上野発特急「北陸」殺人連鎖   作:新庄雄太郎

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そしても犯人は逮捕できるのか


第16章 終結

「えっ、犯人が分かった。」

 

と、南は言った。

 

「うん、多分この男だよ。」

 

「名前は、大原公孝、32歳。」

 

「あっ、この男は確か、元不良グループの一味か。」

 

「ええ。」

 

「もう1人も浮かんだよ。」

 

「あっ、この男か。」

 

「元高校教師で梅川照美 50歳だ。」

 

「じゃあ、この男の2人は。」

 

「調べて見たら、広域手配されていたんだ。」

 

「えっ、広域手配。」

 

と、南と高山と小海は驚いた。

 

「どんな、事件。」

 

「実は、新潟県の上越で女子大生が絞殺されたんだ。」

 

「じゃあ、寝台特急「北陸」の個室殺人と魚津の水死体はその男が犯人なのか。」

 

「ああ、手口から見るとこの男だ。」

 

「じゃあ、わかったんだね。」

 

「ああ。」

 

南は、推理してみた。

 

大原は東京から高崎へ 上越新幹線に乗車

 

東京発 21時54分 上越新幹線「あさひ533号」に乗車

 

高崎着 22時46分 高崎駅で下車

 

高崎発 0時07分 寝台特急「北陸」金沢行に乗車

 

富山着 5時38分 富山駅で下車

 

富山発 6時56分 特急「北越1号」に乗車

 

新潟着 10時16分 新潟駅で下車

 

「なるほど、夜に上越新幹線に乗って高崎からは寝台特急「北陸」に乗ったって事ね。」

 

「その通りだよ、小海。」

 

「と言う事は、春奈の行方が分かったのね。」

 

「ああ、恐らく新潟県の糸魚川だ。」

 

「そうだ、もう1人の女はこの女だ。」

 

「誰ですか、この人。」

 

と、高山は言った。

 

「菊池 妙子だ。」

 

「じゃあ、梅川は菊池に強要されてるって事か。」

 

「ああ。」

 

「じゃあ、梅川と大原が。」

 

「ああ、そいつが犯人に間違いない。」

 

そこへ、鶴岡と水野から連絡が会った。

 

「あっ、主任、梅川と大原はそのまま車で逃げられました。」

 

「そうか、引き続き追ってくれ。」

 

「了解。」

 

「と言う事は、どこへ行ったか。」

 

「若しかしたら。」

 

「うん。」

 

「どこ?。」

 

「親不知。」

 

「おい、親不知だ。」

 

と、南は言った。

 

南と高山と小海は新潟県警にも応援要請を受け、パトカーに乗り込み、親不知へ向かった。

 

パトカーは親不知へ到着した。

 

「春奈、何処、春奈、春奈、返事して。」

 

「おーい、春奈。」

 

「春奈ー、どこ。」

 

それを見た、拓海と真弓と美弥果は。

 

「あっ、春奈。」

 

「動くなっ、こいつがどうなってもいいのか。」

 

と、大原はナイフを突きつけていた。

 

「よくわかったな。」

 

「あなたね、私を犯人にしようとしたのは。」

 

「そうさ、全て梅川の計画さ。」

 

「やっぱり、あんたが犯人なのね。」

 

「その通りさ。」

 

「助けてー、拓海、美弥果。」

 

「こいつ、わしを訴えやがって、海に突き落として地獄へ送ってやる。」

 

と、そこへ南達がやって来た。

 

「そこまでだ。」

 

「やっぱり、広域手配の大原だな、お前を殺人陽気で逮捕する。」

 

「梅川の同罪だ、観念しろ。」

 

と、梅川と大原は手錠をかけられた。

 

「き、くそ。」

 

「何で分かった、俺の計画が。」

 

その後の調べで、大原は無免許運転と免許二重取得と妻子の離婚裁判を受けていたことが判明された。

 

「大丈夫ですか、清川春奈さんですね。」

 

「ええ、あなたは。」

 

「鉄道公安隊の南です、同じく小海です。」

 

春奈は、拓海と真弓と美弥果に会った。

 

「拓海―っ。」

 

「春奈、よかった、よかった。」

 

「はー、よかった。」

 

「本当、無事でよかった。」

 

「公安さん、ありがとうございました。」

 

と、拓海は南と高山に行った。

 

「ええ、よかったな。」

 

「主任、後のもう1人は。」

 

「あっ、そういえば。」

 

もう1人の男、梅川 照美は新潟発10時17分の特急「雷鳥32号」に乗って京都から新幹線で東京へ逃走した。

 

「待て、梅川。」

 

「梅川、もう逃げられないぞ。」

 

と、富山県警の刑事に逮捕された。

 

「く、く、いーっ。」

 

「観念しろ、梅川。」

 

「くそーっ。」

 

ファーンピィーッ!

 

ちなみに菊池妙子は、犯人に利用されていただけだったので不起訴処分となった。

 

「そうか、南と高山と鶴岡達が逮捕したのは広域連続殺人を解決するとはな。」

 

と、高杉は言った。

 

「これで、事件は解決ですね。」

 

「ああ。」

 

「でも、楽しかったよね。」

 

「うん。」

 

「また乗りたいな、寝台特急。」

 

「うん。」

 

「又、乗ろうか。」

 

こうして、寝台特急「北陸」殺人事件は失踪事件から連続殺人まで、犯人は広域殺人を逮捕まで発展し、無事に解決した。




劇中の列車時刻は92年の7月の時刻を使用しています

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