スターセイバープリキュア!-Star Saviour Precure!-   作:星龜

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学校に行くため、凛花と一緒に家を出る桃花。

 

「じゃ、気をつけてね。」

と、バイクにまたがる凛花。

 

「うん☆

お姉ちゃんも☆」

と答える桃花。

 

走り去る凛花のバイクを見送ると、桃花はバス停に向かって歩き出した―。

 

 

バス停で、南海と れもん に出会う桃花。

 

「おはよう☆

南海、れもん☆」

 

「おはよう、ももちゃん☆」

 

「おはよう、桃花☆」

と、挨拶をかわす桃花、南海、れもん。

 

「しかし…

七騎士とオソロシーが融合したら、あんなにも強くなるのね…。」

と言う れもん。

 

「楽器のオソロシーが出たら、また逃げなきゃいけないのかな…?」

と言う南海。

 

「仕方がないね。

昨日みたいに、水の中に閉じ込めるなんて芸当、雨が降ってないと使えないんでしょ。」

と言う れもん。

 

「雨が降ってなくても

川の近くにおびき寄せれば

いいんじゃないかな?」

と提案する桃花。

 

「悪くはないけど…

二度目は使えないな…。」

と言う れもん。

 

たしかに、同じ手が二度も三度も通用するはずはない。

 

ということは、楽器のオソロシーが出てきたら、無用な損害を出さないためにも、南海…キュアドゥローは退っていた方が賢明のようだ…。

 

 

その時…

 

「あれ…

何の光…?」

と、バス停でバスを待っていた若い女性が上空を指差す。

 

桃花達も上空を見る。

 

紫色の光球が市街地の方に向かって降下していっていた。

 

その直後…

 

オソロシーッ!!

と言う声が響いた―!!

 

 

「オソロシー…!?

ウソでしょ…

こんな朝早くから…!?」

と、驚く南海。

 

「少しは、こっちの都合も考えてほしいわね…★」

と言う れもん。

 

「学校…

どうしよう…?」

と言う桃花に

 

「臨時休校よ★」

と言う れもん。

 

こうして、桃花、南海、れもん は、オソロシーが現れた市街地に向かって走った―。

 

 

市街地に向かう途中に

 

「今、お母さんに報せた!!」

と言う南海。

 

「よし、行くよ…!!

空星剣(シエル)!!」

 

水星剣(ドゥロー)!!」

 

雷星剣(トネール)!!」

 

と走りながら、自分達の影から星剣を召喚する桃花達。

 

そして―

 

「「プリキュア!!

セイバー・オン!!」」

と叫ぶ―。

 



 

空良 桃花

水崎 南海

稲妻 れもん

星剣士(プリキュア)に変身する時間は、わずか7/100ミリ秒にすぎない。

 

では、もう一度見てみよう―!!

 

 

プリキュア!!

セイバー・オン!!

という掛け声とともに、星剣の刀身が光り輝き、その光に包まれる。

 

すると、桃花、南海、れもん の衣服は光に分解される。

 

光に分解された衣服は

星剣士の鎧(プリキュアーマー)

に再構成され、体に装着されていく。

 

理由は不明だが、星剣士の力の源(エネルギー)は頭髪に蓄えられるため、その影響で、頭髪が通常の倍以上に伸びる。

 

同時に、体をつつんでいた星剣の光も消えることで…

 

星剣士(プリキュア)への変身は完了するのだ!!

 



 

鶴城市の、とあるビルの屋上に降り立つ、フェクダとアルコル。

 

「フェクダ様。

星剣士(プリキュア)どもをおびき出すためにも、オソロシーを出撃させましょう。」

と、オソロシーの卵をフェクダに渡すアルコル。

 

「なるほどな☆

向こうから出てこさせるのか☆

探す手間が省けるわ☆」

と、右手に持つオソロシーの卵に魔力を込めるフェクダ。

 

そして

いでよ、オソロシー☆」

と、紫色の怪しげな光りに包まれたオソロシーの卵を放り投げる。

 

落下中にオソロシーの卵は割れて、大量の紫色の煙を噴き出した。

 

煙がはれると…

 

オソロシーッ!!

