ウマ娘三部作Firstシーズン             片翼の撃墜王 ~イカロスの黎明~【完結済み】   作:DX鶏がらスープ

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※注意

あらすじにも書きましたが、
この話で、一人のウマ娘が明確に死亡します。

残酷な描写などはありませんし、
苦しむことなく穏やかに息を引き取ります。

それでも確実に一人のウマ娘が死亡します。

批判もあるでしょうし、
物語としては一つ前のお話でエンドマークをつけることも不可能ではないので、
もしそれを受け入れることができない、ウマ娘の死など見たくないという方は、
ここで引き返していただいても全く問題はありません。

ここまで本作を読んでくださってありがとうございました。
本当に感謝しております。

それでも良いという方だけ、どうぞ。



エピローグ

数十年後

 

 

 

ドタバタドタバタ

 

「ねぇねぇおばぁちゃん!これなあに?」

 

部屋の外から足音が聞こえたと思ったら、今年で7歳になる孫娘が古いアルバムを持って入ってくる。

 

「うん?

…あぁ、これかい。懐かしいねぇ。」

 

それを貸してもらい、タイトルを見たアタシは、思わずそう言ってしまう。なにせこれは…

 

「これはねぇ、まだお婆ちゃんが若かった時のアルバムなんだよ?」

 

そう教えてあげると、孫娘はキラキラした目でアタシを見てくる。

 

「これおばぁちゃんのおしゃしんなの!?ねぇねぇ!見てもいい?見てもいい?」

 

そうしっぽを振りながら聞いてくるものだから

 

「えぇえぇ、勿論ですよ。

…折角だから、おばちゃんと一緒に見ましょうね」

 

「わーい!わーい!おばぁちゃんといっしょだー!!」

 

とはしゃぐ孫娘と一緒にアタシはページをめくる。

 

ちょうどトレセン学園に通っていた当時の写真だからか、アタシもまだまだ未成年。それに懐かしい顔もたくさん載っている。それを見てつい、自分も年をとったものだなと思っていると

 

「うわー!すっごーい!きれいなお姉ちゃんばっかりだー!!おばぁちゃんはどれなの?」

 

「アタシかい?アタシはこれだねぇ」

 

そう言って、もうすっかり骨張ってしまった指で、かつての自分の写真を指差す

 

「おおー!おばぁちゃんわっかーい!すっごくきれいだね!!」

 

すると孫娘がそう言ってくれるものだから、アタシもつい嬉しくなって、ありがとねぇ、と孫娘の頭を撫でる。いくつになっても、そうやって誉められるのは嬉しいものなのだ。

 

そうして孫娘と一緒にアルバムを見ていると、当然

 

「ねぇ!おばぁちゃん!これはだれなの?」

 

「これかい?あぁ、これはフジ先輩だねぇ。この人はトレセン学園の栗東寮の寮長でねぇ…」

 

などと、孫娘からの質問があるので、それにひとつひとつ答えていく。

多分言ってることの大部分はこの子には分からないだろうが、それはそれ。

この子にしてみれば、アタシの言っていることの意味が分からなくても、大好きなお婆ちゃんに構ってもらえて嬉しいのだろうし、アタシにしてみれば孫を可愛がりながら懐かしい思い出に浸ることができる。まさにWin-Winという奴である。

 

そうして二人で楽しくアルバムをめくりながら、中の写真についてあれこれと言い合い、おじいちゃんの写真が出てきたところで…

 

ブワッ

 

「わっ!」

 

パラパラパラパラパラパラ…

 

開けていた窓から突然強い風が吹き込み、アルバムが一気にめくれる。

 

「大丈夫かい?」

 

窓を閉めながら孫娘に聞くと、

 

「う、うん!だいじょうぶだよ!!」

 

そう元気な答えが返ってくるが…

 

「…?

