市内を一望できる、とある高層マンション最上階。
全フロアを使ったマンションの一室に、フェイト、赤髪の女……アルフ、そして、長髪で無精髭の男性……パンドラ幹部の《真木司郎》がいた。
【真木】
「この部屋はパンドラの所有物だ。自由に使っていいと、少佐からの命令だ」
【フェイト】
「……ありがとうございます」
【アルフ】
「おお~。街を一望できるねぇ、ジュエルシード探しにはもってこいだ!」
【真木】
(まったく……少佐の考えはいつもわからん。異世界からの来訪者と手を組むとは。何が目的だ……?)
【アルフ】
「いやぁ。管理外世界っていうからもっと原始的なの予測してたけど……なかなか悪くないな! 飯も旨いし!」
ボリボリボリボリ……。
【真木】
(……それドックフードなんだが……。異世界人はやはり味覚も異なるのか)
【フェイト】
「真木さん……」
【真木】
「ん? 何だ?」
【フェイト】
「窓の外のあの風景……。壁に囲まれている、あの区画は何?」
【真木】
「ああ……。あそこは『学園都市』だ。他所を排他し、独自の超能力研究を行っている。我々
【アルフ】
「? そうなのか?」
【真木】
「公になってないだけで、あそこは非人道的な研究を行ってる。それもかなり大規模だ。超能力のためなら人格操作、人体改造、人間のクローン作成なども厭わない」
【フェイト】
「……クローン……」
【アルフ】
「……ちっ! あんまいい気分じゃないね」
【真木】
「ああ、俺たちはそういう奴らを叩き潰すために活動している……だが学園都市はバベル並みか、それ以上の力がある。そして奴らは、パンドラ……特に少佐をマークしていて、我々は迂闊に手を出せないのが現状だ」
【アルフ】
「……ふぅん。でもね、真木ちゃん」
【真木】
(真木ちゃん……!)
【アルフ】
「ジュエルシードが落ちた場所、地上は粗方探しちゃってるんだよね。あと残ってるのは、海のほうと……あと、あの壁の内側」
【真木】
「……学園都市に行くのか!」
【フェイト】
「多分、あの方角にジュエルシードの反応を感じる……でも細かい位置が特定できない。ちょっと乱暴だけど、魔力流を打ち込んで、強制的にジュエルシードの力を発動させ、回収する」
【アルフ】
「……」
【真木】
「……あまり穏やかな方法ではなさそうだか、我々パンドラとしては、学園都市で何が起ころうが構わんよ。ただ、身勝手に動かれて、学園都市にパンドラの動きを知られるのは得策ではない」
【アルフ】
「あん? あんな壁、直ぐに乗り越えてしまえばいいだろ?」
【真木】
「あまり派手に動くな、『見られている』。……偽装の身分証明で、確実に入れる方法を準備するから、それまで休んでろ。これも少佐の命令だ」
【アルフ】
「……ちっ! まあスポンサー様には従うか……。それに、あの『バベル』ってのにいた、魔法少女の存在も気になる……」
【真木】
「『高町なのは』といっていたな。パンドラで事前に身分は調べてる。バベルがジュエルシード回収時に、彼女が関与しているのは明らかだ」
【フェイト】
「管理局の人間ではなさそうよ、アルフ。魔法の使い方が、まだ初めてな感じだった」
【アルフ】
「じゃあ問題ないか、でも、あの娘もバベルもジュエルシードを集めてるとなれば……」
【フェイト】
「たぶん、次に会うのは、あの壁の内側……『学園都市』になりそうね」
【次回予告】
パンドラとフェイトたちに負けた傷も癒えぬまま、次の任務に駆り出される、私とザ・チルドレン。
その任務ってのが、奪われた『アンチ超能力装置』の奪還と……『本の輸送』??
なんでも、大英図書館直々の依頼だそうで……。
んで、その目的地は……『学園都市』?!
そして禁足の地に赴いたら、いきなり銀行強盗に巻き込まれ、そしてまたまたザケンナー登場!?
どーすんのこれ?
【アカネ】
「いやぁね、この公園、最近イタズラ多くて……で、実はタコカフェが、学園都市の公園に招待されたの!」
【巴マミ】
「今、学園都市には魔法少女がいないんです。一番近いのは、見滝原市の私ですね」
【白井黒子】
「
次回、『とある世界の
~~学園都市編、