スターセイバープリキュア!-Star Saviour Precure!-   作:星龜

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その2


 

車で、桃花の家を出発してから、30分ほど…

 

目指す池に到着した。

 

「けっこう、大きな池だね…★」

と言う南海…。

 

「あの…どうして、ここに池があることを知っていたんですか?」

と、凛花に訊く れもん。

 

「バイクで、いろんな所走ってるからね☆」

 

「なるほど…☆」

と、凛花の返答に納得する れもん。

 

「で、どうやって探すの?」

と訊く南海。

 

「南海が変身して、池の中に入って探してくるのよ★」

と、しれっと言う静流。

 

は?

 

返事は『は』じゃなくて『はい』★

と、南海を叱る静流。

 

「いや…そうじゃなくて…

私1人で探してこいって言うの!?

 

当たり前でしょッ!!

水の中で自由に動き回れるのは、南海だけなんだからッ!!

 

「どういうこと?」

と、静流の叱責に、首を傾げる南海。

 

水の星剣士(プリキュア)は、水の中でも自由に動き回れるのよ☆

と説明する静流。

 

「そうなの…?」

と、にわかに信じられないといった顔をする南海…。

 

「あとは、星剣が導いてくれるわ☆」

 

「わかった☆

お母さんを信じる☆」

と、水星剣(ドゥロー)をかまえる南海。

 

そして、星剣士(プリキュア)に変身する―!!

 

プリキュアッ!!

セイバー・オンッ!!

 



 

水崎 南海がキュアドゥローに変身する時間は、わずか7/100ミリ秒にすぎない。

 

では、もう一度、見てみよう―!!

 

 

プリキュアッ!!

セイバー・オンッ!!

という、南海の掛け声とともに、水星剣(ドゥロー)の刀身が水色の光を放ち、南海は水星剣(ドゥロー)の刀身が放った水色の光につつまれる。

 

すると、南海の着衣は、水色の光に分解される。

 

水色の光に分解された南海の着衣は

星剣士の鎧(プリキュアーマー)

に再構成され、南海に装着されていく。

 

理由は不明だが、星剣士の力の源(エネルギー)は頭髪に蓄えられるため、その影響で、南海の頭髪は、通常の倍以上に伸びる。

 

同時に、南海の体をつつんでいた水色の光も消えることで…

 

水崎 南海は、わずか7/100ミリ秒で、キュアドゥローへの変身を完了するのだ!!

 



 

水の星剣士(プリキュア)!!

水星剣・キュアドゥロー!!

と、名乗りをあげるキュアドゥロー―。

 

【挿絵表示】

 

池の淵に立つキュアドゥロー。

 

しかし…

 

そこから、一歩も動く気配が無い…。

 

「どうしたの、南海?」

と、キュアドゥローに訊く静流。

 

「お母さん…

私…

カナヅチなの…★」

と、キュアドゥローがカミングアウトした…

 

が!!

 

つべこべ言わずに、さっさと行けェッ!!

と、無慈悲にキュアドゥロー(自分の娘)の背中を蹴って、池に蹴り落とす静流…!!

 

おがあざぁぁぁん…っ★

と、池に沈んでいくキュアドゥロー…。

 

母親が、自分の娘を池に蹴り落とす…

 

…という、あまりにも衝撃的な光景を見て凍りつく、凛花、ライカ、れもん の3人…。

 

(シズルって…

悪魔伝の七騎士以上の悪魔

だわ…★)

と、ライカは思った…。

 

 

一方、静流に蹴り落とされたキュアドゥローは…

 

(い…息が…息ができ…あれ…!?)

 

水の中だというのに、普通に息ができるのだ…!!

 

(すごい…☆

これが、星剣士(プリキュア)能力(ちから)なんだ…☆)

と、自身の能力に感動するキュアドゥロー。

 

しかし、感動ばかりしているわけにもいかない。

 

カナヅチなのに

母親に蹴落とされて

までして池の底に来たのは、ここに沈んでいるはずの空星剣シエルを探しだすためだ。

 

キュアドゥローは、水星剣(ドゥロー)をかまえて、精神を集中させると、水星剣(ドゥロー)の刀身が、ほのかに水色の光を放ち始めた。

 

すると…

 

(あっ…!?)