ねえおばぁちゃん、この写真は?」

 

そう問われて見ると、アルバムの最後のページに2枚の写真が張り付けてある。

 

一枚は何かの集合写真らしく、アタシを含めて3人のウマ娘が写っている。そしてもう一枚は…

 

「…おやまぁ、随分と懐かしいものが出てきたものだねぇ…」

 

思わず感嘆するアタシを、孫娘が引っ張ってくる

 

「ねぇねぇ!だれなのこのひとたち?」

 

「これこれ、そんなに引っ張らなくても教えてあげますよ」

 

そう言って孫娘を宥めて、アタシはまず集合写真の方から説明する。

 

「まずこの子はマーベラスサンデー。アタシがトレセン学園の寮にいた時に、同じ部屋に住んでいた子ね」

 

「へぇー!そうなんだ!

じゃあじゃあ!こっちのお姉ちゃんは?」

 

「こっちの子はトウカイテイオー。すっごく強いウマ娘で、トレセン学園にいた頃のアタシの最大のライバルだったんだよ?」

 

「ふーん!そうなんだ!!おばぁちゃんのライバルだったんだね!?」

 

「そうなの。卒業までずーっと争い続けたのよ?」

 

そんなことを話しながら二人の話をする。格好から見るにトレセン学園の卒業式の写真なのだろう。アタシも含めて写っている子達の笑顔が眩しい。そんな一枚だ。

 

そして…

 

「じゃあおばぁちゃん!このお姉ちゃんはだれなの?」

 

孫娘が指差したもう一枚の写真を見て、少しだけ躊躇する。

 

写真は何かのレースのもので、フライトジャケットを来たオレンジ色の髪の毛のウマ娘が、1着でゴールした瞬間の写真といったところ。

 

それはアタシのとある友人の写真であり…

 

「…おばぁちゃん?」

 

…それを見て、今まで忘れていた記憶の扉が開くと共に、本当に時間が経ってしまったと感じてしまう。

 

もう、この子のことを直接知っている人間が、果たしてどれほどいるだろうかと悲しくなってしまう。

 

だからこそ…

 

「…あぁ、ごめんなさいね。つい懐かしくなっちゃって…

 

…この子はトレセン学園に通っていた時に仲の良かった友達の一人で、アタシが一番尊敬しているウマ娘なのよ」

 

「へぇー!そうなんだ!!すごいひとだったんだね!?」

 

キラキラと目を輝かせる孫娘。

そんな彼女にアタシは語る

 

「そうなの!彼女はとっても強いウマ娘でね。

三冠ウマ娘でこそないけど、当時は撃墜王なんて言われるほどの強さだったのよ?」

 

「ゲキツイオウ?なんだかよくわからないけど、かっこいい!!」

 

かっこいい二つ名にテンションを上げる孫娘に、アタシはさらに続ける

 

「この子はアタシ達の中でも一番長くレースを走り続けた人でね。何回か怪我をしてたんだけど、毎回必ず頑張って直して走ってたから、その絶対に諦めない姿から、ファンも多かったのよ?」

 

「ふーん!すごい人なんだね!!」

 

そう言うと、ますます孫娘のテンションは上がる。そして…

 

「ねぇねぇ!このひとはいまなにしてるの!!」

 

ついに、そう聞かれたから…

 

「…残念なことに、この子はもう亡くなっているの。最後のレースを走り終えた後、その帰り道で車に跳ねられそうになった子どもをかばってね…」

 

「そうなんだ…」

 

そう聞かされると孫娘もがっかりする。

まぁ、アタシの友達だから、年齢的に流石にこのアルバムに載っている人間の全てが生きているわけではない。

現に、このページに至るまでのアルバムの中でも、何人かは亡くなっていて、それを孫娘に説明した場面もある。ただ…

 

(…そう、この子の直接の死因は車との衝突じゃない。車に吹き飛ばされてから強く頭を打ったことによる脳震盪、これが直接の死因だ)

 

だからこそ、実は死ぬ前に彼女は一度だけ目を覚ましているのだ。

 

 

・・・・・・

 

 

「あはは、ごめんねネイチャちゃん。心配かけちゃって」

 

