スターセイバープリキュア!-Star Saviour Precure!- 作:星龜
「なるほど…。
新聞部が れもん達の秘密を追っているのか…。」
と、れもん から事情を聞いたライカが言う。
「今の戦いも、どっかで見ていたと思う。
お母さん…
どうすればいいと思う?」
と、静流に訊く南海。
「いや…
私に訊かれても…★」
と、言い逃れる静流…。
「だったら
あえて秘密を教える
のも手よ。」
と言う茉莉花。
「どういうこと?」
と訊く桃花。
「秘密が気になって戦いに集中できないんだったら、いっそのこと、相手に秘密を教えた方が、桃花達もスッキリするでしょ?」
と言う茉莉花。
「なるほどね…。
たしかに☆」
と納得する れもん。
その後、学校に戻った桃花達は放課後、新聞部の部室に行った。
そして、自分達が
事の重要性を理解した美佐は
「『今日、あなた達は、ここには来ていない』とかけて『私は、あなた達とも会っていない』ととく。
そのこころは『今の話は聞かなかったことにする』☆」
と言った。
(つまり…どゆこと?)
と、小声で れもん に訊く南海。
(まぁ…ようするに
秘密は守る
ってことを言いたいみたい…。)
と、小声で南海に教える れもん。
その後、桃花達は
「ありがとうございます☆」
と礼を言い、新聞部の部室をあとにした―。
◆
一方、ベネトナーシュとアルコルが、鶴城山のアジトに戻ってきたら、メグレスがアリオトの滅魔剣を持っていた。
「何で、お前がアリオトの滅魔剣を持っているんだ?」
と訊くベネトナーシュ。
「本人に訊けば?」
と、ベネトナーシュに滅魔剣を渡すメグレス。
しかし、ここに、アリオトはいない…。
「お前…
アリオトと何かあったのか?」
と訊くベネトナーシュ。
「だから、本人に訊いてよ…!!」
と苛立つメグレス。
メグレスの態度に、ただならぬものを感じたベネトナーシュは、麓の池に向かった…。
陽が沈み、夕闇が迫りくる頃…
麓の池に来たベネトナーシュは、滅魔剣を池に投げ入れた。
数秒後…
「をろあ!!」
と、池からアリオトが上がってきた。
「ちくしょう!!
あの女…
ふざけやがって…!!」
と、悪態をつくアリオト。
「お前…
メグレスに何をした?」
と訊くベネトナーシュ。
「聞いてくれよ、兄ィ★
ボクは、兄ィに言われた通り、メグレスのそばにいてあげたんだよ★
でもさ…
メグレスって、けっこうカワイイじゃん☆
で、ボクだって男だからさ、カワイイ女の子と2人っきりになったらさ、ガマンできないわけよ☆」
と言い出すアリオト…。
ベネトナーシュも男。
アリオトがメグレスにナニをしたのか理解した―。
「けど、ちょっとこっちがふざけただけなのに、メグレスのヤツ、本気になりやがって…★」
と、まだ、自分勝手なことばかり言っているアリオトに、ベネトナーシュは―
空がすっかり真っ暗になった頃…
ベネトナーシュが、滅魔剣を持って戻ってきた。
そして
「これは、お前が預かっていろ。」
と、アルコルに滅魔剣を渡した。
「えっ?
どういうことですか、ベネトナーシュ様?」
と訊くアルコル。
「アイツに騎士の資格は無い…!!」
と言うベネトナーシュ。
「へぇ…。
ベヌゥには資格あるんだ…★」
と言うメグレス。
「どういう意味だ?」
と、メグレスを睨むベネトナーシュ。
「
と、メグレスは乱魔剣を抜いて、ベネトナーシュに駆け寄り―
「ぬぐッ!?」
ベネトナーシュの腹部に乱魔剣を突き刺すメグレス―!!
「何のつもりだ…
メグレスゥッ!!」
と、うめくベネトナーシュ。
「私が産んだ卵を食べた
んですってね…!!
