スターセイバープリキュア!-Star Saviour Precure!-   作:星龜

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その2


 

「ぬぬ…ッ!?

あの2人は、キュアドゥローとキュアトネールの力を受け継いだ者か…ッ!!」

 

メグレスは、乱魔剣(ランマケン)を掲げる。

 

「ゆけッ!! ホヘィどもッ!!

星剣士(プリキュア)を殺せッ!!」

 

スケルトンホヘィの目が赤く輝き、キュアドゥローとキュアトネールに襲いかかる―。

 

しかし!!

 

 

「やあああ…ッ!!」

 

キュアドゥローが横薙ぎに振るった水星剣(ドゥロー)から放たれた水色の光波が、スケルトンホヘィの集団を押し流すように薙ぎ払う。

 

 

「はぁっ!!」

 

キュアトネールが雷星剣(トネール)を掲げると、周囲にシャワーのような落雷が発生。

 

スケルトンホヘィの集団を吹き飛ばしていく。

 

◇

 

(すごい…

あれが、星剣士(プリキュア)―☆)

 

バスの中で、キュアドゥロー(南海)とキュアトネール(れもん)が戦っているのを見て、興奮する桃花。

 

だが…!!

 

バスの中に再び、スケルトンホヘィが入ってきた事に、桃花は気づいていない…!!

 

◆

 

「やっぱ、ホヘィじゃ星剣士(プリキュア)に勝てないよ…ッ!!」

と、キュアドゥローとキュアトネールによって、スケルトンホヘィが次々と蹴散らされていくのを見て、悔しがるアリオト。

 

「フェッフェッフェッ☆

当然ぢゃ☆

ホヘィごときに、星剣士(プリキュア)の相手など、つとまるものか☆

ホヘィは、あくまで星剣士(プリキュア)の力を見極めるため…。

しかし、なかなかやりおるわ☆

どれ、ひとつ、相手をしてやろうかの…☆

アリオト、手伝っておくれ☆」

 

「よしきたぁッ☆」

 

 

地上から5メートルの高さに浮遊して、キュアトネールを見下ろすメグレス。

 

「お前さんが、キュアトネールの後継者かい?

悪いけど、死んでもらうよ☆」

と、メグレスは乱魔剣(ランマケン)を抜き、刀身から、小さな緑色の光弾を連射した。

 

「きゃあ…ッ!?」

 

無数の小さな緑色の光弾を回避できず、攻撃をくらって、吹き飛ぶキュアトネール…。

 

小さいながらも、光弾には、かなりの威力があったようで、キュアトネールの上半身の星剣士の鎧(プリキュアーマー)に亀裂が入る。

 

「フェッフェッフェッ☆

その程度かい☆」

と、キュアトネールを嘲笑するメグレス―。

 

 

「ハァッ!!」

と、滅魔剣(メツマケン)を振り下ろすアリオト。

 

「くっ…!!」

と、振り下ろされた滅魔剣(メツマケン)を、星剣で受け止めるキュアドゥロー。

 

しかし…

 

「くらえッ☆」

 

切り結んでいる状態で、滅魔剣(メツマケン)の刀身から、青い光弾を放つアリオト。

 

「きゃあああ…!!」

 

至近距離からの攻撃だったので、キュアドゥローはアリオトの攻撃を回避できず、まともにくらって吹き飛んだ。

 

至近距離からの攻撃をうけ、キュアドゥローの上半身の星剣士の鎧(プリキュアーマー)に亀裂が入る。

 

 

キュアトネールが吹き飛ばされた先に、キュアドゥローがいた。

 

「トネール、大丈夫?」

 

「なんとかね…。

それにしても、星剣士の鎧(プリキュアーマー)が…。」

と、星剣士の鎧(プリキュアーマー)の亀裂の入った部分に触れるキュアトネール。

 

「お母さん、言ってたんだけどね…。」

と、前置きするキュアドゥロー。

 

「何の話?」

 

 

静流の話によると、星剣士の鎧(プリキュアーマー)は、 変身者の衣服が、星剣の力によって変化した物であるが、じつは

星剣士の鎧(プリキュアーマー)の防御力は、着ていた服の数で大きく左右される

のだという…。

 

 

「つまり何?

