上野発特急「北陸」殺人連鎖   作:新庄雄太郎

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駅前ロータリーで春奈を見かけたと目撃されていた。


第7章 若い男

「君たち、この女の子わかるか。」

 

「さぁね、知らないわ。」

 

「俺も知らんな。」

 

と、拓海は南に行った。

 

「この女の子がどうかしたの。」

 

「実はな、東京にある青藍高校の女の子が見学から帰ってないって言うんだ。」

 

「えっ、それ本当なの?。」

 

「ああ、この女の子ね。」

 

「探してみようか。」

 

「うん、ところで春奈の方はどうなったんだ。」

 

「そうだな、春奈は朝市を見物した後に輪島と金沢までは七尾線に乗って、金沢から富山へ行ったと言ってるんだ。」

 

「えっ、富山に来ていた。」

 

「ええ。」

 

「私の方に電話があったの。」

 

と、真弓は言う。

 

「ほう、富山駅に迎えに行くからと言ったわ。」

 

「なるほど、じゃあ、真弓ちゃんは富山駅に迎えに行ったんだね。」

 

「ええ、改札の方で待っていたら、着ていないのに気付いたんだね。」

 

「ええ。」

 

「俺も輪島温泉に電話したら、もうチェックアウトされてたんだ。」

 

「なるほど、と言う事は駅で誰かを待って車に乗せたって事ね。」

 

「うん、すぐに富山県警に捜索してもらおう。」

 

「ええ。」

 

「車に乗せて、拉致したかもしれんな。」

 

「ええ。」

 

南と高山は、すぐに富山県警に依頼を受けた。

 

「わかりました、我々も探してみます。」

 

「お願いします。」

 

南は、高山と小海と水野に富山県警本部で待機してもらうように言った。

 

「じゃあ、高山と小海らは県警本部で待機してくれ。」

 

「わかった。」

 

「うん。」

 

「頼むよ。」

 

「それで、主任は。」

 

「引き続き、春奈を捜索する。」

 

「わかった。」

 

南は、拓海と真弓と美弥果と一緒に富山駅のロータリー付近を探すことにした。

 

「えっ、この付近で車が来て、春奈が乗るのを見た。」

 

「ああ、色は茶色のハードトップで若い男が乗っていたな。」

 

「若い男。」

 

「ああ。」

 

「それで何歳ぐらいかわかります。」

 

「さーてねー、その男はサングラスをかけていたから、年齢は30代前後じゃないかな。」

 

「30代前後の男性ですね。」

 

「おう。それから助手席に女乗ってたな。」

 

「本当ですか、どうも、ありがとう。」

 

「いえいえ。」

 

と、言って南は駅前ロータリーを離れた。

 

「何か分かった。」

 

「ああ、それがな春奈が茶色のハードトップに乗って何処か映ったと言ってるんだ。」

 

「えっ、それ本当なの。」

 

「うん、ロータリーのタクシードライバーが言うんだ。」

 

「それで、運転していた人は誰なの。」

 

「30代ぐらいの若い男って言ってたな。」

 

「若い男か。」

 

「とにかく、警察に知らせようか。」

 

「そうだな。」

 

富山県警察本部

 

「あっ、主任、何か分かったんですか。」

 

「実はな高山、春奈らしきの女が駅前ロータリーで30代の若い男が茶色のハードトップが走り去るところを見たって。」

 

「えっ、それ本当か!。」

 

「ああ、場所は駅前ロータリーでタクシードライバーが目撃されています。」

 

「ほう、駅前ロータリーで目撃されていた。」

 

「ええ、茶色のハードトップは駅前を走り去っていった。」

 

と、南は富山県警・捜査一課の刑事に言った。

 

「駅前で誰と待ち合わせたのかしら。」

 

「さぁ。」

 

「わからない。」

 

「春奈の事だから、きっと男性かしら。」

 

と、真弓は言った。

 

「とにかく、春奈が、その若い男と一緒に一家か考えて見ようよ、まゆちゃんはよく春奈と一緒だったから心当たりがあるじゃないかな。」

 

「私も、今、それを考えていたの、前にも私は、春奈と拓海と一緒に金沢へ来たことがあって、北陸の何処かへ行きたいって言ってたなと思って。」

 

「ああ、3年前の秋の旅行ね。」

 

「うん、拓海も一緒だったね。」

 

「ああ、あの時は「あさひ1号」と「かがやき2号」に乗って金沢へ行ったからな。」

 

「確か、春奈は、金沢も好きだけど、能登や、越前も好きだって言ってたわ」

 

「能登と越前ね。」

 

「後は、富山の薬や蜃気楼も好きだったな。」

 

と、拓海は言った。

 

「そのどちらかじゃないかなと思うんだけど。」

 

「なるほど。」

 

そして、南は拓海と真弓たちと一緒に温泉へ1泊することにした。

 

「班長、駅前ロータリーで春奈が30代の若い男が乗る茶色のハードトップに乗せて何処かへ走り去っていったらしいんだ。」

 

「おう、30代の若い男と茶色のハードトップに乗せて走り去った。」

 

「ええ、多分考えられます。」

 

「わかった。」

 

そう言って南は、拓海と真弓と美弥果と一緒に温泉で一泊しました。

 

「拓海と美弥果と春奈と真弓はどんな関係なんだ。」

 

「私たちは、高校の頃からの友人なのよ。」

 

「なるほど。」

 

「それで、真弓の方は。」

 

「まゆちゃんの事。」

 

「うん。」

 

「真由ちゃんと春奈ちゃんは小学校の時の同級生なの。」

 

「小学校の時からの同級生か。」

 

「でも、まゆちゃんは4年の終わりに富山へ転校したの。」

 

「それで、美弥果と春奈に別れたと。」

 

「うん、両親が離婚して母の実家の富山へ転校したの。」

 

「なるほど、高校の頃に再会したって訳か。」

 

と、南はビールを飲んだ。

 

「あーあー、美弥果は酔って寝ちゃったのか。」

 

 

 




春奈はどこに消えたのか?
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