スターセイバープリキュア!-Star Saviour Precure!- 作:星龜
バスの屋根の上に立つキュアシエル―。
そして、腰の後ろのリボンを広げ、両足の足首をピンク色に光らせ、キュアシエルは空に舞い上がった―!!
◇
「ももちゃんが
「あれが、空の
空に舞い上がったキュアシエルを見たキュアドゥローとキュアトネールは、驚きと喜びが混じったような顔をする。
◆
「ばあちゃんッ★
3人目の
と、うろたえるアリオト。
「うろたえるんぢゃないよッ!!
まだヒヨッコさねッ!!」
と、余裕を見せるメグレス。
◇
「不思議ね…。
何だか…晴れやかな気分だわ…。」
と、空に舞い上がった
「マリカが、ずっと背負ってきた物を降ろしたからよ。」
と言う静流。
「私が背負ってきた物を、桃花に背負わせたのに…?」
と言う茉莉花に
「でも、それをしっかりと背負っていける力を、あの娘達は持っている…!!
桃花ちゃんにも…
南海ちゃんにも…
れもんにも…!!」
と答えるライカ―。
◇
空に舞い上がったキュアシエルは、
「あれが、ももちゃんの…
キュアシエルの強さ―!!」
と、キュアシエルの強さに驚嘆するキュアドゥロー。
「よそ見している場合さね…ッ!!」
とメグレスが、
「たしかに…
よそ見してる場合じゃないね…ッ☆」
と、
そして
「プリキュア・ドゥロー・ヴォルティスッ!!」
と叫ぶ。
すると、キュアドゥローのまわりに、渦潮のようなバリアが展開され、メグレスの
「なんぢゃとぉ…ッ!?」
と、攻撃を防がれて驚くメグレス。
「今度は、こっちの番よ…ッ☆」
と、
「なんのぉぉぉ…ッ★」
と、メグレスは
キュアトネールは、アリオトと戦う―。
「属性なんて、関係あるものかッ!!
くらえぇぇぇ…ッ!!」
と、
しかし…
「もう、それは見切ったよ!!
プリキュア・トネール・ゲージ!!」
と、キュアトネールが
「そんな…ッ!?」
と、驚くアリオト。
「仲間の忠告は、ちゃんと聞いた方がいいよ!!」
と、
「うわぁぁぁ…ッ!!」
と、キュアトネールの攻撃をくらうアリオト。
「えぇ〜いッ★
こうなったら…
ぬンッ!!」
と、気張り始めるメグレス。
「ばあちゃん…
無理しないで…ッ!!」
と、心配するアリオト。
しかし、それでもなお、気張り続けるメグレス。
「ぬ…ぬぬぬ…
ふンッ!!」
と、メグレスの股間から…
オソロシーの卵が落ちた…!!
「ハァッ…ハァッ…ハァッ…!!」
と、オソロシーの卵を出し、息を切らせるメグレス。
「大丈夫かい、ばあちゃん?」
「な〜に…これしきのことで…ッ!!
それよりも、お前は、私の生み出したオソロシーと一緒に、
「わかったよ、ばあちゃん…!!」
「ぬン…ッ!!」
と、メグレスは、オソロシーの卵に魔力を込める。
「いでよ、オソロシーッ!!」
と、メグレスはオソロシーの卵を空に向かって投げる。
すると…
オソロシーの卵から、緑色の雷光のようなものと、大量の白い煙が発生した…!!
そして、雷光と白い煙が消えると…
「オソロシーッ!!」
という雄叫びとともに、サーベルタイガーの骨のオソロシー―
タイガーボーンオソロシーが出現した―!!
