にいた。

 

「あ、あの~鬼太郎さん?このお方達は…」

 

 沈黙の時間が10分間も続いていたので、流石に痺れを切らしたまなが第1目撃者と共に姿を現していた鬼太郎に謎に丁寧な言葉遣いで尋ねる。実はこの場にいるのは鬼太郎と第1目撃者だけではなかった。鬼太郎の右隣りに座っているのは銀髪の女性の老人。汚い言葉で言うとババア。その隣に頭が桃の形に酷似しているハゲのジジイ。そしてその右にいるのが第1目撃者であり、さらにその隣には明らかに人外な生物である手の生えた布切れ(おまけに目もついている)。この部屋に入りきらなかったので、ベランダに放り出されているのは手足の生えたコンクリートの壁(おまけに目もついている)。

 

「…カオスだ」

 

 部屋の中の面子をぐるりと見渡した人間の男は小さい声で呟いた。だがそんな様子を気に留めることもなく、目の前の青年(?)いつも通りの態度で話し始めた。

 

「紹介するよ。僕の仲間たちさ」

 

「「仲間…?」」

 

「ああ。人間がくれた依頼を解決するときに偶に手伝って貰っているんだ」

 

「「ほえ~」」

 

 世界一分かりやすい解説に、このメンバー唯一の人間組2人は揃って納得して声を挙げた。鬼太郎はまず、自身の右隣りにいた銀髪の婆さんと、桃ハゲ爺さんの紹介をした。

 

「彼女は『砂かけ婆』。主に砂の力で戦う妖怪だ。そしてこっちが『こなき爺』。こなき爺はお爺さんの姿とは裏腹に赤ちゃんのような泣き声を上げる。さらに自分の体を重たい石にすることができるんだ」

 

「よろしくな。まなちゃん」

 

「仲良くしような。蓮人君」

 

 紹介が終わるや否や挨拶をしてきたジジババコンビに軽く会釈をする2人。その様子を見ていた目玉のおやじが微笑み、我が子の説明を受け継いだ。

 

「そこで浮いておるのが『一反木綿』。鬼太郎が戦う妖怪の中には空中戦を得意とする輩もおる。そんな時に役立つのがコイツじゃ。そして今外におるの『ぬりかべ』。名前通り、戦いの時には鬼太郎含め皆を守てくれる壁になってくれる頼りになるヤツじゃ」

 

「人間さんよろしゅうね~」

 

「よろしく…」

 

 再び会釈。これで初対面組の5分の4の紹介が終わった。残るは

 

「何?」

 

 先ほどから尖りまくっているオーラを発しているこの少女のみだ。この少女を改めて見たとき蓮人の脳内では

 

 

 

 

(うわぁ~!出たよ!?出たよ出たよ出たよ!!これぜってえツンデレじゃん!間違いねえ!謎に鋭い目つき。それに腕組み。何より体中からこれでもかと溢れ出る絶対的オーラ!!確定だ!サ〇ヤンの確定演出流したいくらいに確定じゃん!!!)

 

 とまあなんともお花畑のご様子である。そんなことを勿論知るはずのない鬼太郎は、2人に少女の名前を紹介する。

 

「彼女は『猫娘』。僕を除いた皆の中で、圧倒的に戦闘力が高い。だから僕一人じゃ太刀打ちできない相手が現れたときは、すごく助かっているんだ」

 

「別に?鬼太郎がなかなか倒せないから、イライラしてるだけだし…。まあ、助かってるって言ってくれたのは…ありがとう////」

 

 顔を赤らめそっぽを向く猫娘。いつもなら蓮人の頭の中は

 

 

 

 

(うおォォォォ!!!これが生ツンデレ!!初めて見たァァァ!!!)

 

 と脳内で発狂するところなのだが、彼の性格がここで発揮し始めた。

 

 

 影崎蓮人の性格。それはもはやアニメの主人公にありがちな『他人から向けられる行為には人一倍鈍感。だが他の人の恋愛事情に関しては鋭い』というものだ。ところがどっこい普通の主人公ならそれで済まされるのだが、この影崎蓮人という少年。上で伝えた性格の後者の方が特にずば抜けているのである。そのため、初対面の人が好きな人と一緒に彼の目の前に出ると、お互いのどちらかが思わせ振りな行動をした瞬間彼は判断するのである。例を挙げるとすると

 

 

(あ、猫娘ってもしかして鬼太郎のことが…)

 

 このように。

 

「ところで父さん。『ねずみ男』は何処へ?」

 

「「ねずみ男?」」

 

 後で問い詰めて吐かしてやろうという腹黒思考の中、これまた妖怪の名前のような単語が聞こえたので無意識に聞き返す。これが幼馴染との3回目のハモリであるのも知らず。

 

「ああ。彼も僕の仲間なんだが…「鬼太郎~!大変ばーい!!」一反木綿!?いつの間に?」

 

 知らず知らずのうちに消えていた一反木綿が慌ててまなの部屋の窓から飛び込んで来た。そしてそのまま鬼太郎の前にピタッと止まると

 

 

 

「『見上げ入道』の封印が剥がれとったど!!」

 

「なんだって!?」

 

 彼らによって引き込まれた世界での物語は、まだまだ始まったばかりであった。それにしても、眼魂の件についてはどうなったのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

(触れんな…)

 

 アッハイ。了解です。

 

「ねぇ!良いところで終わったのに最後にメタ発言ぶっこむのやめよう!?」

 

「「「「「「「?」」」」」」」 

 

 





 え~。ここで訂正が1点。僕前回か前々回の後書きで『仮面ライダーは本編5話の話になった時に登場させます』みたいにほざいてたと思うんですけど、すいません。仮面ライダー、再来週でます。

 というわけで次回は後半に参ります。今日はゴースト関連の事はそんなに入れてないな…。まあ再来週アホみたいに出すからいいか。

 モチベーションが上がるので、感想を書いて頂けると幸いです。評価も是非お願いします。それではまた次回!ヾ(•ω•`)o

 
 それはそうと遠足のクラス写真、俺写って無いけどどうなるんだろ…
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