私は
ベヌゥに食べさせるために卵を産んだんじゃないのよ!!」
と叫んで乱魔剣を抜くメグレス。
「き…貴様…ッ!!」
と両膝をつき、うつ伏せに倒れたベネトナーシュは…
まもなく、息絶えた…。
「ベ…ベネトナーシュ様ぁ…!!」
と、メグレスがベネトナーシュを殺害する光景を見て、腰を抜かすアルコル。
「
これ…。」
と、荒魔剣をアルコルに渡すメグレス。
「メ…メグレス様…。
こ…これから…
どうなさるおつもりで…!?」
と訊くアルコル。
「どうもこうもないわ。
と言うメグレス。
「そういうことではございません!!
このことを
ドゥーベ様
に、何とご説明なさるおつもりですか!?」
と言うアルコル。
「ドゥーベ様
は、話の分かるお方…。」
と言うメグレス。
そして、鶴城市を見下ろし
「この世界は、生命力に満ちあふれている。
この世界の…
いや…
この星の
と言うメグレス。
「そ…その通りでございます…!!」
と言うアルコル。
「すでに
この世界と聖星界を結ぶ道はできている
わ。
私が
ドゥーベ様をはじめ
メラク
フェクダさん
ミザール様
を呼びよせて、この星の
と言うメグレス。
「な…なるほど…☆
しからば、このアルコル…
微力ながら、メグレス様にお力添えをいたします☆」
と、メグレスにひざまずくアルコル。
(待っていなさい、
とらせてもらうわ…!!)
と、メグレスは夜空を見上げた―。
◇
◇
聖星界―。
「オソロシーッ!!」
と、トカゲのオソロシーが尻尾を振り回す。
その攻撃を、ジャンプしてかわす2人の
着地した、緑の
「プリキュア・テール・アッパー!!」
と叫ぶと…
トカゲのオソロシーの真下から、突如、地面が隆起し、トカゲのオソロシーを上空に飛ばし上げた―!!
「ヴァーン!!
今よ!!」
と叫ぶキュアテール。
背の低い、紫の
すると
『SABER CHARGE』
という音が鳴った。
再び星剣を抜くと、刀身が紫色に輝いていた。
そして…
「プリキュア・ヴァーン・トルネードー!!」
と叫んで、星剣を振り下ろす。
すると、星剣の刀身から、巨大な紫色の竜巻が放たれた―!!
ヴァーントルネードをくらったトカゲのオソロシーは
「オソロシィィィ…ッ★」
と、紫の光の粒子となって消滅した…。
「ぬぅぅ…★
不甲斐ないオソロシーだ…★」
と嘆くのは、悪魔殿の七騎士の一人
身長が2メートルをこえる大男だ。
「今日は、このへんで勘弁してやろう★」
と、撤収しようとするフェクダ。
しかし
「逃げられると思うな…ッ!!」
と言い放つのは、フェクダと対峙している、赤い
「むっ!?」
と、フェクダが後ろを振り向けば、キュアテールとキュアヴァーンがいた。
「しつこい女は嫌われるぞ★」
と、争魔剣をかまえるフェクダ。
「大きなお世話です!!
プリキュア・テール・ホールド!!」
と、星剣を地面に突き刺すキュアテール。
すると…
「なっ!?」
フェクダの足が岩で固められた!!
「う…
動けんぞ…★」
と叫ぶフェクダ。
「終わりだ、フェクダッ!!」
と、叫ぶ星剣を鞘に納めるキュアフラム。
すると
『SABER CHARGE』
という音が鳴った。
再び星剣を抜くと、刀身が紅く輝いていた。
そして…
「プリキュア・フラム・インフェルノォォォッ!!」
と叫んで、星剣を振り下ろす。
すると、星剣の刀身から、巨大な火球が放たれた―!!
「なんのこれしきィィィ…ッ★」
と、キュアフラムが放った火球を争魔剣で受け止めるフェクダ。
すると…
「うおっ★
あっちィィィ…ッ!!」
と火だるまになるフェクダ…。
その時!!
フェクダの腰の右から、強烈な閃光が放たれた―!!
「うおぉっ★
なんということだぁッ★
次元移転球が誤作動
したぁッ★」
と叫ぶフェクダ。
「な…何だ、一体…!?」
と、フェクダの腰から放たれる強烈な閃光に顔をそむけるキュアフラム。
そして…
フェクダの腰から放たれる強烈な閃光が広がり…
光が消えると…
フェクダ…
キュアフラム…
キュアテール…
キュアヴァーン…
の姿が、その場から消えていた…。