仮面ライダーゴーストAnother storys:仮面ライダーナイトメア~ディメンションウォーズ~   作:世界一孤独なチンパン

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 お待たせしました。リアルの方が忙しく、なかなか投稿できませんでしたが最新話投稿になります。今回ついに、仮面ライダー登場となります。

 書くの久々なので、めちゃくちゃ駄文なってるかもですが、温かい目で見ていただけると幸いです。

 そして、なんと本作の評価バーが赤色に染まりました!!思い付きで書き始めた作品が、こんなに愛されることになるなんて人生何があるかわからないものですね。(笑)

 いつもご愛読してくださっている読者の皆さん。改めて、感謝申し上げます。今後とも、『仮面ライダーゴーストAnother storys:仮面ライダーナイトメア~ディメンションウォーズ~』をよろしくお願いいたします。

 前置きが長くなってしまいましたので、そろそろ最新話をどうぞ。


第八話『変身』

「賭けで一方通行で来てみたけど、まさか一発で当たるなんてな」

 

 蓮人の目の前にあるのは、十三本の柱。1本1本が禍々しいオーラを放っている。

 

「教えてもらった情報が確かなら、こいつを壊せば妖怪城は力を失うんだよな…。問題はどうやってぶっ壊すかだけど…」

 

 まなを助けたいが余り、丸腰でこの場所へと赴いてしまった蓮人。どうしたものかと頭を悩ます。

 

「そういやまなはどこに…」

 

 とここで肝心なことに気が付く。猫娘から教えられたのは、まなが連れ去られたという情報のみ。その後の彼女のことはどうなったのかは分からない。そして数分後、彼は気づく。

 

「まさか…」

 

 彼女が攫われるまでに行方不明になっていた子供の数は12人。妖怪城に関して聞かされていたのは、『十三本の人柱がそろえば妖怪城は復活する』ということ。そして今、まなが攫われると同時にこの城が出現した。つまり彼女は

 

「この柱のどこかに…!」

 

 彼が調べようと駆け寄ろうとした直後、

 

《ドォォォォォン…!!》

 

 天井から何かが轟音と共に降ってきた。砂埃と衝撃波による風圧が同時に襲い掛かる。蓮人は顔の前で腕を交差させ、なんとか吹き飛ばされないようにと耐える。

 

「っと…なんだ?」

 

 風圧がおさまり、視界を前方に移す。目を向けた先に立っていたのは、ヒト型ではあるものの明らかに異形な存在。

 

「誰だ…?」

 

『ほ~。これは興味深い!まさか俺が見えているとはなぁ…』

 

 異形の存在は蓮人が疑問の声を漏らした先で、自身が見えていることに驚嘆した。

 

「お前は誰だ!!」

 

『人間如きに答える義理は持ち合わせてはいないが、今の俺はとても気分がいい…』

 

 目の前の彼はそう言ったのち、蓮人に向き直り咳払いを一つ挟んだのちに意気揚々と声を上げた。

 

『我が名はスペリオル!眼魔世界のエリートだ…。分け合って今は…『たんたん坊眼魔』とでも呼んでくれ…』

 

「たんたん坊眼魔…」

 

 『さて、ご要望にお応えところで…』

 

 たんたん坊眼魔の視線が蓮人を貫く。そして次の瞬間

 

《ドスッ‼》

 

「がっ…ぁぁ…」

 

 彼の拳が、蓮人の腹部にめり込んでいた。間髪入れずに襟をつかまれ、たんたん坊眼魔の顔を視界に入れたところで頬に裏拳が叩き込まれる。

 

「がはッ!!」

 

 地面を力なく転がり、倒れこむ蓮人。怪人の一撃は重く、激しい痛みが彼を襲う。だが、立ち止まるわけにはいかない。自身を鼓舞し、よろめきながらも立ち上がる。

 

『このたんたん坊眼魔様の攻撃を食らって意識を保てるとは…。遊び甲斐がありそうだぁ!』

 

 立ち上がった蓮人を見て、楽しんでいる様子のたんたん坊眼魔。

 

「おらッ!!!」

 

 お返しと言わんばかりに拳を打ち付ける蓮人だが、眼魔である彼の前では風の前の塵に同じ。鈍い音だけが鳴り響く。たんたん坊眼魔はもう一度殴りつけようとした彼の腕をつかみ、握力で締め上げる。

 

『人間如きが俺様に立ち向かってきた、その威勢のよさだけは褒めてやろう…。だが…』

 

 手を放し、蓮人の油断を誘ったところで腹部に掌を当てる。

 

『ぬんッ!!!』

 

「がぁッ!!」

 

 衝撃が一気に体全体を駆け巡り、蓮人は血を吐きながら大きく後ろに吹き飛んだ。そしてその体は、壁に強く打ち付けれられた。

 

◇◇◇◇◇◇

 

(ここは…どこ…?)

 

 十三本目の柱。身動き一つ取れないその中で、石化していた犬山まなの意識は目を覚ました。

 

(そっか…私、また勝手なことして…)

 

 自身の現状を把握するのに、そう長い時間はかからなかった。

 

(蓮人、怒ってるだろうな…)

 

 そして思い浮かべるのは、あの時自分を引き留めようとしていた幼馴染のこと。

 

《ドゴォォンッ!!》

 

(へっ!?何!?!?)