 

向こうの方で、何かが光った…!?

 

(あった☆)

と、キュアドゥローは、何かが光った方へと泳いで…

 

…いこうとしたら…!?

 

池の中に、何かが飛び込んできた…!?

 

(な…何…!?)

 

キュアドゥローの前に飛び込んできたのは、かなり大きな物体だった。

 

しかも、その物体が

オソロシーッ!!

と叫んだではないか!!

 

(オソロシー…!?)

 

 

オソロシー…

 

それは、悪魔伝の七騎士が使役する怪物―。

 

 

キュアドゥローの前に飛び込んできた大きな物体は、魚の姿をしたオソロシーだったのだ…!!

 

しかし、なぜ、オソロシーが…?

 

 

静流が、キュアドゥローを池に蹴り落とした直後…

 

池の上空に、アリオトとアルコルが来たのだ。

 

「な…何、あれ…?

人間が…空を飛んでいる…!?」

 

初めて見る悪魔伝の七騎士に驚く凛花。

 

「シズル!!」

「こんな時に…ッ!!」

と、アリオトとアルコルを見据えるライカと静流…。

 

「れもん!!」

 

「まかせて!!」

 

ライカに促され、れもん は雷星剣(トネール)をかまえ、キュアトネールに変身する―!!

 

プリキュアッ!!

セイバー・オンッ!!

 



 

稲妻 れもん がキュアトネールに変身する時間は、わずか7/100ミリ秒にすぎない。

 

では、もう一度、見てみよう―!!

 

 

プリキュアッ!!

セイバー・オンッ!!

という、れもん の掛け声とともに、雷星剣(トネール)の刀身が黄色の雷光を放ち、れもん は雷星剣(トネール)の刀身が放った、黄色の雷光につつまれる。

 

すると、れもん の着衣は、黄色の光に分解される。

 

黄色の光に分解された れもん の着衣は

星剣士の鎧(プリキュアーマー)

に再構成され、れもん に装着されていく。

 

理由は不明だが、星剣士の力の源(エネルギー)は頭髪に蓄えられるため、その影響で、れもんの頭髪は、通常の倍以上に伸びる。

 

同時に、れもんの体をつつんでいた黄色の雷光も消えることで…

 

稲妻 れもんは、わずか7/100ミリ秒で、キュアトネールへの変身を完了するのだ!!

 



 

雷の星剣士(プリキュア)!!

雷星剣・キュアトネール!!

と、名乗りをあげるキュアトネール―。

 

 

15世様ッ!!

星剣士(プリキュア)ですッ!!

 

何だって!?

 

キュアトネールの登場に驚く、アリオトとアルコル。

 

「ま…まずは、オソロシーを育てましょうッ!!」

 

「わかった!!」

 

アルコルから、オソロシーの卵を受け取ったアリオトは、卵を両手でつかんで、魔力を送り込む。

 

そして

「育て、オソロシー!!」

と、オソロシーの卵を池に落とす。

 

すると、池の中央から、巨大な水柱が上がった。

 

池の中で、オソロシーが誕生したのだ―!!

 

 

「水の中にオソロシーを…!?」

 

「じゃ、あいつはアリオト…?」

 

池の中で誕生したオソロシーを見据える静流と、池の上空に浮遊しているのがアリオトだとみるライカ。

 

「南海ちゃんは、大丈夫なの?」

と訊くライカに

「問題ないわ☆」

と、ドヤ顔をする静流。

 

 

池の上空では―。

 

 

出てこい、オソロシー☆

星剣士(プリキュア)を食い殺すんだ☆

と言うアリオトだったが、オソロシーが出てこない…。

 

「おじさん…

オソロシーが出てこない…。」

 

「はて?

どうしたのでしょうな…?」

と、アルコルは、懐から『魔法の双眼鏡』を出して、池の中を覗くと…

 

大変です、15世様ッ!!

池の中にも、星剣士(プリキュア)がいましたッ!!

