南は、高山と小海と一緒に富山県警・捜査一課の覆面パトカーに乗って、魚津で起きた水死体で遺留品が発見したと、連絡が会った。
「ご苦労様です。」
「鉄道公安隊の高山です。」
「同じく小海です。」
「捜査主任の南です。」
と、手帳を見せる。
「この奥です。」
と、警官は案内する。
「現場にですね、失踪中の友人ら式の物が発見されたんです。」
「本当ですか。」
「はい、これです。」
「それどこに。」
「場所は妙高のいもり池です。」
「いもり池で。」
「ええ。」
それを見た、拓海と真弓たちは。
「あっ、これ、春奈のだ。」
「間違いない。」
「ええ、間違いない、春奈のだわ。」
「わかったぞ、春奈は妙高で上原の殺害を目撃されて、逃げ回ったって訳か。」
「それで、不審な男って言うのは。」
「さぁ。」
と、警官は言った。
「おじさん、そこで男を見たよ、50代ぐらいの男だよ。」
「50代ぐらいの男。」
「うん、その制服を着ていた中学生か高校生ぐらいの女の子が50代ぐらいの男を追いかけてたよ。」
「で、どんな男だった。」
「うん、そう言えば眼鏡をかけていた。」
「眼鏡か。」
「後、30代の男が茶色い車がやって来て乗せていったよ。」
「本当か、それ。」
「うん。」
「30代の男ってこれか。」
「うん、そうだよ。」
「うん。」
「間違いないよ。」
「そうか、ありがとう。」
彼女は、男に見つかって殺害され、魚津で沈んだのだ。
「50代の眼鏡の男か。」
富山県警察本部に戻った南と高山と小海は東京にいる高杉班長に報告した。
「何、妙高高原で怪しい男。」
「はい、50代ぐらいの男性です。」
「そうか、よし南と高山達は引き続き捜査を続けて下さい。」
「わかりました。」
一方、富山県警・魚津署の主任刑事の小川哲夫警部補と松岡涼介巡査部長は東京で聞き込みをしていた。
「君が桜坂しずくね。」
「ええ、そうよ。」
「富山県警の物ですが。」
「この上原あゆみをご存知でしょうか?。」
「えっ、上原先輩が。」
「ええ、富山県の魚津で水死体で発見されました。」
「まさか、先輩が。」
「何か、心当たりありますか?。」
「ええ、何か進路の関係で部活を休むって聞いていたけど。」
「なるほど、進路の関係で富山に行っていたんだね。」
「はい、大学見学へ行くって言ってたのは事実だから。」
魚津署の調べでは、上原と桜坂は青藍高校の先輩と判明した。
「やはり、上原はしずくちゃんの青藍高校時代の先輩か。」
「はい、彼女は2学期頃に虹ヶ咲に編入していたことがわかったんです。」
「なるほど。」
「30代の男は上原に声を掛けて車に乗せた。」
「考えられるな。」
そこへ、東京から連絡が入った。
「あ、班長、どうしたんですか。」
「高山、実はな桜井と岩泉が1人の少女を同行した、名前は相沢花江だ。」
「えっ、どういう事。」
「実はその女が30代の男と若い男と付き合っていた疑いがあるんだ。」
「それ本当なの。」
「ああ。」
桜井と岩泉は相沢に事情聴取を行った。
「だから、その男と若い男とは別れたわ。」
「それ、本当か。」
「うん、学校の近くに来たらしつこく追いかけて来るんだ。」
「じゃあ、あなたは嫌だったのね。」
「はい。」
「じゃあ、あなたは糸魚川に行っていたのか。」
「はい、私は上野から長野経由で糸魚川へ行ったんだから。」
「それ、本当か。」
「うん、間違いないわ。」
「でも、糸魚川で私はロータリーでその女と一緒だったんだから。」
「それ、本当。」
「うん。」
「駅ロータリーで、車が来て海岸まで乗せてってもらったんだから。」
「もしかしい、茶色のハードトップか。」
「うん、色は茶色かワインレッドだったけど。」
「なるほど。」
と、岩泉は言う。
「車を運転していたのは、50代の男だったわ。」
「50代の男が運転していた。」
取り調べの結果、相沢は朝から長野経由の特急に乗って糸魚川へ行っていたことが判明された。
「そうか、わかった、桜井、ありがとう。」
と、電話を切った。
「何か、分かった。」
「それが、相沢は7時ごろに長野経由で糸魚川へ行ったと言ってるんだ。」
「それ本当なのか。」
「ああ、桜井と岩泉が言うんだ。」
「なるほど。」
「本当に、糸魚川へ行ったのか。」
「ああ。」
「桜井の話では、相沢は上野発7時の長野経由の特急に乗って糸魚川へ行ったと言っている。」
「上野から高崎を通って長野へ経由して糸魚川へ行ったって事ね。」
「ええ、その相沢の言う通りに調べて見たら。」
「そうね。」
「主任、僕と小海さんで上野へ行って足取りを追ってみようと思います。」
「そうか、そっちには鶴岡を呼ぶから。」
南は、すぐに高杉班長に連絡して鶴岡を富山へ来るようにと指示した。
「よし。鶴岡、富山に向かってくれ。」
「はい。」
そして、相沢は糸魚川へは行くことが出来るのか