「いくぞ、オソロシーッ☆」
と、アリオトはタイガーボーンオソロシーの頭の上に立つ。
しかし…。
「「はあああ…ッ!!」」
と、タイガーボーンオソロシーの前足を、星剣で斬るキュアドゥローとキュアトネール。
「オソロシィ…ッ!!」
と、前足を失い、倒れるタイガーボーンオソロシー。
「うわぁ…ッ!?」
と、アリオトは、倒れたタイガーボーンオソロシーの頭の上から落ちた…。
「今よ、シエルッ!!」
と、上空にいるキュアシエルに向かって叫ぶキュアドゥロー。
「わかったっ!!」
と、キュアシエルは、
すると
『SABER CHARGE』
という音が鳴った。
再び
そして…
「プリキュア・シエル・フラァァァッシュッ!!」
と叫んで、
すると、
「オォソロシィィィ…ッ!!」
と、ピンク色の光につつまれて、消滅するタイガーボーンオソロシー…。
「なんぢゃと…
そんなバカな…ッ!!」
と、タイガーボーンオソロシーがあっけなく倒されたのを見て、驚くメグレス…。
「ひ…退くよ…ッ★」
と、メグレスは瞬間移動して撤退した…。
「ま…待ってよ、ばぁちゃん…ッ!!」
と、アリオトも瞬間移動して撤退した…。
◇
「あのオソロシー…
なんか…
メチャメチャ弱くなかった?」
と言うキュアドゥロー。
「たしかに…。
あまりにも、弱すぎたね…。」
と言うキュアトネール。
「それよりも…☆」
「うん…☆」
と、キュアシエルを見るキュアドゥローとキュアトネール。
「空の
キュアシエル…か…☆」
と言うキュアトネール。
「ももちゃんも、
と言うキュアドゥロー。
「ちょっと遅くなったけど…
私も、
2人の足を引っ張らないように、がんばるよ!!」
「えぇ、シエル☆」
「これからも、よろしくね、キュアシエル。」
と、キュアドゥロー、キュアトネールと握手するキュアシエル。
「南海ぃ〜!!」
と、キュアドゥローを呼ぶ静流。
「あっ、お母さん!!」
と、
「ああやって、変身を解除するのね。」
「そうだよ。
私達も行こっか。」
と、変身を解除して、自分の母親のもとに向かう、桃花と れもん―。
「どうして、ここに?」
「ニュースで見たのよ。
駅前に、ドクロの怪物が出たってね。」
と、南海の質問に答える静流。
「それにしても…
ずいぶん、ハデにやられたわね…。」
と、南海の姿を見た静流があきれる。
「何が…って…
あああ…ッ!?」
と、自分の姿を見て驚く南海。
れもん も、同じように驚いていた。
2人の制服の上着は、破れてボロボロになっていた…。
「ど…どうして…ッ!?」
「
つ〜か、ブラぐらいしなさいよ!!」
と、
「それじゃ、2人とも、学校に行けないね…。」
と、桃花が言うが
「大丈夫よ。
この騒ぎで、今日は学校休みよ。」
と、静流が言った。
「それにしても…。」
と、周囲を見渡す桃花。
駅前には、大勢の人が倒れていた。
「倒れている人達は、あのガイコツに…」
「心配ないわ。
周りに倒れている人達は、
みんな、気絶しているだけだから、大丈夫よ。」
と、桃花に説明する茉莉花。
倒れている人達が無事だと知って、笑顔になる桃花。
まもなく、パトカーや救急車のサイレンの音が近づいてきた。
「さて、あとは警察の方々にまかせて、私達はずらかるわよ☆」
と、車に乗る静流。
全員、静流の車に乗ると、静流は車を走らせた―。
◆
鶴城市郊外の山中のベネトナーシュのアジトに戻ってきた、メグレスとアリオト…。
「な…なぜじゃ…!?
なぜ、ワシが生んだオソロシーが…
あれほど、あっけなく敗れたのぢゃ…ッ!!」
と、悔しがるメグレス…。
「ばあちゃん…。」
とアリオトが、メグレスに声をかけたが
「だァまらっしゃいッ!!」
と、
「ば…ばあちゃ」
「ワシは、お前のばあさんなんかぢゃないわァッ!!
それなのに、ワシのことを『ばあちゃん、ばあちゃん』って、馴れ馴れしく呼びおってッ!!
ワシは、老人なんかぢゃないッ!!
ワシは悪魔伝の七騎士が1人、
と、アリオトを折檻するメグレス…。
「わかった…
わかったよ、ばあちゃ…
メグレス13世…ッ!!」
「なんぢゃと…!?
もう一度、ワシの名を言ってみろッ!!」
「だ…だから、メグレス13世…」
「メグレス13世様ぢゃろうがあああ…ッ!!」
と、さらにアリオトを折檻するメグレス…。
「う…。」
とメグレスに、
「お…おぼえておけ…
ワシは、老人なんかぢゃない…ッ!!
ワシの名は、メグレス13世…」
悪魔伝の七騎士が1人、
メグレス13世ぢゃあ…ッ!!」
と、陽が沈み、暗くなり始めた空に叫ぶメグレス…。
洞穴の前で、ベネトナーシュとアルコルが、メグレスの、アリオトへの折檻の一部始終を見ていた…。
「じゅ…17世様…。」
と、メグレスの慟哭を聞いたアルコルが、ベネトナーシュの顔を伺う。
ベネトナーシュは、メグレスの慟哭を、ただ、冷ややかに見ていた―。