ここはトレーニングセンター学園。通称トレセン学園。ここでは多くのウマ娘がレースの出走に向けて日々努力をしている。今日はそんなウマ娘と変人なトレーナーのお話をしよう。
「良し、今日は筋肉トレーニングとスタミナトレーニングの二つをする。そのためトレーニング場所をプールとする」
「またそれかい?この間筋肉トレーニングをしたら筋肉痛になってしばらくの間研究ができなく辛かったんだぞ」
「だからこそだよタキオン。君は筋肉痛になるほど貧弱な体をしているんだ。いい加減認めろ」
そう言い、岸辺露伴と二人の担当娘はプールにある施設まで歩んだ
そして数時間後
「良し、今日はここまでだ。二人ともストレッチを忘れずにやれよ。」
「ええ〜トレーナー君がやってくれないのかい?もう私はクタクタなんだよ!」
「は!(その手があった!)」
「は?それぐらい自分でできるだろ?僕はそこまで暇じゃあないんだよ」
「ええー!君はあの時から私の助手なんだよ!!」
「誰が助手だ。後口を動かさないで、手も動かせ。もうカフェは終わってるんだぞ」
「じゃあカフェ君が「嫌です。自分でやってください」ひどい!!」
数分後
場所はトレーナー室、今やってるのは今後でる予定である。レースについての打ち合わせである。
「良し、今から話すことは今後のレースについてだ。まず最初にタキオン。君が次に出走するのは日本ダービーだ。大体二週間後にあるから。一週間はスタミナと筋肉トレーニングを欠かさずにやることだ。残りの一週間は足の調整をし、万全な形にして出走すること。」
「わかったよ。はぁ〜これから大変だなぁ〜」
「次にカフェ、君には次に有馬記念の出走だ。12月に出走する予定だ。そのため結構な期間が空いているから、それまでにスピードとスタミナの両方のトレーニングを行ってもらう」
「わかりました」
「これで、今日のミーティングは終わりだ。みな早めに帰るように、夜遅くになると寮長がうるさいからな」
露伴はそう言い二人の担当と別れた。そして露伴はというと悩んでいた。
「クソ!!全然リアリティが足りない!あれではただ走れとか筋トレやれとか言ってるのと同じじゃあないか!」
露伴はそう言い、考え始めたが、何時間も経っても思いつかずにいた。そうしていると、トレーナー室にノックが入る。
「岸辺トレーナー、定時はとっくに過ぎてます。もうお帰りください。書類仕事はトレーナー寮でやってください」
「なに!?もう11時半か、確かにそうだな、帰られさせてもらうよ。悪いねここまで来てしまって」
「いえいえ、大したことではありません。ですが、何を考えていたのですか?」
「いや何、ウマ娘のトレーニングについての事だよ。何かリアリティに欠けてると思って試行錯誤をしてたんだ」
「やはり、雑誌に載ってる通りなんですね。岸辺トレーナーは」
とくすくす笑いながら言う
「雑誌?あぁ乙名史が出したやつか。まぁな僕はウマ娘を「喜ばせる」事が第一だからね」
「それは良い事ですが、オーバーワークをしすぎるといつか自分を苦しめる事になりますよ」
「それ君が言うことかい?よく理事長が提案することの後処理をやってるのは君だろ?しかも一人で君の方こそオーバーワークで過労死しないか心配だよ」
「大丈夫ですよ。私は人並み以上に体力があるので」
「見栄っ張り…というわけではなさそうだな。ふむ、非常に興味深いな(ボソ)」
そうボソッと言って手元にあるバックから万年筆を取り出そうとすると。
「そんな事より、書類仕事が終わったのならお帰りください。」
「オイオイオイ、雑談し始めたのは君だろ。そのせいで帰るタイミングを失った。何故僕が怒られなきゃあいけないんだ。」
「う、そ、それはごめんなさい」
「ふん、まぁいいさ。じゃあ僕はこれで失礼するよ」
「えぇ、おやすみなさい岸辺トレーナー」
露伴とたづなは共にトレーナー室を出た後にそう言われ、露伴は手を振りその場を去った。
翌日時刻は昼の土曜日、担当共にレースに向けたて外でトレーニングを行っていた。そしてトレーナーは外のグラウンドでまた一人悩んでいた。
「クソ、全然思いつかないぞ。」
そう言ってると「おい」という声が聞こえ露伴が振り向くとそれは足であった。正確に言えば足の裏であった。しかもそれはドロップキックという。良くプロレスラーが使う技だ。それが何故か露伴の前に出てきたのだ。
「グゲェェェェェ!!!??」
倒れた拍子に露伴はうつ伏せに倒れた
「おお〜良く吹っ飛ぶなぁ〜」
「ゴルシちょっと待って…って何やってるの!マジで!」
「いや、こいつが暇そうな顔してたから」
