スターセイバープリキュア!-Star Saviour Precure!- 作:星龜
キュアシエルとキュアトネールの攻撃は、クラリネットオソロシーに直撃したのだが…
クラリネットオソロシーは、まったくの無傷
だった…!!
「そんな…!?」
と、驚くキュアシエル。
「ぬかったね…。
そういや、この前の時、キュアドゥローの必殺技が効かないんだった…。」
と言うキュアトネール。
キュアシエルのシエルシュートも、キュアトネールのトネールシュートも、あくまで牽制用の技だ。
騎士と融合し、
「どうすればいいの?」
と訊いてくるキュアシエルに
「どうやら、アイツを倒すには、この前みたいに、3人そろわないとダメみたいね…。」
と言うキュアトネール。
「でも…南海…
キュアドゥローは…。」
と言うキュアシエル。
「うん…。
キュアドゥローは、音に弱いからね…。」
と言うキュアトネール。
水は音を伝える…。
水の
「音を遮断する方法
があればいいんだけど…。」
と悩むキュアトネール。
しかし、ビルすら破壊するほどの威力の破壊音波を放つオソロシーが発する音を遮断する方法など、あるはずがなかった…。
その時…
雨が降ってきた…。
◇
静流のランドクルーザーの中では―。
「南海ッ☆
出番よッ☆」
と叫ぶ静流。
「どういうこと?」
と訊く南海。
「この雨を使って、あのオソロシーを水の中に閉じ込めるのよ☆」
と静流が言うが
「だから…どゆこと?」
と、南海には、まったく合点がいかない…。
「南海は水の
水を操る能力
があるのよ☆
雨を集めて水の牢獄を作り、その中にあのオソロシーを閉じ込める
のよ☆」
と静流が説明するが
「じゃ、どうなるの?」
と、まだ、南海は理解できない…。
「水は音を伝える。
けど
楽器は水の中では音を出せない
でしょ☆」
と静流に言われて、ようやく、南海も理解した。
「ただし、あのオソロシーの攻撃によるダメージは倍になるから…
辛いけど、耐えるのよ…!!」
と言う静流。
「うん…!!」
と、うなずく南海。
そして、星剣を出そうとしたが…
「あっ…。」
曇空なので、地面に影ができないため、星剣が出せない…。
「車の前に来なさい!!」
と、南海を呼ぶ静流。
ランドクルーザーの前に来た南海に向けて、ヘッドライトをつける静流。
すると、地面に南海の影ができた。
「ありがとう、お母さん☆
ドゥロー!!」
と、静流に礼を言い、星剣を召喚する南海。
そして、
「プリキュアッ!!
セイバー・オンッ!!」
水崎 南海がキュアドゥローに変身する時間は、わずか7/100ミリ秒にすぎない。
では、もう一度、見てみよう―!!
「プリキュアッ!!
セイバー・オンッ!!」
という、南海の掛け声とともに、
すると、南海の着衣は、水色の光に分解される。
水色の光に分解された南海の着衣は
に再構成され、南海に装着されていく。
理由は不明だが、
同時に、南海の体をつつんでいた水色の光も消えることで、水崎 南海は、わずか7/100ミリ秒でキュアドゥローへの変身を完了するのだ―!!
「水の
水星剣・キュアドゥロー!!」
と、名乗りをあげるキュアドゥロー。
そして、クラリネットオソロシーに苦戦しているキュアシエルとキュアトネールのもとに向かっていった―。
◇
降りしきる雨の中…
「オ ソ ロ シィィィッ!!」
と、破壊音波を放つクラリネットオソロシー。
「「うわあああああああっ!!」」
と、クラリネットオソロシーが放つ破壊音波を防ぐ手段が無いキュアシエルとキュアトネールは、ひれ伏すしかなかった…。
そこに
「シエル!!
トネール!!」
と、キュアドゥローが来た。
「バカッ!!
何しに来たのよ…ッ!!」
と叫ぶキュアトネール。
「逃げて…!!」
と叫ぶキュアシエル。
「何言ってんのよっ!!
