転生したらmiiだった件 作:JUDGEMENTReaper
思ったんですけどミートピアの職業でヴァンパイアあるんですけど直射日光浴びても何ともないんですよね…
転スラ好きには分かるかな?
それある人聞いたら、えらく取り乱しそうですよね…
今回は前回の回想から開始します。
戦闘もあるのでお楽しみに…
もしここから見る場合は出来れば一から見てくれることを推奨します。
それではゆっくり見ていってね
(何故…こうなった…)
俺が今呆然としているのには訳がある。
(おい、返事くらいせんか、お前は人型の魔物だろう?ならば知性や言葉を発することもできるであろう)
現在俺の目の前には見上げる程の大きさのドーム状の何かに覆われた龍が自身の眼前にいるのだ。
(思い出せ…どっからミスった?)
時は遡り…
「さてと、んじゃあスキルのことも分かったし、早速早速行動するか!」
「おっとそうだ、いつでも戦闘できるように…そうだな…よし、
そして…剣士となった俺は…早速蜘蛛系の魔物に襲われていた。
「うわっ!、糸を吐き出してきた!!危ねえ…、今度は俺のターンだ!、喰らえ!二段斬り!」
ズバッ!ズバッ!
キシャアァァァァ!?
俺の二段斬りが斬ったのは巨大蜘蛛の関節部分だ、多足系の動物はその足がバランスを取るための一番大切な部分となる、そして読み通り突然の事に驚いた巨大蜘蛛はバランスを崩し、倒れる、そこを見逃すほど俺は甘くない。
「止めだ、ジャンプ斬り!」
高く跳躍した俺は一気にその頭部へと剣を振り下ろし、頭を一刀両断し敵を倒した。
「ふう…一丁上がり、さてと…お!あったあった!」
俺が見据える場所そこには料理があった。
「同行者さん、鑑定よろしく」
《了……鑑定結果が出ました、解…スパイダーロールと呼ばれる料理です。それと同時に永続的な素早さの強化が身体に及ぶ事が判明しました。》
「よし、特に問題は無いな、そんじゃ頂きます。」
パクっ、サクッサクッ
「うっまあ…何だこれ、本当にこれ蜘蛛なのか?、殻はサクサクで香ばしく、身の部分は柔らかくプリプリ、味付けは醤油ではなく塩というのもまた良いな…」
数分後…
「ふう…、旨かったな、これからの食料調達はほぼ楽になりそうだ」
《告…ユニークスキル
「え?、どう言う事だ?」
《解…ユニークスキル
「な、なるほど…やっぱり思ったよりも凄いスキルだよな…でも【同行者】さんがいてくれてほんと助かるよ、ありがとうな」
新しい発見、どうやら出てくる料理は倒した魔物の身体を使用し生成されているようで食べるという事はそのまま魔物を喰らうことと同じとなるようだ。
その後はあからさまに硬そうな外殻を纏った魔物を狩った所ドラゴンフルーツが出てきた。
一瞬何故かと思ったので【同行者】さんにこの魔物について聞いてみたら、何でもあの魔物の名前はアーマーサウルスというそう。
それを聞いた瞬間俺はあ〜…となった。
アーマーサウルス、つまり俺という転生者からして日本語訳にして言うとなれば装甲恐竜、つまり恐竜、竜、そういうことである。
そしてそれを食べたところ新しく【身体装甲】が手に入った。
因みにドラゴンフルーツはめちゃくちゃ美味しかった。
それと料理をストックしたかったがどうやるか考えていたら【同行者】さんが【ミートピア】でできた料理は【ミートピア】でストックする事ができると言われたので普通に有り難かった。
そして…
「おいおい…大蛇が2体も出てくるなんて酷いな…一応まだ気づかれてないがバレたら一気に不利だぞ…」
俺は2体の大蛇を進む先で発見した。
「う〜む…良し、職業を変えよう」
流石に剣士で大蛇2体はきつい、というのもここらにいるモンスターは普通に強いのだ、先程のアーマーサウルスも装甲と肉の間へと刺し込まないとダメージをそこまで与える事はできない。
と言う事で私は、【科学者】になった。
「よし、これで…相手は…あれ?いない…まさか!?」
俺は瞬時に辺りを見回す、すると自身の真上から大蛇が睨みつけているのが分かった。
次の瞬間
シャアアアア!!