「いや、そういう問題じゃなくて!この人岸辺トレーナーだよ!この人結構めん
どくさい正確してるからあんま絡みたくないのに」
「いや〜でもよやっちまった後だしよ〜」
そう言ってると騒ぎを聞いた露伴の担当の子達がやってきた
「あの〜?何があったんですか?」
「そのうちの担当のゴルシが露伴Tにドロップキックをしちゃって、そのすいませんでした!!」
「いえ、それは露伴トレーナーに謝ってください。私たちに謝られても困ります」
と若干キレ気味に言うカフェであった。
「う、く、くく」
露伴の金切声を聞いたカフェとタキオンは一目散に露伴の前に来た。
「トレーナー君大丈夫かい?」
「トレーナーさん大丈夫ですか?」
「大丈夫ですか!!すいませんでした。うちの担当の子が」
「おう、悪かったな!」
「軽いわ!!」
「ククククク、良いぞ!!これは良いネタだ。良いアイデアが浮かんだ!!ありがとうゴルシ君!君のドロップキックで良いアイデアが浮かんだ!!」
ゴルシとゴルシTは「「え?」」という顔しているのに対し、タキオンとカフェは
「「またか」」とつぶやく。
「ゴルシT今君の胸ポケットにあるボールペンを貸してくれ」
「へ?あ?」
「早くしろ!!さっき君の担当の子にドロップキックのせいで手元にあったペンがどこかにいったんだよ!!!早くしたまえ!!」
「は、はい!!わかりました!!」
「良し渡したのならそのままそいつを連れて帰れ!!!」
「は、はい失礼しました!!」
露伴の気迫に押され脅えながらその場を去った。そして露伴は先程貰ったペンで新たなトレーニングメニューを書き始めた。
「良し!できたぞ。今度のトレーニングメニューは脚力を中心的にだ!!そう君たちには脚力を極めなくちゃあいけない。彼女の作戦が追い込みなのも納得のいく足だ。そうだ、タキオン!次の出走までにスピードと筋肉トレーニングを集中的にやるぞ!!」
「ええええ!!!さっきまで、スタミナだって言ったのに!!」
「やかましい!!いずれ君もあのゴールドシップと出走するかもしれないんだ。そうと決まれば行くぞ!カフェ、タキオンを連れてジムまで連れってくれ」
「わかりました。ほら行きますよタキオンさん」
「そんなぁぁぁぁ!!!」
その後露伴による急なトレーニングの変更でタキオンはターフでカフェの並走20本と車の二倍以上あるタイヤを引っ張って筋肉トレーニング等々をこなした。あぁもちろんゴルシTのペンは返したさ、そんな事を忘れるほど無能ではないんでね。そしてレース当日タキオンは日本ダービーで3馬身差の差を広げ一着を勝ち取った。
控室にて
「ふむ、やはり。このトレーニングに間違いはなかったみたいだな」
「おかげ様でね(半ギレ)。もう二度とあんなのはやりたくないね」
「しかし、結果を残せることができたんだ。おめでとうタキオン」
「お礼言いたいのはこっちなのにね」
「なに僕はただ命令をしたまでさ、それにこれは君の覚悟のおかげで成し遂げたこ
となんだよ。だからこそ、僕は君に感謝をしなくてはならないのさ」
「そうかい、まぁそういう事にしとくよ」
タキオンはそう言い控え室を去りウイニングライブを行った。
タキオンのウイニングライブが終わった後露伴はトレーナー室で書類仕事をしていた。
「ふぅ、まったくゴールドシップに蹴られたときは、マジギレしそうになったが。まさかあの蹴りでヒント得れるとは、本当に僕は運がいいな」
「何大きい独り言を言ってるんですか?」
何故カフェがいるのかというと、ただの付き添いなのである。露伴に今日は帰ってもいいぞと言われたがカフェは「大丈夫です」という一点張りにおられ、今現在2人がトレーナー室にいるのである。ちなみにタキオンは今日のレースとライブに疲れたのか、寮に一人で帰っていった。
「いや何、僕は人よりも何十倍にも運がいいと自称してるだけさ」
「そうですか。はい、コーヒーができました」
「つれないなぁ。ふむ、今日もうまいな」
「ありがとうございます」
数十分後
「ふぅ、良しこの書類をまとめて今日は帰るか」
「相変わらずすごい集中力ですね」
「まぁね、僕は仕事に関しては集中してやる達なんだ。無能なやつと一緒にされては困るのだよ」
露伴そう言いカフェと共にトレーナー室を出て行った
「そういえば、明日休みですね。どこかにいく予定とかありませんか?」
「いや特にはないな」
「では、明日タキオンさんと一緒に買い物に行きましょう」
「ふむ買い物か。いいぞちょうど買い足したいものがあったんだ」
そうしてカフェと露伴は買い物に行くことを約束したのだった。