厚着をしていりゃ硬くなるってこと?」

 

「単純に言えば、そういうことっぽい…★」

 

「冗談じゃないわ…★

夏でも冬服着てろっての?」

 

南海と れもん が着ていたのは、制服の夏服…。

 

それだけでも、星剣士の鎧(プリキュアーマー)の防御力は低くなるのに、あろうことか、南海は

ノーブラ

だったので、キュアドゥローの星剣士の鎧(プリキュアーマー)の防御力は、さらに低下している…。

 

「明日から、ブラしてくるわ…★」

 

「ぜひ、そうして…★」

と、立ち上がるキュアドゥローとキュアトネール…。

 

 

バスの中では、桃花が、圧されているキュアドゥローとキュアトネールを、心配そうに見ていた。

 

「南海ぃーっ!!

れもんーっ!!

がんばれぇーっ!!」

と、声援を送る桃花。

 

大声を出せば、敵に見つかってしまう危険はあったが、しかし、キュアドゥローとキュアトネールを勇気づけるためにも、桃花は大声でキュアドゥローとキュアトネールに声援を送った…

 

その時だった!!

 

「ホヘ〜ィ!!」

 

スケルトンホヘィが、バスの中に入ってきたのだ…!!

 

「きゃあああ…っ!!」

 

悲鳴をあげる桃花―。

 

 

桃花の悲鳴は、キュアドゥローとキュアトネールにも聞こえた。

 

「しまった…桃花ッ!!」

 

「ちくしょう…!!」

 

助けに行きたくても、正面にはメグレスとアリオト―

 

まわりは、いつの間にか、スケルトンホヘィの集団に包囲されていた…。

 

「おやおや☆

あの中には、お友達でもいたのかい☆」

 

「ホヘィになっちゃったお友達と、感動の再会なんてウケるゥ☆」

と、キュアドゥローとキュアトネールを嘲笑するメグレスとアリオト。

 

「どうせなら、お前達もお友達と一緒に、ホヘィになるがいい☆

かかれぇーッ☆」

と、乱魔剣(ランマケン)を掲げるメグレス。

 

すると、スケルトンホヘィの集団が、一斉にキュアドゥローとキュアトネールに襲いかかった…

 

その時!!

 

一台の車が、スケルトンホヘィを撥ね飛ばしながら走ってきて、キュアドゥローとキュアトネールの前に停まった!!

 

「何事ぢゃッ!?」

と驚くメグレス。

 

一方、キュアドゥローとキュアトネールの前に停まった車の運転席から

「大丈夫?」

と言って降りてきたのは―

 

「お母さん…!?」

 

南海の母親の静流だった―!!

 

静流だけではない。

 

後部座席から、ライカと…

 

星剣を持った茉莉花も降りてきた。

 

「あいつはメグレス!?」

 

「ホヘィがいるから、まさかとは思ったけど…。」

と言う、ライカと静流。

 

「何者ぢゃッ!!

お前達は…ッ!?」

と叫ぶメグレスに

 

「先代のキュアドゥローよッ!!」

「先代のキュアトネール!!」

「キュアシエル…!!」

と名乗る静流、ライカ、茉莉花。

 

「なんぢゃと…ッ!?

生きておったのか…ッ!?」

と驚くメグレス。

 

「そういうアンタも生きていたのね。

驚いたわ☆」

 

「私達が現役の頃でもバァさんだったのに…

ますますバァさんになったわね☆」

と言い放つ静流とライカ。

 

「黙れェーッ!!

ワシの気にしている事をーッ!!」

と、激怒するメグレス。

 

「ここは、私達にまかせてッ!!

