スターセイバープリキュア!-Star Saviour Precure!-   作:星龜

20 / 20
(3)


 

キュアトネールがトリケラトプスオソロシーに苦戦している頃…

 

ビルの屋上では、キュアシエルがフェクダと…

 

キュアドゥローがアルコルと戦っていた―。

 

 

キュアシエルが相手をしている悪魔殿の七騎士・争魔剣(ソウマケン)のフェクダ13世だが、身長が2メートルを超える、筋骨隆々とした大男だ。

 

そんな彼から繰り出される斬撃を、まだ13歳の少女であるキュアシエルが受け止められるはずもなく…

 

フェクダが放った横薙ぎの斬撃を空星剣(シエル)で受け止めるも…

 

「きゃあっ!!」

と、受け止めきれずに、吹き飛ばされてしまう…。

 

「何だ何だァ☆

そのヘッピリ腰はァ☆

そんなヘッピリ腰でワレに勝てるとでも思っているのかァ☆」

と、ふんぞり返っているフェクダに

 

プリキュア・シエル・シュート!!

と、空星剣(シエル)の刀身からピンク色の光弾を放つキュアシエル。

 

しかし…

 

効かぬわァ☆」

と、争魔剣で光弾を斬り払うフェクダ。

 

弱い

弱過ぎるゥ

まだ聖星界にいた星剣士(プリキュア)の方が、手応えがあったわァ☆」

と、争魔剣を振り下ろし、紫色の光弾を放つフェクダ。

 

「プリキュア・シエル・シュート!!」

と、キュアシエルも空星剣(シエル)の刀身からピンク色の光弾を放つ。

 

しかし…

 

えっ…!?

 

キュアシエルが放った光弾は、フェクダが放った光弾にかき消され…

 

きゃあぁあぁ…!!

 

フェクダが放った光弾をくらい、全身から火花を散らしながら吹き飛ぶキュアシエル…。

 

 

一方、アルコルと戦っているキュアドゥローだが…

 

キュアシエルとは逆に、アルコルを圧倒していた―。

 

 

「いくぞ、星剣士(プリキュア)ーッ!!」

と掛け声勇ましく、両手にレイピアを持ち、キュアドゥローに挑むアルコルだったが…

 

キュアドゥローは、アルコルの突きを右にかわすと…

 

えぇいっ!!

と、アルコルの右脇腹を蹴った。

 

ぐへっ!!

と、苦しむアルコル…。

 

キュアドゥローは、そのまま、アルコルの背後にまわり、水星剣(ドゥロー)で斬りつけた!!

 

ぎゃんっ!!

と、背中から火花を散らして吹き飛ぶアルコル。

 

これでもくらえっ!!

と、アルコルは左手のレイピアを投げたが、キュアドゥローは水星剣(ドゥロー)で弾き返す。

 

そして

プリキュア・ドゥロー・シュートォッ!!

と、水星剣(ドゥロー)の刀身から水色の光弾を放つキュアドゥロー。

 

ぶぎゃあぁあぁ…っ!!

と、キュアドゥローが放った光弾をくらったアルコルは、全身から火花を散らして吹き飛んだ…。

 

 

(?)

 

キュアドゥローは、背後に、何か物音がしたので振り返ったら…

 

シエル…ッ!?

 

フェクダの光弾をくらって吹き飛ばされたキュアシエルがいた。

 

「シエルッ!!」

と、キュアシエルに駆けよるキュアドゥロー。

 

「シエルッ!!

しっかりしてッ!!」

と、キュアシエルを抱き起こすキュアドゥロー。

 

「大丈夫だよ…。

でも…

あいつ…強い…!!」

と、立ち上がるキュアシエル。

 

キュアドゥローも、キュアシエルの全身の星剣士の鎧(プリキュアーマー)が亀裂だらけなのを見て、フェクダの強さを実感した。

 

単純な強さだけなら

ベネトナーシュ

アリオト

メグレス

の比ではないことがわかる。

 

それでも…

 

キュアシエルとキュアドゥローは星剣をかまえる―。

 

そこに…

 

《シエル。

ドゥロー。

聞こえる?

下にいるオソロシーなんだけど、私の能力が通用しないの!!