という雄叫びをあげながら

トリケラトプスオソロシー

が誕生した―!!

 

 

ちょうど通勤ラッシュの時間で、渋滞している道路に降り立つトリケラトプスオソロシー。

 

もちろん、その際、数台の車が踏み潰され、トリケラトプスオソロシーの足元で爆発した。

 

突如、巨大なトリケラトプスオソロシーが現れたため、周囲は大パニックにおちいった。

 

「オ・ソ・ロ・シーッ!!」

と、トリケラトプスオソロシーは角の先端から紫色の怪光線を放ち、周囲の自動車を次々と破壊していく…。

 

 

フェクダとアルコルがいるビルの向かいのビルの屋上に降り立つ

キュアシエル

キュアドゥロー

キュアトネール

 

「ひ…ひどい…!!」

と、暴れまわるトリケラトプスオソロシーによって地獄絵図と化した地上を見下ろすキュアシエル達。

 

「お前達が星剣士(プリキュア)かぁー!?」

と叫ぶフェクダ。

 

「あいつは?」

と言うキュアドゥロー。

 

「見たことのないヤツ…

新しい七騎士だね…!!」

と言うキュアトネール。

 

「あなたは誰!?」

と叫ぶキュアシエル。

 

「ワレは悪魔殿の七騎士の一人

争魔剣(ソウマケン)のフェクダ13世☆」

と名乗るフェクダ。

 

「オソロシーは私にまかせて!!

シエルとドゥローはフェクダとかいうヤツを…!!」

と言うキュアトネール。

 

「わかった!!」

と、キュアシエルとキュアドゥローはフェクダとアルコルに立ち向かい…

 

キュアトネールはトリケラトプスオソロシーに立ち向かうため、ビルから飛び降りた―。

 

 

「悪いけど、一気にキメさせてもらうよ…!!」

と、落下しながら雷星剣(トネール)を鞘に収めるキュアトネール。

 

すると

SABER CHARGE

という音が鳴った。

 

再び、雷星剣(トネール)を抜くと、刀身が黄色に輝き、雷光を帯びていた。

 

そして…

 

「プリキュア・トネール・スパーク!!」

 

と叫んで、雷星剣(トネール)を振り下ろす…!!

 

振り下ろされた雷星剣(トネール)から、雷鳴とともに放たれた怒涛のような雷光が、トリケラトプスオソロシーに直撃した―

 

が!!

 

なんと!!

 

トリケラトプスオソロシーは、まったくの無傷

だった―!!

 

 

そ…そんな…!?

と地上に着地して、驚くキュアトネール。

 

「クッ…!!

プリキュア・トネール・シュートッ!!」

と、雷星剣(トネール)から雷鳴とともに放たれた光弾がトリケラトプスオソロシーに直撃したが、やはり、効いていない…。

 

逆に…

 

オソロシーッ!!

きゃあッ!!

 

キュアトネールは、トリケラトプスオソロシーの尻尾で叩き飛ばされてしまった。

 

そこに、静流のランドクルーザーが到着し、茉莉花、静流、ライカが降りてきた。

 

「れもん!!」

と、キュアトネールに駆けよるライカ。

 

「お母さん!!

どうしよう?

私の攻撃が、あのオソロシーに通じないの!!」

と言うキュアトネール。

 

「えぇ。

あれは、七騎士のフェクダのオソロシー…。

悔しいけど、アイツには

雷の能力が効かない

のよ…!!」

と言うライカ。

 

「じゃ、どうすれば…!?」

と訊くキュアトネール。

 

「桃花と南海ちゃんは?」

と訊く茉莉花に

 

「あのビルの屋上にいる騎士と戦ってる。」

とキュアトネールは、キュアシエルとキュアドゥローがフェクダとアルコルと戦っているビルの屋上を指差した。

 

キュアテレパシー

で、桃花ちゃんと南海ちゃんを呼んで!!」

と言うライカ。

 

キュアテレパシー?

と訊くキュアトネール。

 

「離れている仲間との通信手段よ。

精神を集中させて。」

と言うライカ。

 

「うん…!!」

雷星剣(トネール)をかまえて目を閉じ、精神を集中させるキュアトネール―。

 

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