上野発特急「北陸」殺人連鎖   作:新庄雄太郎

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高山は、春奈を探すため富山へ向かった。


第6章 行方不明

「えっ、誰かと待ちあわせて車に乗せた。」

 

「ええ、友人たちが言うんです。」

 

「そうか、それで高山は今どこにいるんだ。」

 

「僕は今、富山市に来ています。」

 

「そうか、わかった。」

 

と、電話を切った。

 

又、電話が鳴った。

 

「はい公安特捜班、えっ、捜索願、又ですか、ええ、昨日も女性の捜索がありましてね、名前は上原あゆみ、はい、高校2年生、わかりました、早速調査いたします。」

 

と、電話を切った。

 

「おい、高校生の行方不明だ、心当たり探してみてくれ。」

 

「はい、早速捜索してみます。」

 

「えーと、青藍高校の2年生ね。」

 

と、南は桜井と一緒に青藍高校に向かった。

 

「ええ、何でも富山の大学へ行くって言って、昨日から帰ってきてないのよ。」

 

「なるほど。」

 

「上原さんが最後に会ったのはいつです。」

 

と、桜井は言う。

 

「そうね、そこの男子生徒に聞いたら、何か分かるかもよ。」

 

南と桜井は、男子生徒の聞き込みをした。

 

「ああ、あゆの事か。」

 

「何か知ってるんですか。」

 

「ああ、今度オープンキャンバスの見学へ行くとか言って、富山へ行くって言ってたわ。」

 

「あゆみは富山から来た転校生やからな。」

 

「えっ、転校って。」

 

「両親が離婚して、母と一緒に東京へ―編入してきたんだ。」

 

「ほう、離婚か。」

 

「うん。」

 

「それで、上原の部活は。」

 

「演劇部だよ、俺一緒なんだ。」

 

「そうか、じゃあ部室に来ていいかな。」

 

「おう、いいぜ。」

 

と、言って南は演劇部へ向かった。

 

「どうも、顧問の志賀谷です。」

 

「鉄道公安の南です。」

 

「昨日から上原は学校や休んでるんです。」

 

「何、昨日から、あのー理由は何です。」

 

「大学へ見学した後は、祖母の家に行くと。」

 

「なるほど。」

 

「それで、何か変わった様子はなかった。」

 

「そうだな、あの子は成績もよい子なんですよ。」

 

「そうなんですか。」

 

南と桜井は特捜班に戻り、報告した。

 

「そうか、上原は富山の大学に行ってたと。」

 

「はい、演劇部の顧問がそう言っていました。」

 

「そうか。」

 

「ところで、春奈の捜索は。」

 

「そうだな、春奈は仮に金沢へ来たら、犀川大橋で誰かを待ち、車でやって来た男か女と一緒に、その車に乗ったとしよう、もしかしたら車で高速を通って福井へ行ったとするよ。」

 

「うんうん。」

 

「福井か。」

 

高杉班長は、春奈が仮に福井へ行った場合の話をした。

 

福井へ行った場合

 

福井駅で車を降りて、北陸本線に乗る、米原か名古屋で東京へ帰京する。

 

福井発 15時21分 L特急「しらさぎ10号」」に乗車

 

米原着 16時28分

 

名古屋着 15時25分

 

「米原か名古屋で新幹線に乗った場合は。」

 

米原発 16時35分 新幹線「ひかり260号」に乗車

 

東京着 18時56分

 

「名古屋で新幹線に乗ったら。」

 

名古屋発 17時33分 新幹線「ひかり118号」に乗車

 

東京着  19時28分

 

「なるほど、東京へ戻るとしたら名古屋か米原で新幹線に乗るのは可能ですね。」

 

「うん。」

 

鶴岡は時刻表を見ていたら。

 

「もし福井へ行ったとしたら、「しらさぎ」と「ひかり」に乗り次いで帰京したことになりますね。」

 

と、鶴岡は言った。

 

「それに鶴岡、春奈は能登へ行ったと言ってるよ。」

 

「あっ、そっか、能登から富山へ行ったって事か。」

 

「ええ、富山で友人の真弓に会いに行くと言っていたそうだ。」

 

「なるほど。」

 

「班長、私を富山に行かせてください。」

 

「えっ、何で。」

 

「何か、事件に関係ありそうな気がするんです。」

 

「なるほど。」

 

「私もお願いします。」

 

「小海もか。」

 

「ええ、春奈は富山に入るんじゃないかと。」

 

「よし、南、小海は早速富山へ向かってくれ。」

 

「了解。」

 

「主任、私も行きます。」

 

「水野、お前もか。」

 

「私も同感です。」

 

「よし、行こうか。」

 

「ええ。」

 

「今から行くとしたら、東海道新幹線「ひかり」に乗って京都からは新潟行の「雷鳥」に乗れば富山へ行けれるよ。」

 

南は、小海と水野と一緒に9時10分発の東海道新幹線「ひかり77号」に乗り、京都を12時15分に到着し、京都からは北陸本線経由のL特急「雷鳥23号」に乗り京都を12時09分に発車し、富山へは15時03分に到着した。

 

「あっ、主任、小海さんも来ていたんだ。」

 

「おう、高山、何か分かった。」

 

「それが、富山で誰かと待ちあわせて車に乗せたらしいんだ。」

 

「どんな車。」

 

「そこまでは。」

 

「そうか。」

 

「あっ、そうだ高山、高校生の女の子見なかった、16歳ぐらいの。」

 

「いや、知らんな。」

 

「見なかったか。」

 

「うん。」




そして、春奈はどこへ行ったのか?
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