ウィッチャーが幻想入り   作:そうめんつゆだく

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薬師を守矢神社へ招き入れ、怪我の治療に勤しんでいるところにスキマ妖怪の式神が現れた。
あちらはただ行方をくらませているのでは無く、誰よりも幻想郷の平穏を望んでいるようだった。
自分たちも何か行動しなければという思いからか、霊夢は今から旧地獄へ行くことを提案する。


第三十七話

「急ぐ気持ちも分かるが、その怪我が治ってからだ。」

ゲラルトは霊夢達の怪我が完治してからの調査を選択した。

「ム…」

魔理沙は不満気のようだ。

「ム…じゃない。元気なのは良いが、十分に動くことは出来ないだろう。死ぬ可能性だって大いにある。」

ゲラルトは必死に説得をする。

そこに早苗も入ってきた。

「そうですよ!頼れる人は居るみたいですし、永琳さんの薬を信じて安静にしてましょう。」

冷静さを取り戻したと言うように

「…そうね。少し焦っていたのかもしれないわ。この際、ゆっくりしていこうかしら。」

そう言ってのびをした。

「ゲラルトも紅魔館に顔を出して来たら?」

「ついでにレミリアに運命を見てもらったらいいんじゃないか?いつワイルドハント達が動くとかさ。」

「そんなことも出来ると言っていたな。そうしよう。」

そう言ってゲラルトは山を下りた。

山を下りる途中に白毛の兵の気配を感じ取ったが、こちらに接触することは無かった。

安全な者と判断されたのか、関わりを持たない方が良いと上から言われたのかは分からないが、面倒なことが起こらない点においてゲラルトには好都合だった。

 

「おや、ゲラルトさん」

館の門番がこちらに気づいた。

今日はしっかり起きていたようだ。

「びっくりしましたよ~。なんか寒気がするなーって思ってたら、山が凍り付けになっているんですもの。何か船のようなものも現れるし。」

「この館や里に被害はあったか?」

「寒くてまともに業務がこなせませんでした。」

「ハァ…」

ゲラルトがため息をつく。

「呆れないでくださいよ。何か良いリアクションをくださいよ。」

何でも無い、ただの談話をしている内にゲラルトは目的を思い出す。

「そうだった。レミリアに用がある。入っても良いか?」

「ええ。もちろん。」

美鈴が門を開ける。

「どうぞどうぞ。」

「ありがとう。」

微笑み、美鈴は門番の仕事に戻っていった。

 

紅魔館の扉を開き、足を踏み入れる。

外に比べ、中はずいぶんと暖かかった。

メダルがうっすらと反応している。

パチュリーが姉妹のどちらかに暖かくするよう頼まれたのだろう。

扉が閉じる音を聞きつけ、妖精メイド達が寄ってくる。

「忙しいところ悪いんだが、レミリアの部屋を知っているか?」

妖精メイドがうなずき、付いてこいと言わんばかりに飛んでいく。

陽性の飛ぶスピードは速く、ゲラルトは小走りでついて行った。

「ボッチリングを思い出すな。美醜の差が激しいが。」

しばらくして妖精メイドが一室の扉の前で立ち止まった。

「手間を掛けたな。」

妖精メイドはお辞儀をして去って行った。

それを見届けた後、扉を3回ノックした。

「ん~…誰~?」

気の抜けた返事が来た。

「ゲラルトだ。少し話があるんだが、いいか?」

「あ~帰ってきてたのね~。お帰り~。…今すっごく眠たいから、後でで良い~?」

どうやら睡眠の邪魔してしまったようだ。

「分かった。邪魔をした。」

「はいは~い。」

特に用事が無いゲラルトは、とりあえず里の周辺へ向かうことにした。




予定より大分遅れてしまい申し訳ありません。

アンケートの結果ですが、票の数が同じものが三つあるという結果だったので、ハッピーエンドで終わる(多分)ルートにいたしました。

これからも時々ルート分岐のあるアンケートを入れていきたいと思います。
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