この素晴らしい竜巻使いに祝福や!   作:へぇへぇ

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どうも!へぇへぇと申します!
とりあえず話数だけ増やしたいなと思ってるので、時間があればどんどん載せていきたいと思います!
やっぱり情景描写って難しいですねえ
温かい目で見ていただけると助かります!


冒険者登録やってさ!

 

石造りの街中を、馬車が音を立てながら進んでいく。

 

「お、おおーっ!!」

 

さっきまで光で見えなかった目が段々見えてきたとき、目に飛び込んでくる風景に俺は思わず興奮して感嘆の声をあげた。

 

そこは、レンガの家々が立ち並ぶ、中世ヨーロッパのような街並み。

車やバイクは走っておらず、電柱もなければ電波塔もない。

 

こんな日本とはまったくの異世界でこれから生きていくんやなあ。なんか今更実感湧いてきたけど。でも楽しみ!!楽しみが勝つ!!

とにかく魔法!早く撃ってみたい!!

 

あれ、でもまずどこ行けばいいんやろ。

……あ、そーいえば女神様がなんか冒険者ギルドみたいなとこで冒険者登録するのオススメしてくれてた気する。

 

よし!じゃあギルド行くかー!

 

 

 

 

…………うん、場所知らんやん

 

 

――――

 

 

あの後近くにいた親切で優しいかっこいいお兄さんにギルドの場所を教えてもらって、俺は冒険者ギルドに来ていた。

 

「いらっしゃいませー。お仕事案内なら奥のカウンターへ、お食事なら空いてる席へどうぞー!」

 

おお、ここがギルドか!

 

そこには、街中とは全くの賑わいが広がっていた。

昼間っから酒らしきものを飲みながらガハハと笑い合っているおっさんやら、作戦会議でもしてるのか一つのテーブルで話すパーティーらしき男女などがいたが、あまり悪目立ちしそうなガラの悪そうな人は見当たらない。

 

てあれ?なんか注目浴びてる?

…あ、そっか、初めて見る顔やからか

そんな顔見られたら緊張するんですけどー!

 

……とりあえずお仕事案内の方でいいよな?

えーと、奥か。

 

ウエイトレスにぶつからないように気をつけて進むと、カウンターには少し行列ができていたので、そこへ並んだ

 

少し待った後、俺の番が回ってくる。

 

「はい、今日はどうされましたか?」

 

受付の女の人はおっとりした雰囲気の美人だった。

 

「えーと、冒険者になりたくて来たんですけど、田舎から来たばっかりで何もわからなくて…」

 

まあ日本からやけどこの世界のことはわからんから教えてもらおっと。

 

「そうですか。えっと、登録には手数料として千エリスかかりますがよろしいでしょうか?」

 

…………ん?登録手数料?

 

俺は長ズボンのポケットやらTシャツについてる胸ポケットやらを弄るが、お金らしきものは出てこなかった。

 

「あ、あの、はは。…出直してきます。」

 

え、大体こんなんってお金とかちょっとは貰えるもんじゃないん?…女神様ー?

はあ…まあしゃーないか、もしかしたら魔力量を増やしてもらった分最初のお金は貰われへんかったとか?いやないか流石に。なんでやろ。

 

俺は渋々冒険者ギルドを出て行こうとすると、いかにも輩のような酔っ払いに絡まれた。

 

「よう兄ちゃん!何しょぼくれた顔してんだあ!?はは!」

 

あー、おったわガラ悪そうな人。

どうやらさっきは見えてなかっただけみたいです。

 

「ほっといてください。お金がないから登録できないんです」

 

はあ、ほんま運悪いなあ。どーせクレーマーか!ってくらいぐちぐちネチネチ言ってくるんやろなあ

 

そう思ってた俺だったが、返ってきたのは全く逆の言葉だった。

 

「はは!そんな事だろうと思ったぜ!はいよこれ」

 

……え?

