霊夢たちもグールと遭遇し、戦っている最中であった。
「あほみたいに湧いてきて、きりが無いわ。」
殺しても殺しても、殺された同胞の血の臭いにつられて絶え間なく湧いてくるグールに対して、霊夢は嫌気がさしていた。
「あらあら、あの博麗 霊夢でもこの数はさすがにきついかしら~?」
紫が霊夢を煽る。
「うっさいわね。あんたから先に退治するわよ。てか、あんたがいっぺんにスキマに放り込めばいいじゃないの!」
紫はグールたちを丁寧に一匹ずつスキマに送り込んでいる。
おそらく、別世界に送り込んでいるか、スキマの中で集中砲火して殺しているのだろう。
それを浮かびながら足を組み、微笑む口元を扇子で隠しながら行っている。
笑いながら躊躇無くそんな事をするのを見ると、やはり彼女も化け物の一種であることを思い出させる。
「楽しみをすぐ終わらすほど、つまんないことはやらないはわ。」
彼女にとってこの程度の相手、妖精だとかその辺と変わらないのであろう。
それに、勝手に幻想郷に迷い込んだ害獣なため、その者の虐殺を一興として扱っているのだろう。
霊夢はこの怪物の弱さもとい多さと、元々の性格も相まって動きに覇気がみられない。
一生懸命が嫌いな彼女は、少しでも楽をすべく、攻撃がだんだん適当になってきた。
そのうち、一匹のグールが攻撃をかいくぐり、霊夢に攻撃を当てる。
「いった、、、」
グールの爪は、巫女服の袖と巫女の腕をなかなか深く切り裂いた。
「こいつ、、、」
雑魚に攻撃を当てられ、けがをさせられた霊夢は、むかっ腹が立ち、攻撃を当てたグールを直接殴るべく、近づく。
それを狙ってかまぐれか、後ろを向いた彼女にもう一匹のグールが襲いかかる。
それに間一髪で気づいた霊夢は、裏拳を繰り出すが、そのグールはそれをよけ、
霊夢が元々攻撃するはずだったグールに左脇腹を噛まれる。
「ぐ、ぅ…」
格下とはいえ、人間ではない顎の力に霊夢は顔をゆがませる。
それを見た紫が、グールをスキマ送りにし、霊夢と自分の周りに結界を張る。
「あいつらの策にはまるなんて、力だけじゃなくて脳もゴリラになったのかしら?」
またまた紫は煽りを入れるが、顔は真顔だった。
「…心配の一つでもしなさいよ…」
霊夢はそう言うが、
「今のはあなたのせいよ。敵を侮って、本来は作るはずもなかった傷も作って。」
霊夢が侮っていたのはあんたもでしょと言うが、紫は何のことかしら?としらを切る。
都合のいい頭なのか。
それを今は気にせず、霊夢は結界内で休息、紫は自分も弾幕を使いはじめ、少し本気にグールの相手をするのであった。
ウィッチャーローニン欲ぇぁ…
自律他律さん、誤字報告ありがとうございます。