「まったくよ!軽傷で良かったわよ!!」

 

病室のベッドに横たわるマヤノを、アタシは涙目で睨む

 

「いくらあんたがあのトレーナーさんに操をたててるからって、

まったく同じ死に方までする必要は無いんだからね!」

 

「もー!ネイチャちゃん!!恥ずかしいこと言わないでよ!!」

 

そんなことをアタシ達は話す。

そう、あの時確かにマヤノは車に追突されたが、当たりどころが良かったのか、比較的軽傷ですんだ。

 

だからこそ、本人も含めて誰もがマヤノが頭を打ったことをあまり強く意識していなかったのだ。

だが、その時はまさか誰も、少し後に事態が急変するとは思ってなかったから、病室にはのどかな空気が流れていた。

 

「まぁ、それでも最後のレースの後で良かったわね?これでもう多少怪我してもゆっくり休めるわね?」

 

「まぁね。そこは本当に幸運だったよ。三女神様に感謝だね!」

 

今思えば噴飯ものの会話を繰り広げるアタシ達だったが、ふとマヤノは病室の外を見る。そこにはすっかり暗くなった夜空があり…

 

「…ねぇ、ネイチャちゃん」

 

「ん?何?」

 

だから彼女がそんなことをアタシに聞いたのは…

 

「マヤはさ、キラキラしたウマ娘になれたのかな?皆を幸せにすることができたのかな?」

 

もしかしたら、無意識の内に自分の死を悟っていたからなのだろうか…

 

 

・・・・・・

 

 

「…でもね、この子は本当に強いウマ娘だったの」

 

落ち込む孫娘にアタシは言う。そう、ただレースが強いウマ娘ならいくらでもいる。だけど…

 

「レースが強かったってのは本当よ?でもそれ以上にこの子は心が強かったの」

 

「…?

こころ?」

 

「そうよ、心よ」

 

そう言ってアタシは孫娘を見る

 

「実はね、この子には昔トレーナーさんがいたんだけど、そのトレーナーさんは途中で亡くなってしまうの」

 

「え?そうなの?」

 

今でもトレーナーとうま娘との死別というものは珍しい。だからこそ、孫娘は目をぱちくりとしてこちらを見る。

 

「えぇ、そうなの。でも、この子のすごいところはここからでね、それでも彼女は走り続けたの」

 

「え~!うそだぁ!!」

 

流石に孫娘も疑いの眼差しを向けてくる。

 

実際ウマ娘はその性質上大切な人を失った時の精神ダメージが人間よりも大きくなりやすい。

そのため、トレーナーとの死別というケースが生じてしまったウマ娘のほとんどは、一気に気力を失いレースの世界から引退するものがほとんどだ。

 

そのため、世間ではトレーナーの死はその担当ウマ娘の引退と同義であるともとらえられているし、自身もうま娘であるが為に、この子も信じられないのだろう。

 

だが…

 

「えぇ、確かに普通なら信じられないことよ。

でも、この子は走ったの。自分がウマ娘として走ることができなくなるまで、この子は走り続けたの。

それがなんでだか、わかる?」

 

そう聞くと、

 

「う~ん、わかんないよ…」

 

そう耳をペタンと頭につけて、孫娘は答える。

 

だからこそ、

 

「それはね、彼女が皆を幸せにできるようなウマ娘になりたい、と心の底から思ってたからよ」

 

アタシは孫娘の頭を優しく撫でながら話す

 

「確かに、この子にはたくさんの辛いことがあったわ。

この子のトレーナーさんの死は、確かにこの子にものすごいダメージを与えたし、それからのレースでもあの子は何回も怪我をしたわ。苦しいって、止めたいってそう思ったことだって多分何回もあったと思うわ、でもね」

 

少しでも、あの子のことをこの子に知って欲しいから

 

「それでも、彼女は諦めなかった。」

 

少しでも、あの子が強かったことを知って欲しいから

 