その大蛇はなんと口から、黄色い煙を吐いてきた。
「まずっ!バーチャルマスク展開!」
それを見た俺は即座にタイピングを行いマスクを展開しフラスコを手に持ちそれを振った。
「危ねえ…、やってくれたな…そら、お返しの劇薬を喰らえ!」
するとそのフラスコから、見るからに危ない緑色の液体(劇薬)が吹き出した。
ドバッ!バシャア!ドジュウウウウウ!!
ギシャアアアア!?
それを浴びた大蛇は浴びた場所がどんどんと溶けだし、顔にもろに掛かった大蛇は、叫ぶ時間さえ与えず頭が溶けだした。
「うげえ…気持ち悪っ」
その場を見たら恐らく誰でも、SAN値がだだ下がりだろう。
そして、その倒された二体の大蛇の魔物からは、オロチのムニエルと、コブラのフライができたが念には念を重ね【同行者】さんに毒化してないかしっかりと鑑定してもらった。
その後俺はある程度の食料を得て、探索を再開したのだが進んだ先で何か光り輝く何かが見え、そこへ向かおうとしたが坂になっていたことに気づかず足を踏み外し転がり落ちる様にして…
そして今に至る
(いやそもそもの原因、足を踏み外し、その道選んだ俺じゃん、というかはよ謝らんと、さっきっから話しかけられてるけど思考停止してる様に固まって一声も出せていないもん、あっそろそろキレそうになってる)
とこう思っていた俺は、早速声を発しようと思った次の瞬間。
(いい加減思考停止から戻ってこんかバカ者が〜!!)
ギリギリで間に合わず、怒らせてしまった。
「も、申し訳ございませんでした〜!!」
数十分後…
(全く、ここまで無視を決め込まれるのは生まれてから初めての事だ…)
「いや、もうその話何回目よ、数えた限りじゃ5回以上それ聞いたぞ…」
なんとか謝り倒し、許してもらった俺はこの龍、ヴェルドラさんとの話し相手になっていた。
というのも、かなり昔にヴェルドラさんは地上で大暴れしていたようで、その時代の勇者にこの【無限牢獄】に封印され、洞窟に長年の間表に出ることができず話し相手もいなかったので、随分と色々な事に飢えていたようだった。
(それにしてもmiiか…やはり聞いたことのない種族だな、それに特別な種族固有のスキルを持っている所を見ても興味深いというのに、その内容も聞いたことのない知らない尽くし、やはり掻き立てられるな!)
「ああ…確かヴェルさんのユニークスキル…確か
(ふふふ…そうだろうそうだろう!)
「ああ…、やっぱり人だろうと魔物だろうと知識欲においては尽きる事は無いものだな」
(むう…)
「何だ?人と同じなのは嫌か?」
(まあな…勿論、人間が持つ飽くなき探求心は我とて知っている。
だが…人間と同格というのは納得できん、我は種族の中で最も上位で恐れられた龍だからな)
「でもまあ…そんな恐れられた龍も人間に惚れたと…」
(惚れてなどおらんわ!!、第一あ奴は勇者で我の敵だ、惚れるわけ無かろうが、少しカッコイイと思っただけだ…)
「ヴェルさん、それを、人間の世間一般では惚れると言うんだよ」
(あ"〜!!もうこの話は終わりだ!別の話にするぞ!、お前は転生者と言ったな)
「ああ、前世で通り魔にブスリだ」
(死に方は我にはどうでもいい、我が聞きたいのは前世ではお前は何をしていたのかだ)
「何をしてたか?」
(うむ、我にとって貴様の前世は知らない事、面白い事尽くしだ、聞きたくない方がおかしいと我は思うぞ)
「まあそうか…、分かった話すよ、まず何聞きたい?」
(そうだな…お主は前世何をしていた?)
「何をしていたか…そうだな、なら俺の職を話すか、まず俺の職は、自衛隊だった」
(ほう…自衛隊か、どういった仕事だったのだ?)
「そうだな…、これを話すのは少し長いが気をつけてくれよ」
(うむ…わかった)
「まず自衛隊とは、簡単に言うなれば自分の国を自衛する為にできた組織でな、他国へと侵攻する組織ではないんだ」
(何故侵攻しないのだ?軍を持つなら侵攻する事は当たり前であろう?)