私は、2人を助けに来たのよ…っ!!」
と、星剣をかまえるキュアドゥロー。
『ハッハッハッ!!
何のつもりかは知らんが、音に弱いお前に、何ができる!?』
と、キュアドゥローを嘲笑するベネトナーシュ。
「知れたことっ!!
お前を倒すっ!!」
と、啖呵を切るキュアドゥロー。
『寝言は寝てる時に言えッ!!
やれ、オソロシーッ!!』
と叫ぶベネトナーシュ。
「オ ソ ロ シィィィッ!!」
と、破壊音波を放つクラリネットオソロシー。
「うわあああああああっ!!」
と、クラリネットオソロシーが放つ破壊音波をくらい、悲鳴をあげるキュアドゥロー。
「うぅ…
負けるもんかぁ…っ!!」
と、
「雨よ…
集まれぇぇぇ…っ!!」
とキュアドゥローが叫ぶと、星剣の刀身が水色に光り輝き…
雨が星剣の先端に集まってきた―!!
「す…すごい…!!」
と、雨がキュアドゥローがかかげる星剣の先端に集束されていく光景を見て、驚嘆するキュアシエル。
やがて…
キュアドゥローの頭上に…
直径50メートルはあろう巨大な水の玉
ができあがった…!!
それを…
「いっけぇぇぇ…っ☆」
と、クラリネットオソロシーに向けて放つキュアドゥロー。
『なにぃッ!?』
「オソロシ!?」
と、キュアドゥローが放った巨大な水球に包まれるクラリネットオソロシー。
『こんなものッ!!
やれ、オソロシー!!』
と叫ぶベネトナーシュ。
しかし…
「オ ゾ ロ ジ…ッ!?」
と、クラリネットオソロシーは破壊音波を放とうとしたが…
音が出ない…!?
「あれは…!?」
と驚くキュアシエル。
「水の中なら、満足に音も出せないでしょ☆」
と、ウィンクするキュアドゥロー。
「よ〜し…!!
行こう、ドゥロー、トネール!!」
と
キュアシエル
キュアドゥロー
キュアトネール
は、星剣を鞘に納める。
『SABER CHARGE』
という音が鳴り、再び星剣抜く。
「
「
「
と、各自の星剣の名を叫んで、光輝く星剣を上にかかげると、刀身から光が伸びる。
星剣の刀身から伸びた光は1つになり、巨大な光の刃となった。
「「3つの力を1つに!!
プリキュア・トリニティセイバァァァァァッ!!」」
と叫んで、星剣を振り下ろす―!!
「チィッ!!
ここまでか…ッ!!」
と、クラリネットオソロシーの体内から飛び出すベネトナーシュ。
一方
「オォソロシィィィ…ッ!!」
と、光の刃をくらったクラリネットオソロシーは、まばゆい光につつまれたあと、ピンク、水色、金色の光の粒子となって消滅した…。
「おぼえておれ、
と捨て台詞を残してテレポートするベネトナーシュ。
「あぁっ★
待ってください、ベネトナーシュ様ぁっ★」
と、ベネトナーシュを追ってテレポートするアルコル…。
◇
光の粒子が降り注ぎ、破壊されたビルや車が…
ボロボロになっていた桃花達の制服も、元に戻っていく…。
雨もいつの間にかやみ、青空が広がっていた―。
「これでもう、楽器のオソロシーが出てきても、隠れる必要はなくなったわね☆」
と、ふんぞり返る南海だったが
「何言ってんの★
あれは
雨が降っていたから使えた手
であって、晴れてる日には使えないのよ★」
と、南海を諌める静流。
「えぇっ★
そんなぁ…。」
と、しょげかえる南海…。
「眞呉先輩達…
来てたのかな?」
と言う桃花。
「たぶんね…。
どっかで、私達を見ていたと思うよ…。」
と言う れもん。
「何の話をしてるの?」
と訊いてくるライカに
「じつはね…」
と、れもん は事情を話した…。