「キラキラしたオトナのウマ娘になる。それが彼女の夢で、彼女の走る理由だった。

自分が関わったすべての人達を幸せにしたい、彼女はそのためだけに走り続けたの。

自分が走ることで皆を幸せにできるって信じて、誰よりも強く、誰よりも長く…

 

そうして彼女は、いくつもの記録を塗り替えたわ。

大切だったトレーナーさんの死、それを乗り越えて限界まで歩き続けたの

…もちろんとびっきりの笑顔でね」

 

だから…

 

「どう?すっごく強い子だと思わない?」

 

どうか伝わって欲しい、そう思いながらアタシは自身の孫娘にあの子の話をする。すると…

 

「…すごい」

 

それまで黙って話を聞いていた孫娘が震えだしたと思うと

 

「すごい!すごいよその人!!

うわぁー!そんなひとがいるんだね!おばぁちゃん!!」

 

目をキラキラした孫娘はひたすらにすごいと言い続ける。そして…

 

「ねぇねぇ!おばぁちゃん!!

もっとその人のことくわしくきかせてよ!わたしその人みたいになりたい!!」

 

そう、孫娘が騒ぐものだから

 

(…ねぇ、マヤノ…)

 

アタシはまた思い出す。

あの日の病室で交わした会話を。生涯最後のマヤノとの会話を…

 

 

 

・・・・・・

 

 

「何言ってんのよ、マヤノ。

そんなの当たり前でしょ」

 

間髪入れずにノータイムで答えると、流石にマヤノは苦笑してこちらを向く

 

「ネ、ネイチャちゃん、流石に即答できるようなことじゃないと思うんだけど…」

 

「いいや?アタシじゃなくても、テイオーやマーベラス、他のどんなウマ娘でも同じことを即答すると思うよ?」

 

そう言ってアタシはマヤノに微笑む

 

「あんたはアタシ達の中で、誰よりも長く走り続けたんだよ?

だったら必然的に、あんたはアタシ達の中で、

一番長く人々に夢や希望を与え続けたってことなるでしょ。

もうちょっとそれを誇りなよ」

 

「でも…」

 

いまだに自信がなさそうなマヤノにアタシは言った。

 

「…少なくともアタシは救われたよ。マヤノ」

 

「…ネイチャちゃんが?」

 

「うん、そう。

アタシ達はマヤノより早く引退しちゃったけど、それでも別の舞台で勝負をしなければいけないのには変わらない。人生は戦いの連続だからね」

 

そう言いつつアタシはマヤノが眺める窓の方に向かう。

 

「慣れない生活で諦めそうになったことは何回もある。もう嫌だ、全て投げ出したいって思ったことも何回もある。でもね、マヤノ」

 

アタシは窓をあける。すると夜空には無数の星が煌めいている。

 

「そんな時、マヤノが走ってるのを見てアタシは救われた。

戦う場所は違っても、マヤノがまだ頑張ってる。

そう思えば頑張れた。だからね」

 

そんな無数の星達をバックに、アタシはマヤノに最高の笑顔を送る

 

「ありがとう、マヤノ!アタシは、あんたの頑張ってるところを見て救われた。

間違いなくアンタは最低一人救ってるんだ!!そしてそれだけじゃない!」

 

そしてアタシは腕を広げる。そこにあったものを見てマヤノは目を見開く。それは、マヤノの最後のレースについて書かれた新聞の速報記事であり…

 

「見なよ!マヤノ!!

単に一人のウマ娘が引退するだけなのに、この新聞全部マヤノのことしか書いてない!!

今までマヤノがどれだけ頑張ってきたのか!どうやって歩いてきたのか!そんなマヤノの人生の集大成を、何千何万もの人々がこぞって買い求めている!これこそが、マヤノがみんなを幸せにしたことの証拠なんじゃないの!?」

 

そこには「今までありがとう!マヤノトップガン!!」というデカデカとした大見出しと共に、全てのページに今までのマヤノの走ってきたレースとその総評、ファンからの感謝の言葉がしるされていた。

 

それは間違いなく今までのマヤノの人生の全肯定だったからこそ…

 

「…そっか」

 

静かに…

 

「…マヤは」

 

目から溢れんばかりの涙を流して…

 

「…夢を…叶えられたんだね?」

 

マヤノは泣いていた。

嬉しくて嬉しくて仕方がない。そんな歓喜は確かにあったものの、それは、まるでやっと何かの約束を果たすことができたという安堵のような、そんな涙で…

 

ブーブー!!

