海賊大戦士 マスターコウジ 【序章】 光の子伝説 ~ロタ王国・反乱編~ 作:マスターコウジ
噂通りに島を完全に焼き尽くすまで丸一日続き、ようやく引き上げた所で晃司はその地へ降り立ち、ジョニー、トーマスたちも晃司の
トーマス:はぇ~~~……!見事なまでの更地だな。本当、何もねぇ。
ポニー:本当、もう、ここまでやる?ってくらいの丸裸ぶりね。
ジョニー:本当、バスターコールおっそろし~~!!
シュガ:ま、とにかく俺たちは賭けに……いや、あの王に勝ったんだ!そして、ここから俺たちの本当の一日が始めるんだ!!
ジェームズ:そうだな。そんじゃまあ、せっかくだからチャッチャと国を建て直すとするとしようか!海軍はもう引き上げちまったみてぇだし。
ロタの民:いや復興て、ジェームズさん……こんな木も何もない更地でどう立て直そうというんですかい?
ジェームズ:いや、どうって晃司がいるじゃない!
一同:あ……!(・O・)❗
晃司:……(・・?=?・・)
──────────
晃司は植物の成長を促進させるモサモサの実と森の能力を最大限に引き出せるモリモリの実を使い、丸裸となった更地の島は全体が木々でいっぱいに覆いつくされ、瞬く間に自然豊かな島へと復活した。さらにイシイシの実で地盤の中に入り土台を少し盛り上げたり、土関係のものを操る能力、ツチツチの実を使って土地を増やしたりすることで前の島よりも更に大きな島となっていった。
トーマス:おお、スゲェ……!!
トーマス:おお、スゲェ……!!
ポニー:島をたった1日で蘇らせることが出来るなんて!!
ジョニー:いや、それだけじゃねぇ!!前のよりももっといい島になった!
ロジャー:こりゃあ、能力さまさまだな!
シュガ:うむ、上出来だ!よし、ここからが正念場だ!
ジェームズ:ああ、わしらも晃司に負けてられん!!わしはかつてトルガル村に貢献した人の1人!
ジョニー:それなら俺たちだって!!
トーマス:俺たちも手伝う!
ロジャー:なら俺たち海賊も協力するか!
レイリー:おお!
シュガ:よし、ではみんな、いくぞ!!
ロタ一同:おおーーーー!!✊
ロタの民たちはみんな島起こしに取り掛かった。土を掘り起こし、森の木や岩を切り崩し、それぞれの家や建物を建築していった。工具や料理器具、食料などはバスターコールから非難する時にいっしょに持参していたため無事だった。
シュガもレイリーもトーマスもロジャーも晃司もみんな建築作業に携わり、手伝いなども行っていた。島の改築作業はまる2日程かかったが、非常食と晃司が自ら提供した心臓の肉あらゆるものの数を増やすことが出来る能力マシマシの実で増やしたものやククククの実などの食べ物系の能力などのおかげで活気は失われることはなかった。そして、ロタの民一同協力のもと、島の姿は森に囲まれた自然豊かな街となった。
国の名前も新たに「トルガル王国」となり、そして島の名もかつてイーハンが提案した「トルガル島」として定められた。そして、ジョニーの勧めで、満場一致になったこともあり、新しき国・トルガル王国の王様はシュガに決まった。
ジョニー:でも、新たな王国として復活したのはいいけど、ここはもうバスターコール受けた後だから世界政府加盟国から外されてる。
ポニー:そこは大丈夫じゃない?私たちには晃司がいるし!
ジョニー:でも、もし晃司がロタ……じゃないや、トルガル王国を出た時に他の海賊とかに襲われでもしたら……
シュガ:そこの所はもう大丈夫さ。な!
ロジャー:ああ!ここを俺の縄張りにすればいい!
ジョニー:縄張り!? あ、そっか。そういえばロジャーとレイリーって海賊だったんだっけ?
ロジャー:ああ、まあ、俺たちはまだまだ駆け出しで知名度も低いが、いずれはこの世界をひっくり返すようなものすげぇ海賊になるつもりだ!
ポニー:フフ、そうなってくれたら安心ね!
ロジャー:あ、それともう1つ提案なんだが……
シュガ:ん?
──────────
―そして、その夜、ヨゴ支配からの解放と新たな王国・トルガル王国の誕生を祝う盛大な宴が開催された。新たな城・トルガル城の広場には料理がズラッと並べられ、夜空には花火が打ち上げられた。みんな大はしゃぎでダンスを踊ったり、酒を一気飲みしたり、料理を頬張ったりと宴を楽しんだ。そんなこんなで晃司は1人海岸で海を眺めていた。
ロジャー:よう、晃司!こんなところにいたのか!