「あ〜…やっぱり勘違いしちまうよな、実を言うと自衛隊は軍をではないんだ、自衛隊の名の通り自衛のみを行う組織で更に言えば前世の俺の国は侵攻する事は一切として行う事はできないんだよ」
(何?、それではお前の国は元より平和主義の国だったのか)
「いや、そんな事は無いぞ?、俺が前世で産まれる前では俺の国も戦争に侵攻もするこっちの世界と似たようなものだった」
数時間後…
(むう…自爆特攻か…流石に我の住むこの世界でもそこまでするような国は聞いた事も無い)
「ああ…俺からしちゃお国のために死んでこい何て言われたらその上官殴り倒してでも止めさせるな、事実これのせいでどれだけの人が犠牲になったか…」
2体はまだ戦争談議を話続けていた。
グウウ…
「ん?もうこんな時間か…ヴェルさん少し休憩にしようか」
(うむ、流石にここまで話したのは久方ぶりだ、もっと続けたいが休憩も挟んでおこう)
「そうだ、その【無限牢獄】攻撃じゃ無けりゃ物とか入るのか?」
(いや、無理だな)
「そうか、そりゃ残念だ」
そう言うと俺は、所持していたオロチのムニエルを取り出した。
(お、おい何だそれは!)
「これ?、これはオロチのムニエルだ、身がふわふわで味付けも最高、俺のスキルじゃないと出せない物さ…っておいおいよだれよだれ」
(まさか…さっきの【無限牢獄】の話は…)
「そ、もし入るんだったらご馳走しようと思ってたんだけどな」
(くうっ…今まででここまで無限牢獄が恨めしいと思ったのはいつぶりか…ん?おい貴様、その料理に何か不思議な力が宿っているようだが?)
「ん?、ああ…この料理はな、さっき行った通りスキルによる産物【ミートピア】って言うスキルを発動した状態で相手を倒すと確率で、料理が出てくる。
そしてそれには永続的な強化を施す事ができる効果があるんだ、料理によって強化される部分も変わって三段階のレアリティがある、あ、レアリティていうのは品質的な事だ、まあとどのつまり、食べるという事が強くなれるということに直結してるって事だ」
(…貴様のスキル、反則級だな…)
「だろ?俺もそう思う」
そんな事を話し休憩を終えた俺は、また談議を再開し、その後数日間はヴェルドラの所でいたのだが
数日後…
「あ、参ったな…料理がもう無くなってきた…、ヴェルさん俺少し料理集めてくるから、少し離れる」
(む…そうか、また戻ってこい、死ぬなよ)
「そう簡単に死ぬ程、お迎えは早くないさ」
そうしてヴェルドラの所から離れた俺は料理採集に出たのだが、この時の俺はまだ知らなかった。
もう一人の同じ転生者がこの洞窟に誕生したと言う事を
はい如何でしたでしょうか
【卓越者】が更に暴走していく…
と言う事で転生者の前世は自衛隊所属の方でした。
ここらで設定を少し固めたいと思ったので主人公のプロフィールを紹介したいと思います。
彩 人志 いろどり ひとし
年齢37歳
前世の職業 陸上自衛隊
性格 勇気がある、冷静、戦略家、仲間の為に厳しくなれる、諦めが悪い、優しい、偶に天然、ONとOFFの使い分けが上手い、ノリがいい
基本的な外見
mattというキャラの見た目
濃いめの肌に髭、目には少し隈のあるような顔つきをしており、服装はオレンジ色のシンプルなシャツと黒いズボンを履いている。
前世での戦闘技術 極真空手や剣道、ボクシングや柔道など自衛隊に入る前から格闘技を習っていた。
趣味 意外と曲探しやゲーム機以外にも多趣味でボードゲームや人狼にTRPG、アウトドア系なら釣りやサッカー等をやっており更には料理も手掛けている、その味は高級レストランにも引けを取らないほど、そんな趣味の中でwiiスポーツ系のmiiを使ったゲームが大好きだった。
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今回得たスキル【粘糸・鋼糸】【身体装甲】
【麻痺吐息】【毒霧吐息】
次回へのヒント
実はあるサラリーマンとは同じ保育園、学校の同級生
それでは次回も、ゆっくり見ていってね!