 

「うわっ!」

「ひゃっ!」

 

突如鳴り響いたスマホの振動音に、アタシもマヤノも驚く。慌ててアタシがスマホを取り出すと、どうもテイオーとマーベラスが病院の前に着いたという連絡だった。

 

「あはは、じゃあアタシは二人を迎えに行ってくるね」

 

「…うん、分かった。気を付けてね」

 

そう言って部屋を出ようとするアタシを

 

「待って!!」

 

マヤノは引き留める

だから振り向いたその時、

 

「ありがとう」

 

その時のマヤノの笑顔は、女のアタシでも見惚れるような、あまりにも美しい笑顔だったから…

 

「…もう!気にする必要ないってば!!

じゃあ行ってくるね!!」

 

照れてその場を慌てて飛び出したことを、いまだにアタシは後悔し続けている。

そう、それがアタシとマヤノの本当に最後の会話。

アタシがテイオーとマーベラスを連れて病室に帰ってきた時には、マヤノはもう死んでいた。

まるで眠っているような、安らかな顔で、遅効性の脳出血で息を引き取っていたから。

 

 

・・・・・・

 

 

(それでもね、マヤノ…)

 

 

彼女の話に感動し、もっと話してとせがむ孫娘の頭をなでながら、アタシは思う。

 

(アタシはあんたに言ったことを、間違いだと思ったことは一度もないよ)

 

だって話を聞いただけのアタシの孫娘でさえもこうなのだ。きっとアンタの走りは、あの時を生きていた人々だけでなく、未来にそれを聞いた人達をも救っていくんだろうね。

 

(…それだけのことを、アンタはしたんだよ)

 

だから…

 

「ねぇ!おばぁちゃん!!まだその人の話はないの?もっとききたいよ!!」

 

アタシはいつまでだって語り継ごう

 

「えぇえぇ、いくらでも聞かせてあげますよ」

 

アタシの友達、マヤノトップガンの物語を

 

「はやくはやく!!」

 

翼を失ってもなお、太陽に向かって歩き続けた、そんな誇り高きイカロスの物語を

 

「はいはい、次は…」

 

そう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…片翼の撃墜王の物語を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上で『片翼の撃墜王~イカロスの黎明~』の本編は・・・終わりです。
ここまでお付き合いしてくださった皆様、本当にありがとうございました!

作者は二次創作とはいえ、執筆活動が初めてだったので、
拙い部分もあったと思います。





トレーナーちゃんが亡くなってマヤちゃん落ち込む 
           
         ↓

    ナリタブライアンが活を入れる

         ↓

  なんやかんやあってマヤちゃん立ち直る

         ↓

  トレーナーちゃんがいなくても走り続けて
  片翼の撃墜王と呼ばれるようになる




という、ガバガバどころか最早穴といって良いほど雑なプロット(実際のプロット)からここまでやってきたため、何度も展開を書き直しました。
時には考えすぎて頭がトチ狂い、一瞬だけ「テイオーによるマヤちゃん百合監禁ルート」とかいう訳の分からない次元に接続しかけたこともありました。

ですが、そんな作者でもなんとかこうして作品にエンドマークを付けることが出来ました。

これも今日まで応援してくださった皆さんのおかげです。
本当に本当にありがとうございました!!




さて、これで本編は終了したのですが、
まだあと少しだけ続きがあります。

それはおそらく誰にも語られることのない物語。
しかし、ある意味ではこの物語の本当のエピローグです。

ここまで読んでいただいた皆様には、あと少しだけお付き合いいただけると幸いです。




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