晃司:う、うん。
ロジャーは酒が入った木のコップを持ちながら、晃司の横に座った。
ロジャー:海は広いだろう?あの水平線の向こうにはここと同じような島だったり、ここよりもでっかい国とかがあるんだぜ?
晃司:へぇ~。
その後、ロジャーと晃司は静かに打ち寄せる波を静かに聞き入るように海を静観する。しばらく間が開いたところで晃司が口を開く。
晃司:ねぇ、ロジャー。(ロジャー:ん?)ちょっと聞きたいことあるんだけど?
ロジャー:ん?何だ?
晃司:ロジャーが言ってた不死身の海賊、マスター・クリスティーンっているじゃない?
ロジャー:ああ、あれか!あれは俺が海賊になる原点だ。
晃司:原点?
ロジャー:ああ、あいつはスゲェぞ!あいつはスゲェ技をいくつも持ってんだ!お前みたいな数え切れない悪魔の実をいっぱい使えたり、能力者なはずなのに普通に海に潜って活動してるし!
晃司: ……!?え?それって?
ロジャー:それだけじゃねぇぞ!!あいつは兎にも角にも不死身だ。そして、お前のようにあいつの肉も美味いんだ!
晃司:え?そうなの?
ロジャー:世界ってのは広いんだ!海を渡って違う国や島へ行けば、あの野郎のようなクソみたいなやつがいれば、それを面白れぇと笑うやつも出て来る。それと晃司、
晃司:グランドライン?
ロジャー:ああ、こことは違う別世界のような海域でな。あそこには普通じゃありえないような不思議なもんがあるんだとよ!
晃司:普通じゃありえないもの?
ロジャー:まあ、詳しくは分からねぇんだが、とにかくスゲぇらしんだ!
晃司:へぇ~……。で、どうやって行くの?
ロジャー:どうやってって、そりゃあ、船で行くに決まってんだろ!海賊は船使って渡るのが基本だからな!
晃司:ふぅ~ん……。
レイリー:何だ?仲間の介入の誘いでもやってるのか?
と、そこにレイリーもやって来た。後ろには、トーマス、ベン、ヘンリーの3人もいた。
ロジャー:おお、レイリー!……と噂のズッコケトリオか!
トーマス:誰が
ロジャー:ああ、あの青い髪のクール女から……
トーマス:あいつか!あんにゃろーー!!(▼齒▼)=3
ヘンリー:まあまあ……。
ベン:でもたしかに晃司が海賊になったらすごいかもね。あ、そういえば、ロジャーたちってここを縄張りにしたんだよね?
ロジャー:ああ、今、ここは出来たばかりで守るもんがねぇからな。俺もここが好きだから他の奴らにやられでもしたらたまったもんじゃねぇしな!
晃司:あ!ねえねえ、トーマス。マスター・クリスティーンって知ってる?
トーマス:マスター・クリスティーン?誰だそれ?
レイリー:マスター・クリスティーン。不死身の海賊と呼ばれるほどの最強の海賊で例え天竜人でも物怖じしない女海賊なんだそうだ。
トーマス:女海賊?女が海賊をやるのか?
ロジャー:あいつはとにかくスゲぇやつなんだ!
ロジャーは晃司に話したことをトーマスたちにも話した。
トーマス:なんかそのマスター・クリスティーンってやつ晃司に似てんな……。
ベン:もしかするとその人、晃司のこと知ってるのかもしれないな。
タンダ:マスター・クリスティーンか……。懐かしいな。
晃司:あ、タンダ!それとバルサも!
タンダ:よっ!
トーマス:あ!てめぇ、ロジャーにろくでもねぇこと教えやがって……!!
バルサ:……? ああ、あれか!あれは別に普通のことを話したまでのことだ!
トーマス:ンな~に~!?(▶言◀)
ヘンリー:どうどう……
バルサに今にも飛びかかりそうなとトーマスを必死に止め、なだめるヘンリー。だが、それでもトーマスの怒りのままに、前に進もうとする。
ロジャー:ワッハッハ!お前ら仲いいな!
トーマス:ど・こ・が・だ!! (▼目▼)
レイリー:こいつら、いつもこんななのか?
