そこへ一本電話が入った。
「はい、公安特捜班。」
高杉は電話に出た。
「何、寝台特急「北陸」金沢行で殺人事件。」
そして、南と高山は。
「えっ。」
「それで場所は、うんうん、個室A寝台で寝たままでナイフに刺されて殺害された。」
と、高杉は驚いた。
「わかりました、それで被害者の身元は、はい、二宮 研一 23歳 了解、早速調査いたします。」
と、高杉は電話を切った。
「おい、石川県警から捜査協力の要請だ。」
「わかりました、早速調査します。」
と、梶山は松本と一緒に身元の確認へ向かった。
「どうした、何かあったのか。」
「ブルートレイン「北陸」で殺人事件です。」
「しかも、個室A寝台で。」
「何だって。」
「それで、被害者は二宮 研一 23歳だ。」
「それで、死因は?。」
「鋭利なナイフで刺されたそうです。」
「ほう、なるほど。」
石川県警では、個室寝台に入って二宮を殺害したとして後藤拓海に事情聴取されていた。
「それで、警察で事情聴取されてるって言うのは。」
「ええ、名前は後藤拓海で彼女を探すために寝台特急「北陸」に乗って探しに行くと言って乗ったそうです、通路に出たところ、後ろから誰かに殴られてナイフを握らせていたって言ってるんです、後藤拓海は11号車の通路で殴られたと言ってるんですが、被害者が死んでいたベットは3号車なんですわ。」
と、小沢警部は言った。
「あっ、1番後ろに殴られたのは11号車で、その3号車に。」
「そうです、後藤はですね清川春奈を探すために寝台特急「北陸」に乗って探しに行ったんだそうです、それで、なるほど、あ、清川春奈って言うのは高校の同級生、それでその友人って言うのは、富山の友人、そうすると置手紙を見て探しに行くと、おお、清川は能登半島へ行っていたと。」
「はい、確認したところ輪島の旅館に昨日チェックアウトされていました。」
「わかりました、引き続きこちらでも捜査してみます。」
と、電話を切った。
「高山、時刻表を持って来い。」
「はい。」
「主任、高杉班長、これが寝台特急「北陸」の編成です。」
「なるほど。」
高山は、時刻表の編成ページを見て見ると。
「この一番後ろの11号車で殴られて気絶させられて、真反対の3号車だ、ずい分と長い距離ですね。」
「ええ。」
と、鶴岡は南と高山と高杉に言った。
「つまり、犯人は後藤に殺人の罪を着せて、この後ろの3号車で運ばれて個室に入ってナイフを握らせた。」
「と言う事は、犯人が担ぎ込まれて3号車の個室A寝台に運んだと。」
「ええ、考えられますね。」
「うん。」
後藤に罪を擦り付ける理由は、一体何があったのか?