 

そう言って差し出してきた男の手には、お金らしきものが握られていた。

 

「……え?」

 

「え?じゃねーよ!困った人を助けるのが冒険者だぞ?」

 

笑いながらそう言った男にこちらを見ていた周りの冒険者もうんうんと傾く。

 

うん、ガラの悪い人なんかおらんかった。

いい人しかおらんわここ。聖人。全員神よ。

 

「え…貰っていいんですか?」

 

「おう。その代わりすぐ死んでもらっちゃ困るぜ?」

 

目の前の男はそう言って笑った。

 

わあああ泣きそうもう優しすぎるやろ!!!

 

「は、はい!ありがとうございますぅぅ!!いつかきっとこの借りは返します!!」

 

俺は頭を深々と下げながら伝える

 

「はは!いつでもいいからな!まずは安全第一だ!頑張れよ兄ちゃん!」

 

そう言って俺の背中を叩いて酒の席へ戻っていく男。いや神様。

 

これが……異世界…!

 

これから困っている人絶対助けよっと。

 

 

 

そうして神様から恵んでもらったお金でリベンジしにきた。

 

「あの、これで足りますかね…?」

 

もし足りなかった時恥ずかしいので一応聞いておく。

 

「あ、はい、千エリス丁度になります」

 

一部始終を見ていたのか、受付のお姉さんは歯切れ悪そうに答える。

 

なんかちょっと恥ずかしいな…

 

 

「それでは軽く説明をさせていただきます」

 

受付のお姉さんが丁寧に冒険者のシステムを教えてくれた。

軽くまとめると、

冒険者とはモンスターの討伐を請け負う人のことで、冒険者には職業がある事。

冒険者のカードを持っていると、経験値が貯まり、レベルを上げることができること。

レベルが上がると新しいスキルを覚えるためのポイントがもらえるので、是非頑張ってレベル上げをしてくださいね、との事。

 

なるほど。ほんまにシステムは普通の異世界ものと一緒みたいやなあ

 

「それではまずこちらの書類に身長、体重、年齢、身体的特徴等の記入をお願いします」

 

そう言って受付のお姉さんが差し出した書類に、俺は自分の特徴を書いていく。

 

身長178センチ、体重70キロ。17歳で、黒髪に黒目と。

 

「はい、結構です。それではこちらのカードに触れてください。それであなたのステータスがわかりますので、その数値に応じてなりたい職業を選んでください」

 

お、きたー!これも楽しみやねんなー!!

って言っても別に生前は釣りしかやってなかったしそんなに高くないと思うけど。

 

そう思いつつカードに触れた。

 

「はい、サイトウフウマさんですね…ありがとうございます……ってえええええっ!?なんですかこの数値!?生命力に器用度、敏捷性、幸運、どれも平均的ですが、筋力が他と比べて少し高く、まず知力が平均を大幅に超えているのもすごいんですが、何よりこの魔力!!信じられないくらい高いんですが、何者なんですかっ!?」

 

お姉さんの突然の大声にギルド内はざわめく。

 

おおっと?全体的に平均なんかい。魔力は女神様に上げてもらったから高いとして、筋力は釣りで鍛えれたんかな?知力は…毎日ツッコミして頭働かせてるから?かな。

 

んで何者なんですかって?そんなの…

 

「ただの関西人です」

 

なんかかっこつけちゃったよ。

 

「カンサイジン?…とにかく!このステータスなら上級職のアークウィザードをおすすめします!」

 

流石に異世界で関西人は知られてないですよね。ノリとツッコミで生きてる人種ですはい。

…ごめんなさい嘘です。

 

それよりアークウィザード?ってなんやろ

 

「すいません、アークウィザードというのは…?」

 

俺がそう言うと、お姉さんは我に返ったのか、あ、申し訳ございません。と謝ってからアークウィザードの説明をしてくれた。

 

どうやら魔法使いの上級職らしいです。

はいけってーい!!!ぜーったいこれ!

魔法使い!!しかも上級職!!

これしかないやろ!

 

「アークウィザードでお願いします!」

 

「はい、アークウィザードですね!…っと、では、サイトウフウマさん!冒険者ギルドへようこそ!スタッフ一同、今後の活躍を期待しています!」

 

お姉さんはそう言って、にこやかな笑みを浮かべた。

 

よっしゃー!とりあえずこれで俺も冒険者!まず魔法!!魔法!!

 

そうと決まれば簡単なクエスト受けて試し撃ちじゃー!!




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