転生したらmiiだった件 作:JUDGEMENTReaper
miiって…ある意味最強の生物だと思ってしまうのは私だけでしょうか。
簡単に仲間を蘇生したり、戦車になったり小型のトルネード飛ばす筋力とかもはやある種魔王と言ってもいいですよね。
それでは…ゆっくり見ていってね
(ああ…死ぬのか…俺は)
今、一つの命が消えようとしていた。
俺の名前は、
(くっそ…このご時世に通り魔なんて刺されるなんて運が無さすぎるだろ…刺されたところが焼けるように熱い…)
《確認しました スキル【耐熱耐性】獲得…成功しました》
(しかも通り魔だからな…あんな不意討ち、躱せる訳ないだろ…)
《確認しました スキル【不意討ち耐性】獲得…成功しました》
(くそ…まだまだやりたい事もあったのに…もっと色んな事極めたいと思ってたのに…)
《確認しました ユニークスキル
(最後にやったゲームは何だったっけ…ああ…そうだwiiスポーツだったか…mii最強NPCの彼奴にも勝てずじまいか…もっと生きて競いあいたかったな…)
《確認しましたユニークスキル
ユニークスキル
ユニークスキル
ユニークスキル
(さっきっから幻聴がうるさいな…そろそろお迎えか…体が冷たくなってきた…)
《確認しました…スキル《耐寒耐性》獲得…成功しました》
(もっと色んな音楽も聞きたかったけどそれももう叶わないか…死後の世界に一人はやっぱり寂しいな…誰か一緒に来てくれるのがいればな…ああくそ、もう意識がきれる…)
《確認しました…ユニークスキル
ピチョン…ピチョン…
(水の音がする…ここが黄泉の国か?取り敢えず起き上がるか…)
むくっ…
「ん?なんか体がおかしくないか?取り敢えず鏡になるものは…お、あそこに水溜りがあるな…というか地底湖か?まあいいか丁度喉も乾いてたし…」
自身の身体を確認する為に俺は地底湖の方へ向かった
「やっぱりおかしい…足の感覚が無い、でもまあ死んだから当然か?さてと、俺の身体はどうなった〜っと…」
俺は水面を見た、しかしそこには
「…え?」
酷く覚えのある顔、手は丸く、足が無い、そしてオレンジ色の服を着ている。
「な、なんじゃあこりゃあ!?、な、なんで俺…mattになってんだあ!?」
matt_
現代の人においてその名はあまり知られていないだろうが、俺にとっては記憶に最も新しかった。
2006年に任天堂が出した家庭用ゲーム機wii、そこから始まったmiiというアバター。
自身の顔を作り様々なゲームに登場させる事ができるゲームにおける自分の分身でありそれを使いゲームキャラをも似せて作る事ができる遊び心あるものである。
そんなmiiを使える代表作、自身の身体を動かすゲーム、wiiスポーツが俺の長年の愛用ゲームだった。
運動に適せて表に運動へと出れなかった時にも、そうじゃなくてもやり込んでいた。
そしてそのwiiスポーツの中にはプロと呼ばれる最強のNPCmii、そう、mattがいた。
競技のプロNPCが全員mattというわけではなかったが何故かmatt以外のプロは倒せてもどうしてもmattだけは倒せなかった。
それにプロに勝ってもそこからも先がありその道中には勿論mattがいた。
何度挑んでも負けて、負けて負け続けた。
そして通算256戦中0勝256敗、これは一つの競技だけの戦績だ、全競技合わせたら1000は下らない。
だが負け続けていくうちにだんだんとmattの事をライバルとして好きになっていった。
しかし結局はそれから1勝ももぎとる事はできずに通り魔に刺されて死んでしまったが。
「え?ど、どうなってんだ?なんで俺mattになってるんだ?」
《解_それはユニークスキル
「うわぁ!?びっくりした…だ、誰でしょうか?」
《解_ユニークスキル
「同行者さん…かなるほど…色々と分かってきたぞ」
俺は異世界転生というものをしたらしい、というかそうじゃないと話がつかない。
死の間際俺が色々と思っていた際に聞こえた声、あれはいわゆる転生者に送るギフト的なものだったのだろう、最後に思ったことをそのままスキルへと変えて渡す、【同行者】さんも最後に一緒に来てくれる人でもいたらと思っていたからこそ渡されたのだろう。
ならばやることは決まった。
「あ〜そうだな同行者さん今自分が持ってるスキルを教えてくれますか?」
《了_現在保持しているスキルは以下の通りとなっています》
ユニークスキル
扱う事が、可能な技やスキルなどを余すことや隙無くフルパワーで真価を発揮し扱う事ができる様になる。
例 刀による居合切りを
一方、
更に熟練者が使った場合対象は斬った事を視認する事ができず一回でも何かに当たるか自身が動いた時に斬られたことを自覚するレベルの居合が可能。
