スターセイバープリキュア!-Star Saviour Precure!- 作:星龜
「じゃ…星剣も…!?」
と訊く南海に
「えぇ!!」
と静流は答え、右手に持つ星剣を、南海に渡す。
れもん も同じく、ライカから星剣を受け取る。
「これが星剣…。」
「重いね…。」
南海と れもん が、星剣を手にした感想を述べる。
「南海の星剣は
と言う静流。
「れもん の星剣は
と言うライカ。
「水星剣・ドゥロー…。」
「雷星剣・トネール…。」
星剣の名を口にし、鞘から星剣を抜く南海と れもん。
ドゥローは水色の刀身の細みの剣
トネールは黄色の刀身の、ドゥローよりかは、やや刀身の幅が広い剣
だった。
「今から、
お母さん達についてきて!!」
と言う静流。
「うん。」
と、南海と れもん が、同時に返事をし、星剣を正面にかまえる。
そして、静流とライカが、声をそろえて、
「「
「「
「「その心を善にささげる」」
「「その心を善にささげる」」
「「その剣を悪しき者に向け」」
「「その剣を悪しき者に向け」」
「「弱き者を守り助ける」」
「「弱き者を守り助ける」」
「「その力は闇を打ち砕き」」
「「その力は闇を打ち砕き」」
「「世界に光をあたえる」」
「「世界に光をあたえる」」
「「その言葉は慈愛に満ちて」」
「「その言葉は慈愛に満ちて」」
「「人々に勇気をもたらす」」
「「人々に勇気をもたらす」」
「「汝、
「「ここに誓います!!」」
すると…
ドゥローとトネールの刀身が光り輝きだした…!!
「何…!?」
「これは…!?」
驚く南海と れもん。
「やったわ☆」
「新しい
驚く南海と れもん と対照的に、歓喜の静流とライカ。
「南海!!
あなたは、星剣に認められ、
「
同じく、星剣に認められ、
「でも、南海…
あなたは残りなさい★」
と、南海を止める静流。
「どうして…!?」
「南海の力じゃ、あのオソロシーには勝てないのよ…。」
「何でよッ!!」
「お願いだから、お母さんの言うことを聞いてッ!!」
と、静流に強く引き留められたため、南海は引き下がる。
一方で、ライカは れもん を送り出す。
「プリキュアッ!!
セイバー・オンッ!!」
と れもん が
すると、れもん の体は、
光が消えると、
「轟く
キュアトネール!!」
稲妻 れもん がキュアトネールに変身する時間は、わずか7/100ミリ秒にすぎない。
では、もう一度、見てみよう―!!
「プリキュアッ!!
セイバー・オンッ!!」
という、れもん の掛け声とともに、
すると、れもん の着衣は、黄色の光に分解される。
黄色の光に分解された れもん の着衣は
に再構成され、れもん に装着されていく。
理由は不明だが、
同時に、れもんの体をつつんでいた黄色の雷光も消えることで…
稲妻 れもんは、わずか7/100ミリ秒で、キュアトネールへの変身を完了するのだ!!
「オソロシィ〜ッ!!」
と暴れまわるバイオリンオソロシーの前に―
「やめなさいッ!!」
と、バイオリンオソロシーを一喝するキュアトネール。
「オソ…?」
と、動きを止めるバイオリンオソロシー。
「これ以上、お前の好きにさせない!!」
と、
「オソロシー〜ッ!!」
と雄叫びをあげて、キュアトネールに襲いかかるバイオリンオソロシー―。
「むむッ!?
あれは…ッ!!」
と、キュアトネールの姿を認めたアルコル。
「17世様ッ!!
現れましたッ!!
「何だとッ!?」
「ご覧くださいッ!!
ただいま、オソロシーと交戦中にございます…ッ!!」
ベネトナーシュが、アルコルが指差す方を見れば…
キュアトネールとバイオリンオソロシーが戦っていた。
「よし、オレも行こうッ☆」
「わかりました☆
ご武運を☆」
「見ていろッ☆
オレの剣さばきをッ☆」
と、降下していくベネトナーシュ―。
◇
「はああ…ッ!!」
「オソロシィ〜ッ!!」
「くらえ!!」
「オッソロシィ〜ッ!!」
今度は、
「オソロシィ〜…ッ!!」
と、仰向けに倒れるバイオリンオソロシー。
「これが…
これなら、いけるかも…☆」
と、歓喜に震えるキュアトネール。
だが、そこに赤い光弾が飛んできた―!?
「おっと…!?」
ジャンプして、赤い光弾をかわすキュアトネール。
ビルの屋上に着地したキュアトネールが顔を上げると…
「人間が…浮いている…!?」
と、驚くキュアトネール。
上空には、紫のロングヘアーに青白い肌、黒と赤に彩られた鎧を着た男が浮遊していた。
「オレの名は、悪魔伝の七騎士が一人ッ!!
と名乗るベネトナーシュ。
「悪魔伝の七騎士…
ベネトナーシュ…!?」
と、驚くキュアトネール。
「お前が
このオレが相手だッ!!」
とベネトナーシュは、
ベネトナーシュが放った光弾を、ジャンプしてかわすキュアトネール―。
◇
離れた場所で、静流と南海とライカが、キュアトネールの初陣を見守っていた―。
「シズル…聞いた?
あの男…ベネトナーシュだって…。」
と、驚くライカ。
「私達も娘に力を継がせたように…
悪魔伝の七騎士も、次の世代に力を継がせたのね…。」
と静流は言い、空に浮遊しているベネトナーシュを見据えた。
「あいつが…
悪魔伝の七騎士…?」
と訊く南海に
「えぇ…。
私達の…いえ…
貴女達が戦う敵よ…。」
と、静流が答えた―。
◇
キュアトネールとベネトナーシュが戦っているところに…
「オォソロシィ〜ッ!!」
と、バイオリンオソロシーは、右手の弓で、体の弦を弾き始めた。
すると、強烈な破壊音波が発生した!!
