まるで傷ついた体に薬を直接塗るかの如く
癒される……!!
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受験から数日経ったある日、
家に手紙が届いていることに気がつく。
それは雄英の合否通知であった。
ワムウは手紙をとると、封をすぐさま開ける。
中に入っていたのは小さいチップ一枚のみ。
ワムウは不思議に思いつつもとりあえずチップを取り出す。
そして途端にチップからやる気のなさそうな無愛想な男性が投影され、話を始める。
普通の人ならばある程度戸惑うものだろうが、
ワムウにそんなことはありえない。
そのようなこともあるだろう、と
冷静に話を聞いていた。
『あーテステス。これマイク入ってる?』
『今回の試験内容の通知なんですが……
めんどくさいから結果だけ伝えれば良いか。』
ワムウは随分と適当だな、と思うが、
言葉は発さず、次のことばを待つ。
『えーまあ結果ですが、合格です』
ワムウはほんの少し達成感を感じ、少しだけ頬を緩ませる。
そして更に音声は流れ出し、
『何? ちゃんと説明しなきゃダメ?
……了解。筆記は良好、所々凡ミスはあるが十分すぎる程だな。実技試験についてだが判断基準は敵Pの他にどれだけ他者のために動いたか、という点についても考慮していた。お前は生徒の救助及び住人の救助のため動いた点が評価されたってわけだ。』
ヒーローになるには強さと、人を守ろうとする自己犠牲の精神が求められる。
ワムウはそれをしっかりと認識していたが、今回の試験において、自己犠牲の精神を意識していたなんてことはなく、ただ自らの心の赴くままに行動していた。
ワムウは自分の行動が認められたことに、ほんの少し、嬉しい、という感情が湧き上がっていた。
それだけでヒーローという在り方にほんの少しだけでも近づけた気がした。
『以上が君の総評だ。
では……雄英高校へようこそワムウ。
春に会えるのを楽しみにしている待っている。』
そして映像と音声は途切れる。
それを受けて、ワムウに湧き上がった感情は、達成感であった。
ヒーローになるため、雄英に行くため、様々な努力をした。
それが実を結んだ"達成感"それがワムウの脳内を占めていた。
しばらくして、この吉報を両親に伝えると、
文字通り泣くほど喜んでいた。
そしてワムウは雄英合格をひけらかすこと等絶対にしない。
しかし、どうしてもそういうものは広まっていくもの。
学校の生徒間や近所から合格の祝福を毎日の様に受けていた。
ワムウにとってその賛美がとても心地よく、気持ちの良いものだった。
時は流れ、雄英高校へ行く前日。
ワムウは考えを巡らせていた。
ワムウにとって雄英とはヒーローになるための通過点、そして気は早いがヒーローとなった後、出会う強者に心馳せ、明日に備え就寝した。
しかしワムウはまだ知らない。
自らの願いが思わぬ形で叶うことを。
強者と出会う機会がもっと近くに近づいてきていることを。
今はまだ知らない。
どうでしょうか。
皆様にとって満足のいく出来となっていることを願います。
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次回 雄英高校
次もまた見てね!!