ウィッチャーが幻想入り   作:そうめんつゆだく

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この話からペースを落ち着かせていきます。

目と肩がもうバッキバキで。


第四話

 魔理沙とゲラルトが互いの能力や土地の事などの話に一段落ついたところで、紫は今回の「異変」について話し始めた。

 「今回の異変だけど、簡単に言えばゲラルトの世界からいろいろな動植物が幻想郷に入り込んできたということよ。その中でも化け物どもは幻想郷の住民に迷惑をかけているわ。」

 迷惑なんてもんじゃないと霊夢の顔が引きつった。

 「現在確認されているのは、魔法の森と妖怪の山の二ヵ所のみ。でも、化け物の種類を見る限りこれからいろんな場所に出てくるのは丸わかりよ。」

 化け物の種類があれだけじゃないとわかると、霊夢はため息を吐き、魔理沙は目を光らせていた。

 「今のところどんな奴が出ている?」

 「主に見かけるのはネッカーとそのウォリアー、グール、エリニアぐらいかしら。」

 種類自体は少ないと思っていたゲラルトに、まだ隠れている奴が多いだろうけどねと不安しか生まない事を言った。

 「早速化け物退治といきたいところなんだけど、そこの二人は取り込み中じゃなかったかしら?」

 霊夢と魔理沙に紫が話しかける。

 「文句はまだ言い足りないけど、帰ってからも言えるから先にそっちを済まそうぜ。」

 私も特に問題はないと霊夢が言う。

 「そう。それで、二手に分かれて駆除していこうと思っているのだけれど、組み合わせはどうしようかしら?」

 賛成反対意見をとるんじゃないのかとその場の三人は思った。

 「私は特に問題は無いと思うわ。」

 「私も。」

 「俺もそれでいい。」

 しかし、その三人は適当だった。

 

 霊夢と紫、ゲラルトと魔理沙のチームで分かれた四人は、魔法の森から駆除を進めることにした。

 魔法の森は、普段は化け物キノコの胞子が大量に飛び交い、普通の人間がそれを吸い込むと体調を崩す。

 「化け物」キノコなら根絶やしにした方がいいんじゃないか?とゲラルトは言うが、魔理沙が「このキノコはこの森の象徴とも呼べる存在だから駄目」だという。

 そこには少なからず私情も入っているであろう。

 ゲラルトたちは森の入口側から、霊夢たちはその反対方向から挟んで駆除するかたちとなった。

 森の入り口 そこにはお世辞にもきれいとは呼べなあい店があった。

 「そこは「香霖堂」だぜ。私の知り合いが切り盛りしているんだ。」

 そう言って魔理沙は自分の家のごとく乱暴にドアを開け、

 「こーーーりーーーん、居るかーーー?」

 と大声で叫ぶ。

 叫び終わったとき、カウンターの奥で作業をしていた青年がけだるそうに

 「この狭いとこならそんな大声で叫ばなくてもいいだろ。」

 とあきれる。

 ゲラルトは魔理沙はどこにいっても相手からいい反応は返ってこないだろうなと思った。

 「おう、すまん!」

 魔理沙は詫びる気は無いようだ。

 「ところで、そこの方は?」

 香霖堂の店主、森近 霖之助はゲラルトを見つめる。

 「化け物退治専門家として呼ばれたゲラルトだ。」

 といい、霖之助は

 「つまりは、外から来たって事かい?」

 そうなると三日三晩質問攻めしたいが、どうやら先に仕事があるようだと感じ取った。

 「そうゆうわけだ。どうやらここは店のようだが、何か役立つ者はないか見ていっても?」

 どうぞどうぞと霖之助は承諾した。

 私は外で待ってるぜと魔理沙は店の外に出た。

 とはいっても、見渡す限りはゴミの山、すべて見るとなるとかき分けたりする必要がありそうだ。

 そこでゲラルトは、一応のために魔理沙に持たせるべき物を見つけた。

 「これを頼む」

 ゲラルトが手にしたのは銀の短剣である。

 ゲラルトの背負っている者には及ばないが、殺傷能力は十分にあるだろう。

 「…君には必要ないみたいだが。」

 霖之助が訪ねる。

 「ああ、これは俺が使う者ではない。魔理沙に持たせようと思っている。」

 そこで、霖之助の目が少し変わる。

 「…彼女は魔法と弾幕が打てる。もちろん彼女はそれと共に生きてきてまるで手のように扱える。今更雑魚の群れなんかにやられるとは考えられない。」

 自分の知り合いが剣を持つ、そのことが心配でたまらないんだろう。

 魔理沙の弾幕を先ほど教えてもらったが、手のように扱うのではなく、全力でそれをぶつけるといった感じである。

 嘘までついて、これを持たせたくはないんだろう。

 だが、

 「確かにそうかもな。しかし、もしもという時がある。魔法が使えても、相手に距離を詰められて、至近距離で魔法を打ったらどうなる。よけられたら防御手段がなく攻撃を食らうし、当たっても爆発に巻き込まれるかもしれない。そのため魔理沙にはこれを持たせておく必要がある。それが魔理沙が無事でいる可能性が高いだろう。」

 と述べる。

 「ある程度には使い方を教えられる。俺と魔理沙を信じていろ。」

 まだ不安はあるが、あの大妖怪が連れてきた人物である。

 少しは信用してみることにした。

 「わかった。くれぐれも頼むよ。」

 と霖之助は後ろを向いて作業を再開した。

 と、ゲラルトは札に書いてあった分の金銭をカウンターに置いて店を出た。

 「待たせたな」

 

 「霖之助というやつはやたらとおまえを心配していたが、どういう関係なんだ?」

 ただの知り合いであそこまで心配することはあまりないだろうと思っての質問だ。

 「こーりんはな、私の育ての親なんだ。だから事あるごとに心配ばっかすんだとおもう。」

 「そうか、、、」

 ゲラルトはその話を聞いて、自分の血のつながっていない娘のことを思い出した。

 そして、早く帰れるよう自分も作業をしに森へと向かった。

 その途中、ゲラルトは払った金が自分のところの通貨ということに気がついた。

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