「きゃあッ!!」
「ぐわ…ッ!?」
破壊音波をくらってしまった、キュアトネールとベネトナーシュ…。
「ぬおお…ッ!?」
もちろん、上空で文字通り、高みの見物をしていたアルコルも例外ではなかった…。
(なんとかして、この音を止めないと…ッ!!)
キュアトネールは
「オッソロシィ〜ッ!?」
これで、バイオリンオソロシーは、破壊音波を放てない!!
キュアドゥローは、
すると
『SABER CHARGE』
という音が鳴った。
再び、
そして…
「プリキュア・トネール・スパークッ!!」
と叫んで、
「オソロシィー…ッ!!」
という雄叫びをあげながら、バイオリンオソロシーは金色の光となって消滅した…。
「オソロシーが…!!
おぼえていろッ!!」
とベネトナーシュは空に飛び上がって、撤収した…。
ベネトナーシュが去ったことで、暗く曇っていた空は、青く、晴れわたっていた―。
◇
桃花の家の庭では、茉莉花が青く晴れわたった空を見上げていた…。
オソロシーを倒した証拠だ。
(そう…。
シズルとライカの娘が、新たな
だったら、凛花が戦う必要なんてない…。
でも…
私達6人でも勝てなかった悪魔伝の七騎士相手に、たった2人で、どうやって戦うつもりなの…?)
茉莉花は首を横に振り…
家の中に入っていった…。
◇
「やったわ☆
見た、シズル☆
れもん がやったわ☆」
と、れもん の勝利に、ライカが喜びをあらわにする。
「お母さん!!」
変身を解除した れもん が、ライカのもとに駆け寄る。
「よくやったわ☆」
と、れもん を抱きしめ、初陣の勝利を称賛するライカ。
「本当は、れもん に、こんなことはさせたくなかったんだけど…。」
「それ以上は言わないで…。
私は…
「れもん…!!」
と、れもん を抱きしめるライカ。
「ところで、この星剣は、どうすればいいの?
こんなの、学校に持っていけないよ?」
と訊く れもん。
「こうするのよ☆」
と、れもん から星剣を受け取ったライカは…
れもん の影に、星剣を入れた。
「「ゑゑっ!?」」
れもん の影に星剣が沈んでいくのを見て、驚く南海と れもん…。
南海も、れもん と同じように、星剣を自分の影に沈めてみる。
「なんか…こわい…★」
星剣が自分の影に沈んでいく光景は、かなり異様だった…。
「じゃ、私達は、体育館に行くわ。」
「私と南海がいないから、きっと騒ぎになってると思うから…。」
と言う、南海と れもん。
「いい言い訳を考えておきなさいよ☆」
「じゃあね。」
と、静流とライカは車に乗って、去っていった―。
南海と れもん が体育館に来ると、避難が解除されたので、全員、体育館から出てきているところだった。
「南海!!
れもん!!」
と、桃花が駆け寄ってきた。
「2人とも、どこにいたの?
姿が見えないから、心配してたんだよ!?」
「ごめん、ごめん。
ももちゃんとはぐれちゃって…
それで、校舎の裏に隠れていたの…。」
と、桃花に言う南海。
「ごめんね、桃花。
心配かけさせて…。」
と謝る れもん。
「2人が無事ならいいよ☆
それにしても、あの怪物、何だったの?」
と言う桃花。
「え…映画の撮影だったんじゃないかな…★」
と、あまりにも苦しい説明をする南海…。
(いくらなんでも、無理ありすぎ★)
とツッコむ れもん。
(んなこと言われたって、どう説明すりゃいいのよ!?)
と、れもん のツッコみに反論する南海。
しかし…
2人の心配をよそに…
「そっか…
映画の撮影だったんだ…☆」
と、桃花は納得していた…。
◆
鶴城市郊外の山中にある洞穴が、ベネトナーシュのアジトだ。
アジトに撤収してきた、ベネトナーシュとアルコル…。
「マズいことになりましたなぁ…。」
と言うアルコル。
「な〜に☆
すんなりと、この世界を滅ぼせても、つまらんだろう?
これくらいの刺激は必要だ☆
それに、
と言うベネトナーシュ。
「しっかし、
親父が苦戦したのもわかるぜ…。」
と、ベネトナーシュは
それを聞いたアルコルは
「何をおっしゃいますか、17世様。
あの雷の
まだ、力を受け継いだ者ばかりのヒヨっ子です☆
ならば、17世様の足元にも及ばないザコにございます☆」
と言う。
「おぅよ!!
だからこそ、今のうちに討たねぇとなぁ…。」
と、ベネトナーシュは洞穴の奥に入って、横になった。
「ごゆっくりとお休みください。
これからは、休んでいるヒマなどございませんでしょうから…★」
「おぅよ…。
これから忙しくなるぞ…。
一応、お前のことは頼りにしてるんだからな…。」
と、ベネトナーシュは眠りについた…。
こうして、20年の月日を経て、場所を変え、再び、悪魔伝の七騎士と
稲妻 れもん は、母のライカから星剣を受け継ぎ、新たなキュアトネールとなった。
しかし、空の
先代のキュアシエルであった
キュアシエルの星剣を受け継ぐ者は、現れるのだろうか…?
聖星界を征服した悪魔伝の七騎士も世代が変わり、先代ベネトナーシュの息子・ベネトナーシュ17世が人間界に侵攻してきた…。
そして、聖星界に残って抵抗を続けていた
火の剣士・キュアフラム
土の剣士・キュアテール
風の剣士・キュアヴァーン
はどうなったのか―?