 

何だって…!?

 

「やむをえませんな…。

池の中の星剣士(プリキュア)はオソロシーにまかせて、岸にいる星剣士(プリキュア)は、15世様が直々にお相手を…!!」

 

よしきたぁっ☆

と、岸にいるキュアトネールのもとに向かうアリオト。

 

そして、岸に降り立つアリオト。

 

「あなたも、悪魔伝の七騎士なの?」

と訊くキュアトネールに

「あぁ☆

悪魔伝の七騎士が1人っ☆

滅魔剣(メツマケン)のアリオト15世っ☆

と答えるアリオト。

 

「私は、雷の星剣士(プリキュア)

雷星剣・キュアトネール!!」

と、雷星剣(トネール)をかまえる。

 

そんなキュアトネールを見て

「フフフ☆」

と笑うアリオト。

 

「何がおかしいの?」

 

「なっちゃいないねぇ☆

死んだ父さんの遺言さ☆

剣士の強さは、かまえを見ればわかる

ってね☆

お前…

ド素人

だろ☆」

 

「たしかにね…。」

 

「だったら…

ボクの勝ちだねェ☆

と、アリオトはキュアトネールに斬りかかった―!!

 

 

一方、池の中では、キュアドゥローとフィッシュオソロシーが戦っていた―。

 

 

オソロシーッ!!

と、高速でキュアドゥローに突進し、すれちがいざまにヒレで攻撃するフィッシュオソロシー。

 

「く…ッ!!」

 

フィッシュオソロシーの攻撃を、なんとか水星剣(ドゥロー)で受け流すキュアドゥロー。

 

いくら、水中でも地上と変わらず動けても、相手が水中戦に特化したオソロシーでは分が悪い。

 

しかも、フィッシュオソロシーの体は硬い鱗に覆われており、キュアドゥローの反撃は、ほとんど効いていなかった…。

 

(どうしよう…?)

 

ダメージをあたえられないことに苦悩するキュアドゥロー…。

 

 

一方、池の上空では…。

 

(しかし、解せん…。

なにゆえ、この山に星剣士(プリキュア)が?)

と、アルコルは疑問に思った。

 

そもそも、この山は、ベネトナーシュがアジトとしている場所だ。

 

そこに、星剣士(プリキュア)が来た…

 

(まずい…!!

私達の潜伏場所が知られたんだ…!!)

と誤解するアルコル…。

 

(急ぎ、17世様に報告を…!!)

と、アルコルはベネトナーシュのもとに向かった―。

 

 

フィッシュオソロシーの攻撃は、単純な突進攻撃だけだが、体を覆う鱗の防御力が、対処を困難にしている…。

 

(こうなったら…

イチかバチか…!!)

 

オソロシーッ!!

と、突進してくるフィッシュスラッシュの真正面に来るキュアドゥロー。

 

そして…

 

オソッ!?

 

なんと!!

 

キュアドゥローはフィッシュオソロシーの口の中に飛び込んだのだ―!!

 

(鱗が無い場所…

それは口の中…!!)

 

キュアドゥローは、水星剣(ドゥロー)を一度、鞘に納める。

 

すると

SABER CHARGE

という音が鳴った。

 

再び、水星剣(ドゥロー)を抜くと、刀身が水色に輝いていた。

 

そして…

 

「プリキュア・ドゥロー・スプラッシュッ!!」

 

と叫んで、水星剣(ドゥロー)を振り下ろす…!!

 

水星剣(ドゥロー)から、激流のような水色の光波が、フィッシュオソロシーの体内に放たれた―!!

 

オォソロシィィィ…ッ!!

 

体内にドゥロー・スプラッシュを撃ち込まれたフィッシュオソロシーは、水色の光となって消滅した―。

 

 

(さて…空星剣を探さなきゃ…★)

 

場所を見失ったので、再び、水星剣(ドゥロー)をかまえて、精神を集中させ、星剣を共鳴させる…。

 

さっきとは、ずいぶんと離れた場所で光った。

 

キュアドゥローは、そこに向かって泳いでいった―。

 

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