助けて!!〉

と、キュアシエルとキュアドゥローの頭の中に、キュアトネールの声が響いた。

 

「えっと…

どうする…?」

と訊いてくるキュアドゥローに

 

「トネールを助けに行こう!!」

と言うキュアシエル。

 

「たしかに…。

アイツ、強そうだし、勝てそうにないし…★」

と言うキュアドゥロー。

 

 

一方…

 

「フェ…

フェクダ様ぁ…。」

と、ボロボロになったアルコルが、フェクダに助けを求めてきた…。

 

ヌゥウゥ…★

アルコル★

なんたるザマだ★」

と、アルコルを叱責するフェクダ。

 

「そ…そんなこと言われましてもぉ…★」

と、フェクダに泣きつくアルコル。

 

「ぬん!?」

と、キュアシエルとキュアドゥローの方を見るフェクダ。

 

キュアシエルとキュアドゥローが、走り去ろうとしていた。

 

「待て★

どこへ行く★」

と、キュアシエルとキュアドゥローを呼び止めるフェクダ。

 

「オソロシーを倒しに行くの☆」

と言うキュアドゥロー。

 

「勝負はお預けよ!!」

と、キュアシエルとキュアドゥローはビルから飛び降りていった。

 

「ヌゥウゥ★

そうはいくか★」

と、フェクダもビルから飛び降りる。

 

「ま…

待ってくださいぃ〜★」

と、アルコルもビルから飛び降りる…。

 

 

静流のランドクルーザーの陰に隠れている

茉莉花

静流

ライカ

キュアトネール

に駆けよるキュアシエルとキュアドゥロー。

 

「シエル、ドゥロー…。

ごめん。」

と謝るキュアトネール。

 

「違うよ。

最初に、みんなでオソロシーを倒せばよかったんだよ。

トネール1人に戦わせた、私達も悪かったよ。」

と言うキュアシエル。

 

「シエル…

その姿…?」

と、キュアシエルの星剣士の鎧(プリキュアーマー)が亀裂だらけなのを見て、驚くキュアトネール。

 

「フェクダは強かった…。

私じゃ勝てなかった…。」

と言うキュアシエル。

 

「でも、ここからは私達のターンよ☆

星剣士(プリキュア)が3人そろえば、オソロシーなんかに負けやしないわ☆」

と、まるで我が事のように言う静流に、顔を引きつらせるキュアドゥロー…。

 

「じゃ、行くよ…!!」

「「えぇっ!!」」

キュアシエル

キュアドゥロー

キュアトネール

は、トリケラトプスオソロシーに立ち向かう―。

 

 

「オソロシーッ!!」

と、暴れまわるトリケラトプスオソロシーの前に立ちはだかる

キュアシエル

キュアドゥロー

キュアトネール

 

フェクダも、トリケラトプスオソロシーの背中の上に降り立つ。

 

空の星剣士(プリキュア)!!

空星剣・キュアシエル!!

 

水の星剣士(プリキュア)!!

水星剣・キュアドゥロー!!

 

雷の星剣士(プリキュア)!!

雷星剣・キュアトネール!!

 

これ以上、あなた達の好きにはさせない!!

とフェクダに星剣を向けるキュアシエル。

 

「やれるものならやってみろ★

やれ、オソロシーッ☆」

と叫ぶフェクダ。

 

オォソロシィーッ!!

と、トリケラトプスオソロシーは角の先端から紫色の光線を放つが

キュアシエルは上に

キュアドゥローは左に

キュアトネールは右に

回避する。

 

そして、右からトネールシュートを放つキュアトネール。

 

しかし、トリケラトプスオソロシーには効かない。

 

だが…

 

左から飛んできたドゥローシュートは効いた。

 

しかも、トリケラトプスオソロシーは完全に油断していたため、キュアドゥローの攻撃はクリティカルヒットとなり、トリケラトプスオソロシーは横倒しになった。

 

オ…オソロシ〜★」

と、もがくトリケラトプスオソロシー。

 

どうやら、横倒しになると起き上がれないらしい。

 

「シエル!!

今よ!!」

と叫ぶキュアトネール。

 

まかせてっ!!

と、上に飛び上がった上空にいるキュアシエルは、空星剣(シエル)を一度、鞘に納める。

 

すると

SABER CHARGE

という音が鳴った。

 

再び空星剣(シエル)を抜き

 

「プリキュア・シエル・フラァァァッシュッ!!」

 

と叫んで、空星剣(シエル)を振り下ろし、巨大なピンク色の光球を放った!!

 

オォソロシィィィ…ッ!!

と、シエルフラッシュをくらったトリケラトプスオソロシーは、ピンク色の光につつまれて消滅した…。

 

オソロシーの消滅後、破壊された街が復元されていった―。

 

 

「な…なんたること…★

ワレのオソロシーが…★」

と、驚愕するフェクダ。

 

退却し(ひき)ましょう、フェクダ様!!」

と進言するアルコル。

 

「ヌゥウゥ…★

悔しいが…★

おぼえておれ…★」

と、紫色の光球となって空に飛び上がるフェクダ…。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。