「駅前ロータリーで、茶色のハードトップに乗った若い男。」
「そうです。」
「これは、事件の手がかりになりそうだ。」
それを見ていた交通機動隊員は。
「あっ、思い出しました、警部。」
「おっ、何か知ってるのか。」
「この茶色のクラウン、前に検問突破して逃走しているんです。」
「何だって。」
「それ、本当か。」
「はい、先週の金曜日に富山市内の交差点で検問中に茶色のクラウンが来たんです、運転していたのは30代の若い男でした、その男は私を見たら急発進して、突破されたんです。」
「それで、その車は。」
「その車は、呉羽方面へ逃走したが、その場て姿をくらましました。」
「でも、どうして検問突破なんかに。」
「その運転手は、何か理由があって逃走したんだ。」
「なるほど。」
「ええ、我々交通機動隊では悪質な危険運転者として捜査をしていたんです。」
「ほう、交通機動隊ではその男をマークしていたって事か。」
「はい。」
「うん、その男怪しいですね。」
「ええ。」
「その男は一体、誰なんだ。」
「ええ、身元が分かればすぐ逮捕が出来るんですが。」
寝台特急「北陸」の個室寝台で起きた殺人と魚津の水死体は殺人事件と断定し、石川県警と富山県警に合同捜査本部が設けられた。
30代の若い男は、助手席に乗ってるのは27歳の女性が乗っていた。
「どこまで行くつもり。」
「そうだな、少なくとも新潟県の上越の方だ。」
「帰りはどうするんだ。」
「お前は、富山へ帰るんだったら駅まで送ってやるよ。」
「本当。」
「ああ、何時の列車だ。」
「何時でも、いいわ。」
「そうだな。」
二人が乗った、茶色のクラウン・ハードトップは魚津から北陸自動車道に入り、新潟県の上越市へ向かった。
「ちょっと、ラジオつけさせてね。」
と、女は車のラジオを付けた。
「ええ、ニュースをお伝えします、今日午前10時15分頃富山県の魚津市の海岸で女性の水死体が発見されました。被害者は東京在住の青藍高校の2年生上原あゆみさんと判明しました、上原は富山市の大学へ行ってオープンキャンバスが終わっても帰ってこないと母親から警視庁に捜索していたという事です。」
と、男は驚いていた。
「ねぇ、ヤバくないの?。」
「何、心配するな。」
と、男は言った。
「そうよね。」
「ああ、考え過ぎだ。」
富山県警察本部
「えっ、あの茶色のハードトップは検問突破の逃走車。」
と、高山は驚いていた。
「ああ、交通機動隊の警官が言ってたんだ。」
「主任、寝台特急「北陸」の個室寝台の殺人と魚津の水死体はその男が犯人じゃないでしょうか。」
「そうだ、その男が犯人かもしれんな。」
「ええ。」
犯人は何処へ消えたのか
次回のお楽しみに