バスの中に、ももちゃんがいるのッ!!」

と叫ぶキュアドゥロー。

 

「桃花が…!?」

と驚き、バスの方を見る茉莉花。

 

「なら、ここは、南海と れもんちゃんに任せるわッ!!

マリカ、いくわよッ!!」

 

「えぇっ!!」

と、空星剣(シエル)を抜き、桃花を助けに行くため、スケルトンホヘィを斬り払っていく茉莉花―。

 

静流とライカは

金属バット

で、スケルトンホヘィを打ち倒していく―。

 

「いくよ、トネールッ!!」

 

「えぇ!!」

と、キュアドゥローとキュアトネールは、メグレスとアリオトに立ち向かう―。

 

◇

 

桃花は、前の乗降口から逃げ出した。

 

「桃花!!」

と、茉莉花の声がしたので、右を向けば…

 

星剣を持った茉莉花が走ってきた。

 

「お母さん!!」

と、茉莉花のもとに走る桃花。

 

追いかけてきた3人のスケルトンホヘィは、茉莉花に斬り倒された。

 

「お母さん…。」

 

「桃花…。」

 

向き合う、桃花と茉莉花―。

 

「お母さん…星剣を…。」

 

茉莉花が、桃花に空星剣(シエル)を渡す。

 

空星剣(シエル)を受け取った桃花は、茉莉花の前に膝まずく。

 

「私…星剣士(プリキュア)になる…!!

星剣士(プリキュア)になって…

みんなを…

この世界を守りたい―!!」

と、星剣士(プリキュア)になる決意をする桃花。

 

それを聞いた茉莉花が、厳かに、星剣士(プリキュア)の誓いを述べていく―。

 

「星剣士(プリキュア)は勇気を旨とし」

「星剣士(プリキュア)は勇気を旨とし」

 

「その心を善にささげる」

「その心を善にささげる」

 

「その剣を悪しき者に向け」

「その剣を悪しき者に向け」

 

「弱き者を守り助ける」

「弱き者を守り助ける」

 

「その力は闇を打ち砕き」

「その力は闇を打ち砕き」

 

「世界に光をあたえる」

「世界に光をあたえる」

 

「その言葉は慈愛に満ちて」

「その言葉は慈愛に満ちて」

 

「人々に勇気をもたらす」

「人々に勇気をもたらす」

 

「汝、星剣士(プリキュア)にならんことを」

 

「ここに誓います!!」

 

すると…

 

空星剣(シエル)の刀身が、ピンク色に光り輝やいた―!!

 

「桃花っ!!」

 

「うんっ!!」

 

叫ぶ桃花!!

 

「プリキュア!!

セイバー・オン!!」

 

空星剣(シエル)の刀身から放たれた、ピンク色に光につつまれる桃花―!!

 

そして、光球となって、空に飛び上がり、バスの屋根の上に降り立ち…

 

光が消えると…

 

そこには…

 

キュアシエルの姿があった―!!

 

【挿絵表示】

 



 

空良 桃花がキュアシエルに変身する時間は、わずか7/100ミリ秒にすぎない。

 

では、もう一度、見てみよう―!!

 

 

「プリキュアッ!! セイバー・オンッ!!」

という、桃花の掛け声とともに、空星剣シエルの刀身がピンク色の光を放ち、桃花は空星剣シエルの刀身から放たれたピンク色の光につつまれる。

 

すると、桃花の着衣は、ピンク色の光に分解される。

 

ピンク色の光に分解された桃花の着衣は

星剣士の鎧(プリキュアーマー)

に再構成され、桃花の体に装着されていく。

 

理由は不明だが、星剣士の力の源(エネルギー)は頭髪に蓄えられるため、その影響で、桃花の頭髪は、通常の倍以上に伸びる。

 

同時に、桃花の体をつつんでいたピンク色の光も消えることで…

 

桃花は、わずか7/100ミリ秒で、キュアシエルへ変身するのである―!!

 



 

「空の星剣士(プリキュア)!!

空星剣・キュアシエル!!」

と、名乗りをあげるキュアシエル―。

 

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