 

 突如鳴り響いた轟音に、思考が止まった。音がする方を見ると、ひび割れた壁を遮るようにうざったらしいほどの砂埃が舞っていた。その中に、一つの人型の影。 

 

(蓮人…!?なんで…)

 

 砂埃が収まり、顔があらわになった自身の幼馴染の姿驚くまな。だが驚く半面、嬉しさがあったのは事実。無意識に浮かんだ笑みだったが、

 

(え…)

 

 彼の全容が明らかになったことで消え去った。うつむいた彼の顔から汗のように流れ落ちる赤い液体。力なくダラリとぶら下がった腕や足からも、絶えずそれが流れている。ゆっくりと前に傾き

 

(っ…だめ!!)

 

 呼びかけたときは遅く、彼の体は鈍い音とともに地面にたたきつけられ、倒れこんだ蓮人から周囲を囲うようにひどくくすんだ赤が広がっていく。

 

『あっけなかったなぁ…』

 

 そう吐き捨て立ち去ろうとした彼を…

 

「まてよ…」

 

 小さくとも強い声が呼び止めた。

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 スペリオルは驚愕した。あれほどの重傷を負いながらも、なお立ち向かおうとする目の前の青年に。

 

『馬鹿な…。その状態で動けるというのか!?』

 

 先ほどの攻撃により与えた損傷は肋骨を数本と内臓破裂が数か所。加えて壁に叩きつけられたことによるダメージもある。常人ならまず意識を失うほどの状態だ。

 

「動かねえと、始まらねえ…ことだって…ある…からな…」

 

 この言葉は、昔自分の想い人が教えてくれたこと。その想い人は、目の前の柱の中で今も助けを待っている。

 

「待ってろまな…絶対に…俺が…助けるッ…」

 

 踏み出す歩幅は狭い。だが、少しずつたんたん坊眼魔との距離を詰めていく。彼の目に、一切の迷いはない。

 

『この死にぞこないがぁッ!!』

 

 歩みを止めない彼に向かって、光弾を放つ。光弾は彼の周りに着弾し、爆発を起こす。

 

「ぐあぁぁッ!!…っ!」

 

 熱波が襲い、皮膚が焼ける。それでも影崎蓮人という青年は、止まることはなかった。シャツはは焼け落ち、見えるのは傷だらけの裸体。赤く燃え盛る炎の中を、彼は進み続ける。

 

(蓮人ッ!もういいよッ!!私は大丈夫だからッ!!!)

 

『なッ!?!?』

 

 まなが呼びかけるも、柱の外にいる彼にとって彼女の言葉は届くことはない。止まることはないその歩みが、徐々に早くなる。歩みから速歩に。速歩から、力走に。

 

『こんなことは…有り得ないィィッ!!!』

 

「うおぉぉォォッ!!!」

 

 力いっぱい握りしめた拳が、たんたん坊眼魔の顔をめがけて放たれる。

 

(なんで…なんでそこまでして私を…)

 

 火事場の馬鹿力というものがある。窮地に立たされた人間がそのときのみ発揮する、とてつもない力だ。その力は無意識化の中でのみ出され、普段では想像もできないような力すら出すことができる。

 

『ぐおぉぉぉッ!!!』

 

 その拳は、たんたん坊眼魔を十分すぎるほどに退けた。たんたん坊眼魔が地面を転がり、蓮人はその光景を眺める。数分前に起きたこととまったくもって逆の状況が、青年の手によって生み出されたのだ。

 

「はぁ…はぁ…。うぁ…」

 

 今の一撃ですべてを出し切った彼は、糸が切れたようにその場に倒れこむ。

 

(蓮人ッ!!!)

 

『このガキィッ!!!人間如きが、この俺様をォッ!!!!』

 

 怒り狂ったたんたん坊眼魔が起き上がり、倒れこんだ蓮人の前に立つ。

 

(ここで死ぬのか…。クッソ、悔しいなぁ…。こうなるなら、ちゃんとまなに気持ち伝えときゃよかった…)

 

 蓮人は自身の死を覚悟し目を閉じた。最後に目に映ったのは、たんたん坊眼魔が自身めがけて拳を振り上げる姿。あとはその衝撃が来るのを待つだけだ。

 

『死ねぇぇぇッッ!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…」

 

 おかしい。いつまで待っても衝撃が来ない。体はまだ痛むから生きている。なぜだ?

 

『なっ…馬鹿な…貴様はッ…!!』

 

 続けて聞こえてきた、たんたん坊眼魔の驚愕の声。何が起こっているのかわからず、たまらず目を開ける。

 

「あんたは…」

 

 そこには、たんたん坊眼魔の拳を受け止める、金色に光り輝く人物が立っていた。金色の人物はたんたん坊眼魔の右手を解放したのち、彼に素早いパンチを数発浴びせノックバックさせる。

 

『――』

 

 金色の人物。その赤い複眼が蓮人を捕らえ、立て続けに言葉を発する。その言葉に蓮人は目を見開き、大きくうなずいた。直後、蓮人と金色の人物を金色のさらに眩い光が包み込んだ。

 

『なんだ…何が起きている…!?』

 

 やがて光が消え、そこに立っていたのは

 

 

《カイガン!ナイトメア!》

 

《ヒュウィゴー!ファイト!アイアムゴースト!》

 

 銀色に輝く、一人の戦士だった。

 




 書いていて本当に文才が落ちたなと思った今日この頃。というのはさておき、ようやく次回で2年かかったこのゲゲゲの鬼太郎本編第3話完結になります。

 今後の流れとしましては、本編の重要そうな回や、まなが出てくる回をピックアップして書くので、オリストを挟んでから本編第8話を書こうかなと思います。

 
 モチベーションが上がるので、感想を書いて頂けると幸いです。その他評価もお待ちしております。ではまたヾ(•ω•`)o
  

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