ベン:う、うん、なんていうかトーマスの方がよく突っかかるって来るんだよね。その度に返り討ちに遭うんだけど……。
レイリー:つまり、ライバルってことか……。別に犬猿の仲ってわけじゃねぇんだな。
タンダ:まあ、2人の性格が水と火、あるいは氷と火なんだよな。それでなのかよくバルサの考えをよく否定するし、それがしつこくなるとバルサが短槍の柄の部分でド突いてノックアウトさせるしで……。
レイリー:そうなのか……?
タンダ:まあ、要するに素直じゃないんだよな。お互い認めてるはずなのに……
晃司:ところで、マスター・クリスティーンって人が懐かしいって言うのは……?
タンダ:ああ、そうそう!クリス……いや、マスター・クリスティーンは一回ロタ王国を救ってくれたやつなんだ。
晃司:え?そうなの?
タンダ:そして、イーハンを国王の座を就任できたのも、トルガル村を守ってくれたのもクリスなんだ。
ロジャー:ほう、クリスが?
レイリー:しかし、もし国を救ったんなら、ここはマスター・クリスティーンの縄張りなんじゃ?
タンダ:いや、縄張りにはしなかったんだ。
レイリー:しなかった?
―回想
クリスティーン:この国はまた新たな存亡の危機に襲われるだろうが、その時は必ず助っ人となるやつが現れる。
シュガ:助っ人?
クリスティーン:まあ、言わばウチの遠い親戚のようなものだ!
―回想終了
トーマス&ベン&ヘンリー:マスター・クリスティーンの遠い親戚!?
ロジャー:てことは、
バルサ:さあな。まあ、私からすると何かごまかしているように見えたがな。
ロジャー:なるほどな。ま、たしかにあいつの再生の仕方も、自分の心臓を取って食う仕草も
晃司:マスター・クリスティーンか……。で、その人は今どこに?
ロジャー:さあな。だが、俺はあいつと約束したんだ。俺が海賊として海に出て、最果ての地へと辿り着いたらとな!
晃司:ふ~ん……。
晃司はそう返事するともう一度、夜の海を眺めた。
──────────
翌日、ロジャーとレイリーはここの民や晃司を救ってくれた礼として新たな船を手に入れた。
ジョニー:海賊船としてはちょっと小さい気がするけど大丈夫か?
ロジャー:まあ、なんとかなるだろ!
レイリー:それにしても悪いな。俺たちのために何から何まで!
ジョニーたちはロジャーの船に必要な食料や衣類、航海に必要な道具などを積む作業を行っていた。
ポニー:何言ってるの!私たちは海賊じゃないけど仲間みたいなものでしょ!
ロジャー:仲間か!ししし!たしかに、そうだな!
ちなみに船のマストの上にある海賊旗はどこにでもある普通のドクロマークである。ロジャーのトレードマークである麦わら帽子をつけることを提案されたのだが、ロジャー曰く、「海賊旗は自分の名がスゲぇことになったらでいい」とのこと。
晃司:ロジャー!
ロジャー:おお、晃司か!何だ、見送りに来たのか?
晃司:うん!
ロジャー:ししし、そうか!
レイリー:ところで、今後どうするか決まったのか?
晃司:うん、ウチもいつかロジャーみたいに海に出てみたい!
ロジャー:ほう、海賊になるのか?
晃司:それはまだわからないけど、ウチもそのマスター・クリスティーンに会ってみたいし、その人に会えば、ウチのこの体のこともわかるかも知れないし!
ロジャー:そうか!
トーマス:ただ、晃司だけじゃねぇさ。その時になったら俺たちも仲間としてついていくつもりさ!
ロジャー:そうか!んじゃ、次会うときは違う海だな!ししし!
こうしてロジャーとレイリーは新たな海賊船の帆を張り、トルガル王国を出港した。トルガル王国の港には晃司やトーマス、ベン、ヘンリー、バルサ、シュガやタンダなど、大勢のトルガルの民たちが手を振って見送った。
──────────
レイリー:いいのか?晃司を仲間にしなくて?
ロジャー:いいさ!あいつは次会うときは今よりもスゲぇのになってやって来るからな!
レイリー:今より?
ロジャー:ああ、今よりももっとスゲェ、たぶんバケモンのようになって帰ってくる!!
レイリー:バケモン……か……。となると、お前を超えてくるか?
ロジャー:かもな!ま、そん時は俺も強くなってるさ!
レイリー:つまり、ライバルってことか……。フ、会うときが楽しみだな……。
ロジャー:ああ。