スキル保持者の記憶にある競技を行うことができる。
そのスキルを発動した際、思い描いた競技に応じた装備を自動で出す事が可能
チャンバラならチャンバラ刀、ボクシングならボクシンググローブなど
スキル保持者の記憶にある曲を流したり、実際に作る事が可能、そしてそれを自分以外の者にも聞かせることができる。
種族【mii】における固有のスキル。
顔、身体、大きさ等を自由に組み換え、性別をも自由に変えることができる。
更に、変えた体型に合わせた擬人化を作ることができる
様になっている
体の形状は足が無く少し浮いており、腕が無く手は丸い球体の様になっている。
ものを掴む際は触れた物がくっつき球体の真ん中に収まる。
離したい際は普通に人が手を離す様にすることを意識すると離せる
種族【mii】における固有のスキル。
合計14種の職業を扱う事ができ、それぞれに専用の技がある。
霊体や精神体などの不可視できない者を見通すことが可能。
このスキルを使用し特定の倒した魔物は撃破と同時に料理が確率で出てくる。
上位であればあるほどその料理のランクは上がり、最高ランクは特上。
【ふりかけ】というサポートアイテムを作成し各自、体力、魔力回復ふりかけ、死亡者1名のみの蘇生する命のふりかけ、興奮状態にし、直接攻撃のみになるが攻撃力が格段に跳ね上がるノリノリふりかけ、相手の攻撃を一回無効化する守りのふりかけの5つを使用できる。
量に限りがあるが、一日経過すると、ふりかけは満タンになる。
体の形状は足と腕があり人に近づいているが足や腕の関節が少しおかしく足や腕の関節を曲げた際角ばっている
種族【mii】における固有のスキル
全部で3種類の戦闘スタイル、格闘タイプ、剣術タイプ、射撃タイプでの戦闘が可能で最も人間形態に等しい身体をしている。
格闘タイプでは近接戦闘に特化しており技にはアッパーカットやドロップキック等、連撃技、カウンター投げといった技、合計12種の技を使えるが、使える技は決めた4種しか使えなく、切り替える際に20秒のインターバルがある。
剣術タイプでの戦闘方法は中、近距離戦闘を得意としており、手裏剣やチャクラム、剣から放たれるトルネードで相手を牽制しつつ一気に接近する突進斬りを2種類もち連斬技は、片方は炎の属性を纏い、もう片方は空中戦での使用にも特化した突進連斬を持ち合わせている。
射撃タイプでの戦闘は言わずもがな遠距離に特化している…だけではなく近距離戦闘にも対応が可能になっており、特定の構えをする事により弾を放ち近接戦闘にも専用の構えがある。
技にはエネルギー系の溜め技と速射技、特殊弾としてフレイムピラーがあり爆発系のグレネードランチャーとグラインドボム、ミサイル、そして遠距離攻撃を反射するリフレクターと遠距離攻撃を吸収し回復するアブソーブと言った技がある。
そしてこのユニークスキルを使用中は身体能力が上がり空中にて一回のみだがもう一度跳躍する事が可能となり走行中に疲労は起こらない。
【思考加速】、通常の1000倍に知覚速度を上昇させる、但し思考加速と同時に
10000倍に登るが使用制限時間があり制限時間3分でそのインターバル時間は6時間となる。
【並列演算】、解析したい事象と思考を切り離して演算を行う、
使用制限時間は特に無し
【解析鑑定】、対象の解析、鑑定をする、
使用制限は無し
【詠唱破棄】、魔法等を詠唱する際、呪文の詠唱を必要としない、
使用制限は無し
【森羅万象】、世界、隠蔽されていない、事象を全て網羅する、これのみは
《_以上となります》
「なるほどね…いや【卓越者】があるせいでチートにRTAさん混ざってるようなものになってるよ…」
俺は余りのチート具合に少し目眩がしたが、何とか持ち直した。
「まあいい…嫌良くないけど、取り敢えず動こう…もしかしたら話しが通じる奴がいるかもしれないしな」
こうして俺は地底湖から動くことにしたのだが今思うに動いた方向がまずだめだったと実感していた。
なぜなら…
(おい、お前、さっきから話しかけているのに、ピクリとも動かず返事もしないとはどういう了見だ?)
俺が進んだ先そこには確かに話の通じる奴ではあった…だがそいつは俺が思っていたより、俺よりも何倍もでかい巨体、大きな翼に今にでも噛み砕く事ができる様な牙に大きな尻尾、そう龍だったのだ
(お〜い、聞こえてるのか?)
………オイオイオイ、死んだわ俺
続く
如何でしたでしょうか、第一話はスキルの紹介を添えながら始めてヴェルドラとの遭遇までを出していきました。
次回は最初にヴェルドラとの遭遇前の辺りを少し入れていきます。
リムルはヴェルドラとの会話中に参戦させようと思います。
それでは…次回も、ゆっくり見ていってね